Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

Rー50、50歳未満入場禁止。年金に頼らず楽しく仕事を続けていくためには、しっかりしたライフデザインが必要です。

R-50 ライフデザイン:「裕次郎、やめるってよ」(3)- 裕次郎登場

2024年05月12日 10時23分55秒 | 裕次郎やめるってよ
仕事始めは1月4日(木)であったが、私がいたブラック企業とは異なり、この週いっぱい休む人もいて、全員が揃ったのは翌週の9日火曜日であった。

朝礼でマネージャーから、「本日、午後、新しいエンジニアリードの裕次郎がきます」とアナウンスがあった。
(*エンジニアリードとは、エンジニア部門のリーダーあるいはマネージャのこと。犬の散歩に使うリードではない)

もちろん、裕次郎ではなくXXさんと呼んでいたが、石原ではなかった。

このチームは若い人が多いので裕次郎と聞いても特別なイメージを浮かべるものはいないが、私や50歳を超えた渡部(わたべ)にはイメージができあがっていた。

昼食から戻ったけだるい午後2時ごろ裕次郎が颯爽と現れた。

上からいこう。白髪と黒髪が混ざった遠目にはグレイに見える散髪していない長めの髪。

いかにも精力が強そうな横に広い大きめの鼻。

ズボンのベルトの上にどっぷりと乗った腹。体内脂肪率50%越え。

その重みでズボンのベルトは床と水平ではなく、前方に大きき傾いている。

その腹を支える短めの脚は太めのズボンで隠されていた。

う~ん、まるで伊良部。

石原裕次郎のイメージは皆無。むしろ奥田英朗の小説『空中ブランコ』の主人公「伊良部」だ。

「え~、今日からお世話になります伊良部、いや、裕次郎、いや、XXです。このとおり年はいっていますが、新人のつもりで・・・・・」と型通りのご挨拶。

しかも関西なまり。

イメージとかけ離れた外資っぽくない裕次郎が入ってきたと、挨拶を聴く先ほどの渡部(わたべ)が目で言っていた。



『空中ブランコ』とは、Amazonの説明より。
伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者は癒やされる名医か!?直木賞受賞、絶好調の大人気シリーズ第2弾。

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