Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(3)- 金欠病という病

2024年09月08日 10時08分24秒 | 博満やめるってよ
博満が大学講師と葬儀屋のバイトの二束のわらじを履いて3年近くなる。

大学講師の仕事の一年目は、教材作成や話す内容、授業の進め方の準備に相当時間がかかった。

以前、働いていた専門学校では「授業の準備は授業時間の十倍」と言われていた。

そのくらいやらないと良い授業にならない。

専門学校では人気のある先生の授業と人気のない先生の授業とでは、出席者数に歴然とした差が出る。

視聴率の撮れる芸人と取れない芸人のような関係だ。

そして専門学校では資格試験合格率が最終評価となる。

みんな資格に受かるためにお金を払ってきているのだ。

合格率を上げられない先生は、退場。

大学はどうだろう。

資格を取るといった目先の目標はない。

トップレベルの理系の大学ではなかったが、まじめな生徒が多く、コミュニケーション能力にやや難ありといったところ。

学生時代の自分と同じだと博満は思った。

そこで、聴くだけの授業はやめ、できるだけ参加型に。

プレゼン、チームでのディスカッションなど・・・

社会人になったときの博満のように人間関係に悩まないで済むようにしたかった。

が、それにしても収入が・・・・。

授業の準備時間も入れると経済的には成り立たない。

では、葬儀屋は?

高齢化が進み儲かるのではないかと思った葬儀屋も含めたエンディング・ビジネス業界。

確かに件数は増えているが、葬儀の規模は小さくなり家族葬が中心。

知人に聴くとまだ千葉あたりでは従来通りの地域を挙げての葬儀が行われているらしいが東京では派手な葬儀ななし。

高齢化が進みすぎて呼ぶ人がいないという。

また、葬儀を執り行う子供たちも60歳を超えており、派手な葬儀を行う経済的な力も衰えている。

葬儀屋のビジネスもネットの力で破壊されつつある。

以前は互助会にようなもので自分がなくなるときのために積み立てをしていたが、私も含めこのビジネスモデルに乗る人は今は少ない。

つまり葬儀屋に定期的に入ってくる収入がないのだ。

葬儀費用もネットでバレバレ。何百万も請求できない。

社員の給与は、私がいるビル管理業界と同じ程度。共稼ぎでないとちょっと厳しい。

中小企業診断士としては、エンディング・ビジネス業界を勉強できてよいバイトであった。

が、夜勤のバイトだけでは収入が・・・・・・

やはり、サラリーマン時代の年収に戻さないと貯金が目減りするし、そもそも倹約ができない博満。

そんなとき朝日新聞の広告欄に

「第三種電気主任技術者の資格保有者で英語堪能な人求む」の広告発見。

さて・・・・・・・


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