アイデアリズム idealism daydream

本当はヤだよ、こういうの "電子機器の簡単な組み立て"のお仕事 その44

 飛び石のような今年の大型連休(ゴールデンウィーク)も終わり慌ただしい毎日です。

っつーか、大型連休前から既に疲れてました

 最近の私は・・・というと4月になってから本社の作業場ともう一つの作業場を行ったり来たり行ったり来たり、とバタバタしています。

ツバメの巣作りみたい・・・

 本社では「はんだ槽のオペレーション」、もう一つの作業場では「LEDライトの制作」と全く違う事をしています。メインはライトの制作なのですが、はんだ槽(オートDip槽ともいう。基板の部品に対し自動的にはんだをつける機械。こんなの)を使うときだけ本社に呼ばれる・・・という形です。

「今日部品が届く"予定"ですので急いで作りましょう。納品期限は明日です」

 なに矛盾した事を言ってんだよ!! 部品が届いていないのにどうやって作るんだよ!! と心中穏やかでない私です。それでなくても業務休のあおりを受けて給料が2/3になってしまったためかなりシクハクしてイライラしてンのに、仕事がもらえたと思いきや特急便のようなものばかり。

なんかいつかミスしそう・・・

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 ミスしました。ええ。

「○○さん(私の名前)、なんか大変な事になってますよ?」
「ええっ?!・・・なんじゃこりゃ~」

 はんだ槽から出てきた基板を見てみると「はんだが上まで漬かってしまいグチャグチャ」になっていました。この基板は以前にも失敗した「通称Kシリーズ」と呼んでいるものです。"前科"があるため今度こそ万全な対策をしなくてはと慎重にオペレーションしていたハズなのに・・・。

 原因が分からないのであわてて機械を切りました。ダメになってしまった基板は合計5枚(1枚が2つに分割できるので合計10台)。上司のIさんがやってきて原因を調べてもらったところ「はんだの噴流が高すぎるため上まで漬かってしまった」とあっさり判明しました。

「何か設定をいじられましたか?」
「いいや、いじってないよ」
「うぬ・・・おかしい・・・何かがおかしい・・・」

 と言うのもこの基板はおとといもはんだ槽ではんだ付けをしていて、その時は1枚もこんな事はなかったのです。

地球温暖化の影響?
でもはんだ槽は温度管理をちゃんとしているから勝手にはんだ面が上昇するなんて・・・

「すみません・・・(確認を)見落としていました」

 と謝ったものの、あまり納得のいかない私。取りあえず「勝手にはんだ面が上昇する」原因が分かるまではんだ槽を使わない事になりました。

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「最近こういうの(ミスが)多くない?」

 と誰かがボソッと口にしていました。その言葉が胸に刺さりました。

本当はヤだよ、こういうの・・・

 私の仕事内容は「やり直しが利かなくて損害が大きい」ものが多い(はんだ槽しかり、モールドしかり、洗浄しかり)ためか緊張の連続。本当は誰かに代わってもらいたいのですが、これが私の与えられた仕事なのだから・・・と自分に言い聞かせつつ。

「○○さんってトイレ近いねぇ・・・」
「もう年なのかも知れませんね」

 と自嘲的に笑って返すものの・・・疲れます。
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