Voice

WAVEが日頃気付いたこと、
現状報告その他

新年を迎えて

2014-01-04 21:53:25 | Weblog
皆さまお正月はゆっくり過ごせましたか?今年の東京は天気が大きく崩れることもなく穏やかな正月の空模様でしたね。冬のきりっとした空気の中新年を迎えました。

この3日間は珍しく私にしては時間に余裕のある正月だったように思います。でもそんなに正月を満喫というほどのこともなくなんとなく時間が過ぎていったような気がします。

というのも弟の四十九日が4日で喪中ということもありあまり華やかにすることなくしっとりと迎えた正月、という印象です。ただこの4日という日を迎え、私の中ではようやく年が明けたような感じがします。毎年3が日のうちには自分で書き初めをするんですが、4日までその気が起きなかったものなので4日にようやく書き起こしました。

今年は例年よりも更に自分らしく「生き生きと」過ごそうと思い「生」の字を書きました。人間は生き物ですが、ただ生存し心臓を動かしているだけでは生きている、とは言えないのだと思います。何故生きているのか。それは誰にも分かりませんが自分らしく生き生きと過ごし、仕事をし、家族や友人と食事をしたり旅行をしたり空を眺めたりそれぞれ日々を楽しんで過ごすことが「生きる」ということなんじゃないかと思います。

もちろん人間は生活の中で病気になることも怪我をすることもあります。気持ちが萎えたり元気の出ないときもあるかもしれません。それでもその傷を癒しながら、それでも楽しみを胸にその人それぞれの役割を果たしながら命尽きるまで生きていくのですね。

弟が亡くなって過ごす正月はそんなことをとりとめもなく考えていた三日間でした。きっとこれからも私の考えや意見などにそれは深く深く関わって影響を及ぼしていくんだと思います。

------------------------------------------

お正月の特番でやはり気になったのは池上彰さんの「世界を見に行く」でした。シリア情勢に始まり中東情勢のおさらいと現状、問題の解説と日本ができることに至るまで短い時間の中でたくさんのメッセージと勉強になることがたくさんありました。

日本も周辺国ととてもナイーブな問題を抱えています。宗教戦争ではありませんが根深い遺恨、お互いのことをもっとよく知ろう、問題を解決しよう、という姿勢に乏しい互いの国の外交状況を重ね合わせずにはいられません。その国の問題はお互いの国民、実際の住民たちに明らかに影響を及ぼします。悲しい思いをするのは民衆です。その争いで夢を失い希望を見いだせない子供たちを生み出すような政治で良いはずがありません。

前途を夢見て、その夢半ばに死んでいく若者も世の中にはいっぱいいます。弟は事故で、ですがそれが戦争のせいでも悲劇は同じことです。でも将来に夢を見ることもできず劣悪な環境で生まれ、育つ子供たちがいることもまた悲劇なのです。私たち大人はそれをよく考えておかなければなりません。中東はもちろんですが、状況は違えど日本の若者や子供たちもまた悩みや問題を抱えている人がたくさんいます。

私はそれらをもっとよく知り、勉強する必要があると思います。

特に子供たちに良い教育や国のあり方を示すこと、大人たちの考えを伝えて育てていくこと、これが大切だと思います。物を与えたり、綺麗な服を着せたり過剰なまでに飾り立てた家を与えたりするだけでは人は育たないんだと思います。大人がよく勉強し、学ぶ姿を見せて子供に何かを伝えていく、これこそが人間が単なる生き物でなく人として生きる大きな意味の一つだと思うからです。

そのためにはまず個人一人ひとりが自分の人生を楽しく、尊厳を持って有意義に過ごすことが出来て初めて周りの世界がよく見えます。これらは複雑な心の動きが絡み合ってできている事象なんだと思いますが、それらが良い渦になるときっとこの世の中うまく動き出すんだと思います。物(金)ではなく、心が重要です。

私のように日本という恵まれた環境で生きるからそういう考えができるのかもしれませんが、とにかく今の私はそう思います。

きっと今年も私自身にも、周りの人達にも、それから日本で、あるいは様々な国でたくさんの事が起こると思います。そんな中にあってもまずは自分と家族、友人、周りの人たちの健康と幸せを願いつつ生き生きと過ごしていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿