Voice

WAVEが日頃気付いたこと、
現状報告その他

段々空が秋らしく

2013-08-29 00:19:10 | Weblog
残暑厳しい中如何お過ごしでしょうか。
ここ数日の青空が少し高くなったような気がします。日が暮れるのが早くなり、月の明かりも輝きが増してきたような。季節は確実に秋に向かっているようです。ここ数日仕事で家に引きこもりだったり、忙しく外に出ていたため季節のうつろいが早く感じられます。そんな中、実は来年のカレンダーを早くも手に入れてしまいました(笑)実は通販で購入したのですが、ここ数年手に入れ損なっていた物を今年はネットで見つけてしまったからです。それは私の大好きなフランスの画家、ラウル・デュフィの2014年カレンダーです。前は新宿の高島屋で暮れになると輸入カレンダー市みたいなのがやっていて、毎年そこで買っていたのですがおととしぐらいからそういう品揃えがなくなってしまい、ネットで探しても品切れ、街に出てあらゆるカレンダーの売り場を渡り歩いても売ってなくて、ここ最近は奈良のお寺シリーズで満足していたのですが、今年は意気込みが違いました。
今年の私のスケジュール帳の9月のページの目立つ所には「デュフィのカレンダー!」と注意書きがあるほど、今年こそは絶対手に入れようと思っていました。
先日、そのことを思い出し、なんとなくネットをうろついていたところ(まだ来年のカレンダーが売っているとは思いもしません)アマゾンで見つけてしまい、速攻で買いました。フランスから取り寄せたみたいなのですが、日本で買うよりも相場が安く、比較的早く届いたので大満足です。早速部屋の一番目立つところにおいて、今年の暮れに開けるのを今か今かと待っています(笑)

------------------------------------------------

プロとはなんだろう、と最近思います。辞書で調べてみて色々な解説がありますがある程度共通している言葉としては「専門的」「本職(職業としている)」「それによって生計を立てている」ということでした。アマチュアはその反対で職業とまではいかないぐらいの技術をもつが資格をもたない、逆に資格を持っていてもプロには技量的に及ばない人(基本的に報酬を受け取らない人)って感じです。

プロとアマを分けるのは報酬や収益の有無もありますし、それによっての自意識の高さだと思います。仕事と趣味、とも分けられると思うのです。いくら「プロ意識」をもってやっていると口先だけで言っても趣味は趣味。ボランティア精神です。責任の重さで言うと軽いと思います。もちろんボランティアとは言え重責をになっている人もいるにはいますが、実際にお金を受け取ってやる仕事と、奉仕を目的に趣味を行うのではその意識の高さは雲泥の差だと思うのです。

ただ、こうするのがプロ、こうするのがアマ、という線引きがあればそんな楽なことはないわけです。実際は職業として仕事をしているようで、中身はアマチュア以下だったりすることもあるわけです。顧客は自分の見識をより高く持ち、本当にプロかどうか見極める必要がある。
それは、ご立派な会社であるかどうかとか、顧客を多く持っているかとか、綺麗なチラシやCMをやっているかということで見極めるのであれば低レベルなお客といわざるを得ません。実際働く人たちの水準を公正な目で見ることを諦め、より簡単なものさしを頼ろうとしているわけです。

でも、ヤブ医者とかヘボ教師とか詐欺まがいの店、なんかはそんなものさしで見定めるような人をターゲットにしているんではないかと思うのです。大分前ですが、正月のおせちをさも豪華にネットで販売し、届いてみたら生ゴミみたいだった、という被害があってニュースになりましたよね。それだって同じこと。振り込め詐欺だって同じこと。騙す方が悪いのは当たり前の事ですが、騙される方はもうちょっと用心深くなったほうがいいです。

ボランティア、って聞こえは良いかもしれませんがようするに慈善事業です。余裕があるから他人を施そうとする。でも事情が変わって余裕が失くなったら?こころからその仕事をしたくてしたいんじゃなくて、「ボランティアをしている私(僕)ってえらいでしょ」「施しをしている自分は他人より身分が上」という自尊心をくすぐる行為をしている人って意外と多いんじゃないでしょうか。

例えば、シリアでは多くの難民が押し寄せていますよね。難民の認定が降りると国連の救済機関が食料や雨風をしのぐ場所を提供します。ただそれだけだと難民に「食べ物はもらえる物」ということを学習させてしまい、難民からの脱却や自立する気持ちを摘んでしまうということで難民キャンプ内では奉仕活動として自分たちのテントを組み上げるとか、仕事があるそうです。もちろん自分たちの寝床も自分たちで組み立てます。そうやって自立を促すうまい仕組みがあるそうです。

悪いボランティアって「自分たちがいないと成り立たない仕組み」を作り出すんだと思うんです。要するに依存させる。それによって与える側の優越感を生み出すわけです。でもそれって単なる独りよがり。

お金をもらうことが全てではありませんが、一つのキーワードだと思います。アルバイトして最初にお金を稼いだとき、その重みに成果を感じるとともに、社会の中で働くという実感を伴うはずです。お金をもらって働くということの重責は趣味や遊びでは得られない大切な感情です。自分が得た報酬とそれに見合うだけの仕事をしたか振り返ることだって出来ます。それはいずれ「お金をいただくからにはしっかりやらなきゃ」という責任感へとつながるのです。重ねて申し上げますがこれは一つの私の考えであって極論ではありません。

もちろん「仕事」に対して目に見える報酬というものが必ずしも対価が支払われるかというのも難しい問題です。植林の仕事をしてもその成果が見えるのは何十年、何百年後だからといって無報酬で済むかと言えば違いますしね。

とにかく、まだまだプロとして自分の仕事に磨きをかけていきたい思いを持ち続けるとともに、若いうちに自分に出来る仕事を精一杯やること、新しいことに挑戦していく気持ちや向上心を忘れないでいきたいものです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿