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あっという間に過ぎていく正月

2015-01-03 10:42:22 | Weblog
昨日は仕事の人達とお会いしたり友人とあったりしてひとしきり年始のご挨拶でした。「今年もよろしくお願いします」という言葉を使うたびにちょっと背中が伸びる感じですね。地元の武蔵野八幡宮にもお参りして、出たおみくじは「八番」の「大吉」!年明けからなんだか縁起が良くて嬉しいです。神様も私を肯定してくれているのかしら、と思うとなぜか安心感。でも何もかも神頼み、他人任せ、というのは良くないと思うので、しっかり自分のことは自分で、体調も仕事も遊びもきちんと整えてやっていこうと気持ちを新たにしました。

昨年個展のグッズの売上を寄付したエルシステマジャパンさんから年始のグリーティングカードが届きました。寄付をした人には送っているんだと思いますが心遣いがすごいなあと感心しました。また、第三者機関からの調査報告書も入っていてきちんとしているんだなと改めて思いました。その報告書には慈善活動をしている組織には一種の「熱」というのが冷めてしまって時間が経つうちにすっかりその活動が本来の目的を失ってしまっていたりすることもある。けれどもこの団体は「変わらぬこと」を続けていく姿勢が感じられる、とあります。もちろん変わらぬ姿勢を貫こうとするにはそれなりに「変化し続けていく必要性」もある。同じことをずっとやっているといずれ組織や団体は腐っていく。ある程度の変化と刺激を与え、より改善していかないと「続かない」。これはどんな組織にも言えることだな、と思いました。

その上でこの団体の特徴として「子供たちがお互いに教えあう関係」が認められるとあります。年長の子がまだ上手く楽器を弾けない子に教える。その教えられた子がほかの子にまた教える。いわば昔の地域の中での世代を超えたコミュニケーションに近いものがそこにはあると。これはとても重要なことです。

大人が子供にできることは何も物を与えたり、お金を与えたり、偉そうに説教することではなく、その子供たちが自立できるようなことを提供することだとおもいます。その子供たちが自分たちで考え、自分たちの中から何かを生み出すような考えだったり発想が出来るように見えない教育をしていく。それによって子供たちから敬われたりするかどうかはおかまいなしに。どうしても大人は「自分が育ててやったんだから、子供は自分の分身だ」「自分の言う事を聞いて当然」という考えになりがちです。実際の親子の関係においては尚の事そうでしょう。でも、子供は絶対的に違う人格を持った一人の人間なのですから、親や先生のコマでは無い。それを大人は自覚し、「次の世代の人間を自分たちが牽引しているんだ」という客観的視点に立って教育というものを考えなければならない。もちろん情や真心といったものはあるにせよ、ある面「血縁」や「つまらないしがらみ」を抜きにした広い視野で社会を考えることも大人には必要かな、と思います。その子供が大きくなったとき、「ああ、自分が子供だった時に周りの大人は振り返ってみるととても良い教育をしてくれていたんだな」と思うくらいでちょうどいいと思うんですが。

そんなことを思う正月でした。

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