なんでもルーキー

『禍福は糾える(あざなえる)縄のごとし・・』 
我が身に降りかかる災いと幸せに、一喜一憂することなく生きたい。

母校の獨協大学へ行ってきた。

2014年09月30日 | つぶやき

実家に顔を出し、おふくろとドライブに出かけた。

「柏に行こう!」と、まずは桶川北本ICから圏央道に乗った。

鶴ヶ島JCで関越道に入り、うちから最も近いPAであるが、一度も

立ち寄ったことのない三芳PA(上り)でお昼を食べることにした。

お寿司にしようか、それともお蕎麦、トマト風のスパゲティにも惹かれるなぁ~。

どれもおいしそうで悩んだ挙句、お寿司に決定。

食事の後、PA内のお店で買い物をしたり、抹茶のソフトクリームを食べたり

そうこうしているうちに、時間が思いのほか経ってしまい、ならばと行き先を

柏から、草加市にある母校の獨協大学へ変更。

練馬ICから外環道、草加ICで下車し国道4号を南下するとすぐだ。

かつては大学の周辺は、駅名「松原団地」の名のとおり団地に囲まれていた。

しかし今ではほとんどの団地は壊されて、現代的な高層マンションが立ち並び

当時を知るものとしては、隔世の感を禁じえない。

車を近隣の駐車場に停めて、私が通っていた頃には無かった東門から

校舎内へ。

ちょうど授業が終わった時刻だったのか、多くの学生が松原団地駅に向かって歩いている。

1棟があったところには、真新しい近代的な校舎が建っていた。

学生センター棟、「50tn Anniversary」。

私が通っていた時には、30thのセレモニーが行われたっけな。

そして2棟、3棟も今はなく、東棟が建っていた。

こちらは正門から見た中央棟。

ここからの眺めは変わらない。

学食、体育館があったところには、天野貞祐記念館、35周年記念館など

これまた立派な建物が建っていた。

中央棟を境にして、松原団地駅側はほとんど当時の面影はない。

だが反対側はまだ私の知る獨協大の姿がそのまんま残っている・・・。

「大学は 学問を通じての 人間形成の場である」

獨協大学初代学長、天野貞祐氏の言葉。

在学中は見向きもしなかった石碑(建学の碑)であり、今こうして目にすると

その言葉の意味が身にしみる。

大学は良くも悪くも俗世間のしがらみから切り離された、特別な場所である。

だからこそ外の誘惑に惑わされることなく、寸暇を惜しんで勉学に勤しむべきなのだが

そのモラトリアムのありがたみは、卒業して社会に出ないと気づかない。

天野貞祐記念館1階のカフェテリアで、コーヒーを飲みながら

おふくろと私の大学時代の話をした。

授業が終わって夕刻の一時を、友と談笑してのんびり過ごす学生達。

娘たちもあっという間にこの子達のようになるんだろうな・・・。

敷地内には現在では普通なのか、マックやなんとセブンイレブンもあり

記念に獨協大のロゴが入ったマグカップを購入した。

2回目の成人式を終えた今となっては、さすがに学生時代に戻りたいとは思わない。

でもたまにはこうして母校に足を運び、過去を振り返り思い出にふけったり

今の自分を見つめ直すのも良いかも・・・。