今日は大晦日。
一年の最後の日、禁酒は75日目となった。
カレンダーに×をつけてはいないが、こうして積み重ねてきた日数を数えることが一番の自信になる。
まじまじと振り返ってみると、私はやはり軽度の「アルコール中毒」だったと思うのだ。
それは毎日飲んでいたからそう思うのか?。
ならば週に2日は休肝日を作っている人は?。
週に1、2日しか飲まない人は?。
月に数回、年に数回しか飲まない人は?。
酒をたばこに置き換えてみると「中毒」の意味するところがわかるかと。
私が思うアルコール中毒とは、アルコールを摂取する頻度や日数は全く関係なく、自分で酒量を
自制できなくなった状態のことだと。
毎日ビール2本のつもりがついつい足りずに買いに走っていた私。
酒量をコントロールできていた、とは到底言えないだろう。
妻やおふくろに「飲み方酔い方がおかしい」と指摘されては、それに対して反発したり怒ったりもしていた。
妻曰く、その頃の私の顔は「怖かった・・・」と。
週の半分は酔って眠くなり、風呂にも入らず布団にも入らず居間で寝てしまっていた。
時に予定のない休日となると、朝からビールを飲み眠くなったら寝てしまい目覚めたらまた飲んだ。
もちろん朝の気だるさ、お腹の調子の悪さはほぼ毎日のこと。
それでも酒の量、飲み方は変えられなかった。
日に日に増していく飲酒への後ろめたさも輪をかけた。
そんな生活を続けているうちに肝機能の数値(γーGTP)が初めて基準値(10ー65)を超えた。
γーGTP は108。
ついに肝臓にきたか・・・。
さすがにこれにはこたえた。
お酒との付き合い方を知っていて、適度な酒量を自分でコントロールできる人、肝機能の数値も正常な人は
アル中ではないのでお酒をやめる必要はない!。
しかし私のように酒に呑まれて自制が効かなくなりかけてる人(アル中予備軍)、すでに効かなくなった人は
自分のためにも家族のためにも即座に禁酒に踏み切るべきだ。
家族に連れられ病院に行き、「あなたはアルコール依存性(アルコール中毒)ですよ」と医者に告げられて
「自分は違う!!」と否認する人は多いらしいがはたして・・・。
中毒性という意味では、禁煙(ニコチン中毒)に終わりがないように禁酒(アルコール中毒)にも終わりはない。
一杯飲んでそれがまた引き金となって、いつのまにか毎日飲んでしまう生活に戻るのが一番怖い。
新都心けやき広場のイルミネーションはきれいだったなぁ・・・(感傷的に・・・)。
振り返って自分の酔った時の醜態を思い浮かべることも、逃げずに禁酒を続ける原動力になる。
みなさん良いお年をお迎えください。
そしてくれぐれも飲みすぎにはご注意を・・・。