天皇杯4回戦。
J1リーグ17位の大宮は、J2リーグ18位の愛媛FCとの対戦になった。
この試合はそれほどマスコミにも持ち上げられることもなく、大宮としては中2日で
もっと大事な鹿島戦が控えている。
モチベーションを高く持つことの難しいゲームで、しいて言えば選手もサポにとっても
勝ってリーグ戦への浮上の足ががりにしたい・・・そういった試合だ。
天皇杯3回戦では湘南に勝ち、その勢いで浦和に挑んだがあえなく玉砕。
代表戦の中断中にやっとのこと監督が交代し、新監督のもとでの再出発。
渋谷新体制の元、練習試合とは言えいきなり明治大学に敗れている。
システムの変更や守備の構築といった面も、そう簡単に立て直せるものではない。
それでも前向きに戦っていくしかない・・・。
そして・・・もし今日愛媛に敗れると、精神的なダメージは計り知れないものがある。
大宮駅からNackスタへの往路、そんなことを考え足取りも重く感じた。
スタジアムに入ると、客足は予想通りガラガラだ。
天皇杯4回戦、平日開催、相手が愛媛FC、そして現在の大宮の置かれている現状。
諸々を勘案すると、閑散としているのは仕方がない。
「J2に落ちると、こういった風景が日常的になるんだろうな・・・。」
考えたくはないが、不覚にもそんな思いも頭をよぎった。
先に友達と来ていたおいのHちゃんと合流。
彼はホットゾーンで応援すると気合が入っている!。
気弱な私は少しばかしサイドで観戦することにした。
試合中何度も私のいるところにやってきては、「まだ今年は勝った試合をみたことがないんだ~」
とつぶやくHちゃん・・・。
(まったく子供たちに夢を与えるような試合をしろよ!)・・・心の中で憤る。
愛媛FCについてはまったく知らないが、選手の練習ユニも大宮そっくりの
オレンジ&ネイビーカラー。
こうして練習風景を見ていると、うちの選手と見間違えるほどだ。
サポのレプリカも遠目には違いがわからない。
一番似ているユニというだけでも、親近感がわく・・・。
「遠く愛媛から埼玉までありがとうございます。」四国出身者としてお礼が言いたい。
さて本題の試合はと言うと・・・。
「2-1」でアルディージャの勝利!(それだけ・・・)。
戦術的にゾーンディフェンスの4-4-2に戻したが、鹿島にどこまで機能するか・・・。
守って守ってカウンターか。
残留争いから上の段階へ抜けるために手放した作戦も、結局はここに戻るのか。
考える暇なくリーグ戦は再開だ。
まあ、今日のところは勝利を素直に喜ぼう!。
天皇杯優勝しよう!(なんてね・・・。)