音楽という食物

ジャズ系を中心に好きな音楽について

Chilly Gonzales / Solo Piano II

2015-02-04 20:13:01 | ジャズ


非常に美しいソロピアノ。

以前に「Solo Piano」も聴いていて、とても好感を持っていました。
ただしあまり情報がなく(というかズボラなのであまりつっこんで調べない)、
素性が全く分からないまま、作品の内容だけが印象に残っているということで、
自分の中では先入観なしで評価していたことになります。

無理がない。シンプル。聴きやすい。
宅録のような音質で、調律もほどほど。
一番身近に知っているピアノの音と言えます。


Keithのような、Geroge Winstonのような。
レーベルのページに上から弾いている映像が何曲か出ているのですが、
こういうの見るとあらためてピアノってきれいな楽器だな、と思う。
そして頑張れば弾けそうな気もしてくる。
ピアノの魅力を再発見する人多いのではないでしょうか。

音はとても良く鳴っています。
肩書としては「エレクトロ・ヒップホッパー、ピアニスト、プロデューサー、ソングライター」
ということで、自分でもハッとしたのがFiestの「1234」なんかも手掛けていたということで、
この人の感覚はとても共感できます。結果的に知ったことでなおさら。

理想的なピアノの世界のひとつとして大事にしていきたい作品です。



Chilly Gonzales / Solo Piano II
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01. White Keys
02. Kenaston
03. Minor Fantasy
04. Escher
05. Rideaux Lunaires
06. Nero’s Nocturne
07. Venitian Blinds
08. Evolving Doors
09. Epigram in E
10. Othello
11. Train of Thought
12. Wintermezzo
13. La Bulle
14. Papa Gavotte
15. White Litany



Chilly Gonzales-piano


2012年録音