弧考のハイパー哲学

史上最大の哲学  

偏差値因子と恐竜パターン

2012-10-21 12:34:53 | 日記
 偏差値因子があらゆる進化に関わる因子であるという仮定から、推定予測できることとは、以下のようなことです。
 一定の条件が持続していると仮定できる領域内では、偏差値因子により、その条件に適応したものが優位となるが、条件が変化したり、優位となったものの増大が条件の持続を阻害するようになれば、そのものは衰退しさらには淘汰されるパターンが生じるということです。
 繁殖・多様化・個体数増加と同時に、巨大化していった恐竜が、環境の変化で、変化前の環境に、より適応して巨大化していたものから淘汰されていったと推定できるので、このようなパターンを恐竜パターンということにします。
 また、生物学の食物連鎖からの連想で、人間社会のなかでのさまざまな個人や組織についてインセンティブ交換のつながりが連鎖してサイクルを形成している構造をインセンティブ連鎖ということにします。
 今現在のGDPという指標のもとになっている、物・もの・サービス等の価値が、個人個人のなかの情報処理ソフトウェアが変化してしてきたために、ひとによっての違いが拡大してきていると考えることができます。
 投資した金が、他人と比較して、より多く回収できることを主要なインセンティブとしているものが主体の金融経済は、資金の量に基づく多数決で、さまざまなことが決まるので、必然的に偏差値因子により、格差が拡大する。
 格差の拡大により、インセンティブが得られない人々が増加することになり、やがて人数による多数決で、求められるものとかい離してしまい、かい離状態がある程度までになると、人数による多数決が、その状態を変化させる方向に向かうようになり、金融経済は破綻する。
 私は、そのように推定予測します。
 人間個人をただ人生という枠の中で生きるだけの生物として考えていては,自殺する人や、ぴんぴんころりを望む人についてなぜそれを選ぶのかがわかりません。
 ひとそれぞれが誕生してから現時点まで、休むことなく情報処理することで形成されたそれぞれの情報処理ソフトウェアネットワークシステムが、インセンティブを期待して情報処理し、得ることが期待できると判断した行動を選択しているというように考えることである程度分かると私は考えます。
 よりわかりやすい推定予測ができるように、コストパフォーマンスという概念を拡張して、コストインセンティブ・パフォーマンスインセンティブという概念を今考えています。
 以降  後日に予定