バスケと人生の日々~陽のあたる場所へ

NBAと高校・大学・JBL・Wリーグバスケの話題中心に日々の雑感、バスケ戦術の記録、時に音楽・将棋について

マイアミヒートGM名将パット・ライリー~懐かしのキャリア

2011年12月17日 | NBAバスケ

            

 

     現在のパット・ライリーフォトをみつけて、驚きのあまり思い立った。

    私の記憶では1987-88シーズン、ヘッドコーチとしてレイカーズで4度目のチャンピオンシップ

    得てから、1990年代前半のニックス時代、90年代後半のマイアミヒート時代のH.コーチとしての

    イメージしかなかったから・・・白髪の品あるおじいちゃんになってる。

    90年代のライリーは、アルマーニ高級スーツ、端正な顔立ち、ベンチでもモデル並みのスタイルで

    一糸乱れぬ黒髪オールバック、厳しそうなイメージだった。

 

        (80年代バスパンは短パンだ。懐かしい~)

 

     彼のキャリアは、1981-82シーズン途中、レイカーズアシスタントコーチからヘッドコーチヘの昇格で

    始まった。NBA伝説のセンター、ジャバーと長身PGマジック・ジョンソンらを速攻主体のオフェンスチーム

    に仕上げ、80年代レイカーズの「ショータイム」を演出した。80年代後半からは、走力あるジェームズ・

    ウォージーを得てマジックのノールックパス、ディフェンス重視からの速攻で「ショータイム」の時代を築き

    あげて一世を風靡した。

     若きレイカーズ時代では、81-82、84-85、86-87、87-88の4度優勝を成し遂げた。

 

 

          <パトリック・ユーイング>

 

     1991年から95年まで、ニューヨーク・ニックスで指揮を執る。

    M・J率いるシカゴ・ブルズに何度も煮え湯を飲まされ、同じイースターンカンファレンスでは

    プレイオフで何度もやられた。ガードのJスタークスとかニューヨーカーらしくない荒ぶれ軍団との戦いは

    一触即発の肉弾戦が多かった印象が残っている。

 

    「いかにしてM・Jを止めるか」、他のチームが20,30点は仕方ないと半ばあきらめる中、

    ライリーは徹底してM・J対策をダブル・トリプルチームで止めに来た。時には無謀とも思えるオールコート

    プレスでジョーダンをいじめに来たりした。しかし、ことごとくM・Jに打破されて、コーチとして心底M・Jの

    凄さを認識した一人ではなかろうか。ジョーダンもニックスとの戦いは、ライリーとの戦いでもあると何度も

    発言している。緊張感ある真剣勝負が大好きなジョーダンは、きっとニックス戦でライリーが打ってくる

    M・Jディフェンスシフトを楽しみにしていたのではないだろうか。

     ヒートで「23番」を永久欠番にした背景が、きっとこの5年間の戦いにあると推測する。

 

 

       

 

     2005-06シーズン、記憶ある方が多いでしょう。シャック、モーニング、ペイトン、ウェイド

      マイアミチーム創立以来の初優勝!

     若きウェイドが、プレイオフ平均得点34.7、ファイナルMVPを得た爆発的活躍だった。

              

           <ウェイド>        <シャック>       <モーニング>

 

      1995年から2003年まで新生チーム「マイアミ・ヒート」を指揮する。

     誕生したばかりのチームをゼロから強くするということは、大変なことだ。

     ドラフトで大物新人をピックアップして、トレードで有能選手、ベテランを集めて

     着実に強いチームになっていたが、2005ー08年で復帰した1年目に、

     レイカーズ時代から数えて何と18年振り5度目のNBAチャンピオンシップであった。

      マイアミ・ヒートというチームのすべてに関わり、マイアミをビッグチームに作り上げた

     最大の功労者だ。2008年現場を引退してからは、ヒートの最高経営責任者として、

     現在のチーム作りにも深く関わっている。

 

      今シーズンもマイアミは、優勝候補筆頭に挙げられるチームだろうが、ライリーの

     NBA史上最も厳格な練習、選手へのスピーチのうまさ・叱責・檄・期待かけた鼓舞等々、

     NBA創設50周年で、リーグ史上最優秀監督10名の一人である采配を、今のマイアミメンバーで

     みたいと夢見る。

 

 

 

   


NBA話題~LACの将来とD・ハワードの未来

2011年12月16日 | NBAバスケ

             

 

      ロサンゼルス・クリッパーズに移籍の決まった話題の人「クリス・ポール

     183㎝とサイズこそ小さいものの正統派PGとして、抜群の運動能力と強力な

     リーダーシップの取れる選手。まだ26歳とこれから最高潮プレイを期待できる。

     同じロサンゼルスにホームを置くレイカーズが、何としても欲しかった選手であったのに、

     コッミショナーに却下された直後のトレード。皮肉にもすぐ隣にあるチームになるとは・・・

 

 

             

 

     このクリス・ポールと移籍で揺れてるD・ハワードのことを

    今シーズンからNBA解説デビューすることになったシャキール・オニールが

    大先輩解説者チャールズ・バークレーとともに、さっそく面白いコメントしてる。

 

    (NBA公式日本語サイトより一部抜粋)

               

    『 バークレー氏とオニール氏は現地時間15日の番組で、クリス・ポールがニューオーリンズ・ホーネッツから

     ロサンゼルス・クリッパーズにトレードなったホットな話題について、早くも意見が異なった。

     バークレー氏は、「エリック・ゴードン、アル・ファルーク・アミーヌ、クリス・ケイマン、そして1巡目指名権を

     獲得したホーネッツは、大きな犠牲を払わずにチームの将来を守った。ホーネッツにとっては素晴らしい

     トレードだった。なぜってポールじゃ勝てないからだ。だがクリッパーズはポールがいれば勝てる。

     若い才能が集まっているクリッパーズにポールというリーダーが加わった。ポールがすぐに皆を成長させる

     だろう」と発言。

      だがオニール氏は、「クリッパーズがロサンゼルスで新たトップチームになるとは思わない。

     レイカーズは常にレイカーズだ。だがクリッパーズが競争力のあるチームになったのは間違いない。

     すごく面白いゲームをして、見るのが楽しいチームになるだろう」と話した。

      また、NBAのコミッショナーについてバークレー氏は、「デイビッド・スターン氏は、ここ25年のスポーツ界で

     最高のコミッショナーだと思う。だがポールのレイカーズへのトレードを潰したのは、コミッショナーが犯した

     初めてのミスだ。何があったのか知らないが、NBAのためには良くなかったと思う」と言う。

      一方、オーランド・マジックをかつてのオニール氏のように離れようとするドワイト・ハワードについて

     オニール氏は、「ハワードはマジックの経営陣に不満があるんだろう。マジックはもう少しハワードを尊敬

     すべきだし、もっと周りに助けられる選手を揃えるべきだ」とコメント。

      それに対してバークレー氏は、「反対というわけではない。だがマジックはトレードをし、チームを良くしようと

     努力してきた。上手くはいっていないが、やってきたことは事実だ。ドワイトにはオーランドに残って欲しいし、

     見返りなしに失うわけにはいかない」と、マジックを擁護した。

      バークレー氏はまた、「ここ3年、自分はレブロン・ジェイムスがNBA最高の選手だと言ってきたが、今は違う。

     もしNBAでフランチャイズを始めるとしたら、まずハワードを核にチームを作る」とハワードが一番だと話した。 』

                                                                                                      

 

     バークリーがとてもマジでコメントしてるのに驚いた。笑)

    現役選手のときは走る冷蔵庫といわれ、歯に衣着せぬストレート(問題?)発言が結構あったのに、

    少し丸くなったような・・・D・スターンの裁定をミスと批判するところは変わらない。

    LALの新H.コーチブラウンは、たぶん一番欲しかったんだろうね。新チーム作りのために。

 

    S・オニールは写真(一番左)からみると、ちょっとスリムになってない?

    引退してダイエットに成功したのかな。「レイカーズは常にレイカーズだ」という表現が、

    元レイカーズ出身、レイカーズをよく知る人物の端的に説得力ある言葉だ。

     マジック・ジョンソンは昔と変わらずすぐわかる。年取っても少年のようだ。

 

     長年ドアマットチームと揶揄され続けたLACが、新たなトリオ結成で爆発的な若いチームに

    変貌するのか?

     今シーズン、ロサンゼルスからはホットな話題が続出しそうだ。LALホント大丈夫だろうか?

 

     WESTこの2チームに、マブス、サンダーを加えた4チーム、激戦を予感させる。

 

 

 


NBAバスケの変遷~選手のポジション変化

2011年12月15日 | NBAバスケ

        

 

 

 

    この一ヶ月、隙間見つけては2000年以降、この10年くらいのNBAの試合(主にプレイオフ一部)や

   スター選手のビッグプレイ映像などを見てきた。1990年代とは明らかに異なるタイプの選手が

   出現してたり、チームプレイ、試合運びの変化について目に付いた。

 

    まず、NBAバスケの進化の仕方に驚いている。選手個人、チームプレイの両面で

   昨シーズンの得点ランキング上位12名を挙げると、(身長・ポジション・平均得点・アシスト・リバウンド)

 

      1位 ケビン・デュラント(サンダー) 208  SF  27.7  2.7  6.8

      2位 レブロン・ジェイムス(ヒート) 203  SF  26.7  7.0  7.5

      3位 カーメロ・アンソニー(ニックス) 203  SF  25.6  2.9  7.3

      4位 ドウェイン・ウェイド(ヒート) 193  SG  25.5  4.6  6.4

      5位 コービー・ブライアント(レイカーズ) 198  SG  25.3  4.7  5.1

      6位 アマレ・スターダマイヤー(ニックス) 208  PF/C  25.3  2.6  8.2

      7位 デリック・ローズ(ブルズ) 193  PG  25.0  7.7  4.1

      8位 モンタ・エリス(ウォリアーズ) 193  PG  24.1  5.6  3.5

      9位 ケビン・マーティン(ロケッツ) 201  SG  23.5  2.5  3.2

      10位 ダーク・ノビツキー(マーベリックス) 213  PF  23.0  2.6  7.0

      11位 ドワイト・ハワード(マジック) 211  PF/C  22.9  1.4  14.1

      12位 ブレイク・グリフィン(クリッパーズ) 208  PF  22.5  3.8  12.1

 

     この個人スタッツからどんな変化が読み取れると思われるか?

 

      * フォワード選手、特にSF(3番)とPF(4番)選手が得点を量産している。

         おまけによく走れるし、トップスピードに入るのが速い。

      * 純粋なセンタープレイヤーが激減した。

      * 複数ポジションをこなせる選手が飛躍的に増加している。

 

    1990年代のNBA強豪チームには、ユーイング(ニックス)、ロビンソン(スパーズ)、オラジュワン(ロケッツ)

   オニール(マジック・レイカーズ)のように、典型的なセンターがいて、得点部門でもトップ10にからんでいた。

    PFとしては、バークリー(サンズ)、マローン(ジャズ)など上記選手ほどいなかったような・・・

    シカゴ・ブルズは特殊なチーム構成で、SGとPGのできるジョーダンに、SG・SF・PF、時としてPGまで

   こなせるピッペンのような複数ポジションを、オンザコート5人の組み合わせ次第で、相手キーになる

   プレイヤー次第で、いろいろ使いこなせる選手であった。このあたりから、マルチプレイヤー、

   オールラウンドなプレイヤーのいるチームが成績上位を占めるようになってきてる傾向もある。

    チームオフェンスも有能選手を生かすシステムが様々開発された。

    昔、ガードはPGとSGが明らかに役割分担されていたし、フォワードでSFとPFの役割も比較的

   はっきりと異なっていたものだった。

 

    センターポジションを徹底的に生かそうとするチームは激減したんじゃないか?

   しかし、バスケットにおいてインサイドの重要性は昔も今も変わりなく、現在のNBAでは、

    フォワードやガード選手のインサイドプレイ(ぺネトレイト・ドライブ)がとても進化(上達)している。

    また、PFやC選手のアウトサイドシュート(スリー)も同様に進化している。

      

    ゲーム展開の速さ、速攻からの得点もアップしてるのではなかろうか?

   それに伴い、当然ディフェンスの強度もあがり、より激しいコンタクトになっている感じがする。

 

    10年がほんと一昔前という感じで、新たな優れた選手がどんどん生まれるNBAは、

   天井知らずの、底の計れない、想像のつかない世界だ。

    いったいどこまで到達してしまうのか?

    少し見られるだけでも幸せなことだ。

    NBAの進化と共に、世界(FIBA)のバスケも引っ張られて進化している。

    日本バスケも引っ張られるように努力したい・・・ 

 

 

       

 


NBAトレードに思うこと~ビジネス優先

2011年12月14日 | NBAバスケ

              

 

 

 

      NBAの今シーズン、12月25日のクリスマス開幕に向けて、戦力補強のためのトレード話が

     続々と入ってくる。NBAブロガーの方々が実にわかりやすく示してくれているから、私の出る幕

     ではないが、とても気になる2件のトレードに関して思うことを述べる。

 

      1件目は、レイカーズのラマー・オドムについて。

     NBAのトレード話には、水面下で実に巧妙に駆け引きが展開され、1対1の関係とは限らないで

     三角(3チーム間)トレードや直接選手ではなく来年度以降のドラフト指名権、選手の契約条件等が

     絡んで、複雑怪奇な様相を呈することがある

      トレードされる選手の価値が、他の選手との等価交換でなくなってしまうケースが多い。

     今シーズン本気の戦力補強なのか、来シーズン以降の長期的戦略なのか、

     わかりづらいケースがある。

 

      連覇を狙うダラス・マーベリクスが、急転直下でレイカーズのオドムを獲得した。

     オドムは先週発覚した「レイカーズ・ホーネッツ・ロケッツ」の3チーム間トレードで交換トレード要因

     として挙げられた。クリス・ポールという大物選手を狙ったレイカーズは、コミッショナーのスターン氏に

     「戦力が集中する」として、同トレードを却下されたらしい。コミッショナー権限の裁定で成立しないことが

     あるんだ。それを知るや否や、オドムはレイカーズGMにトレードを直訴(要求)し、

     マブスを移籍第一希望としてあっという間のトレード成立だったみたいだ。

 

      コービーがウェスタンカンファレンスのライバルチームにレイカーズの貴重なシックスマンをあっさりと

     放出したことについて、公の場で球団批判したみたいで、レイカーズは今のところ、補強どころか

     マイナス要因ばかりではないか?

       それに引き換え、マブスはオドムに続き、ベテランのカーター(サンズ)も獲得し、

     ウェストやフェルナンデスの獲得にも成功したらしい。

     カーターはどんな役割でも引き受けると語っている。

      「俺の目標は、昨シーズン中に完成したチームに順応すること。自分のエゴは捨てて、

       得点にもこだわらない。チームにとって、どれだけ生産的な存在になれるかが重要。

       (チームに)これだけの力があれば、今シーズンは問題ないと思うね。」

      ちょっとこわい発言だ。そんな気がしてくる・・・マブス恐るべし。

 

 

      2件目は、ピストンズのリチャード・ハミルトンについて。

     現地時間12日に残り2年のチーム契約をバイアウトさせたらしい。つまり、あと2年の契約条件を

     3億円ちょっと引き下げて、契約を終了させる、買い取りなおして売りに出すみたいな契約をした。

     本人もチームも望んだ放出ということだろうか。

 

      ハミルトンは素晴らしい実績をピストンズで達成している。キャリア平均17.7得点。2004年の優勝に

     大貢献し、6シーズン連続でイースタンカンファレンス進出の原動力となった。ポストシーズンでは、

     平均20得点以上たたき出してるらしい。

      すでにシカゴ・ブルズが獲得に動き出し、正式に発表される見通しであるという。

     同じセントラルディビジョンで直接のライバルチームなのに・・・

     ブルズは面白くなってきた。1つのピースが足りない何かをつかむことになるのか。

     シューティングガードかスモールフォワードとして、外角の貴重な戦力になるだろう。

     なおかつ、デリック・ローズのぺネトレイトや爆発的ドライブ力をチームとして生かせる選手だろう。

 

 

      NBAに限らず、アメリカ社会のビジネスにおけるクールさというか、割り切り方には

     日本では考えにくい一面がある。個人の意思を尊重するのであるが、それを逆手にとっての

     ビジネス魂は、何より優先順位が高い価値観かもしれない。選手の自己主張も凄いのだけれど、

     それが通らなかったときの方向転換や割り切り方が半端ないと思う。

 

      己の過去に未練など全く感じさせない選手の言動に、爽快感すら覚える

     ファンに対するリップサービスもうまいしね。きっとファンも受け入れ方が早いのだろう。

     日本のどこかのサポーターみたく、球団や選手に泥試合をふっかけるような態度は見せないんだろう。

     

      まだまだ、大物トレードが突然出現するかもしれない。駆け引き、取り引きの綱引きが続く。

 

 

    


「運」の種類~天運と地運

2011年12月13日 | 日記

             

 

 

 

      「忘年会」シーズン、組織全体のものから小さな部署のものまで何回かある。

     お酒の好きな人、全く飲めない人まで同じ人間なのにどうしてこれほど大差あるのだろう。

     遺伝的要素と性格的要素と家族的要素で決まるのか・・・不思議だ。

       

      アルコールがかなりまわるとある地点で記憶を失うタイプがいる。寝ているわけでないのに

     むしろすごくはしゃいでいたのに、翌日全然覚えていないと言う。「嘘だろう」とつき詰めても、

     「いやほんとに覚えてないんだ」と言う。幸せなやつなのか、危険なやつなのか不明である。

      泣き上戸、笑い上戸、話し上戸と人の対応も様々だ。普段おとなしくて無口なタイプが

     豹変することもあるし、変わらないタイプもいる。しかし、何らかの発見があったりして、

     「飲み会」という場が人間関係の潤滑油になったりする

  

      今年はあと2回くらいある。年が明けたら仕事始めになって少し経つと、「新年会」?

     いやはや日本人は日頃のストレスを発散させる「飲み会」が好きな人種だ。

     外国では「パーティー」と言えばよいのだろうか?

 

 

      迷った時に自然といい手が指せることを、将棋では「指運(ゆびうん)がある」と言う

     運とかツキというものは、必ずあるものだろうか?

     ある方が言うには、自らの努力の積み重ねで作られた『地運』

     ほんとうに偶然に降って湧いてきたような『天運』があるらしい。

      この天運というのは自然現象に似ていて、不公平に訪れるらしい。

      ビギナーズラックというのは、まさにこの「天運」。

     何も知らなくて無欲の成せる行為から天運を引き寄せたらしい。

      勝負師といわれた人の中には、この運に気づいたり、引き寄せたりすることができるらしい。

 

      しかし、この天運には継続性がないから、真に大事な運は「地運」を意識して作る努力や工夫を

     することだという。天才棋士といわれる羽生善治氏がこんなことを言ってる。

 

      「いろいろな棋士の方々が、あえて損をしたり、人に何かをあげたり、

       役に立つことをしているのを見ると、ツキをためているように見えることがある。」

      

       創造→進化→発展→停滞→後退→破壊→再生→上昇

 

      自然界の輪廻転生になにか似ている。

 

      晴れの日もあれば、風の強い日もあり、雨の日もある。暑い季節、寒い季節、台風の季節、

     自然に対して人が思う良い、悪いは、繰り返すことで本当の良さがよく実感できるみたいだ。

      前進することだけが本当の良さではないということだろうか・・・

 

 

  


JBL途中経過とWリーグ上位4チーム戦力分析

2011年12月12日 | JBL・Wリーグ

              

 

 

 

     先週末、JBLでは総合順位に大きな変動はなかったが、3位・4位・5位に動きがあった。

    3位日立が4位パナソニックに連敗(64対68、65対69)したことで、年明けの後半戦に向けて

    上位4チームによるプレイオフ出場権への争いが混沌としてきた。

    今週末で全日程のおよそ1/2を消化することになる。

     トヨタとアイシンの2強に、日立、パナソニック、レバンガ、リンク栃木の3位・4位争いに焦点

    絞られつつある。

     アイシンはメンバー変動があっても貴美一コーチが安定していい成績を残せるチーム作りをしている。

    勝負強いし、この10年くらい、オールジャパンとJBLシーズン成績は一人勝ちしてる感じがする。

 

     12月11日現在結果

      1位 トヨタ16勝4敗 2位 アイシン16勝4敗 3位 日立12勝8敗 4位 パナソニック10勝10敗

      5位 レバンガ9勝11敗 6位 リンク栃木8勝12敗 7位 三菱電機7勝13敗 8位 東芝2勝18敗

 

 

     WJBLでは、全日本選手を輩出してる上位4チームについて、今シーズンの選手個人成績得点上位者を

    調べてみた。

       1位 JXサンフラワーズ 出場時間  得点合計 1試合平均得点

           大神 雄子     631     232     11.6

           渡嘉敷来夢     317     182     11.4

           本田 雅衣     489     213      9.7

           諏訪 裕美     490     200      9.1

           間宮 佑圭     375     194      8.8

           吉田亜沙美     622     121      5.8

           木林 稚栄     488     176      8.0

           田中 利佳     306     115      7.7

 

       2位 トヨタアンテロープス 出場時間 得点合計 1試合平均得点

           川原 麻耶     795     373     16.95

           矢野 良子     794     334     15.2

           池田 麻美     813     258     11.7

           久手堅笑美     782     215      10.24

           鈴木 一美     696     211        9.6

 

        3位 デンソーアイリス 出場時間  得点合計 1試合平均得点

           高田 真希     777     497     22.6

           藤原 有沙     774     311     14.14

           田中こずえ     487     145       6.6

 

       4位 富士通レッドウェーブ 出場時間 得点合計 1試合平均得点

           篠原  恵     578     291     13.23

           山本 千夏     593     224     10.7

           名木 洋子     511     215       9.8

           鈴木あゆみ    451     169       7.7

 

     まず、各4チームの出場時間には、大きな開きがある。JXは、駒が豊富で交替選手が多いことが

    一目瞭然。逆に、トヨタはほとんど毎試合交代なしで、スタメン5人で戦っている。

     もちろん、個人得点だけで選手を評価するわけではなく、この数字には表れない評価要素の方が

    多いと思うが、各チームの核になる選手はだいたいわかる

 

     全日本女子代表チーム選手再選考は、ひょっとすると世界最終予選用にあるかもしれない?

    是非、若い世代の力は活用してもらいたいが、他にも経験豊富でいい選手がたくさんいる

     フィジカルの強い選手、精神がタフな選手、プレッシャーに強い選手などハードゲームに適する

    側面も考慮されるのか・・・

     シーズン中ではあるが、着々と確実に準備を進めていただきたい

 

 

    


速報全日本女子 第2回 FIBA U-16アジア選手権~全勝「優勝」

2011年12月11日 | 全日本バスケ

           

 

 

 

      先程、速報が入った。いやはや凄いです。

     12月4日から11日まで、中国で開催された第2回FIBA ASIA女子 U-16大会

     全日本女子がぶっちぎりの全勝優勝を果たした。

      この結果、来年8月に第2回U-17世界大会出場が決まった。アジアからはもう一つ

     2位韓国も出場。

 

         アジアレベルⅠ予選ラウンド

        12/4             日本 ○   92対87 × 中国   

             5             日本 ○   94対45 × インド

             6             日本 ○ 107対77 × 台湾    

                   7             日本 ○ 102対27 × フィリピン

            8             日本 ○   83対67 × 韓国

                  10 準決勝 日本 ○   84対55 × 台湾  韓国 ○ 79対78 × 中国

            11 決勝   日本 ○ 102対56 × 韓国 

      

      日本は、予選ラウンド初戦だけ中国と競ったものの、第2戦からはしり上がりに調子上げ

     決勝は全員出場、ほぼ全員得点の完勝だった。強すぎ。

      選手の皆さん、スタッフの皆さん、おめでとうございます。お疲れ様でした。

 

       ヘッドコーチ 林(足羽高校) 

       アシスタントコーチ 鈴木(昭和学院)、遠香(東京成徳中)、萩原美樹子(JX)

       #4 中村(柴田女子)   #5 畠中(大阪薫英)    #6 馬瓜(桜花)

       #7 永井(足羽)      #8 山田(桜花)       #9 酒井(桜花)

       #10 宮崎(聖カタリナ) #11 萩尾(桜花)       #12 井澗(桜花)

       #13 赤穂(昭和学院中) #14 三木(駒沢女子中) #15 田中(日野第一中)

      

      準決勝もう一カードは、韓国が中国に1点差の逆転勝ちだったみたいである。

     何か女子の世代は確実につながったものを感じる。世界へ向けて。

     これはきっと偶然じゃない。来年の6月までいろんな意味で注目、応援しよう!

 

 

     


練習再開~バスケIQと「心技体」

2011年12月11日 | バスケ全般

             

 

 

 

      冷たい雨の日から冬晴れ風のない穏やかな日曜となった。

     民間は年末決算に追われ、学校は成績処理に追われる。

     受験生は死にもの狂いのラストスパートだ。

      余裕のある人、ない人、明暗がくっきり分かれる月である。

     年末年始を海外で過ごす人、何万人? 何十万人?

     平成の時代は、熱狂的なバブル期に始まり、泡が弾けても浮世の夢が覚めないような、

     小市民の中でもポツポツと起きているような錯覚に陥る。

 

      忙しくて余裕のないときほど、その忙しさを与えてくれた環境に感謝することにしている。

     周りを見渡して、あんな楽してる人、何もしない人がいるじゃないかと思ったのは

     30代半ば頃まで。もう一切周りの人と比較することがなくなった。

     休日もいろんなこと犠牲にしてるようで、犠牲にしていない、大切なもの授かって

     生かしてくれてるんだと気づくのに時間がかかった。人生は夢じゃない、まぼろしでもないが。

     悩みながらもひたむきに頑張ろうとする集団の中にいることが、自分の弱さ・強さを教えてくれる。

 

      練習再開。冬場は夏場と違って息の上がりが少ない。よく走れるし回復も早い

     一番苦しい夏を乗り越えてきたからかもしれないが、頭も使えるようにしなくてはいけない。

     この12月から2月までの3ヶ月は、バスケットIQを高める最も大切な時期だ。

     これからのチームプレイは、今までの「声」から「アイコンタクト」、相手の狙いを察知する「目」を

     鍛え上げたチームが伸びていく。基本技術が修得できている裏づけあってこそではあるが・・・

      頭を使うことに囚われ過ぎてもよくない。互角の競り合いから抜け出すのは、得てして

     技術よりハートであったり、体力であったりする。走る、体を張るといった単純動作を怠らないで

     これまでやってきたことの繰り返しも必要。これもなんか螺旋階段を登る要領と同じようだ。

 

      スポーツの中でよく耳にする「心・技・体」一番大切な順にならべなさいと言われたら?

     指導者によって、競技の種類によって様々かもしれない。

     この3つはどれも欠くことのできない大切な要素である。

     三位一体というのが理想であろうが、あえて順番つけるとしたら?

 

      人間すべての行動や意思を決定する『心』が、何よりも大切な最優先事項だと思っている。

     アマ、プロ問わず。大切な3つの木「やる気・根気・負けん気」?とか言う人もいる。

     また、「気配り」とか「目配り」とかにたとえる人もいる。要は「心」の使い方の大切さを強調したい

     出発点になると表現したものであろう。

      次に、健康で強い『体』があってこそ、卓越した『技』術の習得が可能だろうと考える。

     よって、『心』→『体』→『技』ということになる。このサイクルと連鎖の繰り返し

 

      現代の時代は、技術革新に象徴されるように「技」が優先されて

     追っかけてはいないだろうか?

      スポーツに限ったことではなく、いつも忘れることなく『心』から出発したい。

     そして、『心』で終着したい。

 

 

  


WJBLチームと全日本女子代表選手~信頼できぬ日本協会

2011年12月10日 | JBL・Wリーグ

                

 

 

 

     WJBLリーグは、2月までの全28試合で8チーム中上位4チームが3月のプレイオフへと進む。

    今日で21ゲーム消化したから、3/4日程を終えたことになる。

 

                                 平均得点   平均失点     FG%   3ポイント成功本数(1試合)

    1位 JXサンフラワーズ18勝3敗    74.8     63.1     46.8    3.24

    2位 トヨタ17勝4敗           68.1     60.7     43.3    6.81

    3位 デンソー13勝8敗        65.6     61.6     40.7    4.52

    4位 富士通13勝8敗          65.8     58.0     42.5    6.52

    5位 三菱電機9勝12敗         64.2     67.7     39.9    6.57

    6位 シャンソン8勝13敗       60.9       63.1     39.1    5.71

    7位 新潟アルビレックス4勝17敗  

    8位 アイシン2勝19敗

 

     平均得点が多い順に順位が並んでいる。JXの得点能力が抜きんでているが、これは

    3ポイントシュートに頼らないで、渡嘉敷(192㎝)、諏訪(183)、間宮(184)らの

    C・CF陣インサイドプレイと大神・吉田のドライブやミドルがフィールドゴール成功率(FG%)の高さ

    に表れている。

     それとは対照的に、トヨタと富士通は、外角シュートを武器にチームディフェンスを頑張って

    失点を抑えていることがわかる。トヨタは全日本選手が久手堅一人であるにもかかわらず、

    丁コーチが素晴らしいディフェンス・オフェンスのチームを作り上げている。

 

     <オリンピックアジア予選全日本女子選手(12名)>

     JX(4名) → G 大神、G 吉田、CF 渡嘉敷、CF 間宮   トヨタ(1名) → G 久手堅

     デンソー(2名) → C 高田、G 大庭   富士通(3名) → F 名木、CF 三谷、C 木村

     中国リーグ所属 → F 石川 、 F 長岡(札幌山の手3年)

     

     8月下旬のオリンピック予選アジア大会で1位中国だけが確定し、2位韓国と3位日本は、

    来年6月下旬から始まる世界最終予選にまわった。

     各5大陸予選で7チームがすでにオリンピック出場権を得て、残り出場枠5つを争い、

    日本・韓国を含めた12チームが予選ラウンドから決勝ラウンドを戦う。この世界最終予選の

    組み合わせは、まだ行われていない?からわからない。

 

      全日本女子新コーチ陣   ヘッドコーチ : 内海(JX)

                       アシスタントコーチ : 丁(トヨタ)、小嶋(デンソー)

 

     まさか、上記12名からメンバーが3,4人入れ替わることあるのだろうか?

    中川前監督が将来を見据えて、18~24歳までの若手逸材を6名も育成してきたのに・・・

    まさか、JX・トヨタ・デンソーの連合軍みたいな選考にならないよね。

     8月下旬のアジア大会からもう4か月経とうとしてる今になって解任だからね。

    中川氏はTV局取材インタビューで、苦悩した表情で落胆した感じで、

      「日本協会から辞任せよと言われて、辞任というのは自分の非を認めることで

           僕は今後の手ごたえを感じていたから辞任というわけにはいかないと協会に

         答えた。」 その結果、一方的な解任通告ということになった。

         中川氏の言うとおりじゃないか。少なくとも世間の評価は、惜しかった、もう少しだ、と

    世界最終予選に繋がる内容だったと判断してる。

     何十年もの間、Wリーグ、世界選手権、アトランタ五輪などで国内トップレベルの実績を

    築きあげた功労者に、「あなたの指導では、世界最終予選を勝ち抜けません」と

    こんな時期になってよく言うね、日本協会は。

     この4、5年にわたる日本協会の内部権力闘争、内紛、分裂騒動には、バスケ関係者は

    辟易としている。ほんとうに残念だけど、

    「トップがおバカだから日本のバスケに未来はないよ」とささやかれてしまう。

 

     全日本女子候補選手はU-16から二十代まで、世界で通用する選手が多い

    もうトップのゴタゴタはやめにしてほしい。一度熟考して選んだ指導者には、

    トカゲのしっぽ切りみたいな扱いをしないで、信頼して我慢して現場を任せ切ってくれないだろうか。

    下手な口出しや陰口や批判をする奴が協会幹部に多すぎるのだろうか?

 

      中川さん、お疲れ様でした。中川さんを信頼して夢を託した女子バスケファンはたくさんいます。

    今後は若手の成長を楽しみに見守ってあげてください

 

 

  


全日本女子監督交代劇~その理由は?

2011年12月09日 | 全日本バスケ

                  

 

 

 

      一昨日、唐突にさらりと全日本女子代表チームの監督交代ニュースが出た。

     「えっ!何なのそれ・・・」と思われた方が多いのではないだろうか。

     「どうしてこんな時期に?」と。

 

      この数年、中川氏がヘッドとしてロンドン五輪へ向けて計画的に選手選考、強化を図ってきた。

     9月のアジア予選をみても、中国・韓国に敗れはしたものの、内容的にはステップアップ

     してる印象を持っただけに、何が原因で交代劇なのか正直わからない。

      1stラウンドアジア予選枠は「1」である。全出場枠は「12」、各大陸予選枠は「1から3」で

       まだ7チームしか決まっていない。来年6月の最終予選で上位5チームが決まる。

       全日本女子の力からすると、最終予選に臨めて(アジア3位)順当だと思うのだけれど・・・

 

      3月までWリーグを戦い抜いている内海氏、丁氏、小嶋氏に予定外の負担をかける

     意味合いがわからない。

       中川氏に何の問題があったのだろう?

      何の発表もないからちょっと想像がつかない。代表メンバーの半数(6名)を若手発掘して、

     アジア断トツ力あると目された中国に十数点差まで喰らいつき、韓国には先行して

     勝てる勝負になるところを落としてしまったものの、中川氏の手腕をかっていたのだが・・・

     残念だ。全日本女子今後の課題も、選手、コーチともピタリ共通認識してる感じであるように

     見えたのだが。

        

      ちょっとギャンブルじゃないのかな。準備期間はあと半年ちょっとだよ。

     全日本レベルで新しいシステムを導入するには、時間が大丈夫だろうか?

     Wリーグ首位・2位のヘッドコーチだから、選手の特徴やプレイはよく把握してるだろうけど、

      選手選考からやり直すのか?

      日本協会はこの件に関して、もう少し説明責任を果たしてもらいたい

        返す返す残念な事態になってしまった。

        それでも全日本女子を思い切り応援したい。

 

            PS 内海、なったからには命懸けた大勝負してくれよ。結果がすべてだ。それしかない。

          頼るんじゃないぞ。魂を注入してくれ。技術じゃないぞ。 

 

 

 

     


遠い記憶~記憶の過程・種類について

2011年12月08日 | 日記

    

 

 

 

     いつの頃からだろうか、小学校くらいまでのことが思い出せなくなった。

    数年前、高校の同級生10人くらい何十年ぶりに集まって飲み会をやった時のこと、

    高校時代の話は結構覚えていて花が咲くんだけど、小学校の時の記憶がみな様々

    よく思い出せない。ああでもない、こうでもないと首をかしげる。

 

     「記憶」というものは、それが作られる過程や種類や時間が意識的にも、無意識的にも

    作用して、自分でもよくわからない不思議な引き出しが脳の中に作られているんだろう

    脳の深いところ「海馬」という小さな脳組織にその引き出しがあるらしい。

 

     意識的にその引き出しを見つけられなくても、人の持つ五感が蘇らせてくれる時がある。

    視覚的な風景であったり、嗅覚的なにおいであったり、特徴的な音であったり、

    独特な肌触りであったりする。

 

     記憶の過程は、たぶん根本的にはデジタル世界の過程と一緒なんだろうな。

      「登録→貯蔵(保持)→検索・再生」

     このサイクルに時間的な長さが加わり、記憶の種類を分類しているんだろう。

    日常生活の記憶、意味や知識の記憶は、意識上のほとんどを占めている記憶では

    ないだろうか。

     あと、車の運転、パソコンの操作みたいに技能的な記憶と運動における身体的な記憶

    あるだろう。

 

     無意識上の記憶もあるかもしれない。理由わからないが何だか嫌だとか嬉しいという経験は

    ないだろうか。情緒的な記憶なのかもしれない。自分が気付かないところでいつの間にか行動

    してた経験ないでしょうか。どうしてあんなことしてしまったのだろう・・・と。

 

     人間はいくら進化しても自然のごく一部である。人類科学がどれほど発展しようが、

    わからない自然の方が圧倒的に多いはずだ。人間自身の体についても。

     もうそろそろいいんじゃないの、と思うことがたくさんある。それ以上解明してどうするのだろう?

    神秘のベールは無限にあるだろうから、自然に沿ったあり方をした方がいいよと思う。

    知ってしまったから不幸になるかもしれない落とし穴があちこちに出来てしまわないだろうか?

     

     思い出せないことは、無理して思い出せなくてもよい。

      忘れること(忘却)ができるからまた新たなことが覚えられる

     不思議だなと思っていればいい。

       命懸けるほど頑張ったことは自然に忘れない

     忘れてしまったことは、たぶんどうでもよかったことなんだ

 

 

    


NBA2011-2012シーズン予想あれこれ~注目したい8チーム

2011年12月07日 | NBAバスケ

            

 

 

 

      この数日、NBA関係のニュースを調べてみたり、昨シーズンのプレイオフ総集編映像を

     チェックしたりして、やっぱりNBAは凄すぎと改めて実感。

      人間技とは思えないモンスター集団だ

      開幕が2ヶ月近く遅れたことで、気持ちの上でかえって特別な準備や期待感が生まれている。

     このブログを始めなかったら、いろいろな方のブログを見ることもほとんどなかっただろうし、

     ある種の刺激を受けて、「よし今シーズンはNBAバスケからいろんなこと学ぶ機会にしよう」と

     考えている。

 

      おそらく、優勝に絡むであろう7チーム、+1チームの8チームについて雑ぱくに述べる。

       【世間注目の7チーム】

     EAST  マイアミ・ヒート  シカゴ・ブルズ  ボストン・セルティックス  (オーランド・マジック)

     WEST  ロサンゼルス・レイカーズ  ダラス・マーベリックス  オクラホマシティ・サンダー

            サンアントニオ・スパーズ  (デンバー・ナゲッツ)

       <個人的注目チーム>  ミネソタ・ティンバーウルブズ

 

      イースタンカンファレンスは、上記3チームがやはり抜けた力がある。

     みなさんご存知のスーパースター選手はじめ、バックアップ選手もよい。

     昨シーズンカンファレンスファイナルは、ヒートVSブルズ4勝1敗→ヒートファイナルへ。

      ブルズ5試合ともペースを握り十分戦える展開だったが、終盤4Q勝負どころでビッグ3に

     やられた感じがする。

      マイアミのビッグ3(レブロン・ウェイド・ボッシュ)は確かに凄いんだけど、

     この3人がチームオフェンスとしてポジションをかぶらないで真に機能してるのか?

     という印象を持った。まだまだ個の力で1対1突破して得点をするように見える。

     ブルズとのプレイオフ4Q終盤、レブロンの1・2番ポジションとも思えるプレイは、

     結果うまくアウトサイドシュート決めたからOKなんだろうけど、ファイナルでは裏目に出たね。

     スコアリングリーダーであるレブロン次第にならない部分もチャンピオンチームになるためには

     必要かもしれない。ウェイドのドライブ攻撃、ボッシュのミドルシュートは確実さがあった。

     まぁそれでもレブロンの規格外、常識外プレイの良し悪しは、我々凡人には理解不能なところが

     あるのだろう。野性味あふれるギラギラとした目、吠えるような威圧感、おそろしい選手だ。

      シカゴは、マイアミを突破しないとファイナルには進めないのか・・・

     シカゴのデリック・ローズは内面の激しさをあまり表に出さない。昔のピッペンみたいな雰囲気がする。

     クールでクレバーなところがまた魅力なわけだけど、ブルズがこの規格外のチームを倒すためには

     +α何か必要なのだろう。それがチーム戦術なのか、ファイティングスピリッツみたいなものなのか、

     なんともうまくいえないが・・・

 

     

      ウェスタンカンファレンスは、上記4チームが好成績を残した。レギュラーシーズンで

     61勝も挙げたスパーズは、終盤戦不調に陥り(最後10試合を4勝6敗)、WEST第1シードの

     チームが第8シードグリズリーズにまさかの2勝4敗で敗退。シーズン最終戦、主力の一人

     「ジノビリー」の負傷がこれほどにチームを狂わすとは・・・4度の優勝立役者ベテランエース

     「ダンカン」は今シーズンラストになるかもしれないと変な噂が流れてる

     ポポビッチは、まだ現場のH.コーチしてたんだ。当初のころは悪評高かったけど・・・

 

      マーベリックスに関しては、今シーズン周囲予想から「連覇」はないだろうと見られている。

     優勝立役者主力の「ノビツキー・テリー・キッド」の3人が30代ベテランということもあり疑問視されている。

     マブス史上初の優勝だったのだが、サラリーキャップに余裕がないため、新戦力を補強できない見通し。

     優勝チームがこんな扱われ方されるのもNBAの一面。怪我さえなければ、経験深いベテランチームは

     簡単に崩れないし、今年もマブスは安定して強いと思うな。

 

      WESTで注目したいのは、レイカーズとサンダー

     レイカーズも30代のベテラン選手が多い。プレイオフ2ndラウンドでダラスにまさかのスイープ(4連敗)

     されて、スリーピート(3連覇)の夢が砕け散った。

     長期戦となった労使交渉の選手会長を務めたフィッシャーは37歳。補強契約できるFA選手も総年棒額

     に余裕がないため可能性がない。

      過密スケジュールの今シーズン、新H.コーチの新たなシステム構築の下で時間のない中、

      どこまでチームが機能して成績を残せるのか、不安材料は多い

      悲観的な見方をすると、フィル・ジャクソンの選手掌握術の偉大さがかえって証明されることに

     ならなければよいが・・・ブラウンはNBA初のH.コーチとして、レブロンをピックアップしたキャブスで

     低迷していたチームを見事に立て直した。年間60勝以上を2年連続成し遂げたが、プレイオフで

     結果出せなかった。しかも、エースレブロンとの確執からか?解雇に至った。

     レイカーズにはコービーはじめ、火種になりかねない選手が複数いる。まだ41歳という若さも気になる。

      とにかく、実績あるタレントベテラン集団を自在に操縦できるのだろうか?  

 

      それに引き換え、サンダーは未来を感じさせるチームだ。若きスーパースター得点王Kデュラントを

     はじめ、成長著しいラッセル、ウェストブルックの得点力にゲームメイク、伸びそうなベンチ陣の

     バックアップも期待できる。WESTでは一番楽しみなチームかもしれない。

       手足が異常に長く、長身でありながら(瞬発力はさほど感じないが)

            やわらかいオールラウンドのプレイをみせてくれるKデュラント

            レブロンとは対極にある(今シーズンもきっと彼と得点王争いをするだろう)素晴らしい選手

           しなやかでスマートな典型選手、一度必見でござる。

      今年も20代前半でスーパーな選手へと急成長する選手が現れそうだ。     

 

 

      最後に番外編であるが、昨シーズン全チーム中最下位に終わったウルブズについて。

      リバウンド王のケビン・ラブに、スペインから話題のリッキー・ルビオがNBA初挑戦

           ドラフト1巡目全体2位で指名した有望な若手と小柄な天才少年と言われたルビオがPGとして、

      新生ウルブズを再生できるのだろうか?

      スペインリーグで活躍した少年のようなルビオがNBAで通用するのか?

     チームが厳しい状況に変わりないが、ルビオのNBAプレイ振りを見てみたい。

 

 

    


大注目の開幕カード「ブルズVSレイカーズ」~個人的な見方・楽しみ方、注目チーム

2011年12月06日 | NBAバスケ

          

 

 

 

      NBA2011-12シーズンの開幕が12月25日(現地時間)、開幕戦5試合のカードも

     発表された。

      開幕が遅れてファンをヤキモキさせた分、せめてもの粋な計らいをしてくれる。

     ファンを一刻も早く引き戻すためのショービジネス魂は、やはり世界一だ

      次の2試合に注目したい。

     マイアミ・ヒートVSダラス・マーベリックス  シカゴ・ブルズVSロサンゼルス・レイカーズ

      

      世間的には、昨年ファイナル再現であるヒートVSマーベリックスの方が注目度高いのかな。

     マイアミの最強ビッグ3と言われる「ジェイムス・ウェイド・ボッシュ」の結成2年目を観て見たい

     というのはもちろんわかる。ダラスは渋くて玄人受けするチームだし・・・

 

      NBA一つの見方として、プレイオフに出られそうな1つのチームをひたすら追っかけてみる

     というやり方がある。そうするとプレイオフの頃には何となく全体が見えてくる。

     自分好みのプレイをしてくれる選手が所属するチームという人も結構多いと思う。

     私はそこに、ヘッドコーチの采配ぶりも気になるところで、レイカーズの新H.コーチ

     「マイク・ブラウン」はどうやってレイカーズを指揮取るのか注目したい

      大物コーチ「フィルジャクソン」が引退して、よく言えば「個性強い」悪く言えば「超わがまま」な

     エゴ強烈な選手たちをどうやってまとめていくのか。選手の能力・タレントはトップレベルなだけに

     興味が尽きない。

 

      私は、90年代にV6という偉業を達成したシカゴ・ブルズを追っかけてみる。

     神様M・Jが引退して十数年、つらいシーズンを繰り返したことでしょう。

     昨シーズンNBA最高勝率62勝20敗にはホント驚いた。フルシーズン82試合で60勝以上

     というのは、昔から1シーズンで数チームしか達成できない数字だ。チームとしての実力は

     確実に高いものになってきている。

 

      地元シカゴ出身のスーパースター「デリック・ローズ」が一人でいくら頑張っても達成できる数字

     ではない。90年代のチームとはまるで異なるチームだけど。あの頃のシカゴを支えたピッペン、

     ロッドマン、クーコッチ、古くはパクソン、グラントのような脇を強くサポートする選手が必要不可欠。

      昨シーズンのシカゴは、「カルロス・ブーザー、ルオル・デン、ジェアキム・ノア」の3人が特に

     チームを支えた。あとは、シーズンの戦い方とプレイオフの戦い方のスイッチの入れ方、経験を

     今シーズンに生かしてほしい。

 

      昨シーズン50勝以上挙げたチームは、

     イースタンカンファレンス

      ブルズ(62勝) ヒート(58勝) セルティックス(56勝) マジック(52勝)

     ウェスタンカンファレンス

      スパーズ(61勝) レイカーズ(57勝) マーベリックス(57勝) サンダー(55勝) 

      ナゲッツ(50勝)

 

     以上の9チームが、やはり今シーズンも力あるチームでしょう。スーパーな大物トレードがない限り。

     注目したい選手たちについては、また次の機会に。

 

 

   


2011東京都男子バスケ新人本大会~Dブロックのゆくえ

2011年12月05日 | 高校バスケ

           

 

 

 

      東京は人口が多い。あたりまえだが中学、高校数もそれに比例して多い。

     高校男子でバスケット公式戦参加校は、都立が200校弱、私立が100校強ぐらい

     だろうか。他県の平均的参加校の3~4倍くらいあるのだろうか?

      前にも触れたが、この数年、東京トップレベルの中学生が地方強豪校へ出ている。

     その反対に、関東エリアや他県選抜レベルの中学生を八王子・京北の2チームは、

     獲得に成功している。

 

      昨年・一昨年の都新人本大会ベスト8は次の通り。

      2010年度 優勝 八王子  準優勝京北  3位 実践  4位 保善

            5位 久我山  6位 足立学園  7位 都城東  8位 日本学園

      2009年度 優勝 京北  準優勝 八王子  3位世田谷学園  4位 久我山

            5位 都城東  6位 早実  7位 明星  8位 専修大附

 

      2月に行われる関東新人大会の東京代表2チームは、京北と八王子が続く。

     関東大会都予選、インターハイ都予選でも、この2チームが結局優勝を争う状況である。

     3位のポジションには久我山という印象が強いが、4位以降ベスト16シードまでは、

     その年の戦力や組合せ次第で大幅な変動が起こり易い状況である

      今年の新人本大会もこのパターンにはまるような気がする。京北・八王子にしても

     この新人戦は、絶対的エースが少ない。そんな簡単には優勝争いに臨めないだろう。

 

      東京都男子新人本大会、最後のDブロックについて述べる。

      Dブロック2回戦(ベスト16決定戦)

       足立学園VS芝  (都文京対都野津田の勝者)VS都城東 →ここからベスト8一校

       日本学園VS(駒大対保善の勝者)  都本所VS八王子   → 同上

 

      個人的な興味は、16決定戦で保善が勝ち上がった場合の日本学園戦と

     足立学園と都城東が勝ち上がった場合のベスト8決定戦の2カードである。

     もちろん、その前のカードで勝ち上がることが大前提である。

      もともとベスト16から32常連だった足立学園は、昨年度久しぶりのベスト8返り咲きを

     果たしたが、新チームはどうなんでしょうか?あまりよい評判は聞きませんが・・・

      逆に、都城東は支部大会で保善・豊山に苦戦しながらも優勝、

       (少しぶっちぎりの優勝を予想してたが)評判のよさを耳にする。

      そんなわけで、このDブロックもAブロックに似たような予想が立つ。

       Dブロック決勝は「八王子VS都城東」と勝手予想

 

      激戦・混戦で予想困難なB・Cブロック、予想の効きやすいA・Dブロック

       Aブロック注目チーム → 京北・都駒場・豊山・専修大附

       Bブロック注目チーム → 久我山・早実・世田谷学園・明星・帝京

       Cブロック注目チーム → 実践・菅生・都高島・都石神井・成立

       Dブロック注目チーム → 八王子・足立学園・都城東・都文京・日本学園・保善

 

      勝負は下駄を履くまでわかりませんが・・・

 

  

  


大型書店渡り歩き~対談本と人生訓本のはやり

2011年12月04日 | 日記

            

 

 

 

      今日は朝からほんとうに気持ちのよい天気、初冬の雲ひとつないブルースカイ。

     風が少しあるが冷たくなくちょうどよい。買い物日和だ。

      テスト期間で久しぶりの休日、バスケのことは忘れて読みたい本を買うか立ち読みで済ますか

     これから大型書店へ出かける。

 

      出版業界もIT革命のあおりを受けて、変革の変わり目にさしかかっている。

     電子本という厄介な代物に変わってゆくのか、共存していくのか、大きな問題だ。

    

      本の中身も売れ線、はやりが時代を象徴するかのように変化している。

     漫画・雑誌の類は売り上げを伸ばし、一部の流行作家やマスコミで人気を博した研究家?

     専門家?の新刊や新書版がよく売れるみたいだ。

     

       本や音楽CDを購入する際は、熟考を重ねての末、「えィ!」と少し勇気が必要。

     どうしてこんなケチになってるんだ?と思うときがしばしば。

     誰でもその気になれば本を出せる時代だ。溢れ過ぎた本の中から、買う人にとって

     本当に価値のあるものだけを購入したい。だから慎重になる。

      音楽CDだって、義理じゃ買いたくない。購入して今ひとつ繰り返し聴けないときは

     がっかりする。

 

      つい最近発刊された2冊の対談本を購入するつもり。

      「小澤征爾×村上春樹対談『小沢征爾さんと、音楽について話をする』」

      「桜井章一×羽生善治対談『運を超えた本当の強さ、自分を研ぎ澄ます56の法則』

 

      小澤さん、村上さんについては超有名人であるから下手な説明はしません。

     昨日少し立ち読みしたレベルでは、1冊目は絶対に買いたいものだった。あえて一呼吸。

      2冊目のは、どうでしょうか?

     天下の将棋棋士「羽生善治」さんが、麻雀世界の怪しげな裏社会から表社会に出てきた

     伝説の人物「桜井章一」さんと何を語ることがあるのか?

      羽生さんの冒険心というか懐の深さ、探究心・好奇心の深さを感じる。

     ただ、対談本なのにどうして共著になってないのか?

     羽生さんが聴き手みたいで、桜井さんがお答えするみたいな形式になってる。

     日本将棋連盟かどこかから制限でも入ったのか?(勝手な憶測)

      桜井さんという人は、実に不思議な方だ。羽生さんや小澤さんや村上さんは、

     明らかに世の多くの人がその実績を賞賛し、その分野において本物にふさわしい人である。

     桜井さんはご自分も仰るとおり「ただの雀荘のオヤジ」だ。

     専門分野で何かを成し遂げた人ではない。

        裏社会での強烈な人生経験から人生の様々なことを俯瞰してるようであるが・・・

              「表と裏」異色の二人ということで読んでみたい