卒業シーズンである。
毎年、この時期になると胸の詰まる別れがあり新たな道へと旅立つ若者を送り出す。
特に、バスケ部で苦楽をともにした部員たちには感慨深いものがある。
幼さ残る顔で入学してきてたった3年間で驚くほど大人びて卒業していく。
自分を振り返っても高校までの人生は、自分のことだけ頑張ればよい人生みたいなもので
お世話になった周りの人々に生かされていた感じがする。今や高校の進学率が98%を超える時代であるから
高校もある意味義務教育みたいなものである。高校卒業後から本当の意味での「人生」を創るステージになるんだろう。
大学に進学するもよし、専門学校等へ進むもよし、就職して社会に出るもよし、大学目指して浪人するもよし。
一番大切なことは、自分が「どのようになりたいか?」と模索し続け、それに向けて努力し続けることである。
『人はなりたいとおもうように成っていく』
歴史上かの有名な方が残した言葉をしみじみそうだなと思う。
若い頃、時間は無限にあり人生は果てしなく続くんだなと錯覚していた。
人生は明らかに有限であり、今が何より大事である。いくつ年を取っても、今とこれから「どうありたいのか」と
探し続けることに変わりない。生きるエネルギーや体力が減少しようとも、情熱の持ち方・出し方に違いなんてない。
浜田省吾の曲に「家路」という名曲がある。その曲の中にこんなフレーズがあって今も口ずさむときがある。
「どんなに遠くてもたどり着いてみせる。石のような孤独を道連れに空とこの道出逢う場所へ」
このごろ歌をあまり聴いていない。あまりの忙しさにその日暮らし的な毎日で、寸暇にNBA結果をチェックし気がついて
みたら当ブログもNBA関連ばかりになっている。まぁそんなことはどーでもよくて、気ままに好きなことを書こうと始めたこと
であるから、これからも思いのまま気になることにためらわず書いていく。
古い曲になるが、ブルーハーツというバンドの晩年に「夕暮れ」という名曲がある。上の写真は「朝焼け」であるが、
この曲にも随分励まされた。80年代バンドブームの火付けになったブルーハーツには、今の時代聴いてもグッとくる曲が
たくさんある。
「人生は夢じゃない、まぼろしなんかじゃない。僕たちはなんとなく生きてるんだ。夕焼け空は赤い、炎のように赤い。
・・・それよりももっと赤い血がからだ中を流れてるんだぜ。」
『卒業』は人生における1つの『夜明け』なのかな。あとは自分で考え、自分を信じて生きていってよ。
頑張っても、頑張らなくても『なんとかなるさ』、生きていれば。
道につまずいたり、迷ってる人は、斉藤和義のカバー曲「深夜高速」(フラワーカンパニーズ)を聴いてみて。
「 青春ごっこをいまも続けながら旅の途中 ヘッドライトの光は手前しか照らさない 真っ暗な道を走る
胸を高ぶらせ走る 目的地はないんだ 帰り道も忘れたよ。・・・(中略)・・・
僕が今までやってきたたくさんのひどい事 僕がいままで言ってきたたくさんのひどい言葉
涙なんかじゃ終わらない 忘れられない出来事 ひとつ残らず持ってけ どこまでも持ってけよ
生きていてよかった 生きていてよかった そんな夜を探してる
生きていてよかった 生きていてよかった そんな夜はどこだ
いこうぜ いこうぜ 全開の胸で いこうぜ いこうぜ 震わせていこうぜ
もっともっと もっともっと 見たことのない場所へ ずっとずっと ずっとずっと 種をまいていく
全開の胸 全開の声 全開の素手で 感じることだけがすべて 感じたことがすべて
生きていてよかった 生きていてよかった そんな夜を探してる
生きていてよかった 生きていてよかった そんな夜はどこだ 」