本日のNBAは何よりもLA対決に注目していた。夜帰宅してさっそくESPNとヤフースポーツでチェックしてみると、興味そそられる内容を想像できてさっそく記事に。そんなわけで次の2つの順で。
(記事1) LA.Lakers VS LA.Clippers 今季初対決~BoxScore読み取り
(記事2) ブルズ記録(9)Game13(Celtics戦)、Game14(Raptors戦)
LA対決は、面白い対決になったみたいだ。お互いのチーム事情が反映される好ゲームに。
1 2 3 4 T FG 3Pt FT Reb(OReb) TO Stl
LAL 24 18 30 22 94 45.5 5/12 19/25 42(11) 9 3
LAC 31 24 21 26 102 41.2 9/21 23/30 50(17) 9 5
主な選手
P.Gasol(PF) 40分 FG 7/17 Reb 10 Pts 14
A.Bynum(C) 39分 FG 6/13 Reb 16 Pts 12
K.Bryant(SG)44分 FG 14/28 Reb 7 Pts 42
C.Butler(SF) 32分 FG 4/14 Reb 5 Pts 13
B.Griffin(PF) 45分 FG 9/18 Reb 14 Pts 22
C.Billups(G) 33分 FG 6/12 Reb 4 Pts 19
C.Paul(PG) 39分 FG 12/22 Reb 4 Pts 33
ボックススコアのFG%だけみると、レイカーズの方が勝っていて、TO(ターンオーバー)FT(フリースロー)ともに互角、ファウルトラブルもなさそうだ。シュートアテンプトがレイカーズ77+12の89回、クリッパーズ85+21の106回、実にLACの方が17回も多くシュートを打っていることがわかる。
どうしてこういうことになったのか?
総リバウンド数8本差のうちオフェンスリバウンド6本差とその後の得点率がたぶん、LACが効果的に得点に結びつけたのだろう。意外なことに、アシスト数はLAL24、LAC17とLALが多い。これも推測するに、LACのポール(Ast6)は普段と違って自分が積極的にシュートを決めに行ったのだと思う。その結果の33得点。
LAL最大の弱点PGポジションを攻めたということ。逆に、今のLALは積極的にゴール決めに行く選手はコービーだけで、人にボールを回すようなアシストが増えているのかもしれない。LALに今一番大切なことは、オフェンス面でコービーに頼らないで、たとえコーチやコービーに怒られるようなことがあっても「自分がゴールを決める」という最もシンプルかつ大切なオフェンス心理なのかもしれない。オフェンスで積極的な意識は、良いRebやディフェンスStlに結びつくものだ。コービーの連日40点台のスコアは鬼気迫るものであるが、これからの長いシーズン、チーム各ポジションで責任をバランスよく果たせるOFE.とDEF.を構築してもらいたい。アグレッシブなLALをみたい。同じホームコートでビジターというのは何か変な感じがするが、今シーズンのLA対決は今後もとても楽しみにしたいゲームだ。
<NBA 2011-12 Regular Season Bulls Game 13 VS Celtics>
たぶんこのゲーム、ティボドーH.C.はマジ勝ちを意識した試合であったろう。スターター5人のプレイ時間をみてそう思った。身体のコンディショニングが今一つ万全でないローズ、ブーザー、ノアのシカゴ核3人を無理させてまでもセルティックスを叩きたかったのだろう。この試合前4勝5敗でエンジンのかかり悪いボストンだが、誰よりもセルティックスのタレントや能力を知っているからこそ、イースタンでの今後の対戦、PO(プレイオフ)を考えるとブルズの強さを示したかったのだろう。
1 2 3 4 T
Bulls 26 26 15 21 88
Celtics 13 20 26 20 79
どうしてロースコアになったのか?
お互いFG、3Pt、FT、TO、Stl等はほぼ互角の数字で平均的なもの、決定的な差はRebにあった。ボストンは、OReb 8 +DReb 26 のトータル34と低調だ。シカゴは、11+35の46と12本もの差がついた。ブルズのRebはデン16本、ノア12本、ブーザー8本とこの3人だけでセルティックスのチームRebを超えている。得点やFG%には表れにくい、OFE.におけるセカンドチャンスをいかにものにするか、バスケのゲームはこういうところで勝敗を決することが結構ある。LA対決も勝敗の奥底にはこのReb勝負の要素がゲームを大きく左右した。
ロースコアになった理由はたぶん、ファーストブレイクポイントがお互い4点ずつで、ペイント内でのポイントもブルズ38点、セルティックス34点と少ないこと、TOからものにしたポイントも17点、7点と少ないことから、典型的なハーフコートバスケットの繰り返しになったからだと推測できる。リスクの高い無理攻めや速攻、アーリーオフェンスを好まないボストンのペースになったのかなと思う。
ボストン・セルティクスはもう4年前?の優勝からあまりメンバーの変動がない?あの時のような爆発的勢いが感じられない。しかし、経験十分なメンバーであるからシーズン終盤にはうまく調整して、マイアミ・ヒートとともにイースタンPOでは怖い相手になると思うのだけれど・・・
<NBA 2011-12 Regular Season Bulls Game 14 VS Raptors>
ラプターズのチーム・選手をほとんど知らない(ラプターズファンの方スミマセン)からBoxScoreからゲームのイメージが湧かない。この試合も先日のボストン戦のようにロースコアゲームになっている。トロントのFGが34.9%、3Pt 3/10、FT 1/7 と低調な数字だ。ブルズディフェンスが良いと言っても、これでは勝てない。ファーストブレイクポイントが8点、ペイント内ポイント32点ではロースコアになってしまう。ローズをチーム最長の41分も出場させているから、足指の怪我は大したことがなかったのだろう。
1 2 3 4 T
Raptors 14 23 15 12 64
Bulls 23 14 19 21 77
Bulls:FG 33/82(40.2%) , 3pt 4/15 , FT 7/12 , Reb 52 , TO 5
BullsMemo:ブーザーReb 13 , ノアReb 12 , ギブソンReb 12でFG%の悪さを挽回し支えてくれている。チームTOが珍しく5と少ないのは、ラプターズのディフェンスが淡泊だったのだろうか?
これでブルズは、12勝2敗とちょっと走り過ぎだな。もう少し無理しないで行ってほしいけど・・・ローズのアシスト数が増加してることはよいことだ。C.J.ワトソンの怪我の功名?でバックアップPGルーカスがチャンスものにして、今日も22分出場の10得点十分な働きを示している。なにげにFのギブソンも11点・12Rebで良いバックアップを果たしている。これからもレギュラーシーズンでは、どんどんベンチメンバーを出してチーム総合力を高めてほしい。