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WJBLチームと全日本女子代表選手~信頼できぬ日本協会

2011年12月10日 | JBL・Wリーグ

                

 

 

 

     WJBLリーグは、2月までの全28試合で8チーム中上位4チームが3月のプレイオフへと進む。

    今日で21ゲーム消化したから、3/4日程を終えたことになる。

 

                                 平均得点   平均失点     FG%   3ポイント成功本数(1試合)

    1位 JXサンフラワーズ18勝3敗    74.8     63.1     46.8    3.24

    2位 トヨタ17勝4敗           68.1     60.7     43.3    6.81

    3位 デンソー13勝8敗        65.6     61.6     40.7    4.52

    4位 富士通13勝8敗          65.8     58.0     42.5    6.52

    5位 三菱電機9勝12敗         64.2     67.7     39.9    6.57

    6位 シャンソン8勝13敗       60.9       63.1     39.1    5.71

    7位 新潟アルビレックス4勝17敗  

    8位 アイシン2勝19敗

 

     平均得点が多い順に順位が並んでいる。JXの得点能力が抜きんでているが、これは

    3ポイントシュートに頼らないで、渡嘉敷(192㎝)、諏訪(183)、間宮(184)らの

    C・CF陣インサイドプレイと大神・吉田のドライブやミドルがフィールドゴール成功率(FG%)の高さ

    に表れている。

     それとは対照的に、トヨタと富士通は、外角シュートを武器にチームディフェンスを頑張って

    失点を抑えていることがわかる。トヨタは全日本選手が久手堅一人であるにもかかわらず、

    丁コーチが素晴らしいディフェンス・オフェンスのチームを作り上げている。

 

     <オリンピックアジア予選全日本女子選手(12名)>

     JX(4名) → G 大神、G 吉田、CF 渡嘉敷、CF 間宮   トヨタ(1名) → G 久手堅

     デンソー(2名) → C 高田、G 大庭   富士通(3名) → F 名木、CF 三谷、C 木村

     中国リーグ所属 → F 石川 、 F 長岡(札幌山の手3年)

     

     8月下旬のオリンピック予選アジア大会で1位中国だけが確定し、2位韓国と3位日本は、

    来年6月下旬から始まる世界最終予選にまわった。

     各5大陸予選で7チームがすでにオリンピック出場権を得て、残り出場枠5つを争い、

    日本・韓国を含めた12チームが予選ラウンドから決勝ラウンドを戦う。この世界最終予選の

    組み合わせは、まだ行われていない?からわからない。

 

      全日本女子新コーチ陣   ヘッドコーチ : 内海(JX)

                       アシスタントコーチ : 丁(トヨタ)、小嶋(デンソー)

 

     まさか、上記12名からメンバーが3,4人入れ替わることあるのだろうか?

    中川前監督が将来を見据えて、18~24歳までの若手逸材を6名も育成してきたのに・・・

    まさか、JX・トヨタ・デンソーの連合軍みたいな選考にならないよね。

     8月下旬のアジア大会からもう4か月経とうとしてる今になって解任だからね。

    中川氏はTV局取材インタビューで、苦悩した表情で落胆した感じで、

      「日本協会から辞任せよと言われて、辞任というのは自分の非を認めることで

           僕は今後の手ごたえを感じていたから辞任というわけにはいかないと協会に

         答えた。」 その結果、一方的な解任通告ということになった。

         中川氏の言うとおりじゃないか。少なくとも世間の評価は、惜しかった、もう少しだ、と

    世界最終予選に繋がる内容だったと判断してる。

     何十年もの間、Wリーグ、世界選手権、アトランタ五輪などで国内トップレベルの実績を

    築きあげた功労者に、「あなたの指導では、世界最終予選を勝ち抜けません」と

    こんな時期になってよく言うね、日本協会は。

     この4、5年にわたる日本協会の内部権力闘争、内紛、分裂騒動には、バスケ関係者は

    辟易としている。ほんとうに残念だけど、

    「トップがおバカだから日本のバスケに未来はないよ」とささやかれてしまう。

 

     全日本女子候補選手はU-16から二十代まで、世界で通用する選手が多い

    もうトップのゴタゴタはやめにしてほしい。一度熟考して選んだ指導者には、

    トカゲのしっぽ切りみたいな扱いをしないで、信頼して我慢して現場を任せ切ってくれないだろうか。

    下手な口出しや陰口や批判をする奴が協会幹部に多すぎるのだろうか?

 

      中川さん、お疲れ様でした。中川さんを信頼して夢を託した女子バスケファンはたくさんいます。

    今後は若手の成長を楽しみに見守ってあげてください