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バスケと人生の日々~陽のあたる場所へ

NBAと高校・大学・JBL・Wリーグバスケの話題中心に日々の雑感、バスケ戦術の記録、時に音楽・将棋について

2012FinalsGame5~火の玉ヒート大爆発NBAチャンピオン、レブロンついに悲願達成

2012年06月22日 | NBAバスケ

 

 

 これほど短期間にチームって変貌するものなのか? これほど突き抜けるものなのか?

 Finals戦い抜いた両チームに共通したことでもある。

 

 劇的に飛躍的にチーム力向上したマイアミ・ヒート完璧な勝利であった。序盤から圧倒的に凄すぎて背筋にゾクゾク電気走るほどだった。

 

 

 

 

 2012Finals Game5 OKC・サンダー(1勝) 106-121 Miami・ヒート(4勝)

 

 ゲームのプレイ詳細はもういいかなというほどヒートが圧倒したGame5、決してサンダーが弱かったとか調子悪かったというレベルではない。

 ヒートは一昨日のGame4でチームバスケスタイルが異次元に入るきっかけになった。Game5では、もう序盤からチームバスケ全開、インサイド・アウトサイドのバランスいいショット、ファストブレイク、チームディフェンス、1on1、ドライブからの重層的見事な合せプレイ等々・・・何取り上げても素晴らしいプレイの連続だった。流れるような美しいチームオフェンスがフリーランスで展開された。ナンバープレイで決まった型のオフェンスではなく、ディフェンス対応を瞬時にとらえて、ディフェンスが一番守れないスペースを突く。単にパス回しでない必然のプレイが次から次へと起こる。スモールバスケットの理想形とでも言うべき淀みない流れだった。ディフェンスも集中してた。簡単ではないパスカットからまさに疾風怒涛の速攻、ゴールへ2人目、3人目が気持ち良い切れあがる。サンダーの若さあふれる必死さをかわすのでなく、真正面で受け止めて王道的にねじ伏せてしまう。ほんとうに凄いバスケットだった。

 

 

 

 

 

 この人、レブロン・ジェームスにはもう何も言うことないでしょう。26点・11Reb・13Astのトリプルダブル。13Astが象徴するように、彼のインサイドへのぺネトレイトやポストプレイから様々なプレイ発生してたくさんのGoodShotが決まった。破格な型破りフォワードPlayerだ。オールラウンダーという言葉では説明つかない選手になった。キャブス時代の破天荒な無理くりパワープレイからスマートなパワープレイへと変貌した。ファイナルMVPは誰一人異論ないでしょう。ゲーム終盤ベンチに下がって無邪気な野獣へと、23年前MJ初優勝のMJとは随分雰囲気違ったな。とにかく明るい笑顔で、感傷に浸り泣き続けたMJとは対照的だった。クリス・ボッシュも完全復活どころか、ピボットマンとして中での動き切れ味鋭かった。あと一人のビッグスリー、ウェイドは余裕あるプレイ振りだった。Game4でブレイクしたクリクリ目の童顔チャルマーズは、GoodPass出してたな。このシリーズ鳴りひそめてたM.ミラーは序盤から大噴火スリー連発。23分で3Pt:7/8、23得点ってどういうこと?イースタンPOシリーズでは一番スリー決めてたと思うけど。

 マイアミの最終スタッツ見て、改めて理想的なチームプレイ実感した。レブロン26点、ボッシュ24点、ミラー23点、ウェイド20点(8Rebと3BS)、バティエー11点(スリー3本)、チャルマーズ10点(スリー2本と7Ast)と、こんなにバランス良い得点分布、前回Game4と今回Game5は突出している。

 

 これでこれからマイアミ王朝時代はどこまで続くのだろう?

 レブロン(27歳)はこれから複数のチャンピオンリング手に入れられるだろうか?

 

 興味尽きないこと多いが順調にいけば、およそ4か月後始まる来シーズン、イースタン覇者マイアミとウェスタン覇者OKC中心に動き出すことでしょう。

 

 

 

 

 上に上がれば上がるほど勝者と敗者の姿は、残酷なまでに対照的だ。

 OKC絶対的エース、今やNBA次期MVP最有力候補ケビン・デュラントは、ゲーム後悔し涙に暮れた。タオルかぶりひたすら耐えても涙止まらないほど悔しかったのでしょう。サンダー選手の誰よりも本気で死ぬ気でマジで優勝しか考えていなかったから受け入れられないでしょう。ゲーム後、意を決するようにオフィシャル席前でレブロンに祝福言おうとしたらレブロンが強くKDを抱きしめた。耳元で何ささやいたのか・・・

 OKC・サンダーのことは、もう少し落ち着いたらウェスタンPOとファイナル振り返りまとめたいと思う。それほど魅力的な未来あるチームに確実に進化している。この2か月本当にサンダーバスケに引き込まれた一人である。にわかファンであるが感謝したい。

 

 

  

  


2012FinalsGame4~逆転の構図、激戦の末ヒート王手、レブロン負傷?

2012年06月20日 | NBAバスケ

 

 

 バスケはチームスポーツである。チームのエース級がいくら頑張ってもチーム力拮抗してる場合、チーム総合力をバランスよく発揮できた方が勝つ可能性が大きい。世界一レベルのNBAファイナルでさえ、勝者はそうあって欲しいと思う素晴らしいゲーム見ることができた。内容濃いGoodゲームだった。

 

 Game1・2・3、この3ゲームもファイナルに相応しい凄い内容であったが、その流れから一変したようにみえたGame4はこのシリーズ一番の迫力、見ごたえある序盤・中盤・終盤になったと思う。サンダー勝って2-2振り出しにするのか、ヒート勝って3-1王手かけるのか、Game4の1勝が両極端の結果招く。

 

 

 

 

 2012 Finals Game4 OKC・サンダー(1勝) 98-104 Miami・ヒート(3勝)

 

 

 どこから書けばいいんだろう。あまりに面白いポイントがありすぎて迷ってしまう。 スターターはGame3と同じ。

  OKC・サンダー PGウェストブルック、SGセフォローシャ、SFデュラント、PFイバカ、Cパーキンス

  Miami・ヒート PGチャルマーズ、SGウェイド、SFバティエー、SFレブロン、PFボッシュ

 

 1ピリでは、これまでの流れが逆転した。これまで立ち上がり苦しんでいたサンダーがウェストブルック目の覚めるようなジャンパーで猛烈なスタートダッシュ。立ち上がり好調だったヒートはサンダーまさかのゾーンディフェンスにインサイド攻めきれなくアウトサイドショット落ちる。開始4分足らずで13-3となりヒートたまらずフルタイムアウト。レブロン&ウェイドで1ピリ中盤に15-10まで盛り返すがその後アウトサイドシュート決まらず27-12まで離される。残り3分切ってヒートは良い交代をした。ウェイドに変えてノリス・コール、彼のドライブレイアップと残り3秒での右コーナー3Ptショットはヒートを救うきっかけになった。結局このピリオド、サンダーゾーンDef予想以上に効いて、オフェンスリズムまでテンポ良くなり33-19とサンダー14点リードで終える。

 サンダーはゾーンDefを引っ張りすぎたかもしれない。トップレベルにおいてゾーンは一時的に有効であるが慣れてくると相手アウトサイドショットに火がつくこともある。それよりサンダー、フィッシャー・ハーデン・セフォ・KD・コリソンのスモールラインアップで臨んだ2ピリオフェンスに問題あった。

 

 2ピリでは、ハーデンの3Ptジャンパーミスにはじまり、直後にKDスリーミス→ハーデンのバッドパス(レブロンスティール)、片やヒートはノリスコールが1ピリに続き連続スリー成功→レブロン、ウェイドのレイアップでいきなり7点返す。OKC出だし1分30秒でタイムアウト。本日絶好調だったウェストブルックをどうして2ピリ頭から外したのだろうか?

 1ピリ12分間の圧倒的攻撃リズムを2ピリ出だし2分もしないうちに失ってしまう。タイムアウト直後あわててKDに替えて?ウェストブルック投入。さらにスモールにしてしまう。14点ものアドバンテージ獲ったチームがどうして遠目のショットばかり打ちに出るのか?さすがに目を疑い、どんな意図あるのか理解できなかった。十分なリードしてる時こそインサイド攻撃でしょ。イバカ1ピリ4分で2ファール交代わかるけどパーキンスとのどちらか出したかった。結局、2ピリ始まって4分近くノーゴール、0-13ランを喰らい33-32と振り出し、接戦に突入してしまう。この4分のラインアップは単にマイアミに追いつかれただけでなく、ジョーンズ、チャルマーズ、ウェイドのスリー(アウトサイドショット)に火つけてしまうことになる。何とかウェストブルックのミドルで49-46までもっていき前半終えた。1ピリ33点と最高のスタート切ったチームが2ピリ最低の16点に沈む。ただ単に若いからとは言えぬチグハグさがGame2からある短い時間突如として顔を出す。ウェスタンカンファレンスPOではこれほど極端な構図はあまり見られなかったと思うのだが・・・

 

 

 3ピリでは、ヒートオフェンスのバランスよく2ピリから元気出てきたボッシュ、レブロンがインサイド攻める。チャルマーズ、眠ってたバティエーのスリー炸裂してサンダー付いていくのが精いっぱいの苦しい展開続く。ウェストブルックとKDしか機能しないようなオフェンスになっていくような感じがした。このピリオド26-33で75-79とGame3までシュート入らなかったチャルマーズが躍動してヒートオフェンスはアウトサイドに厚みを増した。

 

 4ピリでは、序盤からチャルマーズがドライブレイアップ、スリーとリードしてウェイドスリーで79-85、開始3分でサンダータイムアウト。ここからウェストブルック孤軍奮闘一人で連続11得点して残り6分、90-90と勝負の山場迎える。レブロンドライブで足痛めてロストボール→フィッシャー拾いそのままゴールへレイアップ→ウェイドにブロックショットくらい→動けなくなりゴール近くにいたレブロンへパス→足痛そうに飛ばないゴールしたショット成功。まさかまさかのレブロン負傷?試合時間はまだ5分も残されている。どうやらふくらはぎをつったようだ。NBAでもそんなことあるの?KD2本のFTとミドル決めて94-92と久しぶりのリード。おまけにチャルマーズパスミスでサンダーボール、ここからサンダーいくような感じあったのだが・・・残り4分と1分休んだだけでレブロン再登場。「えっ!」大丈夫なのレブロンは?

 

 

 

 

 ウェストブルックがアウトオブバウンズをロストボールしボッシュレイアップで同点94-94、残り3分切ってレブロンキートップでボール保持、セフォが幾分下がり目のディフェンス、レブロン間髪入れずスリー成功、94-97→KDロストボール(ウェイドスティール)→ウェイドゴールしたシュート成功94-99、残り2分ちょっとでOKCタイムアウト。ウェストブルックの執念で1分切っても3点差の98-101まで持っていったが、チャルマーズがドライブレイアップ、FT2本沈めてヒート逃げ切った。

 

 サンダーは素晴らしいスタート切ったGame4であったが、ウェストブルックは鋭利な刃物のように切れまくっていたが周りがついていけなかった。KDは一番厳しいマークに合い、サンダーは3Ptショット(3/16の18.8%)絶不調に終わった。結果、得点がウェストブルック、KDに偏りハーデンの不調さらに際立つ状況になった。それでも、Game2から3、4と最終盤残り数分勝負に持ち込んでいる。このPOほとんど見られなかった勝負所ささいなミスが3連敗へと連鎖してしまった。

 

 

 

 そこを見逃さず勝負決めたヒート褒めるべきかもしれない。ビッグスリーだけでない、脇固めるメンバーが躍動し始めたヒートは、今シーズンあまり見られなかったチーム総合力発揮して大きな1勝、NBAチャンピオンへ王手かけた。ウェイドはこのPO苦しみながらも勝ちゲームに勝負強いゲームメイクした。しかし、両手パワーダンク見事にブロックされ腰強打したり、相当疲労蓄積してる。レブロンの状態も明後日までによくなる保証はない。マイアミホームでの最終Game5、あと1勝とはいえ、まだどうなるかほんとうにわからないと思う。

 

 

 

 

 Game5、サンダーはすべてを懸けて挑んでもらいたい。もともと若いチームで何も失うものない初ファイナル挑戦だったわけであるから。1勝3敗からNBA史上逆転優勝したチームはないらしい。

 

 過去にサンダーに似たチームがあったろうか?

 

 そういう意味でGame5勝利してOKCホームでGame6・7と戦えることできれば、過去にないことが起こり得ることだってあると思う。Game5のことだけ考えて突き進んでほしい。

 

 

 


2012FinalsGame3~勝負の行方さえ左右するFT(フリースロー)リズム

2012年06月19日 | NBAバスケ

 

 

 バスケットボールおけるFT(フリースロー)は特殊なシュート機会である。通常動きの中で流れの中でシュートが放たれるが、静止した状態で誰にも邪魔されることなく打つシュートは、余程の事がない限りFTしかないだろう。不思議なものでこのFTがしっくりこなかったり、精神的な揺れでうまくいかなかったりするときがあるものだ。プロレベルともなると練習時は95%以上の確率でポンポンと入るのだろう。技術しっかりしてる場合、FTミスというのは精神的な心理状態しか考えられない。表面上の意識だけでなく、広くて深い無意識の領域に何か起因するものがあるのかもしれない。

 

 FTを数多く打てるということは、それだけシュート狙うだけの積極性高く、責めの姿勢ある現れでもある。競り合いの状況でこのFTリズムが時として勝敗さえ左右する要因になることがある。

 

 

 

 

 2012Finals Game3 OKC・サンダー(1勝) 85-91 Miami・ヒート(2勝)

 

 

 Game3で注目してたことは3つある。Game1・2において勝敗を左右した事柄である。

  1つ、サンダーの立ち上がり5分と1ピリの戦い方がどうであるかということ。

  2つ、ヒート後半の戦い方、特に4ピリがどうだろうかということ。

  3つ、どちらのチームがよりインサイド攻めて、ぺネトレイトしてペイント内得点の指導権取るかということ。

 

 このGame3では、この3つの要素では大きく差がつかなかったように見えたが、3つ目の事柄が小差とはいえヒート有利に針が大きく振れるきっかけになったと思う。これとFTが大きく関係するゲームになった。

 

 1ピリはまたかと感じさせる場面が一度だけあったが、1回目OKCのフルタイムアウト後に解消してる。立ち上がり、サンダーはセフォのドライブレイアップに始まり、ウェストブルックのレイアップミスをパーキンスRebから2ポイントショット→ウェストブルックレイアップミス→ウェストブルックミドルミス→KD近いミドルミス→パーキンスティップショットミス→イバカ遠目のミドルミス→レブロンレイアップ成功で4-10となり開始から5分たたずしてOKCタイムアウト

 マイアミはここまでボッシュダンク→ウェイドダンク→ボッシュダンク→ウェイドドライブレイアップ→レブロンレイアップで10得点だった。しかし、ジャンプシュートすべて外していた。タイムアウト後はウェストブルックミドル、パーキンスミドル、イバカミドル、KDミドルと続き12-14となりサンダー今日はクリアーしたのかなという感じでゲーム落ち着いたように見えた。しかし、1ピリ終盤ヒートミラーが2本FT成功させた直後、コリソンが2本連続FTミスで18-22、ここからレブロンまたもやドライブレイアップ、最後はハスレムに連続FT決められ20-26と6点も差がついた。ヒートはジャンプシュート系外し(特にウェイドは不調)、ドライブ系のレイアップ確実に決め、サンダーはドライブからのレイアップ系をウェストブルック、ハーデンが外しジャンプシュート系で得点するという好対照な1ピリであった。まーでもサンダー前回までの立ち上がり比較すると何とか課題ぎりぎりクリアーかという1ピリであったと思う。

 

 

 

 

 2ピリは逆に、サンダーのスリー含むジャンプショット好調(ハーデンだけ不調)で、相変わらずヒートミドル、スリー入らず、KDスリー成功で初めてサンダーが39-38とリード奪う。2ピリ終盤でバティエーが41-38から放ったスリーで同点、もう1本スリー決め最後はウェストブルックスリー成功で46-47とまたも非常に面白い好ゲームとなった。

 

 このGame3、3ピリに勝負の行方左右する大きな波がサンダーとヒートにそれぞれ訪れる。このピリオド、両チームのディフェンスが非常に締まりよくなる。特にサンダーはドライブ攻撃防ぐために中を絞った激しいディフェンスに変化する。ヒートは調子悪いアウトサイドショットを打たされ中盤に差し掛かるまでFTによる4点のみ。サンダーも苦しむ中インサイド攻め加点して9点リードまで広げた。問題はKDが4つ目ファウルしてすぐベンチ下げたこと。うーん、ここはヒートが一番苦しい時間帯でサンダーオフェンスの大波乗りかけたところだった。常識的なファウルトラブル処置で下げてしまうかな?

 その後、残り4分台でフィッシャーの4ポイントプレイあり、このゲーム最大の10点差に。この直後もサンダーの猛攻?と思われるオフェンスリバウンド取りFT4本もらったのにパーキンス2本ともミス、イバカ1/2、それでも9点リードの65-56からの残り3分、サンダーディフェンスにとんでもないプレイ起きてしまう。3ピリの9分間ヒートFGはウェイドとレブロンの2ポイントショット1つずつ、あとはFT決めての合計9点しか取れていなかった。長いアウトサイドショットなんてとても入る流れではなかったのに、イバカ何を血迷ったのか、レブロン中攻めきれなくて苦し紛れに右コーナーバティエーに捌いたボール、バティエースリー放った直後の激突、もちろんスリーは外れFT3/3、またまたその直後にフィッシャーまで何を血迷ったか、ほとんどファイナル出場していないジョーンズに同じ場所で同じような3スローファウル。リードしてるチームがインサイド絞って成功していたディフェンスであるはずなのにスリーポイントシュートはたきに行って6本のFT与えてしまう?放たれたスリーは当然落ちてまたも3スロー3/3。3ピリ終盤たった30秒足らずで入るはずのない3Ptショット2本SBに行って6点献上してしまう。それだけではない。ヒートは完全に息吹き返し最後2分でウェイド4点、レブロン左コーナーから本日初のスリーきれいに決められ大逆転喰らってしまうのである。その間、ハーデンが2回FTもらい2/4で2分で2点しか取れていない。

 

 

 

 

 後半3ピリ、必死のディフェンスから10点前後リード奪う勢い出てきたのに、KD、ウェストブルックをベンチ下げた途端、このような事態引き起こしての4ピリになった。

 4ピリ序盤、中盤と3ピリからの流れで両チームディフェンス頑張り、スティールやターンオーバーなどでバタバタしてお互い得点伸びない。残り5分切って77-78と4ピリ7分間のスコアが10-9であったから、最後5分の戦いになったのである。しかし、ヒートがウェイドかレブロンで確実に得点稼ぎ、残り1分台と1分切って1点差、3点差と追いつくチャンスあったが、Game1のように追いつける雰囲気しなかった。

 

 試合通しで、ヒートに35本ものFT与えてしまい31本決められてしまう。FT成功率が89%。一方、サンダーは24本のFT得て15本しか決められない。FT成功率62.5%という低調さだった。ヒートがサンダーより16点もFTで上回ってしまった。1ゲーム通しのFGがヒート28/74(37.8%)で、サンダー33/77(42.9%)とFGを5本も多くサンダーが成功させてるのに・・・思わず2012シーズンサンダーFT%調べてしまった。( )内はこのPO18ゲーム成功率。

 KD86%(85%)、ラッセル82%(79%)、ハーデン85%(85%)、イバカ66%(72%)、セフォ88%(89%)、パーキンス65%(80%)、コリソン71%(43%)とよく入っている。しかし、ファイナルGame1・2ともに低調でチームFTが70%近くまで落ち込んでいた。

  

 

 FT試投を35本ももらったヒートオフェンスは、ゲームプラン戦略だったのかウェイド&レブロンのゲーム状況判断であったのか確信ないが、序盤からペイント内への積極的ドライブ攻撃続けたことがファウルを誘発させ、サンダーの勢いを真綿で絞めるような後から確実に効いてくる効果生み出したのではないだろうか。

 サンダーはこれだけFT落としてもまだ勝ちきるチャンス2度もあった。スパーズ戦Game3~6では、KD、ラッセル以外に日替わり誰かが大活躍した。それがセフォローシャであったり、イバカであったり、パーキンスであったり、ハーデンであったりした。このGame3では全体的に翳りを感じる。スパーズ戦がピークだとしたらこのゲームはチーム総合力が2割減したような感じである。それでも戦えてるようにみえるが、ヒートの(イースタン独特の)粘り強いハーフコートディフェンスとチェンジオブペースに力抜かれてるような状況陥ることが怖い。

 

 Game4はスパーズ戦Game3・4の様なスパッとした勢い取り戻してインサイド制して戦わないと・・・このGame3の連鎖断ち切らないとレブロン&ウェイドに持っていかれてしまう恐れある。今日のヒート1勝はいきなり大きなアドバンテージになった。

 

 

 

 

 サンダーはやはりこの2人がカギ握ってる。ハーデンも気になるところであるが・・・スパーズ戦0勝2敗の状況考えたら、まだまだ深刻な状況ではないと思う。

 1勝2敗の状況はスパーズ戦Game4迎えるのと同じである。敵地かホームかの違いであるだけだ。

 何を修正すればよいのか、比較的はっきりしている。

 

 

  


2012Finals Game2~繰り返される極端な流れ

2012年06月15日 | NBAバスケ

 

 

  ファイナル初体験の緊張感ではないだろう。Game1とは明らかに違う違和感が伝染してしまったかのようだ。

 

 ここは慣れ親しんだホームであり、いつもの声援・応援があり、いつものスターティングラインアップで臨んだのに・・・

 

 ヒートはボッシュCポジションにしていよいよスタメンビッグスリーそろい踏みだ。サンダーにとってこんな出だしってあるのかいっていうほどショット入らない。

 ヒートディフェンスがずば抜けてよかったという感じではない。KD2点のみがいったい何分続いたのだろうか。タイムアウトとるが流れ変わらず傷口広がる一方、ヒートは普通のペースで得点重ねる。バティエーは今日もスリーショットタッチ良さそうだ。

 

 最初は小さなあせりやフラストレーションであったはずであるのに、次々と積み重なり膨れ上がってしまう。チームでもっとも冷静でなければならないPGが完全におかしい。

 

 大黒柱KDは2ファールで引っ込まざるを得ない。1ピリ残り3分台だっただろうか、いつものように6マンで登場したハーデンがスリー決め一人でシュート沈める。

 

 

 

 

 2012 Finals Game2 マイアミ・ヒート(1勝) 100-96 OKC・サンダー(1勝)

 

 

 結局、1ピリの27-15が重くサンダーにのしかかるGame2になった。12点という得点差ビハインドよりPGウェストブルックの単調なゲームメイクとフラストレーションがチーム全体に尾を引いた形に見えた。結果論であるが、スコットHCは長くウェストブルックを引っ張りすぎたかもしれない。2ピリか3ピリで頭冷やす時間多く取った方が良かったのだろう。バックアップPGフィッシャーもこのPOで貴重な仕事してきたがショット決められなく流れ引き寄せられなかった。1ピリ&3ピリでのKDファウルトラブルによる交代余儀なくされたことも追い上げリズム遅れた原因になった。

 

 この際、1ピリGame2の救世主となったハーデンにもっとゲームメイク任せればとも思った。レブロンとウェイドはGame1で苦しんだセフォローシャディフェンスに落ち着いて対処した。レブロンはミドルポストあたりでの面取りポストプレイ非常にうまい。レブロンのインサイド1対1は有効なヒートオフェンスになったと思う。ボッシュより厄介だ。ボッシュは15Reb獲ってるが、今一つインサイドでの力強さ感じない。PGウェイドのチェンジオブペースと時折見せるペネトレイション、ミドル攻めるショットはサンダーにダメージ与えた。一番ダメージ与えたのはバティエーの3Pt6本(6/8)かもしれない。ウェイドとレブロンにディフェンス集中してる最中、アウトサイドで実に小気味いい合わせの動きして気持ちよくスリー打ってきた。今日のヒートオフェンスは、ウェイド、レブロン、バティエーがトライアングルポジション形成して安定した得点力に繋がった。

 

 

 

 

 しかし、4ピリ序盤から中盤へさしかかるKDのスリー、直後にDefRebから一人でそのままダンク、82-74の8点差にしてやっと本来のリズム取戻し、サンダー怒涛の追い上げで非常におもしろくなった。終盤2分切ってヒート珍しくドタバタしてKDスリーで2点差までいき、サンダー残り10秒で放ったKDの7FootJumperは惜しくも外れた。KDにマッチアップしたレブロンが一瞬ボール見失いKDに1対1やられた感じであったが明らかな接触ファウルコールなかった。最後は7秒、レブロンへのファウルゲームで2点差が4点差へ開いてゲーム終了。

 

 

 

 

 さあ、これで1勝1敗。サンダーは、このPOで初のホーム1敗。最後の最後ワンショット逆転できるところまでの追い上げは見事だったが、ゲーム序盤の入り方、作り方をGame3敵地で修正しなければならない。ウェストブルックにはよい試練であり、これまでの課題とは異なるゲームメイク力が必要になった。良くも悪くもスコットHCは彼を替えるつもりはないだろう。あとKDはレブロンとの1on1におけるファウル予防だね。今日は不運なルーズボールファウルもあったから心配いらないのかな。

 

 ヒートは貴重な敵地1勝を挙げた。この1勝がアドバンテージになったとは思えないが、Game3からの3連戦、十分戦える感じになってきた。

 

 Game4まで2勝2敗の予感するがどうだろうか?

 いよいよファイナルは非常におもしろくなってマイアミステージに移動する。

 

 

  


2012Finals Game1~尻すぼみVS尻あがり

2012年06月13日 | NBAバスケ

 

 

 「三度目の正直」という言葉がある。かなり肯定的な感覚と努力は報われるんだという希望的観測がその奥底にある。

 その対極に「二度あることは三度ある」という言い方もある。どちらかというと否定的な感覚で悲観的響きを持つ。

 

 

 今日のファイナルGame1、特に最終クォーターのレブロン見て後者が浮かんだ。

 

 

 

 

 「悲願」という言葉はずーと思い続けて何度も跳ね返された経験に基づく強い願いを指すのだろう。サンダーKDのプレイは「悲願」とはかけ離れた、微塵も感じさせない「初志」であった。まさに”初志貫徹”。

 立ち上がりこそサンダーの面々は少し地に足がついていないような緊張感あったが、2ピリ終盤には精神的に違和感なくなったのではないだろうか。

 

 一方、ヒートはベンチのゲームプランであったのか、ウェイドの用心深さなのかわからないが、PGウェイドが広角にバティエーとチャルマーズを生かす。2人で5本のスリー成功には驚いた。キートップのウェイドからボールがよく回り簡単にワイドオープンなバティエー、チャルマーズにボール渡る。前半のマイアミはほんとうに軽やかなオフェンスだった。このPOでこれほど軽やかなヒートオフェンスあったのかな?

 

 

 

2012Finals Game1 マイアミ・ヒート 94-105 OKC・サンダー(1勝)

 

 ヒート 29 → 25 → 19 → 21  サンダー 22 → 25 → 27 → 31

 

 前半のサンダーは、アウトサイドショット不調、FT(フリースロー)までポロポロ落とす。それでもウェストブルック、KDの勢いあるボール運びやドライブに躍動感あったからそんな心配なかった。スパーズ戦で前半何度ももっていかれそうな10点以上のリード許す展開あったから、サンダーに変なあせりはなかった。PGウェイドのゲームメイクはよかったのだが、彼のシュートタッチは悪かった。ボッシュも同様に。2ピリ、3ピリと相当飛ばしたレブロンは3ピリまでにかなり消耗してるように見えた。3ピリまでならレブロンVSデュラントの1on1勝負はレブロンに軍配上がるが、4ピリは完全にKDがゲームをリード、ヒートにダメージ大きいプレイ連発した。4ピリのレブロンはセフォローシャのしつこいディフェンスに封じられてしまった感じする。4ピリ序盤にヒートオフェンスの足止まりサンダーに勝負の流れ簡単に持っていかれた。ウェイドが打開しようと少し暴れたがすでに時おそし、バティエー、チャルマーズはじめ前半よく決まったアウトサイドショットも不調に転じた。1ゲーム通しでサンダー勝因として、ルーズボール、リバウンド強かったことが挙げられる。KD、ウェストブルック、ディフェンスのセフォに次いで、ベンチ#4、控えC/PFのN.コリソン10Reb(うち5OffReb)、FG4/5は勝利にすごく貢献したと思う。

 

 

 

 

 

 終わってみれば、ヒートチームFG46.2%、3Pt:8/19(42.1%)、38Reb、10TO、サンダーチームFG51.9%、3Pt:5/17(29.4%)、52Reb、10TO と終盤4ピリだけ差がついた。

 

 結果スタッツみてもKDは素晴らしい仕事した。後半いつの間にかウェストブルックまで安定感あるプレイ振りに変身した。ヒートはやはり後半ビッグスリーが揃って仕事しないとこのシリーズは苦しいものになる。ショットタッチすごく良かったバティエーとチャルマーズにもっとシュート打たせればと思ったのだが・・・これでハーデン調子戻してくるとサンダーは盤石になる。

 

 サンダーはいいスタート切った。スパーズ戦同様、勢いと安定感は持続していてファイナルに相応しい面白いゲームになった。

 

 Game2、ビッグスリーは後半3・4ピリオドの戦い方、どう立て直してくるのだろうか?

 

 

 

    


2012FINAL予想あれこれ~OKCサンダーVSマイアミヒートいよいよ

2012年06月12日 | NBAバスケ

 

 

 先週、OKCがGame6でSASに勝利しウェスタン制覇して以来、オクラホマCityは文字通り大変なお祭り騒ぎが街中あちこちで起きているらしい。

 

 アメリカ南中部に位置する、もともとNBAバスケチーム不在で市民のスポーツ関心ごとといえば、カレッジフットボールの強豪「オクラホマ大」かレスリング名門の「オクラホマ州立大」のどちらかしかなかったらしい。これが、2008年シアトルからスーパーソニックスが移転して、もともと竜巻や雷が年中頻発する土地柄であったことに由来して『サンダー』というチーム名になったらしい。

 

 マイアミ・ヒートのレブロンは、今シーズン始まる数週間前のロックアウト中、彼の故郷オハイオ州アクロンにKD招いて”地獄の一週間”と彼らが呼んだ4日間の過酷なワークアウトともに行い、お互いしのぎ削ったらしい。

 レブロンは、この両者対決を「すごく当然のことと思う。俺たちはこのチャレンジを楽しみにしているんだ。俺たちにとってとても大きな試練になるだろう」として、最高のライヴァルとの対戦に意欲見せている。

 

 

  

 

 

 『悲願の初優勝』、周囲のレブロンに対する1つの見方集約された言葉だ。レブロンは18歳でNBA入りして9シーズン、

 

 06-07シーズン(4年目)

 キャブスはシーズンを50勝32敗でカンファイナル4勝2敗でピストンズ下しファイナルへレブロン初の出場。しかし、スパーズに4-0スウィープされた。ファイナルはFG35%とこのシーズン一番振るわなかった。

 

 07-08シーズン(5年目)

  リーグ初の得点王に輝くが、チーム成績はパッとせずレブロン入団後キャブスで最も振るわないレギュラーシーズン。しかし、POではカンセミファイナルで優勝したボストンとGame7までもつれる激戦だった。

 

 08-09シーズン(6年目)

  キャブス両リーグトップの66勝16敗でシーズン初MVP受賞、しかしマジックとのカンファイナルであっけなく敗退。最終ゲーム後、マジック選手との健闘たたえあう挨拶もなく記者会見も無視して帰ってしまった。「チームは負けたかもしれないが、俺は勝者だ。」などと後に語って批判の的になる。このあたりからゲーム以外のところでレブロンの発言・行動に異常性がみられてくる。

 

 09-10シーズン(7年目)

  レブロンは29.7得点7.3リバウンド8.6アシスト1.6スティール1ブロックFG50%という驚異的な成績を残し2年連続でシーズンMVPを獲得、しかしプレーオフではボストン・セルティックスの厳しいチームディフェンスの前に苦しみ本来の力を発揮できずにまさかの敗退を期してしまった。キャバリアーズは、レブロンのためのチーム作りを行ってきたが故に、レブロンが抑えられてしまえば機能しないチームとなってしまっていることがこのシリーズで露呈された。また、一人でなんでもしてしまうレブロンのプレイスタイル自体がチームプレーとして健全では無いという評価を受けてしまった。

『 2009年の延長契約交渉で、当時所属していた、キャバリアーズから最高額での提示があったがレブロンは契約延長を保留しチームに補強を示唆した。そして、補強が進展しなければ移籍するとチームに脅しをかけたのである。キャバリアーズは何としてでもレブロンを留めようと全力を尽くした。チームの献身的な経営もありクリーブランドの補強は順調に進み、チームは2年連続でリーグ最高勝率を達成し、レブロンも2年連続でシーズンMVPを受賞した。しかしプレイオフでは2年連続で敗れており、レブロンはプレイオフでなかなか勝つことができないチームに見切りをつけて、同期のライバルが所属するチームに本当に移籍してしまったのである。今回レブロンがここまで激しい批判を受ける結果になってしまったのはヒートに移籍した事だけでなく発表の仕方にも大きな問題があったとされている。レブロンは去就を発表する場としてESPNで「The Decision(決断)」と銘打たれたこの為だけの1時間の特別番組を組んで、全米生中継で大々的に発表するというアメリカスポーツ界でも過去に類を見ない異例の方法をとったのである。そしてレブロンがクリーブランド首脳陣に移籍を決断した旨を伝えたのは、この番組が始める僅か数時間前のことである。この配慮の欠けた発表の仕方にクリーブランド市民は激怒し、NBAファンや関係者からは「傲慢、エゴ、ナルシスト」とレブロンに対する激しいバッシングが巻き起こった。特にクリーブランドではレブロンのユニフォームを燃やす市民の姿がテレビで多く映し出された。今回の一連の移籍騒動によりレブロンの社会的イメージは「スーパースター」から「裏切り者」へと大きく移り変わり、NBAの一大ヒールとなってしまった。』(ウィキペディアより)

 

 10-11シーズン(8年目)

  ご存じマイアミビッグスリー結成、カンファイナルで第1シードブルズを見事下してPO順調に勝ち上がり、自身4年ぶりとなる2回目のNBAファイナルに進出、マヴスと対戦。しかしファイナルを通して低調な内容に終わり、特に勝負所の4Qでの勝負弱さ、消極性にメディアからは批判が集中した。レブロンがファイナルで記録した平均17.8得点は、レギュラーシーズンの平均26.7得点からは実に8.9得点も下がっており、この落差はNBA歴代ワースト記録となってしまった。また、第5戦の試合前、風邪を押して出場していたノヴィツキーをウェイドと共に茶化すような仕草がカメラに捉えられて騒動となった。結局ヒートは2勝4敗で敗退し、またしても優勝には届かなかった。オフシーズン、ヒートに移籍した経緯やファイナルで期待された活躍が出来なかった事からも、自身の評価を大きく下げると共に、NBAファンや関係者、メディアからは激しいバッシングが巻き起こった。

 

 

 

 

 デュラント本人は、「みんな俺とレブロンのマッチアップにばかり言及するけど、これはサンダーVSヒートの戦いなんだ。1対1のマッチアップではこのシリーズは勝てない。すべてはチームなんだ。」とチーム総合力がカギになると発言している。まだ弱冠23歳の若者の発言だろうか?レブロン20代前半とはあまりに異なる。KDは3年連続でNBAシーズン得点王に輝いている。

 

 もちろん、今シーズンのレブロンみるとマイアミ2年目にして発言内容や行動に大きな変化・急成長みられる印象受ける。弟が落ち着いちゃったからその分ウェイド兄貴がいろいろとやってくれたシーズンであったが・・・

 

 さて、前置きが長くなりすぎてしまって本題の予想であるが、3つ予想する。

 

 予想1  4勝3敗でサンダー優勝、サンダー初ファイナルで序盤力入りすぎGame7までもつれる。

        最後はホームOKCでサンダー爆発。

 

 予想2  4勝2敗でヒート優勝、サンダー緊張感からゲームメイク苦しみ、ボッシュ復調したビッグスリーに

        勝負強くかわされる。

 

 予想3  4勝1敗でサンダー優勝、スパーズ戦のようにテンポ良いチーム総合力発揮してビッグスリーねじ伏せる。

 

 

 いよいよ明日からGame1、また予想や想像裏切るほどの激戦期待している。

 

 

 

 


新旧ビッグスリー対決?~EカンファFinal最終ゲーム、セルツ散る

2012年06月10日 | NBAバスケ

 

 

 「2007年結成ボストンビッグスリー」VS「2010年結成マイアミビッグスリー」の対決であったのだろうか?

 

 この10年くらいNBAから離れてた者にとって詳しい経緯わからないが、初代ビッグスリーと現ビッグスリーメンバー簡単にまとめると、

 

 【ボストンビッグスリー】

 レイ・アレン #20 SG 196㎝ 93㎏ 37歳 1996年NBAドラフト1巡目5位指名ウルブズ直後→バックス7年→スーパーソニックス(現サンダー)4年 →2007年ボストンへ

 ケビン・ガーネット #5 PF/C 211㎝ 115㎏ 36歳 1995年NBAドラフト1巡目5位指名ウルブズ12年→2007年ボストンへ

 ポール・ピアース #34 SG/SF 201㎝ 109㎏ 34歳 1998年NBAドラフト1巡目10位指名ボストン・セルティックス

 

 

 

 

 【マイアミビッグスリー】

 ドュウェイン・ウェイド PG/SG 193㎝ 100㎏ 30歳 2003年NBAドラフト1巡目5位指名マイアミ・ヒート

 クリス・ボッシュ PF 211㎝ 107㎏ 28歳 2003年NBAドラフト1巡目5位指名ラプターズ(7年)→2010年マイアミへ

 レブロン・ジェームズ SF 203㎝ 113㎏ 27歳 NBAドラフト1巡目1位指名キャバリアーズ→2010年マイアミへ

 

 

 

 

イースタンカンファレンス ファイナルGame7 ボストン・セルティックス(3勝) 88-101 マイアミ・ヒート(4勝)

 

 

 Game5、2勝2敗から敵地で貴重な勝利挙げファイナル進出へ王手かけたセルティックスであったが、Game6、ホームボストンでレブロンに45点・15Rebと大暴れ許し3勝3敗のタイに。本日のGame7、第2ピリオドまで7点リード奪う気迫見せてくれたものの、3ピリ同点に追いつかれ、勝負の4ピリ、ボストンはついに力尽きた。3ピリまではこのシリーズ一番の迫力、レブロンのパスカットして速攻に持ってく勢い、Game6とは全然異なるディフェンスで非常に面白いゲームになった。これまでの重たさ感じない、突き抜けるかと思ったのだが・・・

 

 ボストンはほんとよくやったと思う。2008年ビッグスリー結成1年目で、どん底まで落ちたボストンを飛ぶ鳥落とす勢いで頂点まで古豪復活28年振り?チャンピオンまで一気にたどり着かせた。そのときすでに、ピアース30歳、KG32歳、アレン33歳だった。それまで3人とも異なるチームでエース級の働きしてPO1回戦で何度も跳ね返される苦い経験積んでの3人揃って初優勝。

 あれから4年、全盛期過ぎての体力的低下は如何ともし難かった。それでもボッシュ不在のビッグ2相手に王手かけた頑張りは、NBA6年目、185㎝、78㎏、PGレイジョン・ロンドの急成長によりカンファレンスファイナル最終戦までもつれ、あと半歩というところまで迫った。ロンドは44分・22得点・10Reb・14Astのトリプルダブル、これからのセルツ支えるエースとして凄い働きであったが・・・

 

 来シーズン、ボストンはビッグスリー解体してしまうのだろうか?

 

 

 

 

 一方のヒートビッグスリーは、年齢的にも経験的にも脂乗り切る選手ピーク迎えてる。ボッシュ怪我上がりでの3ゲーム目、ベンチスタートで31分・19得点・8Reb。スリー3/4と本来のPFポジション仕事は今一つという印象であった。ボッシュの代わりにスターター定着したバティエー、4本のスリーもの凄く効いた感じだ。怪我上がりで本調子でないボッシュ入ることでレブロン&ウェイドのオフェンスボール回数減り、かえってボストン有利かと思ったりしたが、まさかアウトサイドショットこんな決めるとは・・・

 

 

 これで2011-12シーズンファイナルは、ウェスタン2位OKC・サンダーVSイースタン2位MIA・ヒート レギュラーーシーズン2位同士対決になった。

 

 さあどんな展開になるのだろうか?

 見所はどこだろうか?

 勝敗予想は?

 

 話題性多い楽しみなカードになった。

 

 

  

   


ウェスタン頂上OKCサンダー~2連敗後、疾風怒涛・炎の4連勝、Game6逆転勝利、世代交代序章

2012年06月07日 | NBAバスケ

 

 

 『事実は小説より奇なり』、いったい誰がこのようなストーリー描けただろうか?

 

 まさに疾風怒涛、炎の4連勝、スイープに値するかのような勝ちっぷりだった。

 

 サンダーファンのみなさん、ウェスタンカンファレンス優勝、本当におめでとうございます。

 

 

 

 

 SAスパーズは調子悪かったのではない。20連勝(OKCとのGame2)まで主力にさしたるけが人なく絶好調だった。これほど完成された円熟味あるチームプレイはなかなか出来るものではない。20代若手もメキメキ力付け、スパーズファンはPOファイナルまで最短16勝0敗で全ラウンドスウィープかと思えるほど期待していただろう。

 その後のまさか、まさか3連敗→4連敗なんて神のみぞ知る世界だった。サンダーファンですら余程クレイジーな方でない限り「これほど強いスパーズ」に4連勝とは夢物語だったでしょう。

 

 

 

 

 この13年間、ブルズ黄金期3ピート後のNBAファイナルは、

  2011 4-2 マブス(対ヒート、MVPノヴィツキー)    2010 4-3 レイカーズ(対セルツ、MVPコービー)

  2009 4-1 レイカーズ(対マジック、MVPコービー)  2008 4-2 セルツ(対レイカーズ、MVPピアース)

  2007 4-0 スパーズ(対キャブス、MVPパーカー)   2006 4-2 ヒート(対マヴス、MVPウェイド)

  2005 4-3 スパーズ(対ピストンズ、MVPダンカン)  2004 4-1 ピストンズ(対レイカーズ、MVPビラップス)

  2003 4-2 スパーズ(対ネッツ、MVPダンカン)    2002 4-0 レイカーズ(対ネッツ、MVPオニール) 

  2001 4-1 レイカーズ(対シクサーズ、MVPオニール) 2000 4-2 レイカーズ(対ペイサーズ、MVPオニール)

  1999 4-1 スパーズ(対ニックス、MVPダンカン)

 

 なんと直近13回中10回がウェスタンカンファレンス優勝チームがNBA制覇してる。レイカーズ、スパーズ、マブスの3チームのみがウェスタン牛耳っていた。

 OKCサンダーは奇しくもマブス→レイカーズ→スパーズの順でこのPOトータル12勝3敗でファイナルへ駆け登った。この十数年活躍したNBA代表するスーパースター選手擁するウェスタン強豪チームを見事に撃破したのだ。これを世代交代と言わずしてなんて言えばよいのだろう。

 サンダー主力選手はみんな若い。20代前半選手中心でこれほどのチームに成長するとは、ほんとうに本当に驚きのストーリー描いてくれた。

 

 

 

 

ウェスタンファイナル Game6 SA・スパーズ(2勝) 99-107 OKC・サンダー(4勝)

 

 

 このGame6、第1ピリオドのスパーズスタートダッシュは凄かった。FT決めるような高確率でスリーもバンバン決めて一体何点取っちゃうの?って感じで34-20で収まった。2ピリもスパーズ勢い止まらず、一時は20点以上の差になった。サンダーはGame1・2のようなパーカー・ダンカンの勢い止められなくて、ベンチS.ジャクソンのスリー5/5と大当たりだった。サンダー何とかKD中心に15点差まで詰めるの精一杯だった。一つだけ救いは、ジノビリがGame5までのキレなくシュートに絡む動き、ショットタッチいまいちで怖さなかったこと。

 さすがに今日はスパーズ完勝かと思いきや、3ピリ、スパーズオフェンスがスローダウンして極端にシュート落ち始める。PGパーカーに躍動感薄れ、パーカーはじめシュートFGがどんどん低下する。逆に、サンダーは交代なし48分フル出場KD+ウェストブルックミドル、イバカダンク、セフォローシャとチーム総合力で逆転(KDスリーで)2点リードまで一気の第3ピリオドだった。もうここまできたら、最終ピリオド、スパーズ粘ったものの100万ボルト稲妻激流に逆らうことできなかった。

 終わってみれば、前半・後半スタッツまるであべこべになった。後半のサンダー、ミドルもスリーもFTもRebもディフェンスもほぼすべてにおいてスパーズ圧倒して、離されたゲーム追いつき逆転するサンダーらしい勢いで締めくくった。4ピリ、フィッシャー貴重なスリーもお見事だった。

 

 今シーズンのサンダー成長振りは、レギュラーシーズンでも見られたが、このPO入っての個人とチームの成長速度、度合いは計り知れないものだ。練習やR.シーズンでは得られない勝負強い経験を接戦・激戦の中で身につけていった感がある。

 

 選手時代は苦労人ジャーニーマン(シクサーズ→ウルブズ→ロケッツ→マブス→ラプターズ→ニックス→キャブス)といわれたスコット・ブルックスHCは、この若手集団を数年という短期間で急勾配の険しい階段何段も駆け上がれるようにした。

 

 

 

 スモールマーケットと呼ばれる球団がコーチも選手も若い人材を確かな目でピックアップして育成し、地元ファンのハートつかむ斬新な経営で大成功を収めつつある理想系だと思う。

 

 今回のウェスタンでは、デンバー・ナゲッツ、メンフィス・グリズリーズ、LA・クリッパーズ、ユタ・ジャズ、ミネソタ・ティンバーウルブズと若い芽と息吹を感じさせるチームがとても新鮮で、独自の特徴・魅力あるバスケットを展開した。ウェスタン所属チームの方が、イースタンより勝率高いチーム多かったことがそれを物語ったともいえないだろうか。

 

 

 さて、明日はいよいよイースタン「ヒートVSセルティックス」Game6である。セルティックスはサンダーと同じように連敗後の4連勝飾れるのであろうか?

 チーム年齢構成や経験値はサンダーとは大きく異なり、08年優勝、10年準優勝とベテラン揃いのチーム。チーム総合力という点では似てる。

 ヒートはどうやらビッグスリーの一角ボッシュを頭から使いそうだ。こちらは、新旧のビッグスリー対決になるのだろうか?

 

  何となくホームセルティックスの方に復活と勢いを感じる。ヒートはチームとしての総合力に翳りを感じるが・・・

 

  「6.5 : 3.5」 くらいでセルティックス有利とみる。

 

 

 

  


EカンファFinalGame5~息詰まる勝負アウェイCeltics王手かける

2012年06月06日 | NBAバスケ

 

 

イースタンファイナル Game5 ボストン・セルティックス(3勝) 94-90 マイアミ・ヒート(2勝)

 

 

  最終通過点、ファイナルへの道は険しい。ウェスタン、イースタンとも偶然だろうか?

 

 Game4まですべてホームチームが勝ち、2勝2敗で迎えたGame5、ウェスタンに続いてイースタンもロードチームが接戦を制した。

 

 スパーズポポビッチHCの言「NBAチャンピオンレベルチームはロードで勝つんだ。」を改めて思い出す。

 

 

 

 

 

 PO2ndラウンドGame1で負傷したC.ボッシュが1ピリ途中から出てきた。14分程度の出場であった。ヒートも必勝体制で臨んできた。ホームでのGame5どれだけ大事なゲームか、リスクを負ってでもなりふり構わずという姿勢の表れ。ハイライト映像見る限りは、体の切れまだまだ。この2週間ちょっと?実践ゲームプレイしていない影響は明らかだ。前日レブロンも練習と本番ゲームは別物だからとコメントしてる。

 

 1ピリはヒート良いペースで8点リード奪い、前半最大13点リード、3ピリ中盤でも9点リードという局面まではよかったみたいだ。とにかくこの2チーム、ショットが重たい。

 

 Game1 Boston 79-93 Miami(1勝) BostonFG39.5%-MiamiFG50%

 Game2 Boston 111-115 Miami(2勝) OT:12-16 BostonFG49.4%-MiamiFG44.6%

 Game3 Miami(2勝) 91-101 Boston(1勝) MiamiFG49.4%-BostonFG50%

 Game4 Miami(2勝)  91-93 Boston(2勝) MiamiFG42.5%-BostonFG41.2%

 Game5 Boston(3勝) 94-90 Miami(2勝) BostonFG40.7%-MiamiFG39%

 

 Game1と99-99で延長に突入したGame2の結果、足の重いボストンは失速すると思われた。ホームに帰ってのGame3、ボストンは初めて3人揃って良い働きした。KG24点・ピアース23点・ロンド21点、ピアースはFG%(7/21)こそ悪いが復調の兆しあり。このGame3・4でウェイドが調子落としてることもボストンに幸いしてる。Game4・5の重たさは異常だ。この中にあってGame1からGame5まで全く変わらず安定した仕事してるのがボストンKG。最終盤の勝負強いショットはピアースやロンドの印象強いが、このシリーズボストンを底辺から支え切ってるのがK.ガーネットである。20点台の得点、二桁Rebとワンゲーム通してマイアミにボディブローのようなパンチ送り続けてる。インサイドのKGパンチが後半、終盤マイアミの重たい状況作り出してると思う。

 

 

 

 ヒートはボッシュ当てに出来ないでしょう。ウェイドとレブロンがペイサーズ戦のように暴れ切るしかない。セルティックスの方が役割分担はっきりしてる分、重たいゲームであっても安定してる。08年優勝経験者4人はPOこういう状況に強い。もちろんヒートのウェイドだって優勝経験あるが、あの時のメンバー今はもういない。

 

 サンダーとセルティックスが4勝2敗ホームで決める可能性あるし、スパーズとヒート揃ってロードお返しして3勝3敗もあり得る。

 

 いずれにしてもファイナル組み合わせは、次の4通りしかない。

 

 ①サンダーVSセルティックス ②サンダーVSヒート ③スパーズVSセルティックス ④スパーズVSヒート 

 

 どのカードになるのだろうか?

 

 いったいどのカードが一番好ゲームになるのだろう?

 

 

 

 


WカンファFinalGame5~サンダー怒涛の3連勝王手、ホームスパーズに土

2012年06月05日 | NBAバスケ

 

 

 ウェスタン、イースタンともにGame4まで、すべてホームコートチーム勝ち星上げ2勝2敗タイで迎えたGame5。

 

 どちらかに必ず王手かかる。ウェスタンは明らかに風向き変った

 

 

 

 

ウェスタンFinal Game5 OKC・サンダー(3勝) 108-103 SA・スパーズ(2勝)

 

 スパーズは好調ベテランSGジノビリを3月以来という、今シーズン8試合目のスタメン起用してきた。必勝体制で臨んだスパーズ。

 そのジノビリは期待にこたえて両チームトップスコアラーの34点たたき出した。FG:11/21、3Pt:5/10と見事な活躍であった。

 

 ではどうして負けたのか?スパーズ敗因は3つあると思う。

 

  1. パーカー、ジノビリのガードコンビで珍しく10TO(ターンオーバー)、チームで21TO、そして12Stl(スティール)喰らってしまった。

  2. 50%を軽く超えるFGアベレージでチーム牽引してきたPGパーカーが微妙にシュートリングはじかれてる。FG:5/14、3Pt:0/1という結果。

  3. スタメンSFレオナードはじめベンチメンバー(S.ジャクソン以外)ショットに積極性少し失っている。

 

 各ピリオド序盤はスパーズペースで先行するが、ピリオド後半サンダーに追い上げられ全体的に息切れを感じた。サンダー怒涛の3連勝といっていいだろう。スパーズ20連勝後の3連敗

 

 一方、サンダーも終盤ウェストブルックTOで2点差まで迫られ、あわや逆転かという状況作ってしまった。結果、ウェストブルックはTO6であったが、相棒ハーデンがTOゼロという安定感で最終盤スリーお見事だった。今日のハーデンは1ゲーム通じてMVP級の働きした。ウェストブルック45分と交代少なかった理由がAst(アシスト)断トツの12で良いショットに結びつくゲームメイクできてる部分をHCは判断していたと思う。スタッツには現れにくいが、彼のStlとアグレッシブなディフェンスは確実にパーカーに効いて目に見えないミスをも誘った感じである。

 

 さらに、サンダー支えた要因として3ピリオドまでの貯金9点の流れは、ベンチメンバー「クック、コリソン、フィッシャー」が大きな貢献したと思う。スパーズベンチメンバーより少ないショット試投で確実ないい働きしてる。Game4で凄い存在感示したイバカとパーキンスはファウルトラブルとスパーズディフェンス対応で前回のようなオフェンスプレイできなかった。それにしてもサンダーチーム総合力とスモールラインアップ作戦はここに来て功を奏してると思う。

 

 サンダーホームコートGame6で勝ったほうがFinalへ勝ち上がる(サンダー勝てば当然だが)雰囲気する。スパーズパーカー本来のPGプレイ取り戻せば、まだまだこのシリーズ何が起こるかわからないだろうな。もちろん、6:4くらいでサンダー有利に針動き出している。

 

 

 

 

 シリーズ終盤煮詰まってくると、鍵握るのはやはりスパーズ「パーカー・ジノビリ・ダンカン」、サンダー「デュラント・ウェストブルック・ハーデン」である。

 

 この新旧3対3対決がこのシリーズ決着決めるのであろう。

 

 ポポビッチHCが試合後、達観したスゴイコメント 『NBA優勝レベルにあるチームはロードで勝つ。サンダーはそれをやってのけた。』

 

 世代交代起きるのか? 来シーズン持ち越すのか? 素晴らしく面白すぎるシリーズになった。

 

 反対のイースタンも異なる意味で窒息しそうな苦しい展開の大接戦演じてる。

 セルティックスVSヒートもGame5がこのシリーズ大一番の勝負になるのかもしれない。

 

 

 


WカンファFinalGame4~「NewStyleWar」2-2タイがっぷり四つ

2012年06月03日 | NBAバスケ

 

 

 誰が予想できただろうか?

 

 Game1:SGジノビリ(アルゼンチン)・Game2:PGパーカー(フランス)はある程度想定内、Game3:SGセフォローシャ(スイス)・Game4:イバカ(コンゴ・スペイン)の爆発にはほんとうに驚いた。おまけに、サンダーCのK.パーキンスがイバカと共に素晴らしいインサイドワークだった。

 

 

ケンドリック・パーキンス:#5、テキサス州出身、208㎝・127㎏

 

 2003年NBAにアーリーエントリー。1順目27位指名(グリズリーズ)受けたがすぐにトレードでセルティックスに入団。ルーキーイヤーの出場は10試合のみ1試合平均3.5分の出場という苦いもの。2年目2004-05シーズンは60試合に出場、平均出場時間9.1分でセルティックスの中でもタフなディフェンスする選手として知られるようになった。サマーキャンプでの努力によって3年目2005-06シーズンから当時主力選手だったウォーカーの移籍などもありヘッドコーチのドッグ・リバースよりプレイタイムを多くもらいローテーション入り。出場した68試合中40試合では先発出場を果たし、平均19.6分出場、5.2得点、5.9リバウンド、1.5ブロックの成績残す。4年目2006-07シーズンには平均出場時間を21.9分まで伸ばすが、1年後輩のアル・ジェファーソンの成長もあり個人成績は下降した。2007-08シーズン開幕前、セルティックスは大型補強でスーパーソニックスのレイ・アレン、ウルブズのケビン・ガーネット獲得。この二人とエースポール・ピアースのビッグ3を支え、シーズンを通してスターターの座をキープ。プレーオフでも自分の仕事を着実にこなし、ファイナル制覇に貢献した。08-09シーズンもインサイドの要として目立たないながらもチームを支え続け、1試合平均8.5得点、8.1リバウンド、2.0ブロックという成績を残した。終盤にガーネットが故障で離脱し、パーキンスへの負担はさらに増したが、プレーオフでは1試合平均11.9得点、11.6リバウンド、2.6ブロックとシーズン中よりもさらに成績を伸ばし、マジックとのカンファレンスセミファイナルでは、マッチアップしたドワイト・ハワードを平均16.4得点に抑えディフェンス力を示した(ハワードのシーズン平均は20.6得点)。2011年2月24日、ネイト・ロビンソンと共に、ジェフ・グリーン、ネナド・クリスティッチとの交換トレードにより、OKC・サンダーへ移籍した。(ウィキぺディアより抜粋)

 

 

ウェスタンカンファレンスFinal Game4 SA・スパーズ(2勝) 103-109 OKC・サンダー(2勝)

 

 

 Game4、前半サンダー支えたのはパーキンスとイバカ。イバカのミドルショットは神がかり的で遠目ハイポスト、ベースライン沿いと結果FG11/11の100%、彼のシーズンハイ知らないがここまでシーズン、POと平均8~9得点の選手がKDに次ぐ41分・26得点と大爆発した。

 

 

 

 得点だけ見るとウェストブルックFG2/10の7点、ハーデン4/13の11点だから、スパーズからしたらどんだけ想定外だったことだろう。パーキンスもFG7/9の15点だからまさかPFとCに41点も取られるとはポポビッチHCも全く予期してなかっただろう。

 

 この2人のハイポからゴールへカットする動き、ローポからハイポへ合わせの動きとタイミングの良さ抜群だった。スパーズフロントラインはズタズタにされた。シーズン中もKDやウェストブルック、ハーデンらの1対1ぺネトレイトから単純な合わせでごっつぁんダンクは何度か見たが、今日のようなゴールへの積極的インサイドカッティング合わせは何度も見事だった。Game2だったろうか、イバカ、ダンカンにやられたフックショット気味からのダンクよりもっと豪快に長いステップでドライビングダンクお返しした。J・アービングやM・ジョーダンのようなしなやかで力強いドライビングダンクだった。

 

 

 

 第4ピリオド後半、4点差まで猛追するスパーズに引導渡すにふさわしいプレイを連発し続けたのは大エースKDだった。決して楽なミドルショットではないはずなのに、最終盤スパーズ必死のディフェンスでダブルチーム、ペイント内へはトリプルチームでKD潰しにいってるのに15得点連続の圧巻ミドルショット。グレイトの一言に尽きる。終盤、スパーズも凄い勢いと高確率でシュート決めていたからなおさら価値あるビッグプレイになった。

 

 『 試合後デュラントは、「自分が得点を取りに行く必要はないと思っていた。それまでやれていたことが機能していたから」、「チームはパスを回せていたし、同じことを続けていれば良いと思っていたからね。そんな中で俺にチャンスが回って来て、レーンが空いているのが見えたからショットを決められた」とコメント。また、「大事な場面で落ち着いてショットを決めようと思ったんだ。自分の直感を頼りに、正しいプレイをすることだけを考えていた」と続けた。』

スパーズ2人のコメントがまた素晴らしい。

『 ジノビリは、「彼(デュラント)程の才能を持つ選手が勢いに乗ったら、止めるのは難しい。違うアプローチで守備を試したけれど、全て機能しなかったから」と語った。グレッグ・ポポビッチHCは、「色々なことをトライしたが、彼のプレイの方が我々の守備より上だったということ」、「素晴らしい形で試合を決めたと思う」と、デュラントを賞賛した。』

 

 

 

 

 今回のPOシリーズ、ポポビッチHCの采配・言動に感心してる。90年代昔のポポビッチとはあまりに異なり、鬼才と認められてる片鱗見た感じする。

 

 サンダーのスコット・ブルックスも素晴らしい選手起用、1戦毎の戦術・タクティクスを披露してる。Game1のスモールラインアップから始まりGame4のビッグマン活用、ウェストブルックのPG作戦、ハーデンPGとの併用、ディフェンス工夫等々。

 

 このままホームコートチーム勝ち続ければ、スパーズ4勝3敗となる。サンダーはGame5かGame7のどちらか獲らなければファイナルへの道はない。

このシリーズ戦前は、チーム総合力のスパーズVS新ビッグ3?個人力のサンダーと言われてたみたいだが、様相異なってきた感じだ。

 

 異なる個性際立つチーム総合力同士のガップリ四つ横綱相撲になったと思う。

 

 ゲーム消化するごとに興味・楽しみ増す、内容濃いいシリーズとなった。

 明日は、ホームセルティックスの番だ。同じ展開になってもらいたい。

 

 

 

 


WカンファレンスFinals~ウェスタンGame3

2012年06月01日 | NBAバスケ

 

 若いママさん、娘?と小さな息子連れて手作りプラカード持ち上げて応援、羨ましい。 

 

 バスケゲームは、ディフェンスのあり方変るだけでこうも展開が激変するものだろうか?

 

 バスケレベル高ければ高いほどディフェンスが相手オフェンスのあり方を決定する。全く同じメンバーで1日おきに戦う状況の中、やはりサンダー浮上の鍵は攻守ともインサイドとミドルにあった。

 

 

 

 

 サンダー#2 201cm、98kg スイス国籍 タボ・セフォローシャ 2006年シクサーズが1巡目13位指名NBA入り、直後にブルズへトレード、ブルズではチーム3番手のSGとして出場恵まれず、2009年ドラフト1巡目指名権と引き換えにサンダーにトレード、現在に至る。

 

 

 

 

ウェスタンファイナル Game3 SA・スパーズ(2勝) 82-102 OKC・サンダー(1勝)

 

 サンダースターターSG#2セフォローシャ、彼のディフェンスがスパーズパーカーやジノビリの攻撃リズムにメスを入れたと感じた。開始直後から数分間での4スティール、これまでパーカーにやられたリズム乱すのに十分なディフェンスの読みと開始直後からエンジン全開体勢をスパーズに知らしめた。今日のサンダーディフェンスは、制限区域内への進入阻止とミドルショット簡単に打たせない頑張りを1ゲーム通しで見せてくれた。

 

 ペイント内でのスパーズ得点がGame1・2平均48点→Game3では24点とちょうど半減した。セフォだけじゃない。ウェストブルックもシュートタッチいまいちだが足でディフェンス頑張った。この2人でStl(スティール)が6+4の10Stl、スパーズチームで2Stlだからどれだけこのスティールが威力あったかわかる。本来スパーズお家芸パス回しがこのディフェンススティールにより滑らかに回らなくなった。自由自在のドライブがディフェンスに方向付けされたように誘導されゴールから遠ざかり、簡単なミドルシュートに結びつかない。その結果、スパーズ21TO(ターンオーバー)という信じられない結果で、OKCもっと信じられない7TOというボール回し、ドライブ、速攻に実に安定感あった。

 

 Game2とこれほど真逆な関係になるとは実に不思議だ。今日のサンダーオフェンスはアウトサイドショット爆発したわけではない。前半スリーは2/8、1ゲーム通しで6/22(27%)と調子悪いくらいだった。スパーズはチームFGが50%台から39.5%まで落ちて、スリー11/26(42.3%)と多く試投している。それだけサンダーディフェンスがボールを外へと追いやったとも言える。

 

 ペイント内での得点、ミドルショットの精度優れたチームがGame制する流れは同じなのである。これはまさしく昔から続くバスケオフェンスの本質である。確率高いショットをいかに数多く打てる状況を作り出すか、ディフェンスはそうさせないか。

 

 スパーズポポビッチHCはGame3前こんな発言している。

『第2戦では両チームともディフェンスで頑張ったとは思えない。今日の試合では両チームとも、もっと良いディフェンスを期待している。』

 

 皮肉にもホームサンダーがフィジカルにアグレッシブにディフェンス火が付いた。

 

 

 

 

 サンダー#9 セルジ・イバカ 208cm 100Kg 2008年NBAドラフト1巡目24位でシアトル・スーパーソニックスから指名されるが入団せずスペイン1部リーグでプレイ、2009年からOKCサンダーでデビューし現在に至る。脱力してるのか、お茶目なのか、意外と端正な顔してるな。

 

 

 

 

 出ました!ハーデンお得意のOKCポーズ?

 ウェストブルックがPGアシスト役意識したのか、パーカーみて学んだのか、自分よりショット好調なセフォ・KD・ハーデンに得点結びつくアシストした。

 ぺネトレイトドライブからディフェンス引き寄せて完全なオープンショット打たせた場面、何度も作ったからポポビッチHC驚いたんじゃないかな?

 

 これでサンダーは精神的に変な追い込まれ方なくなった。戦い方においても自信持ったのではなかろうか?

 

 今度はGame4のスパーズディフェンスが楽しみだ。ダンカン、ジノビリには目に見えない疲労という敵が現れてくる頃だ。

 ポポビッチどんな手打ってくるのだろうか?パーカーも黙ってないだろう。

 

 Game4をサンダーが獲った場合はGame7までもつれそうだ。そうなってもらいたい。イースタンファイナルより断然スピーディーでフィジカルなゲームを一つでも多く見たいと思う。

 

 

 

 


WカンファFinalGame2~スーパーリーディングガードParker

2012年05月31日 | NBAバスケ

 

 

 『変幻自在』まさにこのゲーム、スパーズPG「トニー・パーカー」にぴったりの言葉。相手ディフェンス全員の心理状態まで見抜いてるかのようなボールコントロール、自らスコアラーとして積極的ドライブ攻撃&完璧なミドルシュート、相手ひきつけてのオープンスペース味方へのパス裁き、点数リードしても守りに入らないゲームリード振り、どこ取り上げても素晴らしいゲームメイクの連続。彼の輝かしいキャリアの中でも最高のプレイ出来てるんじゃないだろうか。ほんとうに見事だ。

 

 

 

 

 

 パーカーがこのようにゲームメイクできるのもベテランSGジノビリ、PFダンカンいるからとも言える。Game1ではこのジノビリが先鋒としてペネトレイトドライブ大暴れ。ダンカンもスクリナーとしても、威力あるポストプレイもインサイドの重要な起点となり攻撃の幅・厚みを作り出している。

 Game2ではスタメン若手レオナードがSFとして躍動し、若手SGグリーンまでアウトサイドシュートタッチよくなってしまった。ノーマークだったセンターディアウまで伸び伸びプレイしてる。

 

 

 

 

 一方、サンダーはガードハーデンが明らかに復調し、エースKDとともに、ウェストブルックはまだ力入りすぎてるところあるが、オフェンス力にそんな陰りない。ディフェンス面でパーカーの変幻自在さに翻弄されて、どこのプレイを最大止めにいったらよいかわからなくなってる。

 

 外から見てる外野は好き勝手なこといえるから言わせてもらうと、サンダーの立て直す一番のポイントはディフェンスにある。そのディフェンスで具体的なところは2つ。

 

 1つ、バックコート陣の1対1ディフェンスでミドルレーン側にドライブされないよう工夫すること。ハイピックに関しては、ファイトオーバーできない場合思い切ったスイッチアップでパスコースを塞ぎボールサイドの素早いカバーと素早いローテーションしかないように感じる。ディフェンスをややコンパクトにしてコーナーやディープウィングからのスリーに対しては半分打たせる覚悟がないと70%くらいの高確率で入れてくるミドルを防げない。高確率のミドルショットとドライブからのレイアップ系ショットをもっと防げないと100点以上のハイスコア争いから脱することができない。ディフェンスに関してもう一つ、イバカやパーキンスがディフェンスで外に引っ張り出されないようもっとボール中心に守ること。NBAで一番優れてるショットブロックの技術生かしたい。ファウル恐れた中途半端なディフェンスしないことである。

 

 2つ、ゲームのトランディションをもっと早めてランニングプレイ、速攻を増やすこと。TOを恐れない大胆なパス、思い切りよい速攻ドリブル増やして30代トリオを疲れさせる。直接シュート持っていけなくともアウトサイドショット打ちオフェンスRebもっと絡むことではないだろうか。Game1の2ピリ・3ピリとGame2の4ピリ前半思い出して欲しい。そのようなリズムでガンガン責めた結果、ディフェンスも足よく動きよくなっている。

 

 

 

 サンダーは新たな戦術いらない。これまでやってきたチーム基本を思い切りよく継続するだけだと思う。KDらしさ、ラッセルらしさ、今日のハーデンらしさ、イバカらしさ、セフォらしさをチームでカバーしあいながら出し続ければきっと1勝見えてくると思う。一番怖いのは一気に決めようとする焦りである。こういうときこそ心のどこかに「辛抱」2文字をディフェンスで発揮してもらいたい。

 ラッセル・ウェストブルック、1年前から比較するとものすごく成長してるがもっと飛躍するチャンスだよ。のりに乗ってるパーカーを止めるとしたら彼しかいないと思うから。桁外れ恵まれた身体能力に精神性しつこさ異常なくらいパーカーにぶつけ続けてみてもらいたい。

 

 パーカー&ジノビリに変調の兆しないとスパーズこのままファイナルへ突っ走る可能性大きいと思われるGame2だった。

 

 

  


カンファレンスFinalsGame1~サンダーVSスパーズ、セルティックスVSヒート

2012年05月29日 | NBAバスケ

 

 

 さあいよいよカンファレンスFinalsが始まった。

 昨日ウェスタンGame1「サンダーVSスパーズ」、戦前予想たがわぬ拮抗した素晴らしい初戦になった。

 お互いどこを押さえなければならないのか事前に練ってきた作戦とゲーム中修正してきた作戦がよくわかる内容であった。

 

 

 

ウェスタンカンファレンスFinal Game1 OKC・サンダー 98-101 SA・スパーズ

 

 まずサンダーは、スパーズのアウトサイドショットリーグ№1対策にスモールラインアップ中心に臨んできた。PFイバカ22分、Cパーキンス28分とプレイ時間が少なかった。サンダーHCスコット・ブルックスが一夜明けて記者会見で敗因の一つとしてこのスモールラインアップのことを挙げたみたいだが、そうだろうか?

 

 成功してる部分がかなりあったという印象でもあった。スパーズバックコート陣に簡単にアウトサイドショットさせないアグレッシブなディフェンスは第3ピリオドまで効いていた。前半スパーズ得意な1-4オフェンスからのハイピックやパッシングオフェンスがスムースに機能せずTO誘った。アウトサイドショット簡単に打てないスパーズは必然的に1対1からのドライブ中心のオフェンスになった。パーカーやジノビリに制限区域内まで何本も切り裂かれて、そのままレイアップ系シュートまで決められたシーンも何度もあり、特に第4ピリオドはペネトレイトドライブにやられた。ゴールへドライブされてもイバカやパーキンスがシュートブロックする場面がレイカーズ戦まで何度もあったから、イバカとパーキンスはやはりサンダーディフェンス最後の砦みたいな感じだと思うのだけれど・・・

 

 それより問題なのは、第4ピリオドサンダーオフェンスにあるように思う。KDとウェストブルックによる単調なオフェンスはスパーズディフェンスに読まれていてダブルチーム、KDへは3人目のディフェンスが焦点絞って苦しいシュート打たせてた。比較的マークゆるかったフィッシャーだけはすごいFG%で決めていたが、4ピリ中盤までリズムと得点止まってスパーズに逆転された格好になったから、この時間帯のオフェンス修正すれば十分勝機あるゲームになるのではないか。

 

 

 やはりウェストブルックとハーデンのショットFGは大事だ。スパーズ勝因の立役者はもちろんジノビリだが、他のベンチメンバーのニール、ジャクソン、スプリッターも効率よいFGでいい仕事してたな。終わってみればベンチスタートこの4人で52得点だからね。スパーズスタメン5人で49得点だから、いかにスパーズ選手層厚いか物語ってる。期待の先発ガードグリーンはショットFG調子悪いと見るや、ポポビッチHCはあまり使わなかった。そこに好調ジノビリ、ニール、ジャクソンを長く引っ張り、いやらしいドライブ攻撃にこだわった作戦は見事終盤になって効果表したというゲームだと思う。

 

 サンダーは相手ホームでの初戦、全然落ち込むゲームでなくむしろここまで十分通用するのかという確認取れたのではないか。スモールラインアップ作戦の良し悪しは、この先ゲームこなす中でまた試せばいいのではないかと思う。1ゲーム勝利するのに1つの作戦で決まるほど簡単なものではない。ゲーム中いくつもの修正・変更を重ねてよりアグレッシブに機能したチームが1勝あげられる。明日のGame2はまた異なるディフェンス仕掛けとオフェンススタイルが見られるのだろうか?

 

 

 スパーズはあの手この手出してくるかもしれないが、サンダーはGame1第2・3ピリオドの流れで十分いけるのではと思う。大きな変化求めるより、これまでのスタイル変えないで押し通したほうが有効だと思う。

 

 

 

 

 イースタンカンファレンスFinal Game1 ボストン・セルティックス 79-93 マイアミ・ヒート

 

 ズバリ、ヒート勝因は3つ、

 1つ、レブロンVSピアースのマッチアップでピアース足がレブロンについていけない。結果レブロンがアウトサイド、インサイドで自由自在のプレイ・得点できたこと。

 

 2つ、ヒート6人選手の各2~3ブロックショットに象徴されるディフェンスの良さ。

 

 3つ、チーム攻守の切り替え(トランディション)にメリハリあり、ボストンの隙突くのが上手い。

 

 

 

 

 ヒートはPFボッシュ不在をチームで克服してるような感じする。クリス・ボッシュ情報が入った。ファイナルでは切り札として復帰できるのだろうか?その前にこのシリーズに勝ち上がらないと意味ないが、ボストンはホームに帰ったGame3,4が大きなポイントになるのだろう。

 

『 マイアミ・ヒートのクリス・ボッシュが、現地時間27日(日)に軽度の練習を行ったとチームが発表した。しかし、エリック・スポエストラHCを含め、あくまで"軽度"であることを強調。復帰時期については未定としている。スポエストラHCは、「彼の練習に対して過剰に反応するつもりはない。これは復帰に向けたプロセスの1つで、今後もリハビリを続けていく。毎日彼の状態を見て決めていくが、適切な練習を出来た段階でもう少し具体的なことを考えようと思っている」と語っている。ヒートはボストン・セルティックスとのカンファレンスファイナルをボッシュ抜きで戦うことになるが、相手のセルティックスも、いつボッシュが復帰しても良いように準備をしているという。ポール・ピアースは、「クリスが復帰してきたとしても大丈夫なように準備している。もし復帰出来るなら良い事さ。俺達は同じNBAで戦う兄弟みたいなものだし、誰だってブラザーが怪我をする話なんて聞きたくないからね。それにベストな彼らと戦いたいから。備えておくことこそ、優勝に向けて重要なことだと思う」とコメント。ボッシュはニューヨーク・ニックスとのファーストラウンドで平均15得点、7.2リバウンドを記録。インディアナ・ペイサーズとのセカンドラウンド第1戦の前半終了間際に下腹部の筋肉を痛めて以降、欠場を続けている。チームメイトのレブロン・ジェイムスは、「クリスのユニフォームがロッカーにあって、俺達も彼の為にやってやろうという気持ちになっているよ。もし彼がプレイしないとしても、ユニフォームを着ている選手達だけでプレイする気持ちになっている。彼が復帰を急がないよう、プレッシャーを与えたくないんだ。センシティブな負傷だしね。復帰出来るようになったらユニフォームを着るさ」としている。ボッシュがいないことでチームにとってはマイナス面もあるだろうが、むしろセルティックスのドック・リバースHCは、ジェイムスとウェイドが更に攻撃的になる可能性を警戒。実際、ペイサーズとのシリーズでもヒートが勝利したラスト3試合では、ジェイムスとウェイドだけで平均65.7得点を記録したからだ。「ボッシュがいればヒートは更に良いチームになるだろうが、彼が放っていた15本近くのショットをウェイドとレブロンが打つということだ。そうすることで彼らがよりアグレッシブになる。あの2人がよりボールに触るようになれば、相手チームの守備にも相当なストレスがかかる」と、リバースHCは話す。昨季のポストシーズンで対戦した際、ボッシュは対セルティックス戦(第5戦でヒートがシリーズ勝利)で平均12.8得点、10.2リバウンドを記録した。 』(NBA日本語公式サイトより)

 

 さあ、明日もうGame2「サンダーVSスパーズ」がある。Game1とは異なる戦いになるのだろうか?

 ほんとうに楽しみだ。

 

 

 


いよいよ最終ステージへの挑戦~新旧対決の両カンファレンスファイナル始まる

2012年05月27日 | NBAバスケ

 

 

 さあ、やっと両カンファレンスファイナル戦う4チーム出揃った。

 

 ウェスタンは、4-0、4-0とダブルスイープ無傷で勝ち上がったSAスパーズ(西1位)と昨季チャンプマブス(西7位)を4-0スイープ、一昨季チャンプレイカーズ(西3位)を4-1で勝ち上がったOKCサンダー(西2位)の対戦となった。

 

 イースタンは、4-1でニックス(東7位)を、4-2でペイサーズ(東3位)下したMIAヒート(東2位)と4-2でホークス(東5位)を、4-3で本日シクサーズ(東8位)を破ったBOSセルティックス(東4位)の対戦となった。

 

 東1位ブルズがご存じの通り怪我に泣かされファストラウンドで姿を消した。失礼ながらセルティックスはいろんな意味でくじ運よかったと言える。シーズン通しの戦いからするとまさかイースタンファイナルに顔出すとは予想外だった。シクサーズとのカンセミファイナル内容見ても苦しんでの薄氷踏む感じの勝ち上がり。高齢化進んだビッグスリー(ピアース・KG・アレン)はかつての輝きからすると随分衰えた。それでも蓄積した経験モノ言って新世代のシクサーズ何とか退けた。

 

 

 

カンセミファイナルGame7 フィラデルフィア・76ers(3勝) 75-85 ボストン・セルティックス(4勝)

 

 両者とも苦しい、重苦しいゲームだった。3ピリまでFG30%前半でボストンスリー0/13、シクサーズFGもっと悪かった。終わってみればロンドトリプルダブルの活躍だったかもしれないが、3ピリまでは悲惨だった。両チームPG(ロンドとホリデー)不安定でTO連発してどうなるかと思った。ボストンの方がスティール多かった分少しリードする展開になった。何日か空いたのに両チーム体が重かったように見えた。

 

 

 

 

 4ピリ3点ボストンリードでピアース6個目ファール(オフェンスチャージ)アウト、シクサーズ大チャンスと思われたのだが・・・アレン貴重な2本とロンド1本のスリーは大きかった。あと、FT(フリースロー)の差がそのまま点差になったゲームである。内容的にはヒート・ペイサーズの方が格段激しいゲームをしてる。明後日からのヒート戦、ボストンはさらに苦しいゲームになると思われるがどうだろうか?

 

 

 ウェスタンの新旧対決「サンダーVSスパーズ」はとにかく楽しみだ。今最もチームプレイ力とアウトサイドシュート力あるスパーズを破るとしたらサンダーが一番手だと思う。FG%、3Pt%ともに1位スパーズに同2位サンダーが挑む。

 

  アウトサイドから1対1切り崩しの多い展開になるのか?

  タイプ異なるウェストブルックVSパーカーのPG対決はどちらがチームに勝利呼び込みのか?

  ダンカンオフェンスVSイバカディフェンス?

  KD止められるのか?

  スパーズ伸び盛りの20歳レオナード、グリーンは力出し切れるのだろうか?

  経験豊富な6マン「ジノビリ」VS若き6マン「ハーデン」もゲーム左右する切り札はどう作用するのだろうか?

 

 明日の「サンダーVSスパーズ」、明後日の「セルティックスVSヒート」、1日おきに毎日どちらか1ゲーム見ることできる。