バスケと人生の日々~陽のあたる場所へ

NBAと高校・大学・JBL・Wリーグバスケの話題中心に日々の雑感、バスケ戦術の記録、時に音楽・将棋について

D.Fish~LAL本拠地ステイプルセンターに見参、熾烈を極めるPOレース順位

2012年03月31日 | NBAバスケ

 

 アウェイチームの選手に「D FISH」という大きなプラカードを持ち上げての声援、デレック・フィッシャーという選手はやはりレイカーズファンから愛されていたんだなと思える古巣本拠地でのゲームになった。

 ウェストブルックがキラキラと少年の様なはにかむ笑顔でコービーとフィッシャー3人でのナイスフォト、サンダーブルーのユニフォームがまだやけに似合ってない違和感がある。なにをしゃべってるのだろうか?

 

 

オクラホマシティー・サンダー(39勝12敗) 102-93 ロサンゼルス・レーカーズ(31勝20敗)

 

 立ち上がりこそエンジンのかかり遅かったサンダーであったが、若さ溢れるサンダーの持ち味が後半さく裂したゲームになったみたいだ。

 サンダーの持ち味である速攻とオフェンスリバウンドが勝因になったと試合後、コービーも敗戦の弁を語っている。ハーフコートゲームでは、コービー・バイナムラインが機能したみたいだが、後半怒涛のランニングプレイにLALフロントラインはついていくのがしんどくなったのか・・・

 誰が見てもこのゲームMVPはウェストブルックでしょう。竹を割ったようなスパッとした彼のプレイ振りは、NBA広しといえどもそういない。外角シュートやドライブからのストップジャンプシュートが正確になり、ディフェンスからするとほんとうに厄介なプレイだ。あの身長で余裕ある強烈ダンク系シュートが打てるだけに彼のぺネトレイトを阻止したいディフェンスはどうしても下がり目になるだけに。

 サンダーの一番よいユニットは、 PGハーデン、SGウェストブルック、SFデュラント、PFイバカ、Cパーキンス でしょう。

プレイオフではこのユニットが長いプレイタイムになりそうだ。ここ5ゲームに見られるサンダーの機動力がPOでも発揮されれば、ウェスタンを制する可能性が一番高いと思う。あとはスパーズみたいなベテラン&若手の老獪な駆け引きうまいチームに勢いブレることなく戦えるかという点だけだと感じる。

 

 

 ジャック・ニコルソンのこんなに嬉しそうな顔は久しぶりだ。もう何十年LALを見守ってきたのだろう。凄いレイクファン代表だ。

 

 

 現地3月29日終了地点でのカンファレンス順位

【イースタン】

1位 *シカゴ・ブルズ        41-11  8-2(ラスト10ゲーム勝敗)

2位 *マイアミ・ヒート       36-13  6-4

3位 オーランド・マジック     32-19  6-4

4位 *フィラデルフィア76ers  28-22  5-5

5位 インディアナ・ペーサーズ  30-20  6-4

6位 アトランタ・ホークス      30-22  6-4

7位 ボストン・セルティックス   28-22  7-3

8位 ニューヨーク・ニックス    26-25  8-2

9位 ミルウォーキー・バックス   23-27  7-3

 

 さて、イースタン3つのディビジョンでセントラルとサウスイースト各1位(*印)はたぶんブルズとヒートで決まるでしょう。問題はアトランティックDIV.で、76ersとセルティックスが同率でそれに2.5ゲーム差でニックスが追い上げてきた。この3チームからDIV.1位が決まり3位か4位の枠に入るということ。3位のマジックまでは確定かと予想していたが、先日のニックス戦で大敗した結果を受けてペーサーズと負け数1差でわからなくなった。3位から8位までは負け数を考慮しても順位の変動があるかもしれない。9位バックスもラスト10ゲームで7勝3敗と頑張ってるだけに一縷の望みはあると思う。

 

【ウェスタン】

  1位 *オクラホマシティー・サンダー   39-12  7-3(ラスト10ゲーム勝敗)

  2位 *サンアントニオ・スパーズ      35-14  9-1

  3位 *LAレイカーズ            31-20  6-4

  4位 LAクリッパーズ              29-21  6-4

  5位 メンフィス・グリズリーズ        27-21  4-6

  6位 ダラス・マーベリックス         29-23  6-4

  7位 ユタ・ジャズ               27-24  7-3

  8位 ヒューストン・ロケッツ          27-24  5-5

  9位 デンバー・ナゲッツ            23-27  4-6

10位 フェニックス・サンズ          25-26  6-4

11位 ミネソタ・ティンバーウルブズ     25-27  4-6

12位 ポートランド・トレイルブレイザーズ 24-27  4-6

 

 3位・4位は同じパシフィックDIV.のLA対決、どちらがDIV.1位となるかまだまだわからない。それにしてもウェスタンは強烈なPOレースだ。残り15ゲーム前後でPO出場8チームのうち4チームが混沌としている。11位・12位のウルブズ、ブレイザーズまでを候補に挙げたい。ラスト10ゲームの負けゲームでも良い内容の惜敗があるからまだまだあきらめていないだろう。

 7位ジャズから12位ブレイザーズまでは負け数が3差だからほんとわからないと思う。この6チームは明日なき必死のゲームが続くのだろう。3位LALから6位マブスだって連敗したら即座に尻に火がつく状況だ。66試合目の最終戦でPO出場決着がつく可能性を秘めている。

 

 

 


R.シーズンいよいよ佳境~PO順位レース白熱、ニックスとブルズ戦況

2012年03月29日 | NBAバスケ

 

 チームは生き物のように成長と停滞・退化を繰り返す。

チームの大黒柱が1本欠けてどうなることか思いきや、何が作用したのか好転することもある。

 ついこの前、ニックスはけが人少なく駒が豊富だと書いていたら、PFアマレとPGリンが離脱。欠かせないスターター2人がいないにもかかわらず、セルフィッシュと揶揄されてたメロがチームの大黒柱になり、ルーキーのシャンパートがブレイクし、ベテランのB.デイビスがPGとして落ち着いたゲーム回しをする。5割到達して今日のマジック戦は厳しいだろうと思っていたら、これがチームの勢いというゲームで思い切りの良いシュートを次々決めてしまう。単に予想した通りにはいかないものだ。

 

 

 

 ちょっと怖いくらい気合の入ったB.デイビスの雄叫びだ。

 

オーランド・マジック(32勝19敗) 86-108 ニューヨーク・ニックス(26勝25敗)

 

 このゲーム、ニックスのFG:43/85(51%)、3Pt:12/34、Reb:49、TO:11(相手TO18)とものすごく積極的にシュートを打ち、Rebを拾ってることがわかるスタッツだ。メロがその中心で牽引してる様が伝わってくる。イースタン3位のマジック相手に2・3ピリオドでバンバン攻めてる感じがする。

 一昨日のイースタン8位・9位争いであったバックス戦がキーポイントになったと思う。結果、苦しいディフェンス勝負を接戦で乗り越えて当面の最大ライバルを蹴落とせたのが大きい。このゲームもメロが勝負強いオフェンスと12Rebで大車輪の働きとなった。新HCがうまくベンチメンバーを生かしている。

 

現地時間28日に行われたオーランド・マジック対ニューヨーク・ニックス戦は、第3Qに連続21得点の猛攻をかけたニックスが108-86でマジックを大破。ここ9戦で8勝目を記録したニックスは通算成績を2625敗とし、114日にオクラホマシティ・サンダーに敗れて65敗となって以来、初めて貯金1とした。ニックスでは、カーメロ・アンソニーが今シーズンほとんど見られなかったリズムを取り戻して25得点。イマン・シャンパートも25得点を記録した。また現在イースタン・カンファレンス8位のニックスは、9位のミルウォーキー・バックスを2.5ゲーム離し、アトランティック・ディビジョン首位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズとボストン・セルティックスを2.5ゲーム差に追い上げた。ニックスではアマレ・スターダマイヤー(椎間板ヘルニア損傷)とジェレミー・リン(左膝損傷)が欠場。手術をしないで治療を続けているスターダマイヤーは、28日に2-4週間で復帰すると発表され、今シーズン末までには復帰が見込まれている。2人がいない状況でステップアップしなければならないことを踏まえたアンソニーが、2試合連続素晴らしいプレイを展開。右足の付け根を損傷しながらプレイだったが、マジックを大きく引き離した第3Qの猛攻を牽引し、「コーチが代わった現在、全員が使命を果たそうと頑張っている」と、笑顔を見せた。一方大敗したマジックではジャミーア・ネルソンが17得点、JJ・レディックが15得点を挙げたが、連勝は3でストップ。116日にニックスを102-93で下した試合で、7本の3ポイントを決めてキャリアハイの30得点を記録したライアン・アンダーソンは、この試合では4本しかシュートを打たず、4得点に終わった。マジックはこの試合前まで、対ニックス戦17試合で14勝していたが、この試合では完全に抑えられた。ニックスは314日に辞任したマイク・ダントーニHCに代わりマイク・ウッドソンHCが指揮を執って以来、1試合平均わずか86点しか許していない。7本のFG を打っただけで12得点、5リバウンドに終わったドワイト・ハワードは、「我々は優れたチームだが、その努力を毎晩しなくてはならない。こんな負け方は全員の不満がたまる」とコメントした。

 

 

 

 現地3月26日のゲームでは、イースタン1位ブルズ、2位ヒートともに完敗だった。

 

 

 デンバー・ナゲッツ(27勝23敗) 108-91 シカゴ・ブルズ(40勝11敗)

 

 ナゲッツのガード陣ローソンとアフラロに2人合わせて49点、FG:19/33、3Pt:5/9と速攻からズタズタにやられた感じ。

ナゲッツは、昨シーズンのメロといい今シーズンといい、チーム主力の大物をトレードで失っても立派に再建してるお手本のようなチームだろう。このジョージ・カールHCの手腕が大きいとみる。90年代シアトル・スーパーソニックスをファイナルまで育て上げたときは、もっとふっくらとしていたが痩せたね。G.ペイトンとS.ケンプが型破りな暴れかたをした強豪チームだった。

 

 

 

 T.ローソンというナゲッツのガード、速くてアグレッシブでいい選手だな。ローズとマッチアップしたスピードバトルをみたかった。

 ローズの怪我は思ったより深刻で、足の付け根、胴体と大腿骨を結ぶ三角状のつなぎ目が炎症をおこしてるのか・・・ローズのあの爆発的筋力による動きと高いところから着地しての衝撃を受け止める部分とで痛めても無理ないのだろう。

 しかし、チームはローズ抜きでほんとよくここまで戦いきってる。連敗を予想した今日もホークス相手にディフェンス勝負で挑みロースコア合戦をものにした。ローズ出てないブルズ見るのはせつない感じする。デンとルーカスの3Pt、ピボットマンブーザーのインサイドでの頑張りで41勝11敗というインクレディブルな成績を収めている。

 4月に入りいきなり@オクラホマVSサンダー、翌日ヒューストン、セルティックス戦を経て、8日@NYで10日@CHIでのニックス戦ダブルとPOを見据えた大事な勝負が控えている。ローズ全力でなくとも、途中ワンポイントでも出場できないかな・・・

 ローズは、いい加減に手抜きしてプレイするタイプでないから完治してからの方が良いのかも。あとシカゴは14ゲームしか残っていないから、どのチームもそうだけどPOに向けてのいろいろな調整が難しい局面にさしかかっている。

 

 

 


Final Exam?~ESPN見出しヒートVSサンダー

2012年03月27日 | NBAバスケ

 

 ESPNネット見出しに「Final Exam」とあった。2012ファイナル前哨戦とでも訳せばよいのだろうか?

 

マイアミ・ヒート(35勝12敗) 87-103 オクラホマシティー・サンダー(37勝12敗)

 

 サンダーという若きチームは、本当に底の測れない天井知らずのチームだ。下位のチームにコロッと競り負けることも稀にあれば、トップチームに圧勝したりする。

 このところチーム得点力の減少が気になっていたヒートと得点力の伸びてるサンダーのイースト2位VSウェスト1位対決は、そのままチーム状態を反映するゲーム内容になったようだ。チーム全体のゲームスタッツでサンダーの方が明らかに優位になった試合であるが、勝敗を分けた一番の原因は同じポジションであるレブロンVSデュラントのエース対決にあったと分析する。

 

 

 レブロンは40分もプレイしてFGが8/18、うち3Ptが0/3で17得点、Reb 3、Ast 7であった。一方のデュラントは42分プレイしてFGが11/20、うち3Ptが4/5で28得点、Reb 9、Ast 8でトリプルダブルに匹敵する活躍だった。この2人のマッチアップにおいてオフェンスもディフェンスも完全にKDが上回った。KDドライブにヒートセンターやボッシュのカバーを余儀なくされ、サンダーのセンターパーキンスやPFイバカがペイント内でうまい合わせのプレイが何度も成功した。レブロンがKDにドライブされるのを警戒して少し下がり目になるとアウトサイドシュートを確実に射抜く。速攻でもヒートのお株を奪うかのようなワンパスランニングシュートに持ち込み、ハイライト映像にあるKDアーリウープは勢いを象徴するプレイだった。

 

 SGハーデンをシックスマンで出場させて、スターターのセフォローシャより常に長いプレイ時間を与えるのもチームセカンドユニット事情によるものなのか、スターターとしてもっと長いプレイタイム与えたい選手だ。19得点、FGが6/7とすごいシューティング確率だ。もっとシュートを打たせたいSGだと思う。

 インサイド守備要のPFイバカはオールスター級PFとも十分マッチアップできるディフェンス力がある。このゲーム、ボッシュを18点(FG6/11)・Reb5に抑えTO5を誘発させている。イバカは19得点(FG8/10)・Reb10・TO1であるからいかにGoodJobしたかわかる。

 センターのK.パーキンスがこれだけ仕事した時のサンダーはかなり手ごわい。16点(FG8/11)と高確率である。

 PGのウェストブルックは13得点(FG4/16)とたぶん自身は不満なオフェンス結果だったろうが、貴重な6AstではKDやイバカ、パーキンスを生かすものだったから、こういうゲームメイクもチームが勝つためには意外と早道なんだと使いこなせるようになるとサンダーは安定するんだろうな・・・

 

 

『サンダーは、10日後の4月4日(水)にロードでヒートと再戦する予定となっている。一方のヒートでは、ドウェイン・ウェイドが22得点、クリス・ボッシュが18得点、レブロン・ジェイムスが17得点を記録したが、ビッグ3だけで合計15ターンオーバーとミスを連発した。ジェイムスは、「攻撃の最中にケアレスなターンオーバーが多過ぎた。試合を通してターンオーバーが多かったね」と、敗因を述べた。ウェイドは第4Q開始から3分ほどベンチで過ごし、コートに戻ってからは1本もショットを打たなかった。
試合後この点について質問されると、「オフェンスについてはコメントしたくない」とだけ語った。エリック・スポエストラHCは、「オールスターブレイク以降のロードゲームでは酷い試合が多い」、「我々にとって大事なことは、今のチームが更に上のレベルに到達出来るかということ。更に進化出来るかどうかは別としても、この3週間よりは安定した状態にしなければならない」とコメント。また「最高のプレイが出来ている瞬間は、どのチームと対戦しても負ける気がしないが、今はその状態には到達していない」と続けた。』

 

 ウェイドがオフェンスについてコメントしたくないと述べたところに、ヒート最大の弱点でありアキレス腱があるような気がする。チームオフェンスを機能させるための鍵は誰が握ってるのだろう?

 このチームはたぶん、プレイ面でHCの権限よりガードのウェイド、フォワードのレブロン2人がチーム全体のプレイ選択決定をしてるような感じがする。身体的にバスケット経験のない異色NBAヘッドコーチがこの2人をどこまでうまくコントロールできるのか、ヒート最大の課題であると思う。と同時に、ビッグスリー以外のメンバーをいかに積極的にプレイさせるのか、悩ましい問題だろう。

 

 2月のオールスター戦以降、3月成績は両チームとも似てる。

 3月はここまで、ヒート8勝5敗、サンダー9勝5敗。

 この後の対戦もPO出場可能性の高いチームが続く。

 ヒート:ペイサーズ⇒マーベリックス⇒ラプターズ⇒セルティックス⇒76ers⇒サンダー⇒グリズリーズ

 サンダー:ブレイザーズ⇒レイカーズブルズ⇒グリズリーズ⇒ヒートペイサーズ

 両チームともPOに向けて面白いカードが組まれている。

 

 

 

  


OKCデレック・フィッシャー参上~現選手会長まだまだ現役

2012年03月25日 | NBAバスケ

 

 NBA選手の移籍にはほんとうに多種様々なタイプがあり、水面下あの手この手で駆け引きと取引がおこなわれてる。

レギュラークラスの大物から、シックスマン的なベンチプレイヤー、控えの控え的な選手まで、チーム戦力事情とサラリーキャップとの内部葛藤を経て毎シーズン途中でさえ驚くようなトレードが成立してしまう。

 

 1996年ドラフト1巡目二十番台でLALからピックアップされて8年間レイカーズで活躍、3ピート達成 ⇒ 2004~2006 GSW ⇒ 1シーズンだけユタ・ジャズ ⇒ 2007~2012 再びレイカーズで2連覇に貢献 ⇒ 2012 OKCサンダー

 これまで数々のオールスター級選手がチャンピオンリングを1つも手にすることなく引退してるのに、何という強運の持ち主でしょう。6個目のリングを勝ち取る可能性の高いチームへ行ってしまった。

 

 

 年齢が37歳だから背番号#37というのも面白い(笑)フィッシャーの興奮してる様子が写真やインタビュー記事から伝わってくる。お髭男爵ハーデンもなんだかうれしそうだな。

 さっそく途中から19分もプレイタイムをもらって終盤にはゲームのだめ押しスリーを成功させたみたいだ。

 

 

 サンダーにとってこのトレードは、きっとプラスに作用すると予想。チームのワンポイントPGとして落ち着いたアクセントを入れてくれるはずだ。スターターPGのウェストブルックはよく指摘されるTO(ターンオーバー)なんて気にすることなく攻撃的オフェンスをやり続ければいい。TOというマイナス面より、K.デュラントとウェストブルックは様々なシュートに持っていく積極性の方がチームにとってはどれだけプラスになっていることか。この大エース2人を精神的なブレが少ないよう気配りしてあげられるだけの選手だと思う。長いキャリアの中では、しびれるような修羅場をたくさん経験してきてるし、POの戦い方・気の持ち方を熟知してるベテランだ。D.フィッシャー自身も凄くやりがいを感じてることでしょう。最後に一花咲かせるだけの環境に移籍できたことをなんとなく嬉しく思う。

 

 

 

 

 今日のウルブズとのゲーム、ダブルオーバータイムのこれまた凄い試合になったもんだ。

 

ミネソタ・ティンバーウルブズ(23勝26敗) 140-149 オクラホマシティー・サンダー(36勝12敗)

 

 リッキー・ルビオなきあとウルブズ頑張ってるんだけどほんの少し何か足りないゲームが続いてる。K.ラブ キャリアハイの51得点・14Reb・49分・3Pt 7/11と大暴れだったのだけれど。

 OKCのFGが60/113(53.1%)と素晴らしい。対するウルブズFGは49/100(36本スリー試投)とアウトサイドに偏りすぎたオフェンスだったみたいだが、14本ものスリー成功と粘りに粘ったみたいだ。サンダーは対戦相手によって、チームディフェンスでどこに焦点を当てるのか、特にどこを押さえに行くのか明確にしていくことで相手得点をもっと抑えられると思うのだが・・・

 

 中一日おいて、今度はマイアミ・ヒートをホームに迎えての対戦。フィッシャー獲りに失敗したヒートは、センター補強としてロニー・トュリアフを獲得した。さあどうなんでしょう?

 

 

『トュリアフは2005年ドラフト2巡目でロサンゼルス・レイカーズに指名されて入団した後、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ニューヨーク・ニックス、ワシントン・ウィザーズで合計7年間プレイしたが、今シーズンウィザーズで4試合プレイした時点で左手を骨折。ワシントン・ウィザーズ、デンバー・ナゲッツ、ロサンゼルス・クリッパーズが絡む三角トレードでナゲッツに移籍したが、今月早々解雇されていた。21日夜にヒートのチャリティイベントに参加したトュリアフは、「ヒートが自分に関心を持ってくれるなんて信じられない。バスケットボールを熟知し、あらゆる所で成功を収め、将来殿堂入りが確実な選手たちに囲まれるなんて本当に嬉しい。これまで他の人を楽にできるよう努めてきたことに誇りを持っているが、ここでもそうできるよう努力したい」と、笑顔を見せた。ヒートはここ数週間インサイドの補強を模索してきた。鍵となるディフェンダー、ジョエル・アンソニーは、今シーズン少なくとも10試合先発したセンターの中で、得点(3.2)はランキング37位、リバウンド(4.2)は36位。控えのセンター、デクスター・ピットマンとエディ・カリーは今シーズン32試合に出場し、62得点を記録するに留まっている。ヒートは得点ではリーグ3位につけており、オフェンスは問題ないが、ミケル・グラッドネスの10日間契約が今月早々切れたため、ロスター強化のためにディフェンダーを探していた。昨年夏、シェーン・バティエーの加入働きかけ、今回もトュリアフの加入を望んだというウェイドは、「ロニーの豊富なエネルギー、素晴らしい性格は、我々がプレイオフに進出するために必要。ヒートのシステムに合う選手だ。プレイオフに向けて体作りができれば、インサイドの大きな補強になると思う」と歓迎。ジェイムスも「彼の活力、熱意は我々のディフェンスにぴったりだ。加入してくれて嬉しい」と話した。』(NBA日本語ニュースより)

 

 ヒートの課題は、インサイドのRebとディフェンス力と言われてるみたいだけど、この頃のゲームではやけにロースコアが目立つ。得意の速攻に翳りある感じするが、ビッグスリー以外メンバーの積極性が重要だと思う。特にセンターとガードポジションの頑張りが・・・

 明後日のヒートVSサンダーは本当に楽しみなゲームだ。接戦の好ゲームを期待したい。

 

 

  


ニックス怒涛の4連勝~何に目覚めたのか?

2012年03月22日 | NBAバスケ

 

 チームスポーツではプロであれアマであれ、同じメンバーであるにもかかわらず何かのきっかけで大きく変化することがあるものだ。人や技術は変わらないのにどうしてこんなに良い方へと動き出したのだろうか?

 

 よく言われる「心・技・体」で、チームの『心』がこれ程までにニックスのプレイスタイルまでこの何日間で変えてしまうとは・・・

 6連敗後、辞任という公式発表であるが事実上のHC解任。ACから昇格したマイク・ウッドソン、確かな4連勝である。

 いったい何がニックスをこうも変えたのだろうか?

 

 

 とにかくコート上の選手、ベンチが明るい。この明るさが競り合いにおいても「チーム心」に余裕を生んでいるかのようである。

 戦術において明らかな変化を2つ読み取れる。

 1つ、個々のディフェンスとチームデェフェンスがアグレッシブになり、1試合通じての失点がこの4ゲームでは平均89失点であった。

 2つ、スターターの出場時間が少なくなり、ベンチメンバーを7人も使い切っている。この4ゲーム、スターターで20点以上挙げた選手がいない、20分台~多くて30分前半までの出場時間であった。

 以前見られたメロの無理な1on1は激減して、インサイドのKeyプレイヤーであるT.チャンドラーとアマレが得点とRebで良い結果を出し続けてる。リンが率先して得点を取りにいくのではなく、本来のPGとしての仕事に専念してる感がある。ディフェンスを頑張る意識は、ゲームの4ピリオドや終盤勝負どころでスティールや速攻が出て4ピリオドで相手より確実に良いオフェンスにも繋がっている。

 

 

 不思議なものだ。この一週間でチームの連帯感が急激に生まれ、プレイへの懸命さ、勝つための一丸さが素晴らしいゲーム運びとなり、誰がヒーローというわけでない。

 今日のゲームより、イースタン上位のペーサーズに対して連勝したゲーム内容に、たまたまの勝ちでないものを感じた。

このあと3月下旬は、

  76ers⇒ラプターズ⇒ピストンズ⇒バックス⇒マジック⇒ホークス⇒キャブス

とイースタン上位チームとの直接対決ゲームが続く。この7ゲームでもって、もし5勝2敗で乗り切るようなことがあると勝率5割超えである。確実にプレイオフが見えてくると思うのだが、そんなにすんなりいくほどNBAの世界はあまくもないだろう・・・

 

 

 主力の怪我に悩ませられるチームが多い中、ニックスの駒は豊富である。どこまでこの調子と成長を持続できるのか?

イースタンのブルズ、ヒート、マジック、ニックスは特に目の離せないチームであると思う。

 

 ウェスタンではちょっと異変が起きているというか、読めない(予想の外れる)勝ち負けのゲーム結果が起きているような感じがする。4位クリッパーズからマブス、グリズリーズ、ナゲッツ、ロケッツ、9位のジャズまでほんとうに紙一重の激戦が今後も続くのだろう。

 

 

  


NBAトレード後の現地3/16注目ゲーム~モンタ・エリスVSウォリアーズ

2012年03月17日 | NBAバスケ

 

 日本ではあり得ない光景である。シーズン途中数日前まで来ていたユニホーム相手に、ホームコートだったアリーナで元チームメイト達と戦うことになるとは・・・何という運命だろう。どことなく哀愁漂う後姿だ。

 モンタ・エリス 元GSウォリアーズのスーパーガード、俊敏性あり得点能力に優れた選手。トレードデッドラインぎりぎりで行われた大物トレードの1つ。

 ウォリアーズチームメイト、ヘッドコーチ、ファンはどんな心境でエリスを迎えたのだろうか?

 

 

 NBAのトレードはその選手の価値を認められることで成立し、トレード先のチームに必要性があるからという意味で名誉なことでもある。

 しかし、新チームに合流して数日、チーム戦術とか約束事、ナンバープレイ等どうやってすぐ実践ゲームに適応できるのだろうか?

 

ミルウォーキー・バックス(20勝24敗) 12098 ゴールデンステイト・ウォリアーズ(18勝23敗)

 

 ほとんどぶっつけ本番での公式ゲーム、エリスはもちろんスターターで39分も出場してる。元ホームのアウェイで18得点して古巣に圧勝した。ウォリアーズのマーク・ジャクソンHCは神妙な表情だ。

 これでバックスはニックスと共にカンファレンス同率8位タイ、PO出場目指して素晴らしい選手を獲得した。

 

 

 どの選手もそうだけど、移籍したばかりのユニホームには非常に違和感があり似合わない感じがする。

 

 

 現地3月16日ゲームであと5ゲーム注目カードがあった。

 インディアナ・ペイサーズ(25勝17敗) 100-115 ニューヨーク・ニックス(20勝24敗)

 マイアミ・ヒート(32勝11敗) 84-78 フィラデルフィア・76ers(25勝19敗)

 サンアントニオ・スパーズ(29勝13敗) 114-105 オクラホマシティー・サンダー(33勝11敗)

 ミネソタ・ティンバーウルブズ(22勝23敗) 92-97 ロサンゼルス・レイカーズ(28勝16敗)

 ポートランド・トレイルブレイザーズ(21勝23敗) 100-89 シカゴ・ブルズ(36勝10敗)

 

 イースタン4位~6位でしのぎ削ってるペイサーズ・76ers・ホークスはいずれもラスト10ゲームが5勝5敗のタイ。やや調子落としている感じがするが、セルティックスが7勝3敗で調子あげてるだけにこれからも毎ゲーム必死の戦いが続く。

 本日一番の好カードはスパーズVSサンダーのウェスタン1位・2位対決だろう。つい先日、サンダーはまさかの大逆転負けをロケッツに喰らってチームがどことなく不安定な最中にいる。スパーズはこのところ安定の兆しあり。とにかくPGのT.パーカーが老練な手綱さばきでスターター5人全員いい感じだ。どこからでも得点できる感じでサンダー相手に、

  パーカー25点・CのD.ブレア22点・D.グリーン21点・T.ダンカン16点・K.レナード15点と内・外でのバランス良い得点を挙げた。

 一方、サンダーは

  ウェストブルック36点・デュラント25点・ハーデン19点・イバカ12点で、その他のメンバーオフェンス得点が止まってる。まるでこの何試合かヒートのようにエース2人~3人でほとんど得点しその他は沈黙してるかのようなオフェンスパターン。ウェストブルックとデュラントのどちらか一方でも精神的バランスを失う時間帯があると他のメンバーでなかなか取り返せない状況が続いてる感じ。

 

 レイカーズは5連勝、ルビオの大怪我あったミネソタ戦に始まり接戦をものにして、またもやミネソタから勝利。ラスト10ゲーム8勝2敗といよいよ好調の波が来るのだろうか?大ベテランガードD.フィッシャーを放出して獲得したR.セッションズ効果が出るのだろうか?まだ未知数であるが、コービー・バイナム・ガソル・ワールドピースの布陣はやはり強力で重量級だ。

 

 最後に、ブルズは4ピリオド勝負となり、不安だったFG決定力の差が端的に出ての敗戦。今日もローズは足の付け根大事とってのお休み。あと1か月のゲーム日程はどのチームも詰まってる。1週間で4試合平均消化しなくてはならない。厳しい日程とコンディションとの戦いでもある。

 

 

 

 

 

 


ヒートを解雇されたブルズ男~対ヒート戦燃える、ニックスHC交代劇

2012年03月16日 | NBAバスケ

 

 マイアミ・ヒート(31勝11敗) 102-106 シカゴ・ブルズ(36勝9敗)

 

 「弱り目にたたり目」、ブルズのD.ローズは一昨日の試合後、記者へのインタビューでリーグ側に審判批判と受け取られ約210万円の罰金、怪我はなかったもののハイウェイで後ろから衝突される交通事故に巻き込まれ、本日のヒート戦は足の付け根痛みにより欠場とコート外でのことが話題になってしまう。

 ローズなきこのゲーム、予想もつかない展開と結末になった。いろいろな球団を渡り歩いた苦労人#15ジョン・ルーカスがとんでもない活躍を見せた。ヒートも解雇された履歴もあるそうだ。NBA日本語ニュースより

 

 

ブルズでは、控えのジョン・ルーカスが5本中3本の3ポイントを含む12本中9本のFGを成功させ24得点と奮起。ここ12戦で11勝を記録したブルズは、通算成績をリーグトップの369敗とし、イースト2位のヒートを3.5ゲーム差に離した。試合は、ブルズが第2Q34-19と突き放し、ハーフまでに11点のリードを奪う展開。第3Q終了時まで11点のリードをキープする。だがヒートはドウェイン・ウェイドが第4Q38得点中19得点を挙げる奮闘を見せて反撃。残り120にはウェイドのジャンパーで100-96と追い上げ、残り17.2秒には6点差とされるものの、ジェイムス・ジョーンズの3ポイントで残り10秒には102-99ブルズのカイル・コーバーがフリースロー2本を沈めた後、ジョーンズがまたも3ポイントを決め、残り6.8秒に104-102と追い上げる。だが、最後ルーカスがフリースロー2本をきっちり決め、追い上げるヒートを突き放した。ブルズでは、ローズがこれで今シーズン11試合目となる欠場。リチャード・ハミルトンもわずか15試合しかプレイしておらず、ルオル・デンもこの前の2試合を欠場。怪我人続出にもかかわらず、ブルズは勝ち続けている。ルーカスは「我々は兄弟のようだ。1人が倒れても、他が立ち上がる」と、勝利を喜んだ。ヒートのエリック・スポエストラHC活躍したブルズのルーカスについて、「我々はルーカスを良く知っている。ヒートは彼を解雇したチームの1つだ。何回解雇されたか知らないが、それでますますタフになったのだろう」と話した。

 

 

 ヒートのスコアリングに偏りがありすぎる。ウェイド36点、レブロン35点、ボッシュ12点・・・あとは6点、4点、3点、2点とシュート試投数自体が5本以下である。スタメンセンターJ.アンソニーは27分間、FG0/0でFT0/2の0点。なんなんだろう?

 最近のヒートは特にビッグスリー以外の得点が異常に低い。シュート打つこと自体少なすぎる。これではプレイに積極性が生まれるとは思えない。オールスター級のエースが3人もいることはすごいアドバンテージなのだが、周りがこの3人に任せ過ぎるオフェンスになってはないだろうか?チームリバウンドにもこの傾向が表れてる気がする。

 一方、主力にケガの多いブルズはエースがいなくても、皆で力を結集してRebも、シュートも、得点も、ディフェンスも積極的に頑張る。けが人続出で毎ゲーム綱渡りだと思ってるうちに、ベンチメンバーが「俺がやらねば」と勢いある、覚悟あるプレイが次々と生まれている。さすがのレブロン、ウェイドもこれには困ったなという顔をしている。

 

 

 しかし、シーズンゲームとプレイオフとの戦いは別物である。この短期決戦だけはよい意味でも悪い意味でも魔物が潜む戦いである。今のところブルズはのぼり調子であるみたいだが・・・

 デンの手首の状態はかなりよくないんだろう。シューティングFGが悪すぎる。3月残りはじっくり治療に専念してもらいたい。

 

 

 

 

 まさか、ニックス本日突然のヘッドコーチ交代劇、意外だった。

ダントーニHC辞任ニュースを聞いたとき家で昼寝をしていたと言うカーメロ・アンソニーは、試合後、「我々はすべての事を脇に置き、バスケットボールを楽しんだ。こんな風に楽しかったことは久しくなかった。勝つことができた」と喜んだ。ニックスでは、トレードを要求したことや、ダントーニHCと軋轢があったことを否定したアンソニーが12本中6本のFG を決めて16得点、シーズンハイタイの7アシストアマレ・スターダマイヤーが10本中8本のFG を成功させて17得点を記録。2人とも第4Qはベンチに下がり、ニックスは今シーズン最高得点をマークし、快勝した。ダントーニHCは当日辞任を決断し、オーナーや選手たちショックを受けた。しかしニックスは暫定HCに就任したマイク・ウッドソンのデビュー戦でパワフルなプレイを展開。JR・スミスが23得点、スティーブ・ノバックが20得点を挙げ、チーム全体でフランチャイズ記録にあと1本に迫るシーズンハイの3ポイント19本を成功させた。ウッドソン暫定HCは、「このようなことが起こった後、選手たちの目を見ると精神的にやらなければという気持ちが見て取れた。だから彼らにただ深呼吸をしてリラックスし、自分たちができるバスケットボールを楽しんでしろと言った。選手たちはそれに応えてくれたと思う」と話した。フェニックス・サンズ時代にもダントーニHCの下でプレイしたスターダマイヤーは、「コーチの辞任に驚いたが、これもビジネスだ。我々はプレイできる所を見せ、今日は良いプレイができた」とコメントしている。』

 本当のところは、メロとの確執というか、ダントーニHCがやりたいサンズ時代のラン&ガンオフェンスが機能しないチームに「メロ」トレードを球団最高責任者に直訴して始まったことらしい。具体的には、ネッツのデロンとトレードしてもらうように訴えかけたみたいだ。もともとダントーニはサイズより第一に走力を選手に求めるコーチで、徹底して走れる選手を起用したいバスケットスタイルだ。

 サンズ時代は、若きナッシュを始め走れる選手を育て上げられた。シーズン60勝以上を何年かあげてPO進出と大躍進したが、何度もスパーズに阻まれた。勝つためにディフェンシブなチームが多く出始めた頃、一石を投じるオフェンシブなチーム作りを頑として推し進めたのがダントーニのバスケ哲学であったらしい。人気選手がトレードされるか、監督が解任されるか、球団はメロを残したということだろう。

 大都市のお金持ち球団は何かと世間を騒がすことが多い。皮肉にもこのようなことで選手たちが伸び伸びとプレイして勝ち続けるとは思えないのだが・・・せっかくリンがブレイクして眼中になかったPOラインに届くかもと面白くなったのに・・・

 

 シーズン後半に新たなチームバスケットを作り出していけるのかな?

 

 選手はPO出場できるだけの素材十分あると思う。やはり、カギを握るのは「リン」ではなくて「メロ」なのだろうか・・・

 

 

 

 まぁとにかくよく見ていきましょう。

 

 

 


ニックス正念場~土壇場の6連敗

2012年03月13日 | NBAバスケ

 

 「くじ運も実力のうち」と言われることがある。また、「組合せの妙」と表現することもある。上手くことが運んだケースに用いられるのだろうが、その反対のこともあり得るだろう。

2月上旬から中旬にかけて、リンサニティ現象・リンクレディブル効果であれよあれよと7連勝5割復帰を果たした。このあと、

負け(NO)→勝ち(DAL)→負け(NJ)→勝ち(ATL)→負け(MIA)→勝ち(CLE)→6連敗(BOS・DAL・SAS・MIL・PHI・CHI)

 12月 2勝2敗  1月 6勝11敗(6連敗を含む)  2月 10勝5敗(7連勝を含む)  3月 0勝6敗 である。

しかしながら、1月の6連敗とはゲーム内容が全然違う。ゲーム内容的には3勝3敗でもおかしくないように思えた。

 ではどうして6連敗になってしまったのか?

競り合い、接戦に負けた原因が必ずどこかにあるはずである。今日のブルズ戦でその原因の1つが明らかに見つけられた。

 まずは昨日の76ers戦から。

 

 

76ers(25勝17敗) 106-94 ニューヨーク・ニックス(18勝23敗)

 

 前半は互角の展開で2点差、第3ピリオド一気に持っていかれた。ゲームスタッツを見る限りは76ersのスリーを含むシュート力と速攻にやられた感じがするが・・・今日のブルズ戦をPlay-By-Playゲームチャンネルで見て気が付いたことがあった。

 ニックスフロント陣センターT.チャンドラーPFアマレSFカーメロのリバウンド数、特にオフェンスRebに注目していただきたい。

 このゲームでは、この3人の順でReb数が(12)そのうちOff.Reb数が(2,である。

 今日のブルズ戦は、Reb数が(10)そのうちOff.Reb数が(である。

特に、PFのアマレが主力選手で十分なプレイ時間ありながらRebに関わっていないことがオフェンスの粘り強さを欠く結果に直結している。おそらく、ニックスで一番Off.Rebを稼いでいるのは#7メロであるだろう。彼は1on1だけでなくボールに対する執着心や勝負に対する嗅覚がニックス全選手の中でもっとも優れていると感じる。

 

 

 どんなに内容のいい勝負をしてもプロである限り勝たなければ意味がない。まして、連敗はきついし長く続くともの凄くこたえる。

希望の光放ったリンでさえ自信を失いかけてしまう。チーム自体が意気消沈する雰囲気になることが怖い。そんなことをメロが試合後、インタビューを受けた取材映像で語っていた。自信を失うことなく明日のブルズ戦に臨みたいと。

 5連敗直後のニックスが綱渡りのブルズにどう挑んでくるのか、リンVSローズのPGゲームコントロールはどうなるのか?

非常に興味あるスリリングなゲームになった。

 

 

ニューヨーク・ニックス(18勝24敗) 99-104 シカゴ・ブルズ(35勝9敗)

 

 ゲーム最終盤残り2分切るまで勝利がどちらに転ぶのかわからないシーソーゲームになった。

前半、やたらとブルズファウルによるニックスフリースローが多かった。テクニカルファウル?いったい誰のテクニカルなんだ?と映像のないリアルタイムPlay-By-Playチャンネルから想像していた。レイアップ系シュートやダンクシュートの多いアップテンポなゲーム。コート図のシュートチャートに○(ショット成功)や×(ショットミス)が描かれていき誰がどんな状況でシュート打ったのかイメージしながらの観戦?は意外に面白いものであった。お互いシュートブロックも多い展開で、各ピリオドごとの○と×は一目瞭然でブルズの方が多い。つまり、オフェンスリバウンドを圧倒的に取って繰り返しシュート打ってることが視覚的に伝わってきた。ゲーム終了後のスタッツを見なくても、このゲームFG%、フリースロー成功本数の高いニックスが敗けてブルズがなぜ勝てたのかわかるものであった。

 ニックスFG:37/80 FT:22/31 Reb:38(Off 9)

 ブルズ FG:40/93 FT:19/28 Reb:56(Off 22)

 これだけOffRebの本数(13本)が違い、シュート試投数13本も違うとゲームをものにできない。それでもニックスは接戦になるだけのゲームコントロールと試合運びを辛抱強く終盤まで粘った。最後の最後までタイムアウトを取り、メロがスリーを決め諦めなかったことにニックスの成長と試合内容の良さを感じた。

 

 

 ブルズセンターのノアとベンチ控えのピボットマン#22T.ギブソンがRebとインサイドプレイにおいて素晴らしい仕事を果たしてくれた。骨が軋むようなゴミ拾いを少しも嫌がることなく誰よりも積極的に実行してくれる選手がいることが隠れたブルズの強みである。結果からではなく、ほんとうに「Rebを制するチームはGameをも制する」という試合になった。

 

 

 これでニックスとバックスがお互い18勝24敗でピタリと並んでイースタン8位である。0.5差で16勝23敗といつのまにかキャブスが追い上げてきた。

 

 ニックスほんとうに正念場だよ。

 

 

 


R.ルビオ大怪我~ニックス・ブルズ記録(現地3/4~11)

2012年03月11日 | NBAバスケ

 

 現地3月9日ウルブズホームコート、ゲーム最終盤残り20数秒、レイカーズ101点ー102点ウルブズリードの局面、コービーがサイドライン近く左ウィングでアイソレーションに入ろうとした瞬間、ミドルレーンにいたルビオはコービーへダブルチームトラップにいった。コービーの足もとに入る最後のステップが歩幅大きく、コービーはさあ来たかとばかりに即座にミドルレーンへドライブ。ルビオは左足を引くことができず当然ブロッキングファウルの接触をした。スロー再生を見る限り、コービーと接触する前に体重が左足に乗り上半身はコービーのドライブ方向へ、足はそのまま、ひざに捻りが入ったように見えた。

 

 左膝前十字靭帯断裂。前十字靭帯とは太ももの骨とすねの骨を結ぶ強靭な紐で、関節を安定に保つ支持機構である。バスケットボール選手では圧倒的に女子選手に多い怪我である。おそらく男子は負荷が強くてもそれを支える膝周辺の筋肉が強いため靭帯を支える割合が高いのかもしれない。医学的には未だ核心不明だそうである。手術して靭帯をくっつけた場合はある程度の復帰まで最低でも6か月~8か月くらいの時間を要する。

 

 

 

 ミネソタは5割到達してPO進出ラインが見えたばかりの矢先、ルビオの代役はいない。ほんとうに残念な出来事だった。

残りのメンバー全員で頑張るしかない。昨シーズン最下位の成績からすると大躍進したのだけれど、ルビオがPGとしてNBAで十分やっていける感じがしてただけに残念だ。

 

 

 

 

ニューヨーク・ニックス(18勝22敗) 114-119 ミルウォーキー・バックス(16勝24敗)

 

 リン:41分・20点・FG8/14、アマレ:37分・27点・FG11/15、メロ:37分・22点・FG7/17、フィールズ:37分・18点・FG9/12 とスターター4人はいい感じなのだが・・・OTでないのにハイスコアすぎる。チームディフェンスに問題あるのか?

 ニューヨーク・ニックスは現地3月4日のセルティックス戦から昨日のバックス戦の厳しいロード4連発、4連敗という結果に終わった。第3ピリオドもしくは最終盤までいい勝負してるのだが、紙一重のなにか足りない。J.リンは頑張り続けてるが、対戦相手から厳しいマークにあい対策を立てられてる感じがする。リンもニックスもこの後の5ゲームさらに厳しい相手が続く。

 

 

これでイースタン8位ニックスと9位バックスの差は2ゲーム、調子あげてきた10位キャブスとも2ゲーム差。イースタンPO8位争いはウェスタン同様熾烈を極めそうだ。

 

 

 

 

 ユタ・ジャズ(19勝21敗) 97-111 シカゴ・ブルズ(34勝9敗)

 

 このゲーム、シカゴはほぼ8人で戦っている。けが人だらけで本来のスターターはローズとブーザーだけ。よくこんな状態で好調ジャズに勝ったものだ・・・まだまだ綱渡りが続きそうだ。

 ベンチの3ポイントシューター#26「コーバー」がスタメン39分・キャリアハイ26点(3Pt:6/11)と大活躍、コーバーのボールミートからショットリリースまでかかる動作が超高速でよく正確なショットできるものだと感心する。ブーザーも風邪で休みノアの穴を埋める41分・27点の活躍。ローズは縦横無尽に強烈なスピードボール運びでこの2人を生かし切った。

 一昨日のマジック戦でチーム全体がショット不調に陥り競り負けただけに心配していたのだが、ローズが意識的に高速ドリブルでジャズディフェンスを切り裂いて楽なシュートセレクションを作り出したナイスゲームであったと思う。

 

 さて、来週ブルズはホーム4連戦であるが超重要なゲームである。ノアと誰が復帰できるのだろうか?

 

 現地12日 対ニックス  14日 対ヒート  16日 対ブレイザーズ  17日 対76ers

 

 

  


卒業シーズン~新たな道へ旅立ち

2012年03月09日 | 人生

 

 卒業シーズンである。

毎年、この時期になると胸の詰まる別れがあり新たな道へと旅立つ若者を送り出す。

特に、バスケ部で苦楽をともにした部員たちには感慨深いものがある。

幼さ残る顔で入学してきてたった3年間で驚くほど大人びて卒業していく。

 自分を振り返っても高校までの人生は、自分のことだけ頑張ればよい人生みたいなもので

お世話になった周りの人々に生かされていた感じがする。今や高校の進学率が98%を超える時代であるから

高校もある意味義務教育みたいなものである。高校卒業後から本当の意味での「人生」を創るステージになるんだろう。

 大学に進学するもよし、専門学校等へ進むもよし、就職して社会に出るもよし、大学目指して浪人するもよし。

一番大切なことは、自分が「どのようになりたいか?」と模索し続け、それに向けて努力し続けることである。

 『人はなりたいとおもうように成っていく』

歴史上かの有名な方が残した言葉をしみじみそうだなと思う。

 

 

 

 

 若い頃、時間は無限にあり人生は果てしなく続くんだなと錯覚していた。

人生は明らかに有限であり、今が何より大事である。いくつ年を取っても、今とこれから「どうありたいのか」と

探し続けることに変わりない。生きるエネルギーや体力が減少しようとも、情熱の持ち方・出し方に違いなんてない。

 

 浜田省吾の曲に「家路」という名曲がある。その曲の中にこんなフレーズがあって今も口ずさむときがある。

 「どんなに遠くてもたどり着いてみせる。石のような孤独を道連れに空とこの道出逢う場所へ」

 

 このごろ歌をあまり聴いていない。あまりの忙しさにその日暮らし的な毎日で、寸暇にNBA結果をチェックし気がついて

みたら当ブログもNBA関連ばかりになっている。まぁそんなことはどーでもよくて、気ままに好きなことを書こうと始めたこと

であるから、これからも思いのまま気になることにためらわず書いていく。

 

 

 

 

 古い曲になるが、ブルーハーツというバンドの晩年に「夕暮れ」という名曲がある。上の写真は「朝焼け」であるが、

この曲にも随分励まされた。80年代バンドブームの火付けになったブルーハーツには、今の時代聴いてもグッとくる曲が

たくさんある。

 

「人生は夢じゃない、まぼろしなんかじゃない。僕たちはなんとなく生きてるんだ。夕焼け空は赤い、炎のように赤い。

 ・・・それよりももっと赤い血がからだ中を流れてるんだぜ。」

 

 『卒業』は人生における1つの『夜明け』なのかな。あとは自分で考え、自分を信じて生きていってよ。

頑張っても、頑張らなくても『なんとかなるさ』、生きていれば

 道につまずいたり、迷ってる人は、斉藤和義のカバー曲「深夜高速」(フラワーカンパニーズ)を聴いてみて。

 

「 青春ごっこをいまも続けながら旅の途中 ヘッドライトの光は手前しか照らさない 真っ暗な道を走る

  胸を高ぶらせ走る 目的地はないんだ 帰り道も忘れたよ。・・・(中略)・・・

  僕が今までやってきたたくさんのひどい事 僕がいままで言ってきたたくさんのひどい言葉

  涙なんかじゃ終わらない 忘れられない出来事 ひとつ残らず持ってけ どこまでも持ってけよ

  生きていてよかった 生きていてよかった そんな夜を探してる

  生きていてよかった 生きていてよかった そんな夜はどこだ

  いこうぜ いこうぜ 全開の胸で いこうぜ いこうぜ 震わせていこうぜ

  もっともっと もっともっと 見たことのない場所へ ずっとずっと ずっとずっと 種をまいていく

  全開の胸 全開の声 全開の素手で 感じることだけがすべて 感じたことがすべて

  生きていてよかった 生きていてよかった そんな夜を探してる

  生きていてよかった 生きていてよかった そんな夜はどこだ 」

 

 

 


NBAヒールとヒーロー~現地3/4は面白すぎるゲームで気絶するほど悩ましい

2012年03月06日 | NBAバスケ

 

 現地3月4日Sunday、ちょうどオールスターゲームから一週間、鼻を折られたコービーのホームコートでレイカーズVSヒートの対戦があった。お祭りであるにもかかわらずケガをさせてしまったウェイドはこの一週間批判の的にさらされただろう。

 どうもアメリカ人はこういうシチュエーションが大好きだ。ヒールとヒーローの関係が。ヒーローだけ、もしくはヒールだけではドラマは生まれないのである。ウェイドは格好のヒール扱いをされ、結果的にはコービーが完全ヒーローになるストーリーがゲームで素晴らしく実現してしまい、ステイプルズセンターはとんでもない盛り上がりをみせたみたいだ。大ブーイングと拍手喝采の大声援とが入り混じりゲーム的にもレイカーズに刺激をもたらすゲームになったのではないだろうか。

 

マイアミ・ヒート(28勝9敗) 83-93 ロサンゼルス・レイカーズ(23勝14敗)

 

 コービー33得点、ウェイド16点で6ファウル退場と明暗が分かれた。何もウェイドは遠慮したわけではないだろう。精神的にどこかいつもと違ったことが作用したのかもしれない。この一週間の重圧を跳ね返そうと無理なプレイ(ディフェンス)に力は入り過ぎたのでは?・・・とみる。ゲームのハイライト映像を見たが、明らかにファウルをしている。ゲーム後、審判のコールについて尋ねられてなんともかわすような発言をしている。

『一方のヒートでは、レブロン・ジェイムスが25得点、13リバウンド、7アシスト、ウェイドが16得点を記録。会場から大ブーイングで出迎えられたウェイドは、第4Q途中にファウルアウトとなった。
「滅多にファウルアウトにはならないけれどね」とウェイド。「でもレフェリーのジャッジについては何も言わない。罰金処分を受けたくはないから」と語った。
クリス・ボッシュは3日(土)に祖母の葬儀に参列したために欠場。ジェイムスはボッシュ不在の影響について、「クリスはチームにとって大きな存在。でも試合に出場している選手がステップアップしないと。ジャズ戦では勝機もあったけれど、今日のケースでは話が変わってくる。相手はホームで17勝2敗を記録しているし、本当に良いチームだね。全力を尽くして負けたわけだから、一応の満足感はある」と、試合を振り返った。』

 

 

 優れた選手ほどゲーム中のファウル判定の真偽はわかってるものだ。ウェイドはおそらく致しかたなしと思ってるだろう。レブロンは素直にこのゲームの敗戦よりコービー・ウェイド問題が周りに対して、特にレイカーズファンに対して一応の決着ついたと満足しているのかもしれない。

 ハイライト映像を見る限りでは、レイカーズのP.ガソルがやけにハッスルしてたな~。チームメイトがレブロンにいちゃもんつけられそうになった瞬間、レブロンを突き飛ばして吠えてたからね。一触即発戦いの気合はいっていい感じだ。レイカーズはコービー以外のガソル、バイナム、ワールドピースがこんな雰囲気だと必ず勝ち星を延ばすチームだと思う。あとはコービー以外のガード陣だ。

 

 

 

 

 

 ニューヨーク・ニックス(18勝19敗) 111-115 ボストン・セルティックス(19勝17敗)

 

 イースタン7位・8位の争いで、リンがハーバード学生時代をすごした伝統的アカデミックな街ボストンでのゲーム。どうしてこのゲームだけハイライト映像が普通の2倍近く4分も流れるのか?リン効果とOT(延長戦)とセルティックスのPGロンドがトリプルダブルという凄い結果を達成したことが相まって見所満載の試合だったからであろう。

 ニックスは今季一番内容いいゲームしたかも。シーズン序盤からするとチームオフェンスが格段よく機能している。インサイド・アウトサイドのバランスよくいい合わせのプレイが目に付いた。カーメロの1対1から合わせのパスがさばかれてナイスシュートだったり、アマレがゴールへカットしたあわせであったり、ディナイディフェンスからのパスカットであったり随所によいチームプレイが展開されていた。

 

 

 しかし、このゲームの主役はJ.リンの存在に触発されたR.ロンドになった。変なトレード噂話に載せられたことも発奮した材料であったかもしれない。リンはおそらくディフェンスフットワークに優れた相手PGとマッチアップするとゲームメイクに苦労する側面がある。それでも毎試合成長する部分を感じて、チームの変貌とともにニックスは本当に見ごたえのあるチームだ。

 ニックスの速いゲームテンポに合わせるかのようにセルティックスが普段のゲームよりアップテンポにロンドが見事コントロールした。ロンド:18得点・20Ast・17Reb、ピアース34得点と点取り屋の本領発揮。ロンドは相手ディフェンスをおちょくるかのようなパスフェイク、シュートフェイク、ドライブ、Rebへの飛び込み・・・楽しそうに躍動してたな。

 5割ラインを超えるというのは大変なことなのだな・・・

 

 

 

 

シカゴ・ブルズ(31勝8敗) 96-91 フィラデルフィア・76ers(22勝16敗)

 こういうゲームは心臓に悪い。ブルズはどうも76ersみたいなチームに相性が悪い感じがする。ローズが覚悟を決めてこれほど暴れなかったら競り負けてたゲームに見える。ローズの無茶頑張りとノアのReb、3ポイントシュートを除くと76ersの方がゲームを安定して運んでいる。ローズは2月上旬初戦フィラデルフィアでの敗戦がよほど悔しい記憶であったのだろうか・・・

 

 

 
 76ersのダグ・コリンズHC、こんな写真見つけてヒートGMパット・ライリー以上にまたもや驚いてしまった。

 

 

 NBAを見始めた頃、若きジョーダンいるブルズHCであった。かの有名なフィル・ジャクソンはAC(アシスタントコーチ)だったからね。長髪で陽気な若きHCであったから・・・ものすごく変わった。

 みんな髪が短く少なくなり、おじいちゃんになっていくんだな。自分も。「えっ!もうなってるって!!」誰だ?そんなこと言うのは・・・76ersのゲームを近い将来フルで見る楽しみがまた一つ増えた。

 

 

 


ヒート、サンダー敗れる~共通項を探る

2012年03月04日 | NBAバスケ

 

 オールスターウィークエンドから一週間、後半戦どこか風向きが変わってきた。

 昨日9連勝中のヒートがユタ・ジャズのホームで1点差負け、本日7連勝中のサンダーがアトランタ・ホークスのホームで競り負けた。

 アウェイとはいえ、どうして敗けたんだろうか?素直に探ってみたい。

 

 マイアミ・ヒート(28勝8敗) 98-99 ユタ・ジャズ(17勝18敗)

 

1ピリ 26-27  2ピリ 18-30  3ピリ 27-21  4ピリ 27-21

 ヒートスターター:ガードD.WadeとM.Chalmers、センターJ.Anthony、フォワードL.JamesとS.Battier

 ジャズスターター:ガードG.HaywardとD.Harris、センターA.Jefferson、フォワードJ.HowardとP.Millsap

 

 マイアミはビッグスリーの一人C.ボッシュ(PF)がこのゲームまで2試合出場できないことがわかっていた。代わりに出場したS.Battierは32分、FGはすべて3Ptによる6/7で18得点と活躍した。レブロンはいつも以上に、44分・10Reb・35得点、ウェイドも36分・31得点である。3人で84得点もしてどうして敗けるのか?

 残り出場した6人で14得点(4点2人、3点、2点、1点、0点)しか取れていない。ウェイドは試合後、次のようなコメントをしてる。

『今のチームは全員が自信に満ちている。誰1人として試合に集中していなかった選手はいない。チームには攻守に貢献出来る選手が揃っているし、どんな状況になっても持ち直せる自信がある。特にロードゲームではね、逆転するチャンスはあったけれどね。ただ、終盤は自分達のやりたいようになかなか実行出来なかった。』

 ちょっと無理したコメントじゃないかな。ヒート9人の選手得点、貢献度を見るととてもそんな風に思えないのだが・・・

 

 ヒートが敗れたゲームの特徴には、次の3つの共通項があるように思われる。

  ① チームとしてのトータルリバウンドが相手より10前後以上少ない。

  ② ペイント内の得点が意外に取れていなく、速攻による得点が一桁である。

  ③ 二桁得点が3人以下である。

 このゲーム、①はヒート32本対ジャズ50本とジャズが18本も多くRebを獲得している。

 ②は、ペイント内得点:ヒート38点対ジャズ52点速攻による得点:ヒート7点対ジャズ10点

 ③は、ヒート3人(ジャズ6人)と当てはまる。

 チームFG試投数をみれば、いかにジャズがセカンドチャンスものにしたかわかる。

 ヒートFG:37本成功/75本試投(49.3%)、ジャズFG:38本成功/90本試投(42.2%)

 その内、3Ptは、ヒート:8/17(47.1%)、ジャズ:3/10(30.0%)だからヒートの方がシューティングアベレージは全然いい。

 TO(ターンオーバー)はお互い少なく11個と同じ、Stl(スティール)も9本:8本と遜色ない。

 あと少し差がついたところは、FT(フリースロー)でジャズが勝負所で効果的にFTをもらっていた。

 FTは、ヒート:16/22(72.7%)、ジャズ:20/27(74.1%)

 

『ヒートは第4Q残り26秒に、レブロン・ジェイムスが試合の行方をほぼ決めるジャンパーを沈めて97-94とすると、その12秒後にはドウェイン・ウェイドがフリースロー1本(2本中)を沈めて98-96とした。ハリスの3Pプレイで逆転された後、ラストショットを託されたはずのジェイムスは、ジョッシュ・ハワードとポール・ミルサップからダブルチームをされ、オープン状態だったウドニス・ハスレムにパス。ハスレムは惜しくもショットを外し、ジャズの勝利が確定した。ジェイムスは、「色々と批判されることはわかっている。でも、俺は勝つために最適と思える判断をしたまで。誰よりも勝ちたいのは俺だったからね」とコメント。』

 2分30秒くらいのゲームハイライト映像には、最後のレブロン⇒ハスレムへのパスとともに、オールスターゲームでの同様なラストシーンが映し出された。残り4秒しかないのに、ダブルチームというのはそうなりかけてただけで決してシュートが打てない状況ではないように見えたが・・・

 最後の最後、このあたりに猛獣レブロンの数少ない精神性の弱さを垣間見た感じがする。これはひょっとするとヒートというチームがチャンピオンになるために抱えてる大きな問題かもしれない。

 

 

 

 

 

オクラホマシティ・サンダー(29勝8敗) 90-97 アトランタ・ホークス(22勝15敗)

 

1ピリ 24-27  2ピリ 23-26  3ピリ 28-23  4ピリ 15-21

 サンダースターター:ガードR.WestbrookとD.Cook、センターK.Perkins、フォワードK.DurantとS.Ibaka

 ホークススターター:ガードJ.TeagueとK.Hinrich、センターZ.Pachulia、フォワードJ.SmithとM.Williams

 

 サンダーという若い爆発力あるチームは、いまのNBAではとても魅力的なチームだ。過去に似たようなチームを探すのが難しい。オールスターゲームでも大活躍したK.デュラントとR.ウェストブルックはよく走るし、よく攻めて素晴らしいゴールハンターである。しかし、時としてこの2人の歯車が少し狂うとチーム全体がすべて狂いはじめてしまう傾向が出る。勝ったゲームの中でも、突然としてロースコアになるピリオドがある。

 サンダーは次の点でヒートと似た傾向がある。

 ① 基本的にアウトサイド中心のオフェンスチームで、速攻からの得点やアーリーオフェンスを仕掛ける傾向が強い

 ② ペイント内での得点が少なく、3ポイントシュート不調なときは苦しいゲーム展開になる

 ③ TO(ターンオーバー)が多く、TOからの失点が数少ない負けゲームになる要因である

 ①と②は結局、言い方を変えただけで同じことである。要するにサンダーのチームカラーは、ハーフコートで特にチームディフェンスを粘り強く頑張って、確実なハーフコートオフェンスをインサイドのピボットマンを活用するところから始めるバスケの原理・原則から離れた特徴を持っている。シーズン序盤、2ゲームほどフルでサンダーのゲームを見たが、いわゆるゲームを作る(コントロールする)PGが不在とおもえるようなチームで、ガードのウェストブルックとフォワードのデュラントのどちらかがオフェンスの在り方を瞬時にフリーランスに決めてしまう感じがする。それだけこの2人が才能あふれる選手だから、型にはまるオフェンスよりこの2人の感性に任せたバスケの方がチームもさらに伸びる可能性あると思う。ウェストブルックは、SGとして自由にやらせるともっと生きるかもしれないと思うほどだ。しかしそれではチームにPGできる主力選手いないだけにPGという役割をウェストブルックが担うしかないのだろう。いろいろTOの欠点等を指摘されるが、2月に入ってからはPGとして大分安定してきたのではないだろうか。

『一方のサンダーは、ターンオーバー21から22点をホークスに許す等、ミスから自滅。連勝を7で止めた。
今季は1試合平均16.9ターンオーバー(リーグ1位)を記録する等、ウェスタン・カンファレンス首位を走り好調を維持しているが、明確な改善点を露呈している。スコット・ブルックスHCは、「改善しないといけない。以前からずっと話していることで、チームとしても努力している。我々は攻撃的なチームだから、こういうミスは仕方がない部分もある。ただ、NBAの試合で20回を超えるターンオーバーは許容出来ない」とコメント。ケビン・デュラントは、「終盤の競り合いで勝ってきた試合は多いし、今日は運が無かっただけ。タフな負けだけれど、先に進んでいかないとね」と、気持ちを切り替えた。』

 

 

 このゲーム、いまやホークス真のエースに成長した#5J.スミスが大爆発、すごい存在感を示した。30得点12Reb。開幕序盤から比較すると、今のホークスは大変な状況である。エース2人が大きな怪我で離脱してる。センターのA.HorfordとJ.Johnson。シーズン序盤、この2人がいるホークスにブルズは2戦して1勝1敗ととても苦しいゲームを余儀なくされた。ペイサーズや76ersのようにベンチメンバーも含めて全員バスケで頑張るところがある。

 このゲームを決定づけたのは、サンダーTO21回対ホークスTO12回。TOによる失点がサンダー22点対ホークス16点。ペイント内得点がサンダー26点対ホークス42点。速攻による得点は、20点対4点でサンダーが圧倒している。

 

 いろいろ言っても、ヒートもサンダーも絶対的エースが複数いるアドバンテージはやはり他のチームからすると脅威である。シーズン後半もプレイオフもイースト・ウェストの大本命であることに変わりないと思う。短縮シーズンとはいえ、66ゲームも消化する中には、こういうゲームもある。ホームコート相手が大声援に乗り相手のツボに嵌ってしまうような・・・今後もこの2チームから目が離せないことに変わりない。

 

 

 


NBA番外編~最近のM・J話題、オバマ大統領NBA発言について

2012年03月03日 | NBAバスケ

 

 1992-93シーズン、ブルズ初3-ピート達成時の写真だろうか、チャールズ・バークリーがフェニックスサンズにいた頃でブルズとファイナルを戦った。ゲーム中よくM・Jと談笑してる場面があったが、彼は引退後、選手時代のままの歯に衣着せぬ発言で名?解説者、売れっ子NBAコメンテーターとして活躍している。つい最近のオールスターウィークエンドでもチームチャックGM?みたいな立場に担ぎ上げられ、話題性高いチームシャックに実力重視の布陣で勝利したばかり。選手時代はよく怒っていたね。相手選手に対しても、審判に対しても、チームメイトに対しても・・・シャックが新人デビューしてマジックにいた頃、シャックのパワープレイが気に入らなくてファールコールのあと制限区域内でボールを思い切りシャックに投げつけて、両軍入り乱れてコート上で大乱闘になったなんてこともあった。こんな2人がいまや仲良くジョークを連発してTV解説、NBA若手ライジングチームを総指揮取るのだから不思議な縁だな。ケンカするほど仲がいいというのは、まさにこの2人にぴったりだ。

 そんなバークリーがジョーダンがオーナーであるシャーロット・ボブキャットについて痛烈に批判してる英文記事を見つけた。

端的に要約すると、「ジョーダンは球団経営の人事面で自分のイエスマンばかり雇ってることが最大の問題だ。これまでの球団負債を何とか片付けようとしてるが、自分(M・J)の周りに反対する、意見する人間を置くべきだ。」

 それだったらバークリーを副社長にでも雇えばいいのに・・・猛烈に意見すると思うな。

 それの表れかどうか、シカゴ郊外ミシガン湖近くのM・J豪邸が$29 millionで売りに出されている記事がバークリー発言と併設されていた。非常にわかりやすい記事なので原文で紹介。$1million=約1億円

 

『The sprawling estate is in Highland Park, along Lake Michigan, and has more than 56,000 square feet of living space.That includes nine bedrooms, 15 baths and five fireplaces.There’s also a three-bedroom guesthouse, pool area, outdoor tennis court and three climate-controlled multi-cargarages.An indoor basketball complex features a full-size regulation court with specially cushioned hardwood flooring and competition-quality high intensity lighting. It has a sound system set up to provide perfect acoustics within the court space.The property was put on the market Wednesday by Katherine Chez-Malkin of Baird & Warner Real Estate.』

  9つのベッドルームに19の風呂?フルサイズのバスケ専用体育館付きですか、いったい誰がこんな大金払って購入するというのだろうか?M・Jが自宅にすごいウェイトトレーニング施設を作ったということも現役時代耳にしたから、100人規模くらいで恐ろしく贅沢なバスケ合宿が出来てしまう。5日間くらいのレンタルさせてもらえないかな・・・

 

 

                       

 

 NBA日本語ニュースでオバマ大統領が大のブルズファンであり、必ずや近い将来優勝すると発言(公表)したみたいだ。

日本だったら、一国のトップたるものが大変な国政の中、何言ってるの?と批判されそうだ。個人の好みをはっきり意思表示することが美徳であるアメリカならではのニュース。

『オバマ大統領は以前、シカゴ・ブルズのファンであることを公表した。現地時間229日に行われたESPNのビル・シモンズ氏とのインタビューで、在任期間が終わるまでにブルズが優勝すると信じていると話した。ブルズが優勝した後ホワイトハウス表敬訪問を何度くらい考えたかと聞かれた大統領は、「毎年考えている。まだなっていないが、そうなると思う」と答えた。この秋には大統領の再選があるが質問されると、「再選すれば、ホワイトハウスの任期はまだ5年ある。7度目の世界チャンピオンになるブルズを歓迎するのに十分な時間だ。そのどこかで、私が応援するブルズがここに来る。絶対だ」と続けた。また、今シーズンブルズの年だと信じる根拠について、「ルオル・デンが自信を増しているし、カルロス・ブーザーも体調万全だ。デリック・ローズも成長した。背中のけいれんを起こしたローズに十分な休みを与えたかどうか少々心配だが、ブルズはもうそこまで来ている。絶好のチャンスだと思う。ヒートは現在どのチームよりも良いプレイをしており、速攻で来られたら終わりだ。だが、プレイオフになると少しペースが落ち、ハーフコートオフェンスになる。そうなれば、ブルズが有利だと思う」と言う。また大統領は、長年のボストン・セルティックスファンであるシモンズ氏に、トム・ティボドー氏をブルズHCに譲ってくれたこと感謝。ティボドーHCはファイナルに2度進出し、2008年に優勝したセルティックスのドック・リバースHCAC2007年から2010年まで務めた。「ティボドーHCは極めて優れたコーチだ。リバースHCも非常に卓越したコーチだが、我々としてはティボドー氏が素晴らしい仕事をしてくれているのを見ると、セルティックスに感謝するしかない」とほほ笑んだ。また、ニューヨーク・ニックスのガード、ジェレミー・リンがリーグに旋風を起こしていることについて、「驚いてはいない。前シカゴ公立学校CEOで現教育省長官のアーン・ダンカン氏が、リンと同じくハーバード大の卒業生で、大学時代のリンに注目していたのを聞いていたからだ」と話した。さらに大統領はニックスが脅威になるかと 聞かれ、「心配なんかしていない。ニックスがブルズ優勝の願いを潰し、イースタン・カンファレンスを勝ち上がるとは思えない。今のブルズはローズやデンが欠場しても、リーグ最高のチームの1つになっているではないか」と、自信を覗かせた。』

 

  

 

 

 

 2月のプレイヤー・オブ・ザ・マンスに、ヒートのレブロン・ジェイムスとサンダーのケビン・デュラントが選出された。そりゃそーでしょとあまり関心がないかもしれないが・・・

『イースタン・カンファレンスから選出されたジェイムスは、2ヶ月連続の受賞。先月はチームも11勝2敗と好調を維持し、ジェイムス自身もカンファレンストップとなる平均24.6得点を記録。先月行われた13試合すべてで二桁得点を挙げた。
また、アシスト(6.5)、FG成功率(54%)、スティール(1.69)でカンファレンストップ10に入ると、4試合でダブルダブルを記録。2月3日(金)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦ではキャリア通算18,000得点を達成した。
 ウェスタン・カンファレンスから選出されたデュラントは、7試合で30得点以上を記録し、チームの12勝3敗に大きく貢献した。2月19日(日)のデンバー・ナゲッツ戦では、キャリアハイとなる51得点(8リバウンド)を記録。月間でリーグトップとなる勝利数を挙げたサンダーにとって、12勝3敗という数字は、2月の成績としてはフランチャイズ記録タイで、1972年以降初のこと。デュラントはオールスターゲームにも出場し、36得点を記録してMVPを受賞。試合は152-149でオール・ウェストがオール・イーストを下した。』

 

 この2人はフォワードというポジションでありながら、何でもするという点で共通点がある。アウトサイドシュート、ドライブ、ポストプレイと兎に角1対1が強い。シュート打つこと入れることに超積極的だ。ヒート、サンダーと対戦するチームはこの2人をいかに止めて被害を少なくするかでゲームの勝敗が決まるといっても過言ではない。今シーズンのファイナル大本命が成績から言っても「ヒートVSサンダー」が大方の見方なのだろうが・・・ブルズファンからみてもオバマ大統領ほど自信に満ちた言い方はできないな・・・

 ブルズがカンファレンスファイナルでヒートを破り、ファイナルでサンダーを破るなんて」

 言っちゃったよ。これはオバマ大統領の・・・

 

 

 


NBA後半戦スタート~現地2/28・29ゲーム結果、ウルブズ・ブルズ・ニックスについて

2012年03月01日 | NBAバスケ

 

 2月26日オールスターゲームから中1日でR.シーズン後半戦が始まった。3・4月は2か月で残り30数ゲームをこなすわけだからほんとうに厳しい日程だ。およそ2日で1ゲーム、しかもプレイオフ出場ラインにいるチームはスターターのプレイ時間をそう簡単には減らせないだろう。ウルブズVSクリッパーズ戦はBSで放映されたのでご覧になった方も多いことでしょう。面白いゲームになった。

 

 現地2月28日 9試合結果(右側がホームチーム)

 

 1 セルティックス(16勝17敗) 86-83 キャバリアーズ(13勝19敗) キャブスはドラフト1位ルーキーが引っ張ってる

 

 2 ウォリアーズ(13勝18敗) 78-102 ペイサーズ(22勝12敗) ペイサーズ調子(ペース)を戻すか後半戦

 

 3 76ers(21勝14敗) 97-68 ピストンズ(11勝25敗) 76ersも同様に前半戦のいい時に戻せるか

 

 4 ラプターズ(10勝24敗) 85-88 ロケッツ(21勝14敗) ロケッツ地味に頑張ってる

 

 5 ウィザーズ(7勝27敗) 118-119 バックス(14勝20敗) すごいハイスコアの1点差ゲーム

 

 6 ネッツ(15勝18敗) 93-92 マーベリックス(21勝14敗) マブスどうしたのか、こういう負け方が目につく

 

 7 ジャズ(15勝18敗) 96-103 キングス(12勝22敗) ジャズは痛い1敗スタート

 

 8 ウルブズ(18勝17敗) 109-97 クリッパーズ(20勝12敗)

 

 9 ホーネッツ(8勝26敗) 95-99 ブルズ(28勝8敗)

 

  

 注目したのは、8と9のゲーム

  

 

 

  

 ミネソタのベンチ2人(#8 M.ビーズリーと#7 D.ウィリアムス)がそれぞれ27得点の大活躍を見せた。3ピリオドまではクリッパーズペースで終始リードを保っていたが、勝負どころの4ピリオド中盤にウィリアムスのドライブ、スリーに始まりビーズリーの連続スリーまで、それまでの接戦がうそのようにウルブズが一気の攻撃だった。K.ラブは脇腹か腰を痛めたのか、ベンチの応援隊長みたいにこぶしを握り大きな声を出していた。

 

 この試合、ウルブズベンチ72得点VSクリッパーズベンチ11点とベンチメンバーの力がそのまま勝敗に直結した。ウルブズはもう一人のベンチM.ウェブスターもいい仕事してた。今シーズンドラフト2位のD.ウイリアムスがSF・PF・SGと3つのポジションをこなせるマルチぶりを発揮したことは今後のウルブズには好材料だ。

 

 

 

 

 

 

  シカゴスターターは、ローズ・ハミルトン・デン・ノア・ブーザーと一応ベストオーダーなのだろうが体調万全で不安のないのはノアくらいだろうか?そんな気がする。結局ローズが41分32点9Astと頑張らざるを得ない状況で、無理な(相手に予測されてる)ぺネトレイトドライブ⇒クラッチ系シュートが増えているような・・・背中への負担、足首や膝を怪我しないか冷や冷やする。

 

 ブルズはまだまだ綱渡りのゲーム続くのだろう。

 

  

 

 

  

 

 現地2月29日 12試合結果

 

 1 マジック(23勝13敗) 102-95 ウィザーズ(7勝28敗) 相変わらず外打ちの目立つマジック何とか接戦をものに

 

 2 サンダー(28勝7敗) 92-88 76ers(21勝15敗) サンダー終盤の逆転、危なかった。76ers善戦

 

 3 バックス(14勝21敗) 96-102 セルティックス(17勝17敗) ボストン苦労して5割すぐ復帰

 

 4 ウォリアーズ(14勝18敗) 85-82 ホークス(20勝15敗) ホークスは痛い1敗か

 

 5 ボブキャッツ(4勝29敗) 94-109 ピストンズ(12勝25敗) 

 

 6 マーベリックス(21勝15敗) 85-96 グリズリーズ(20勝15敗) グリズリーズ、ウェスト上位へ浮上する気配

 

 7 ラプターズ(11勝24敗) 95-84 ホーネッツ(8勝27敗)

 

 8 トレイルブレイザーズ(18勝17敗) 95-104 ナゲッツ(19勝17敗) ナゲッツよかった。熾烈なPO8位ライン争い

 

 9 ロケッツ(21勝15敗) 83-104 ジャズ(16勝18敗) ジャズもPOへ生き残りをかけてこの1勝は大きい

 

10 ウルブズ(18勝18敗) 85-104 レイカーズ(21勝14敗) K.ラブいないとウルブズ苦しい

 

11 キャバリアーズ(13勝20敗) 103ー120 ニックス(18勝18敗)

 

12 ブルズ(29勝8敗) 96-89 スパーズ(24勝11敗)

 

  注目したのは、11と12のゲーム

 

 

  ニックス後半戦のスタートゲーム、MSGでキャブスを迎えて。いきなり、リンはゲーム中エンドラインで何してるのだろう?

 

マッチアップするキャブスPGのルーキーアービンはエンドからパスを受けて行っちゃうよ。罰則?の腕立て伏せでもやるのかな・・・やばいって顔してる(笑)

 

 前半をキャブスに先行され61-49だから、後半見事に立て直したみたいだ。このゲーム、ニックスはチーム全体でバランスよく、特に後半のシュートリズムが素晴らしい出来だったのではないだろうか?もっとディフェンスがんばって大味なゲーム展開を減らしたい。

 

 ニックス殊勲者は、あえてベンチの3ポイントシューター#16 S.Novakを挙げたい。たった17分で3Pt 5/8 17得点の活躍。

コーナーから決める下の写真は実にきれいなシュートフォーム。

 

 

 

 

  ニックススターターは、J.リン33分19点13Ast「1TO」、L.フィールズ20分2点、T.チャンドラー31分13点15Reb、C.アンソニー34分22点、A.マイヤー28分14点

 

 ベンチのS.Novakに加え、I.シャンパート22分12点と活躍した。いいんじゃないの?これで、みたびの5割超え挑戦か・・・

メロはいい感じのプレイ振りのようだ。 

 

 

 しかし、この後の3月スケジュール見て厳しい相手と連戦が続く。1・2・3日とお休みして、

  4日ボストンで対セルティックス

  6日ダラスで対マーベリックス

  7日サンアントニオで対スパーズ

  9日ミルウォーキーで対バックス

 11日ホーム対76ers

 12日シカゴで対ブルズ

 14日ホームで対トレイルブレイザーズ

 16・17日ペイサーズとのBackToBack

 ここまでの9試合で5割ラインを維持できるのか、おもしろそうな試練だ。

 

 

 

 

 

 

 

 スパーズは、オールスター前10ゲームを9勝1敗と波に乗ってきた。おまけにホームで13勝1敗ときてる。個人的に今日のゲームは半ば負けを覚悟して戦況を仕事の隙みて見守った。ブルズ、ローズ中心に気合入ってる。

 

 前半、50-42の上出来なスタート。3ピリオド終わって65-66と逆転され勝負は4ピリオドへ。

  

 

 

  結果的には、ローズが攻守にわたって頑張り続けたのだろう。35分4Ast29点と昨日の様な活躍。こんな写真見つけたが怪我しなかったのかな・・・ノアがRebで陰の殊勲者か。スタートのデン、ブーザーの調子上がらない中、ベンチメンバーのR.ブリュアー、T.ギブソン、K.コーバー、C.J.ワトソンがトムの采配にうまく答えてくれたみたいにゲームスタッツから感じる。スパーズPGのT.パーカーをFG:5/16に抑えきったローズはやはり大したもん。ダンカンとG.ニールにちょっとやられたが・・・

 

 

 

 

 

 

 最後に、コービーのフェイスマスク。ちょっと地味だな。やはり似合わないのではやく治してくださいな。いまやNBAの一番と表現していいスーパースターですから。まだまだたくさん素晴らしいプレイを観たいものです。