ウィンターカップ宮城県代表で、明成高校が県予選準決勝にて聖和学園に94対82で敗れたこと
は知っていたが、映像がないものかとYoutubeを漁っていたら、
富樫勇樹のアメリカ高校バスケ生活映像を発見。
モントロス・クリスチャン高校という全米でもトップ10ランクインの高校である。
彼の父が、新潟県本丸中コーチで全日本U-16ヘッドコーチであることは知っていた。
彼が中3の全中新潟大会で、優勝したことも。
モントロス・クリスチャン高校といえば、現在JBLトヨタアルバルクの主力「伊藤大司」と「松井啓十郎」
の出身校でもある。彼ら2人もそこに高校留学して、伊藤は全米ディビジョンⅠのポートランド大へ、
松井もディビジョンⅠのコロンビア大へ進学した。
NCAA選手権には出場できなかったものの、全米大学のトップリーグである。
モントロス高校ではスタメンとして活躍してる。
伊藤はなんと、オクラホマシティーサンダーのKデュラントと同期で、伊藤がPGとしてKデュラントが
Fセンターとして一緒にプレイしているから驚きだ。
富樫勇樹(170㎝)が小学生に見えるくらい周りの選手たちが大きい。
しかし、トリッキーなボールさばきやスピード溢れるコントロール、クイックネス、シュート力を武器に戦力として頑張ってる
様子がよく伝わってくる。
英語によるコミュニケーションの必要性やウェイトトレーニングの重要性を
映像が訴えていた。
バスケの場合、日本からいきなりプロとして海外でプレイすることは考えられない。
NBAやヨーロッパのプロチームが選手発掘の市場として、日本は眼中に全くないといってよい。
JAPANが世界大会で活躍しない限り相手にされない。野球やサッカーが世界大会で活躍して
注目されたから、目が向けられオファーが発生した。
モントロスのヘッドコーチがインタビューで、全米のディビジョンⅠ・Ⅱ・Ⅲの大学が見ているから
大学でプレイできるチャンスがあると話していた。現在3年の最終学年だろうから、来年の9月には
全米どこかの大学に進学するのかな。勉強の方は大丈夫だろうか?
学力無き者は、大学でバスケできない国だ。ディビジョンⅠの大学ほど難関大学だから。
日本の大学ように、「勉学」と「スポーツ競技」の使い分けはない。学業不振者はどんなに能力ある
選手でもバスケをさせてもらえなくなる。そこは厳しい捉え方をする。抜け道はない。
何もバスケだけではない。富樫勇樹のように世界へ挑戦する若者を心から羨ましく思う。
結果はどうであれ、もっとも成長著しい十代後半にチャレンジし続ける日々は、
形ない見えない将来の財産を作ってくれるのだろう。