バスケと人生の日々~陽のあたる場所へ

NBAと高校・大学・JBL・Wリーグバスケの話題中心に日々の雑感、バスケ戦術の記録、時に音楽・将棋について

関東大学男子・女子バスケットリーグ~終了結果

2011年10月31日 | 大学バスケ

         

               <富士五湖の一つ、真夏の河口湖>

 

 

   先週末、関東大学バスケットリーグは、2ヶ月に渡る熾烈な戦いに一区切りがついた。

  男子は、あと入れ替え戦を残すのみ。女子は、1ゲームマッチ運命の入れ替え戦が終了した。

  <男子最終結果1部>

    1位 青学大 17勝1敗  2位 東海大 14勝4敗  3位 拓殖大 11勝7敗

    4位 大東大 9勝9敗  5位~7位 日本大・筑波大・早稲田 8勝10敗  

    8位 専修大 7勝11敗  9位~10位 慶應大・明治大 4勝14敗

  <女子最終結果1部>

    1位 筑波大 12勝2敗  2位 松蔭大 11勝3敗  3位 拓殖大 10勝4敗

    4位 早稲田 8勝6敗  5位 白鷗大 6勝8敗  6位 専修大 3勝11敗

    7位 日女体 3勝11敗  8位 玉川大 3勝11敗

 

   男子は、昨年に続き青学大が強かった。より磨きがかかった感じで、唯一前半戦で

  東海大に1敗しただけ。東海大は、2つの接戦を取りこぼしたことが結果的に響いた。

  拓殖大は、男女とも3位入賞でベンチ・選手ともよく頑張ったと思う。

   男子が2強のマッチレースに対して、女子3強は最終戦で決着がつくというデッドヒート

  で見てる側からすると実力伯仲の面白い展開になった。

   最終戦、松蔭が勝てば自力優勝、筑波大は勝って松蔭が負けるしかない他力本願。

   実力的には、松蔭かと予想の中、筑波がここ一番の勝負強さで逆転優勝をさらった

  感じがする。

   女子の入れ替え戦は、1部8位の玉川大と2部1位の順天堂、62-95で順天堂の圧勝

  1部7位の日女体と2部2位の國學院、64-69大接戦で國學院の勝ち。

   2試合とも2部チームが1部昇格を果たした。國學院は初の1部昇進

   女子入れ替え戦1試合マッチは、ほんとうに凄い緊張感と悲鳴にも似た叫びの応援が

  1ゴールごとに交錯する。

   この1つに勝つか負けるかで、天国か地獄かみたいな怖いゲームだ

   2部でそれぞれ10勝1敗と勢いのあった順天堂・國學院がそのまま駆け抜けた。

  こういう試合は、技術・戦術じゃない。勝っても負けても大泣きのドラマがある。

  アリーナの通路は試合関係者でごった返し、慟哭に近いすすり泣きが続き、

  正視できない有様。それだけラスト1ゲームに懸けた思いが伝わってくる。

  この気持ちを糧に、これから続く戦いに再スタートを切ってもらいたい。

    さぁ、男子の方はどうなるんだ?

    男子2部の1位は14勝4敗で日体大、2位は13勝5敗で中央大、

    3位は12勝6敗で白鷗大

   明治・慶應・専修の順で日体大・中央大・白鷗大と当たるのか・・・

  3日連続で3戦目までもつれるのか・・・明治・慶應やばいよ。復活の兆しある日体大と中央大。

   塚ちゃん、正念場だ。ちょっと予想がつかない

 

   関東大学バスケットボールに水を差すわけではないが、

  女子は高校卒業後、大学に進学しないで、WJBL入りする選手が毎年何人もいる。

  全日本女子若手はみんなそうだ。一方、男子は高卒のJBLルーキーがほとんどいない。

  大学でバスケすることが、将来の全日本候補選手として遠回りであるとまで言わないが、

  野球やサッカーのように、高卒でプロ世界に飛び込む選手が出てきてもいいんじゃないか。

  男子は、高卒後ほんの数名を除いて、トップレベルの選手は大学でバスケをする。

   大学卒業後→JBLで実績を積んで→全日本という構図になる。

   年齢上がりすぎていないか・・・トップからの変革も必要であるように思う。

 

 


第1回 3on3 男女ユース(Uー18)世界大会~JAPAN展望

2011年10月30日 | 高校バスケ

         

            <連れの自作スイート~食後のデザート?食べた記憶なし>

 

   今年の9月上旬、イタリアで第1回3on3ユース(Uー18)世界大会がFIBA主催で行われた。

  おそらく、いろんな方がブログで結果を報告されてるんでしょうが、日本協会のHPに詳しい

  レポート・1試合毎の戦況を発見して驚くことがあったもので、その感想を。

   簡単にルールは、1試合5分の2ピリオド制、通常の2点ショット→1点、3点ショット→2点

    フリースローは1点、先に21点取ったら時間に関係なく勝ち、4ファウルで退場、

    1チーム4人で交代あり。ショットクロックは12秒。

   【男子エントリー選手】 (  )内は身長、ポジション、出身高校

    渡邊(196)SF尽誠2年  宮脇(193)PF洛南2年  中村(192)SG明成2年

    満田(186)SG北陸2年    ヘッドコーチ 久井(北陸)

   【女子エントリー選手】

    三好(165)PG桜花3年  長岡(180)PF札幌山の手3年  

     近平(180)PF聖カタリナ3年  宮澤(181)PF金沢総合3年   

    ヘッドコーチ 一色(聖カタリナ)

    素朴な疑問だが、どうして男子は、全員17歳でエントリーしたのだろう?

    女子は、Uー18の18歳で、しかもその代のエース級でそろえてきた。

    男子は、Uー18代表の何かとかぶったのか?FIBA主催だから重なるわけない。不思議だ。

   【結果・成績】

     男子 予選ラウンド1勝7敗→17位~32位決定戦へ1勝3敗で、

         参加36チーム中、31位

     女子 予選ラウンド5勝0敗→決勝トーナメント2連勝→準決勝20-21の大激戦で

         スペインに惜敗→3位決定戦はアメリカに不戦勝→参加24チーム中、

         見事3位入賞

 

    女子は、凄い結果をたたき出した。女子決勝は、スペインーイタリアが1点差で

   スペイン優勝。日本女子は予選リーグで、ガチンコ選手そろえた中国に20-17で勝利、

   決勝トーナメントもドイツ、スウェーデンを危なげなく撃破して、世界ベスト4入り。

    これって凄すぎない?

   たかが3on3でしょ、という人がいるかもしれないが、現在の全日本男子・女子の状況を

   象徴してると思うのは自分だけか・・・あまりに極端な結果が出てしまった。

   この大会後のロンドンオリンピックアジア予選をみても、ご存じのとおり・・・

    全日本女子ベンチメンバー12名をみても、半分の6名が若い世代だ。

   年齢若い順に、長岡(18)、渡嘉敷(20)、間宮(21)、高田(22)、大庭(23)、吉田(24)

   これからまだまだ成長する選手が、今現在活躍している。

    そしてU-18この世代が続く。

    男子も若いカテゴリーからJBLまで頑張ってほしい。

   まずは、アジアで中国、韓国に対抗できるような力をつけないと世界は全く見えない。

   男子は、日本流のどんなバスケ目指せばよいのだろう???

 

  

   


モーションオフェンスに欠かせない基礎技術(3)

2011年10月29日 | バスケ技術・戦術

         

           <2011○○川 花火大会終了後 夜の鉄橋を渡る電車>

 

 

   MJマニアだった1990年代、NBAには玄人受けするチームがいくつもあった。

  西カンファレンスのユタ・ジャズというチーム、ご存知の方も多いでしょうが、

  白人で小柄なジョン・ストックトンと黒人で大柄なカール・マローンのコンビ。

   この2人が見せるピック&ロールからのオフェンスパターンがユタジャズの生命線だった。

  1ゲーム通して何十回も、これでもか、またこれでもかという位しつこくしつこくこの2人が

  ピック&ロールからオフェンスを始める。ボールサイドのスクリーンプレイで超基本形の

  スクリーンプレイが、あれほどバリエーションあり、ディフェンス対応の弱いところを突いてくる

  嫌らしさを彼ら2人のプレイから学んだ。2対2で苦しくなり、我慢しきれず3人目のディフェンス

  がヘルプサイドからやってくると、間髪要れずワイドオープンになった選手にボールがわたり

  シュートチャンスが生まれる。未だに世界最高水準のチームピック&ロールだったと思う。

   単純な基本形を磨き続け掘り下げることで、派生する鉱脈を次々に見つけた感じ。

   私も昔は、スクリーンプレイの基本形を教える際、まずはボールサイドのインサイドスクリーン、

  アウトサイドスクリーン、ドリブルスクリーンプレイをオフェンスの立場から始めて、ディフェンス対応まで

  一通りやった。さらに、逆サイドも含めてダウンスクリーン、バックスクリーン、フレアースクリーン等々・・・

   これまで蓄積されたスクリーンプレイを全部消化しようとすると、膨大な時間がかかる。

  チームオフェンスの柱となる原則を決めて、そこから外れるオフェンスプレイは捨てた方が

  よいと気づくようになった。ボールサイドでのスクリーンプレイをすべて捨てた。

   それでは、相手がそのプレイをしてきたとき、ディフェンスの対応はどうするのか?

   練習ゲームでやられて始めて、その都度指導、翌日少し時間をとってディフェンスの対応

  が身につくよう指導している。

 

   今回の本題は、モーションオフェンスに欠かせない基礎技術の1つ「逆サイドスクリーン」

  について簡単に触れる。どんなオフェンススタイルにせよ、マンツーマンディフェンスを攻める

  際、有効な手段となる。

   バスケの格言に「オフェンスは逆サイドにチャンスあり」とある。当たり前の話で、ディフェンスは

  5人で組織的にボールを守る技術だから、1人でボールマンを守るだけでなく、

  ボールに二の矢、三の矢が放たれる。つまり、1人凄い得点能力あるプレイヤーがいても、

  ディフェンスは2人、3人で守りにいけばよいわけで、これをカバーディフェンス、

  ヘルプディフェンスと名づけている。

   NBAでは昔、FIBAルールに存在しないディフェンスファウルがあった。

  「イリーガルディフェンス」、これはNBA独特の1対1「アイソレーションオフェンス」を保障して

  あげるため、マンツーマン以外は禁止であるという罰則(フロントコートのみでの適用)。

  ボールサイドにボールマンが一人だけで、味方4人は逆サイド遠くにわざと配置する。

  ボールマンは一番1ON1の強い選手だから、逆サイドのディフェンスはほっておくと、

  1対1→1対0にされてしまい簡単に得点されてしまう。

   逆サイドディフェンスマンは、カバー・ヘルプに早く行き過ぎるとピーと笛が鳴る。

  オフェンスチームにフリースロー1本、ボールスローインが与えられた。

    バスケのオフェンス・ディフェンスには、ベストな答えが何通りも存在する。

  食べ物の好みが何通りもあるように。ただし、誰もが食べる主食のような、

  好き嫌いによらない絶対的に正しい原理・原則もある。

   モーションオフェンスは、前者のようなものだ。

  様々な狙いと幾つかの原理原則で作られてきた。

  いつのまにか、NBAではディフェンス何でもOKになったが、結局は能力ある1人1人の責任を

  明確にできるマンツーマンをほとんどのチームが採用している。1人1人

   このNBAのアイソレーションオフェンスの原理、ヘルプサイドからカバー・ヘルプディフェンスを

  もっともさせなくする1つの有効な手段を、アイソレーションは4人静止しているが、

  反対に、オフボールマン4人が大雑把な約束事のもと、動くことでうまくいったのがモーションと

  いうことである。

   明成の佐藤コーチは、こんなことを言ってる。

    『 究極のモーションオフェンスには、スクリーンなんていらない。

     逆サイドプレイヤーやピボットマンに対しても。

     徹底的にバスケの基本プレイをきっちり身につければ

     ボールを良いスペースでもらおうとする強い動きが

     もっともディフェンスを苦しめる。

     そのディフェンスが苦しんだ歪みを、順に空いていったスペースで

     連続させることにより、より大きな歪みを作り出していければ、

     必ずや良いシュートチャンスは生まれるものだ。』

    ここまで、モーションの原理・原則を単純化している

 

    逆サイドでのダウンスクリーンまたは、バックスクリーンは、

   マンツーマンに対して、ワイドオープンなプレイヤーを作るのに非常に有効な

   手段であり、ボールサイドへのカバー・ヘルプが困難になる利点を生かせる

   スクリーン技術だと思う。

    ボールサイドの空いたスペースで有利な1対1ができるように、

   ディフェンスの対応によっては、逆サイドの裏のスペースが有効に使えるように、

   パッシングモーションを中心に、ドライブの強い選手には、ドリブルドライブから

   ディフェンスを揺さぶるモーションを修得させたいと思う。

 

    


ディフェンスの基本(1)~足の運び

2011年10月28日 | バスケ技術・戦術

              

                      <連れの自作スイーツ>

 

   一般的に、バスケを観戦する側の面白さはオフェンスで、ディフェンスで観客を沸かせる

  プレイは珍しい。やはり、シュートがいかに入るか、オフェンスプレイに目がいきがちだ。

   しかし、コーチにもよるが、強いチームに比例するように、コーチは自チームディフェンス

  と相手チームオフェンスのあり方や状態を、注意深く観察し作戦の指示を出すことが多い。

    ゲーム開始直後の数分間、コーチと選手は何を感じ取る必要があるのだろう?

    スカウティングがよくできていないチームとの対戦の時、トスアップ直前必ず選手に言う。

  「相手オフェンスの特徴を早くつかめよ。1対1強いの何番か、シューターいるのか?

   ガードのボールさばきどうだ?インサイドプレイ強いか?速攻で走る奴いるか?」

   要するに、相手オフェンスにいち早く対応できるディフェンスを敷きたいから。

  相手オフェンスの得意とする部分をいち早くキャッチしてチームディフェンスを機能させたい。

  それがうまくいけば大抵の場合、試合の主導権を握ることができる。

    やはりチームのよい流れを作るのはディフェンスからだ。

   新チーム発足後、約10か月のスパンでどういう風にチームディフェンスを仕上げていくか、

  少し長い時間と回数をかけて紹介したい。

 

   新チーム発足後、おそらくどのチームもフットワークに時間をかけて足を作る練習から入る

  でしょう。いわゆるディフェンスフットワークというやつ。

   もちろん、私もボール使わないで様々なフットワークを課すが、大雑把にディフェンスの位置を

  3つ取り上げて、ボールマンへの、ワンパス圏内への(ボールサイドでボール持っていない選手)、

  ヘルプサイドへの(ボール逆サイド)ディフェンス立ち位置にこだわる。つま先の方向が大事。

    1 ボールマンへの構え、スタンディングのつま先から頭までの構え、特に膝と腕の位置

   2 ボールマンをどちらのサイドに行かせたいかで、前方へ出す足が右か左か決まる

   3 体重は足裏どこの部分に乗ってるか、移動の際足首を意識して効かせられるか

   4 一歩目はサイドステップかクロスステップかホップ、ハーキーステップか

   5 二~三歩目までの重心移動速度でディフェンスの良し悪しは決まる

   以上のことを選手モデルで、ときには自分が示して頭で理解させてから、

  ディフェンスフットワークに取り組む。フットワークのための練習にはしたくない。フットワークは

  誰だってつらい。足を作る、鍛える先の目的と必要性を理解することが頑張れるヒントに

  つながる。

   理屈より何十本もコートを往復する。速いスピードで、遅いスピードで、オフェンスをつけて、

  ボールありでなしで、まずはボールマンとの1対1ディフェンスをとことん頑張れるまでやる。

  抜かれるのが怖くて立ち位置を下がる選手には、みんなから「さがるなー」と言わせる。

  ワンアームポジション以上は下がらせない。ボールなし1対1ではボディチェックを叩き込む。

  腕の使い方がどこまでがOKで、どうなるとファウルか。ファウルを吹かれないためには、

  どういう足の運びをすればよいのか、コーチも汗びっしょりになる。

   夏季合宿まで1か月余りの1対1ディフェンスがどこまで成長したかで、今後のチーム力

  がどこまでいけそうかある程度決まるといっても過言でない。

   チーム内でのディフェンス力をつけるためには、オフェンス力の向上も欠かせない。

  その逆もしかり。相乗効果でどちらも良くなっていくことが理想。

   ディフェンス練習とオフェンス練習のバランス、同時的な練習を常に意識して、

  選手が飽きることなく、楽しみを追っかけられるような工夫とメリハリを入れていきたい。

 

   オフェンス主流の時代であるが、ディフェンスの大事さは昔も今も変わらない

 

   

   


2011ウィンターカップ予選真っ盛り~優勝のゆくえ予想

2011年10月27日 | 高校バスケ

                <風変わりな朝食> 

 

   今週末から11月上旬で、いよいよ各都道府県の2011年ウィンターカップ代表校が決まる。

  もうすでに代表が決定した地域が出てきているが、あと2週間余りですべて出揃いそうだ。

   今年の北東北インターハイでは、

     男子は大方予想通り、女子は少し波乱ありの勝ち上がりだった。

       男子ベスト4 : 宇都宮工・福岡第一・延岡学園・沼津中央

       女子ベスト4 : 札幌山の手・大阪薫英・金沢総合・明星学園

       決勝カード : 延岡学園VS福岡第一  金沢総合VS大阪薫英

   延岡が圧倒的なパワーで優勝、留学生助っ人とハーフのベンドラメが暴れまくった。

   女子は、準決勝山の手VS大阪薫英と決勝が、予想を覆す接戦で、試合内容的にも

  非常におもしろい展開だった。

   特に、全日本でも活躍を見せ始めた長岡擁する山の手が、昨年に続き圧勝するか

  と思いきや、大阪薫英と金沢総合が素晴らしいファイトを見せてくれた。

   金沢総合の名将星澤コーチは、定年ラストイヤーにすばらしくビッグなプレゼント

  をもらった。県立高校という制約ある環境の下で、私立優位が続く状況を跳ね除けての

  優勝。その価値は計り知れない。

   金沢総合前身の富岡時代から、全国常連校としてその名を轟かせてはいたが、

  早朝の清掃活動、朝練、グループ自主練習等々、おそらく名門私立が絶対にやっていない

  だろう、オリジナルでユニークな創意工夫を重ねた取り組みが大輪の花を咲かせたのだろう。

  公立で指導するコーチにとって、コーチングとは何かという一端を示してくれる手本だと思う。

 

   さて、まだどこのチームが出てくるか判明していない状況だが、インターハイの結果から

  今年のウィンターカップ上位チームを予想すると、

    <男子>

     大本命 延岡学園   対抗 福岡第一、洛南、沼津中央、福岡大大濠、京北

                       宇都宮工、前橋育英、明成(宮城県予選突破できれば)

         男子は、延岡をどこがストップさせられるのか、洛南と大濠が伸びるかもしれない。

    <女子>

     大本命 札幌山の手、大阪薫英、金沢総合、桜花学園

       対抗 山形市立商、明星学園、岐阜女子、東京成

         女子は、大混戦か山の手突っ走るのか、桜花復活の予想あり。

       男女とも、3年生が引退することなくバスケに打ち込み続けたチームが強い。

 

    全国に思いをはせる前に、11月の新人戦、目の前の1つ1つの試合に集中して、

   まとまりのあるよい雰囲気で、勢いよくチームプレイを出せるように作っていきたい。

 

   


人生のたわ言(3)~才能ってなんだろう?

2011年10月26日 | 人生

           

              <富士五合目にひっそりと咲いた名の知らない高山植物>

 

 

   よく世間では、あの人は才能あるからね、とか、夢に向かって努力したんだけど才能ない

  ことに気づいて・・・ということを耳にする。

   十代後半の頃から、ずーと思ってることなんだけど、

     「才能っていったい何なんだろう?」

   たぶん、ほとんどの人は、「能力」という言葉と同義語のように捉えてるかもしれないし、

  「センス」という言葉かもしれない。

   それでは、センスがあるとか、ないとか、誰が判断するのだろう?まわりの人か自分か?

   また、こんな風に言う人もいる。

   センスには2種類あって、先天的に親の遺伝子で決まる能力と、後天的に努力した環境

  で培った能力である。

   なんとなく説得力がありそうに聞こえるが、頭の片隅では、ほんとかな~と思ってきた。

   自分がうまくいかなかったときの言い訳や理由にしてるんじゃないのと。

   世の中でどんな分野でも、世界的に一流と認められ結果を残してる人たちには、どことなく

  共通点があるように感じる。その共通点とは、2つ。

  1 静かに平然と自分流の努力を積み重ね、日々の努力を長い月日に渡り継続して

    いる。

  2 その努力する過程を苦少なく楽しんでいる。根っから好きだという根底に揺るぎない。

 

   高校時代、私の周りには、高1の頃から大学卒業後は、医師になるとか、生物学者になる

  とか、弁護士になるとか、職業選択の確固とした目標を定めてる奴が結構いた。

  だから、○○大学○○学部○○学科に進学したいんだとか、東大以外は大学として眼中にない

  からないから東大しか行かないとか。

   内心では、おまえら頭いかれてるんじゃないのと思いつつ、自分にはほんとうに打ち込み

  たいこと、何よりも好きなことが見出せないでいた。彼らも自分と同じだけそれなりに長い人生を

  過ごして、だいぶ変化しただろうけど・・・

   幸せの価値なんてモノや地位では決まらないだろう

   

    今の時代、安定志向だから、資格とか職業にこだわった大学選びをする高校生が多い。

   それも一つの選択肢。一つの生き方。なんの文句もございません。

 

      自分がホントにやりたいことって何だろう?

     自分の才能ってどこに潜んでるんだろう?

     能力や才能って探すことなの?

 

   自分に対していっぱい?を持ち、その答えを探し続けて、なりたいと思う目標に

  何より好きな根っこがあり、そういう仲間と共に死ぬほど努力する、そんなところに

  生きがいを感じる、こうありたいと思う。

   一流のプロスポーツ選手、将棋棋士、ミュージシャンをみてると、そんな感じがする。

 

   「才能とは、一瞬の閃きではなく長い年月にわたり、同じスタンスで

    やってもやっても成功するかどうかわからなくとも、同じ情熱と同じ意欲で

    挑戦し続ける努力である」

    と、ある天才棋士は静かに言い切っている。

 

   

  


音楽について弾き語り(4)~スピッツのこころ

2011年10月25日 | 音楽

               <連れの自作スイート~ロールケーキ>

 

 

   自分にはない感覚で、ふんわりと世界を作り上げてしまう不思議なアーティストがいる。

  しかし、よく覗いてみると、物事をつかむ感覚は異なっていても結果として、

  気持ちのよいところに届く感覚は一致したりする。

   すぐに好きになれなくても、ジワーっとあとから効いてくる感じがある。

 

   1992年、春の遠足でバスガイド(新採の若いお姉さん)が、道中、彼女の好きな音楽を編集した

  カセットテープを流してくれた。流行の曲が多い中、その当時、誰も聴いたことのない

  「ヒバリのこころ」という曲にひっかかるものがあり、別れ際尋ねた。

    「あの曲は、誰が歌ってるんですか?」

    「あの曲って、どの曲ですか?」

    「えーと、歌の最後でヒバリのこころと連呼してたやつです」

    「あっ、それ『ヒバリのこころ』です。スピッツというバンドです・・・全然売れてないんですが、

    『スピッツ』と『名前をつけてやる』2枚アルバム出てますから聴いてみてください」

 

   1993年、4枚目アルバム『Crispy』をリリースするが、悲しいほど売れなかった。

  いい曲書くのに何でこんなに売れないんだろう?

  草野マサムネという人は、おもしろい詞を書くし、いろんなアレンジで曲作りをする。

  世の中の流行とかニーズをキャッチして、そこに合わせた雰囲気を作るという手法が

  嫌だったのか、気づいてなかったのか、わからないが・・・。

   インディーズ時代のオリジナル曲を聴いたが、流行遅れのパンクロックであったり、

  古ぼけたフォーク調であったり、当時売れたブルーハーツ調であったりと、

  いったい何を主張したいの?どんな曲調をやりたいの?という感じであった。

   しかし、デビューから4枚のアルバムには、独特な詩の世界観があり、

  個性的なメロディが流れ、それぞれ4枚が異質な音楽世界を形成しているように思えた。

   彼の詩には、聴くほど不思議な感覚に包まれる。強い決意があるわけでもなく、物事の正義や

  価値を遠ざけ、具体性がなく抽象性・一般性が強く、メッセージがぼんやり、ふんわりしてる。

   つまり、聴き手の取り方次第で何通りもの解釈ができる余地が、歌のあちこちに存在する。

   今思うと、ここがよかったのかもしれない。最初の4枚のアルバムには、シュールレアリズムさ

  (超現実主義)を感じる曲がたくさんある。若い世代のスピッツファンが聴くとへんてこな曲だな

  と思うでしょう。曲のタイトルを見ただけでもわかる。

   「夏の魔物、トンビ飛べなかった、うめぼし、名前をつけてやる、あわ、魔女旅に出る、

                          君が思い出になる前に、君だけを、夢じゃない、黒い翼」

   メジャーになる前にスピッツを好きになったファンは、きっとこういうマサムネワールドが

  不思議でたまらないんだと思う。自分もそんな一人。

   もう少し売れて、このマサムネワールドが世間に認知してもらえるとうれしいと思う反面、

  メジャーになりすぎると、どこか変わってしまいそうで、売れすぎないでほしいと変な願望も

  あったりして、毎日、ヘッドフォンに歌詞カードを見ながら妙な空想にふけり聴いていた。

   1994~5年、5枚目『空の飛び方』と6枚目『ハチミツ』は、自分的にはスピッツ最高傑作。

  ふんわり感が鮮明になり、理解不能な謎めいた言葉も減り、リズムとメロディにメリハリが

  効いて、どこか古そうに見えて新しいポップスの完成だなと思った。

 

   1996年、リバイバルソング「空も飛べるはず」、直後の「チェリー」で大ブレイクしてからは、

  明らかに大きな変化があった。このあたりからは、また次回に。

 

 

    


関東大学バスケットボールリーグ終盤戦~1部(男子)途中結果

2011年10月24日 | 大学バスケ

             

                  <五合園レストハウス(五合目)から見える真夏の富士山>

 

 

   10月に入り、ついこの前、後半戦が始まったと思いきや、もう終盤戦、残り2試合。

  10月29日、30日が2011関東リーグ最終戦、優勝の行方は、ここまで15勝1敗の青学大と

  13勝3敗の東海大に絞られた。

   東海大は、昨日の慶應戦をブザービーターでの逆転負け、ほんとうに痛かった。痛すぎる。

  3勝12敗と入れ替え戦確定してる慶應にまさかの・・・14勝2敗で、29日の青学直接対決戦を

  迎えるはずだったのに・・・1部リーグは、終盤何が起こるかわからない鬼の住処だ。

 

   1部リーグ成績(10/23終了時)

     1位 15勝1敗 青学大  2位 13勝3敗 東海大  3位 10勝6敗 拓殖大

    4位 8勝8敗 筑波大・大東大・早稲田大  7位 7勝9敗 日本大

    8位 5勝11敗 専修大  9位 4勝12敗 慶應大  10位 2勝14敗 明治大

 

   慶應と明治がここまで落ち込むとは予想外だった。

  関東リーグ1部・2部の入れ替え戦は、下位3チームと上位3チームによる3戦方式。

  11月7,8,9日で先に2勝したチームが、残留か降格、昇格か残留という分かれ目になる。

   この入れ替え戦は、一種独特な雰囲気で盛り上がるから面白いんだけど、2部リーグでは、

  12勝4敗の日体大、11勝5敗で中央大と白鴎大、10勝6敗の駒澤大の4チームが、

  これまた、残り2戦で凌ぎを削っている。

   日体か中央が1位通過すると思うのだけれど、29日の日体ー白鴎次第でわからない。

  駒澤と29日に、日体と30日に対戦する順天堂(7勝9敗)が鍵を握ってるような・・・

   日体大の1部復活見たいと願うが、どうなることやら。昔はホント強くて、1部で

  最多優勝を誇る日体だから。2部であえいでる姿は想像できなかった。

  一時期、3部降格かと思えるような2部リーグでの戦いもあった。スタッフが入れ替わり、

  体質が変わったかな。厳しい見方をすると、昭和から平成へ時代の変化に、少しあぐらを

  かき過ぎて、選手の獲得やコーチングが横柄になる部分があったのかもしれない。

 

   ところで、関東リーグは今、1部が入場料 一般・大学が1000円、高校生500円

  2部が一般・大学800円、高校生400円(中学生以下はすべて無料)、

  3部以下はすべて無料だが、無職の高校生から500円はちょっとねぇ。高校生には、

  もっと気楽に観に来てもらえるようにしてほしいな。交通費まで含めると、結構お金が

  かかる。

 

   今や大学に進学する高校生が、40%超えている。私の時代がおよそ33%だったみたい

  だから、これをどうみるかはいろんな意見がありそうだけれど、大学の価値が下がってると

  言ってもよいのかな。大学生の規範意識や学力が低下してると多方面から声を聞く。

   その一方で、大学で競技としての運動部に所属する学生数はどうなってるんだろうか?

  学生数の増加と反比例してるかもしれない。サークルという多種多様な幅の広い団体は、

  凄い勢いで増加してるみたいだ。大学がある意味、レジャーランド化してるのか?

 

    社会のあり方や飽食の時代を如実に反映している 

 

   しかし、いつの時代も時代に流されることなく、新たな時代を切り拓く若者がいる。

   おやじの変な心配は御無用だとバッサリ斬ってもらいたい。

 

   

  


モーションオフェンスに欠かせない基礎技術(2)

2011年10月23日 | バスケ技術・戦術

 

            

                                      <連れの自作スイート(3)>

 

 

   前回(1)に続き、今回は、バスケのオフェンスにおける基礎技術について書く。

  前回は、ボールハンドリング・ボールキャッチとミートとピボット・パスとドリブル・

  いろいろな基本シュート、特にカッティング系のシュートについて触れたが、

    「パス&ラン」と「ギブ&ゴー」

   パスランという言葉よく耳にする。一方、ギブゴーという言葉はあまり聞かれない。

  それでは、パス&ランとギブ&ゴーの違いは、何でしょうか?

   一般的には、ほぼ同義語として使われてるみたいだが、パス&ゴーでもいいわけで、

  この辺の解釈は、人それぞれ。

   コーチングにおけるバスケ用語の使い方は、その動きや状態ができるだけイメージし易い

  ほうがよい。

   では、「パス&ラン」とは文字通り、パスして走るということ?

   これでは、選手は具体的にイメージできないし、このプレイの目的や意図がつかめない。

  私は、パス&ランについて、一度にすべてのことを教えない。選手は、頭で理解したつもり

  になっても、体がすぐ反応するまでには、時間がかかる。繰り返し練習し、いろんなケースを

  指摘されて修正して身についていくもの。

 

   簡単に言うと、次の点を選手に求める。

   1 コートの場所・状況に応じて、まずどんなパスを選択するの?最適なパスの種類は?

   2 &とは、同時を意味する。パスすると同時にどこのスペースに走るの?

     ボールをもたない味方選手がどこにいるか、確認が取れてるの?

   3 自分をマークするディフェンスの状態を確認したうえで、ディフェンスの前を、後ろを、

     どこを切ってどれくらいのスピードで走るの?

 

   この3点が同時に頭に浮かんで、迷いなくズバッとパス&ランプレイを実行できたときは、

  気持ちのいい、破壊力のある連続プレイが展開できる。

   この3点の答えは、各チームで探して約束事になるよう練習すればよろしい。

   マンツーのプレスやディナイが激しいディフェンスには、このパス&ラン→リターン→パス&ラン

  のプレイが抜群の効果を発揮する。

    具体的には、

   パスして同時にディフェンスを振り切りゴールへ向かいリターンパスを受けてイージーシュート

   プレスオフェンスでのボール運びにも、パスラン&リターン&パスランは絶大な威力

   ハイポスト周辺で逆サイドからカットし面取り→バウンズパス&トレイルから様々なプレイ展開

 

   ほんとうにたくさんの威力あるオフェンスプレイが、単純なパス&ランの連続した組み合わせで

  実現できる。しかし、現実には、チームとして身につけるまで時間がかかる。

  ボールミートやパスの正確さ、ビジョンがないと、かえってミスにつながるケースも多々起こる。

   何より指導者の根気と繰り返し、粘り強さが大切でしょう。

 

   試合でワンプレイでもうまくいくことが、褒めてあげることが、技術習得の何よりの薬

 

 

    


将棋指しについて(1)~心の拠り所

2011年10月22日 | 将棋

                              

   <どこかの玄関灯でしょうか、レトロないい感じ、連れの画像フォルダから拝借>

 

   自分の中ではとても大切にしてることなんだけど、周囲に誰も理解してくれそうな人が

  いなく、ひとり心の中で温めてることや、ひとり趣味にしてる経験、ありませんか?

   こんなことを話すと変人扱いされそうで隠してることって、案外ないだろうか。

 

   ブログを始めて3週目、始める前から決めていた「将棋」について書こうと思う。

  さっそく、入力すべきジャンルでつまずくし、どのジャンルに投稿すればよいのか、わからない

  始末。バスケランキングに参加した手前、そこに登場するのは場違いだし・・・お許しあれ。

   たぶん、知らない方、興味のない方が大半だと思うから、いつでもスルーしてくだされ。

 

   将棋の技術論には、ほとんど触れないつもり。

   私が、興味を持ってやまないのは、将棋指し「将棋棋士」という稀有な人々について、

  その人間性と尋常でない飽くなき探究心が不思議で、崇高で、孤高で、途方もなく魅力を

  感じるからである。

   俗に「天才」と呼ばれる棋士がどの時代においても存在してきた。将棋の世界では「天才」

  かも知れないが、世間からは「奇才」とか、「鬼才」と思われるような棋士もいた。

   おいおい過去のそのような棋士については、触れることとして、

  将棋を指すという行為は、一般人から見るとゲームの一種なのだろうが、職業人として

  指してる将棋は、「ゲーム」なのか?

   いや違う。一種の頭脳スポーツだと思う。長い歴史を経て、とてつもなく洗練され進化した、

  人間がここまで成し得るのかと思えるほどの英知を結集した頭脳スポーツだと思ってる。

   特に、この20年の進化の仕方は、IT革命に引けをとらないくらい高度に、斬新に

  新たな戦法・研究が日々進んでいる。

 

    1996年、将棋界始まって以来の未曾有の出来事があった。将棋界には、七大タイトル

  「竜王、名人、棋聖、王将、王位、王座、棋王」という最高ランクに位置するタイトル戦がある。

   このビッグタイトルを1年間一人ですべて独占するような棋士は過去に誰一人もいなかった。

  『羽生善治』棋士が26才という若さで達成した。私は、彼の偉業について語りたいわけではない。

  彼がこの十数年、将棋以外のところで、数々の著作物、講演会等での言動から深く、いたく感銘

  を受けた事柄について触れたいと思う。

 

   子供の頃から将棋一本で、81マスの盤と駒に己のすべてをかけて生き抜いた棋士には、

  将棋を学び、成長する過程で、実に様々な人間の持つ世界の普遍性についてまでも、多少の

  個性の違いはあれ、知らず知らずの内に身につけてしまった感がある。

 

   1年間、休息のない命を削るような勝負の日々で身につけたものは、

  ほんとうに半端ない。彼らの直観力・決断力・集中力を極める勝負の極意みたいなもの

  に迫れればと思う。羽生善治という将棋棋士の存在が、人生における心の拠り所となり

  困難なことにも好奇心をもって楽しんで向かっていける部分を形成してくれている。

 

   ちょっと大げさな表現になってしまったが、バスケにも、勉強にも通づるところの部分について、

  また今度、具体的に触れたいと思う。

 

 


バスケ審判について(1)

2011年10月21日 | バスケ全般

 

                        

                          <富士麓のキャンプ場カフェテリアにて~短い夏>

 

 

   どこの世界でも観客から注意深く見られることなく、事が当たり前に進まないと、

  突然、変な注目を集めたり、不平や悪口を言われてしまう損な役回りがあるものだ。

   しかし、そんな人たちが陰で支えてないと、スポットライトを浴びる人たちは、

  なにもできなくなる。世の中には、見えないところで努力し、縁の下で地道に責任を

  果たしてくれる人々がたくさんいるから、全体がうまく回る。

 

   選手と共に走り、吹けてあたりまえに思われるバスケの審判は、たいへんな役回りだ。

  休日であるにもかかわらず、朝早くから試合会場に足を運び、自分が担当するゲームで

  なくても、よく見て仲間にアドバイスを送る。試合後、厳しい反省が飛び交う。

   1点を争うゲームでベンチも選手も熱くなって、判定に猛烈なアピールや抗議らしきことを

  訴える。応援席で熱くなっているチーム関係者、特に選手の保護者は、時折すごい勢いで

  文句を言う。明らかに微妙な判定でなくても・・・選手やコーチであれば即テクニカルファウルだ。

 

   正確な判定をするだけでなく、様々な人間を治めなくてはならない。

    プレイの現象だけではない。様々な現象が起きる。

   優れた審判は、予見できる、予測できる能力が高い。相手審判、選手、ベンチとの

   適切なコミュニケーションを有効に取る。立ち振る舞いに角がなく、機敏である。

 

   いつも頭が下がる思いでゲーム前、後に握手を交わし、「お願いします」、

  「ありがとうございました」と感謝を込めてあいさつをする。

   選手やベンチが文句を言いそうな雰囲気があるときは、すぐに注意、指導する。

   文句を言って判定が覆ることはない。野球やサッカーとは明らかに異なると思ってる。

 

    手、ベンチ、審判(テーブルオフィシャル)、観客の四者が協力をしあい、

    ベストを尽くして、はじめてよいゲームが成立する。

 

   これが達成できたたときの喜びは、表現しきれないくらいの充実感に包まれる。

  これまでの努力が少しでも報われた感じがする。

   ミニから高校までの教育現場では、勝敗の結果以上に、その過程が大切である。

  この四者の信頼関係無くしてゲームは成り立たないとつくづく思う。

 

    それぞれの立場で理解をしあい、Good Game を作りための協力

    を惜しまない姿勢を持ち続けたい。

 

   バスケの審判がどれだけ大変で、他人には見えないたくさんのことを犠牲にして

  試合の運営がなされているということを、選手と観客は知る必要はないが、

  長くバスケに関わるうちには、理解してもらいたい。

   そして、いずれはプレイヤーを引退したあと今度は、若い選手たちに笛を吹く

  ことで順番に繋いでいってほしい。

   審判をすることで、バスケの技術・戦術への理解が広がり、深まることがたくさんある。

  コーチングに対しても違う視点から有益な指導ができて、とてもプラスになる。

 

     苦労があるだけ、実りは多く豊かになる」

 

   これからも審判の方々、体力の維持とジャッジの向上を目指して頑張ってください。

  毎度お世話になります。

 

 

   


JBL開幕から第2週まで終了、明日から第3週

2011年10月20日 | JBL・Wリーグ

               

                <連れの自作スイーツ(2)、よくわかんないがいろいろ作ってる>

 

 

    JBL2011-2012シーズンが、10月7日(金)から開幕した。

   だいたい週末の(金)、(土)、(日)で2試合を、3月まで、21週にわたり、レギュラーシーズン

   として、8チームがふた回りの総当たりで戦う。その8チームは、次の通り。

       レバンガ北海道  リンク栃木ブレックス  日立サンロッカーズ

      東芝ブレイブサンダース  トヨタアルバルク  アイシンシーホーク

      三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ  パナソニックトライアンズ

    2週を終えて、

       1位 4勝0敗 トヨタ  

       2位 3勝1敗 日立、アイシン  

       4位 2勝2敗 レバンガ、三菱電機

       6位 1勝3敗 リンク栃木、パナソニック

       8位 0勝4敗 東芝

    内容的にも、トヨタがいいスタートを見せた。

   リンク栃木の3敗中の2敗(対三菱58-94、対トヨタ49-80)と東芝の4連敗が気になる。

   あとは接戦だから今後どうなるかは、まだまだこれから。

    しかし、トヨタが走りそうな感じがする。第3週目のトヨタVS東芝は、東芝厳しい。

   個人的に注目の選手は、( )内は年齢。

     レバンガ:折茂(41)  リンク栃木:田臥(31)、川村(25)、網野(31)

   日立:竹内(26)、柏倉(31)  トヨタ:竹内(26)、渡邊(33)、小野(23)、二ノ宮(23)

    やはり、トヨタは高橋マイケルらベテランと中堅、新戦力の若手と選手が多彩。

    なんか盛り上がりに欠けてないかな・・・メディアの取り扱いが小さすぎない?

   オリンピック予選、目標に届かなかったからこそ頑張ってほしいな。

   JBLでの戦いが、全日本再スタートであり、未来の全日本を背負っている。

 

    練習再開、週末に基礎練習で追い込み、体のキレとシュートタッチを

   取り戻せるようにしたい。

 

 

   


バスケ指導におけるビデオ映像について

2011年10月19日 | バスケ技術・戦術

         < 連れの自作デザート(1)>

 

    みなさんのチームは、練習試合とか公式戦をビデオに収めてますか?

 

    私のまわりの指導者をみると人それぞれ。

   練習試合は必ず回すチームもあれば、公式戦だけ回すチームもある。中には、練習でも

   時折回しているチームもある。 いったい、いつそれを誰が見てどう利用するのだろう?

    どのように活用して、どれだけ効果があるのか、はっきりした結論が見当たらない。

 

    私のチームでは、4年くらい前から頼みもしてないのに親が勝手に撮ってくれるように

   なった。次の対戦相手の試合も。それをDVDに焼き付けて、ハイこれどうぞと渡される。

   この映像を選手たちに見せた方が方がよいのか、見せない方がよいのか、未だに迷ってる。

    相手チームの試合映像に限っては、見せたことによって、

       1. 効果があった場合  2. なかった場合  3. 逆効果であった場合 

   の3通りあるような気がする。

 

   1. 相手のオフェンスパターンがみえて、そのチームの得点源となる選手のプレイが

    どういうものか、どう対処すればよいのかイメージできた場合である。エンドラインからの

    ナンバープレイ対策には役立った。相手ディフェンスがどういうもので、仕掛け所がどこか

    みえた場合も参考になった。

 

   2. 対戦相手がずっと格下か、ずっと格上であった場合、その映像を見ても見なくても

    勝敗に影響がなかったと判断する。見ることでトップチームといい勝負できるくらいなら

    いくらでも見せる。

 

   3. 限られた1試合だけで、そのチームの本当の力を判断できない部分がある。

    その映像だけで固定した枠が出来てしまわないようにしたい。

    つまり、バスケは二度と同じプレイが起こらないくらい相手次第で様々に変化する。

    相手のイメージを決めつけてしまうのは、リスクが大きいこともある。

    さらに、映像は得てして相手が上手く見えてしまうこともある。相手が強い、うまいという

    イメージが焼きついてしまうのが怖い。試合前から相手にビビッて、弱気になってしまう

    ことは、最も危険なことでしょう。

 

     指導者(コーチ)は、できうる限りの範囲で、相手の特徴をスカウティングして、

   自分のチームがプラスになる材料をセレクトしチームとして共有する。

   あとは、選手にどう伝えて、どう練習で対処するのか、限られた時間の中で、

   どこまでやれるのか・・・

     試行錯誤と実験・修正の日々が続く。

 

    完成された指導教材(DVD等)利用については、またの機会に。

 

     ケースバイケースで何事も信じて、信念のもとに取り組むことが一番

 

    これから冬に向けてのバスケシーズン、各チームで頑張っていきましょう

 

 

    


人生のたわ言(2)~デジタル情報の怖さ

2011年10月19日 | 人生

 

                            

    我が家の「ミー」近所の商店街で子猫引き取ってもらえませんかと

   店頭の張り紙見て6年程前から飼ってる。メス猫でおとなしく超人見知り。よく寝る。

 

   一週を1つの単位期間として生活のリズムやパターンが繰り返される人が多い。
  このブログも今日でちょうど2週間。木からスタートして水でひと周期とみてる。

   何事もそれなりに自分の中で達成したければ、継続することが何より大事なこと、
  1日1投稿1時間を目指してこれからも取り組んでみる。

   確率や数字にあまりこだわるほうでないが、訪問者の方が何人かリアルにわかるというは
  どうなんでしょう?
 
   人それぞれのとらえ方があると思うが、数字に振りまわされたり、順位に一喜一憂する、
  というのは、長い期間でみるとあまり意味がないこと。意味を求めすぎても苦しくなりますが。

   もともと生活のデジタル化にそれを享受しながらも、抵抗していた部分があってPCやネットは
  必要に迫られないと使わないスタンスだった。仕事で多いときは、5h/1日くらいPC相手にする
  から自宅ではバスケと将棋の情報くらいしか関わらなかった。

   ブログランキング系を覗いて、恐ろしく細分化されたジャンルと何十万人という膨大なブログ数
  に呆然とする。深遠な闇の世界に何があるんだろう、とデジタル特有の得体のしれない組み合わ
  せに戸惑ってしまう。そこには、Myブームとか個人の趣味・主張を共有する場があって、
  昭和の時代であれば、地域コミュニティやごく一部の有名人の著作物、マスコミからしか
  情報発信していないものだったのだけれど、誰でも少しの手間をクリアすれば、
  簡単にほしい情報を手に入れられるし与えられる。

   このフリー世界をうまくあやつり(操られ?)必ず様々な企業広告が存在する。
  タダで利用して自己満足したり、共有する仲間に情報発信してうまく活用してるのかもしれないが

   ひょっとすると、目に見えない集合体に知らず知らずのうちに利用されてるのでは?

    ちょっとネガティブに考えすぎでしょうか。
   しかし、デジタル世界っていうのは、あまりに鮮明で複雑で境界がはっきりしすぎている。
   視覚化しづらい部分をデジタル映像で強力に補足している。
 
   人間のもってるイマジネーションって、もっと上をいってるんじゃないだろうか

   境界がはっきりとしないところからまた新たなものが生まれる。いわば重層的に。

   リアルすぎる映像より、文学から描ける想像力のほうがはるかに膨らむ要素をもっている。

    やはり、デジタルとアナログの両刀使いがバランスがいいような気がする

   どんなに便利な世の中になろうとも。余計なお世話かな・・・


   自分に行き詰まりを感じたり、疑心暗鬼になってるなと思ったときは、よくこう口づさむ。

    「Take it easy !  気楽に行こうや!  大丈夫だよ!!」

   人生は簡単ではないが、難しいものでもない、なりたいと思うようになっていく

 

     


NBAロックアウトに思うこと

2011年10月18日 | NBAバスケ

 

            

      <この夏、末っ子を連れて近くの河川敷でささやかな花火大会(線香花火)>


   「労使協定」とは、
  非雇用者側と経営者側が労働条件をめぐって、特に賃金(給料)について、
  非雇用者代表による組織(労働組合)と経営者(オーナー)が会合(会議)で話し合い、
  双方OKになる結論又は妥協点を見出す作業で、それを協定として法的にもお互い
  (たいていは1年間)守るべき事項として組織運営する最初の決め事である。

   ある一定の期間までに決着がつかなければ、経営者側が経営をすべて封鎖するか、
  非雇用者側が雇用される(働くこと)を放棄して、いわゆるストライキを起こすという状態になる。

   今回のNBAの場合、昨シーズン終了後から労使協定に入り、7月でも完全な決裂を
  したため、オーナー側が経営として関わる夏のサマーキャンプ、プレシーズンマッチ
  などすべての企画がキャンセルされた状態になっている。
   非雇用者側である選手たちは、チーム所有の体育館施設、トレーニング施設も使用できない。
  つまり、NBAという組織は、隅ずみに渡るあらゆる活動を停止した状態にあるということ。

   ご存知の通り、11月からの開幕2週間も消滅した。この先はどこまで消滅していくのか・・・

   最大のポイントは報道によると、選手側の次の2点で完全決裂らしい。

   1つ:チームの総収入をオーナー側の経営費と選手側総サラリーで折半(半分づつ)せよ
   2つ:NBA組織が規定するサラリーキャップを無くせ

   このサラリーキャップとは、チームが契約する選手すべての給料合計に一定の上限を
   設けて、その額を超えない範囲で全選手と契約をしなくてはならない。

    これにはちゃんとした根拠、必要性があると私は思う。組織全体の、特に経営不振チームが
   つぶれないためにも、結局は選手を守るための制度である。もし上限が無ければ、大都市に
   ある一部の金持ち人気球団が金に物を言わせて、有能な選手を独占してしまう恐れがある。
   こうなると、リーグ全体に実力的にも貧富の差が出過ぎてある程度均衡の保たれるゲームが
   できなくなり、組織全体の発展や活性化が損なわれる事態が起こり得る。 

    いったい最終的に誰がその被害を被ると思ってんだろう?

    現在進行形で各チームの体育館施設で働く膨大な従業員は、仕事を失ったも同然で、
   新たに仕事見つけないと生活の危機に瀕する、直接的な被害者だ。
   バスケ選手たちは、食べるくらいは痛くもかゆくもないくらいの富裕だ。
   オーナーたちは、さらに上をゆく大富裕層だ。

   アメリカ全土で30チーム? 想像がつかないくらいの莫大な損出である。

   そういえば、十数年前も同じようなロックアウトが起こり、たしか2ヶ月近くだったか
  シーズン開幕が遅れたような・・・MLBも過去に何度もこのようなことを起こし、
  経営を手放す球団、転売が繰り返された。その度に、ファンの信頼を取り戻すのに
  大変な時間と労力を要した。よくないことは双方わかっているのだが、YESかNOの国。
  日本的な折衷案という双方妥協の落としどころが存在しづらいお国柄だから。

   ただ一つ、バスケファンにとって例外的に発狂するほど嬉しい出来事があった。
  MJがMLBで1年近くマイナーリーグでコツコツと変な報道に耐えて、徐々にではあるが
  結果を出し始めてた矢先、MLBでロックアウトが起きて長引いた。それに耐えかねたMJは
  結果的にNBAにカムバックした。事の真意はもちろん定かではないが。

   カムバックしてすぐのロードでの試合、ホームでの試合、世界的規模で大注目の大報道。
  日本でもNHK衛星が連日、録画中継をしてくれ、ドキドキでVHSビデオに撮った。
   行く先々の敵地でさえ熱狂的に受け入れられホームコートみたいだった。もちろんシカゴでは
  実況アナウンサーの声が聞こえないくらい、スターティングラインナップ登場のいつもの
  紹介では凄すぎるファンの爆音、泣き叫び絶叫する地元ファン雰囲気の中での試合となった。

   もう今では、1988年から1998年頃?まで放映されたMJ全試合300本くらいのVHSが、
  10年以上劣化し続けて眠ってる。決して忘れることはない奇跡が起きた。が、時代は変わった。

    人間の欲望にはきりがない それが人類を発展させ豊かにしてきたんだろうけど

   個人の欲望はどこまでいけば満たされるの?

   それぞれの世代の人間が何度も同じ過ちを繰り返している

   地球規模でもう取り返しがつかないくらい大変な事態も起きている

    ほんとうに はやく気づこうよ

     結局は自分たちが最大の被害者だってことを