<富士五湖の一つ、真夏の河口湖>
先週末、関東大学バスケットリーグは、2ヶ月に渡る熾烈な戦いに一区切りがついた。
男子は、あと入れ替え戦を残すのみ。女子は、1ゲームマッチ運命の入れ替え戦が終了した。
<男子最終結果1部>
1位 青学大 17勝1敗 2位 東海大 14勝4敗 3位 拓殖大 11勝7敗
4位 大東大 9勝9敗 5位~7位 日本大・筑波大・早稲田 8勝10敗
8位 専修大 7勝11敗 9位~10位 慶應大・明治大 4勝14敗
<女子最終結果1部>
1位 筑波大 12勝2敗 2位 松蔭大 11勝3敗 3位 拓殖大 10勝4敗
4位 早稲田 8勝6敗 5位 白鷗大 6勝8敗 6位 専修大 3勝11敗
7位 日女体 3勝11敗 8位 玉川大 3勝11敗
男子は、昨年に続き青学大が強かった。より磨きがかかった感じで、唯一前半戦で
東海大に1敗しただけ。東海大は、2つの接戦を取りこぼしたことが結果的に響いた。
拓殖大は、男女とも3位入賞でベンチ・選手ともよく頑張ったと思う。
男子が2強のマッチレースに対して、女子3強は最終戦で決着がつくというデッドヒート
で見てる側からすると実力伯仲の面白い展開になった。
最終戦、松蔭が勝てば自力優勝、筑波大は勝って松蔭が負けるしかない他力本願。
実力的には、松蔭かと予想の中、筑波がここ一番の勝負強さで逆転優勝をさらった
感じがする。
女子の入れ替え戦は、1部8位の玉川大と2部1位の順天堂、62-95で順天堂の圧勝、
1部7位の日女体と2部2位の國學院、64-69大接戦で國學院の勝ち。
2試合とも2部チームが1部昇格を果たした。國學院は初の1部昇進。
女子入れ替え戦1試合マッチは、ほんとうに凄い緊張感と悲鳴にも似た叫びの応援が
1ゴールごとに交錯する。
この1つに勝つか負けるかで、天国か地獄かみたいな怖いゲームだ。と
2部でそれぞれ10勝1敗と勢いのあった順天堂・國學院がそのまま駆け抜けた。
こういう試合は、技術・戦術じゃない。勝っても負けても大泣きのドラマがある。
アリーナの通路は試合関係者でごった返し、慟哭に近いすすり泣きが続き、
正視できない有様。それだけラスト1ゲームに懸けた思いが伝わってくる。
この気持ちを糧に、これから続く戦いに再スタートを切ってもらいたい。
さぁ、男子の方はどうなるんだ?
男子2部の1位は14勝4敗で日体大、2位は13勝5敗で中央大、
3位は12勝6敗で白鷗大
明治・慶應・専修の順で日体大・中央大・白鷗大と当たるのか・・・
3日連続で3戦目までもつれるのか・・・明治・慶應やばいよ。復活の兆しある日体大と中央大。
塚ちゃん、正念場だ。ちょっと予想がつかない。
関東大学バスケットボールに水を差すわけではないが、
女子は高校卒業後、大学に進学しないで、WJBL入りする選手が毎年何人もいる。
全日本女子若手はみんなそうだ。一方、男子は高卒のJBLルーキーがほとんどいない。
大学でバスケすることが、将来の全日本候補選手として遠回りであるとまで言わないが、
野球やサッカーのように、高卒でプロ世界に飛び込む選手が出てきてもいいんじゃないか。
男子は、高卒後ほんの数名を除いて、トップレベルの選手は大学でバスケをする。
大学卒業後→JBLで実績を積んで→全日本という構図になる。
年齢上がりすぎていないか・・・トップからの変革も必要であるように思う。