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バスケと人生の日々~陽のあたる場所へ

NBAと高校・大学・JBL・Wリーグバスケの話題中心に日々の雑感、バスケ戦術の記録、時に音楽・将棋について

世界最終予選最終ゲーム~全日本女子の未来

2012年07月02日 | 全日本バスケ

 

 

 「勝負」には、勝ちと負けしかない。最後の最後に訪れたチャンスつかんだ勝者と敗者とでは、これほどまでに天と地ほどの差があるのだろうか?

 

 ほんとうに残酷すぎて心痛んだ。4年前の世界最終予選よりさらに残酷だった。

 

 ゲーム直後に全日本選手代表して、勝っても負けても毎ゲームTVインタビューに応じてくれた大神と吉田には心から感謝したい。立派過ぎてもう言葉が出ない。大神が下を見たまま泣きじゃくりながらも搾り出してくれた言葉がこの敗戦のすべて物語ってくれた。

 「もういいよ、はやく開放してあげてよ。」、今後(未来)のことなんて今考えることのできる状況じゃないよ・・・彼女らは一番わかってるよ。この敗戦がどれだけ痛い意味もってるか。

 

 

 

 

 どんだけ責任感強いんだろう?

 4年に一度というオリンピック出場の意味を誰よりもわかっている。この気持ちの強靭さで彼女らは自身のすべて懸けていかにバスケ取り組んできたのか、生きてきたのか。アテネからの8年間、この日勝つためにどれほど厳しい練習に明け暮れ、怪我から尋常でないリハビリ重ねてきたことだろう。この8年間のすべて否定されてしまうかのような敗戦、ショックは計り知れないだろう。

 

 

 

 

女子バスケット世界最終予選ノックアウトラウンド2 最終決定戦 カナダ 71-63 日本

 

 

 日本出だしのディフェンス(マンツーマン)が少し中途半端だった。ベンチの指示は全員でインサイド重視の守り、選手の意識は前日韓国戦のようにアウトサイドもプレッシャーかけるかのような守りであったように見えた。カナダのオフェンスはポストプレイからと徹底していた。シュートリズムも完璧だった。インサイド1対1を一人で守れないことが明白であったから早目のポストへのヘルプ、カバーもう少し先手先手で仕掛けられなかったろうか・・・出だしの0-11は重たい足かせになった。カナダはいけるという勢い出て、カナダ#7のスリーが1ゲーム通しで大事な局面であんなに決まるとは・・・日本にとって最大の想定外だった。

 それにしてもカナダは日本のオフェンス決め所をよく抑えた(準備した)マンツーだった。チェコのように体大きいのに足がよく動く。最初の6分間楽にアウトサイドシュート打てる状況作れなかった感じだ。前半カナダオフェンスはアグレッシブで外のスリーもあんなに入るものなのか?と思えるほど内外角のバランスよい攻撃だった。リバウンドも198のセンターだけでなく、よく飛び込んでくるしバックコート陣もロングリバウンド備えてる。普通あれだけリバウンド数、差がつけばもっと得点開くものだが、その分日本は相手にTO誘発させて何とか一桁の得点差で追いかける展開になった。

 2ピリに2-3ゾーン引いて相手のシュートリズム少し狂わせたが、ディフェンスリバウンドに苦労した。ゾーンではギャップに飛び込まれボックスアウトできない。3ピリ途中まで引っ張りすぎたかもしれないが、そのあとマンツーへのチェンジングも決め手に欠けた。もう体力的にも限界にきてる足はどうにもならなかった感じする。3点~6点差が終盤どうにも重すぎて逆転するきっかけ、雰囲気つかめないままリバウンド支配されてゲームをコントロールされてしまった。

 

 (日本バスケットボール協会HP現地レポートからの戦況)

『 ウォームアップから大きな声で自らを奮い立たせ、気合いみなぎるハヤブサジャパン。しかし、気負いすぎたか試合開始から5連続でカナダにシュートを決められ、0-11と一方的に攻められます。たまらず日本はタイムアウトを要求。直後の攻撃で、#13大神選手がようやく初得点を決めます。ターンオーバーを誘う好ディフェンスから、#8田中選手の3Pシュートが決まり、追い上げにかかった日本でしたが、第1ピリオドだけで75%と高確率でシュートを決めたカナダが11-21とリード。しかし第2ピリオド、日本の連続シュートからスタートし、さらにディフェンスでは前からプレッシャーをかけ、点差を一桁まで詰めます。日本のディフェンスを縫うように、カナダは7番が連続3Pシュートが重くのし掛かります。日本も途中交代でコートに入った#7矢野選手が、いきなり3Pシュートを決め対抗し、31-37と6点差まで迫って前半終了。

 後半開始早々、カナダは7番の3Pシュート、さらに連続で加点され、第3ピリオド途中には35-49、14点差と再び点差を開けられます。第3ピリオド残り間際、#12吉田選手のコントロールから最後は#6間宮選手がブザービーターを決め42-52、10点を追いかけ、最後の10分に望みを賭けます。第4ピリオド、#8田中選手の3Pシュートから幸先良くスタートし、一気に51-54と3点差まで迫った日本。しかし、7番の3Pシュートで引き離されると残り時間も迫る中、なかなか思うように得点をつなげられず。最後は、ファウルゲームに持ち込み、相手のフリースローは落ちるも日本は得点につなげることができず、63-71で最後の試合を飾ることはできませんでした。同時に、オリンピック出場の夢も打ち破られました。 』

 

 

 

 日本のシューター#8田中選手は、ほんとうに引退してしまうのだろうか?

 この最終予選5試合でもっとも安定して高確率でスリー決めてくれた。田中選手の競技人生は大怪我(両足前十字靭帯断裂)と過酷なリハビリとで都合2年間バスケのできない日々送った持ち主だ。ほんとうにご苦労様。

『 #8 田中 利佳選手(JXサンフラワーズ)
 出だしが良くなくて、そのままカナダに勢いを持って行かれてしまいました。最後は追いつく思いでプレイしてましたが、あと一歩、力が足りなかったです。オリンピックに行きたかったですが、ここで終わることに悔いはないです。ありがとうございました。 』

 

 

 

『 #12 吉田 亜沙美選手(JXサンフラワーズ)
 ディフェンスは良かったのですが、その後のオフェンスのミスや足が止まってしまいました。3点差まで追い上げた時に引き離されたのは、カナダの選手の方が気持ちが強かったのだと思います。今日のゲームの最初は「インサイドを守れ」という指示だったのですが、どうしても3Pシュートを気に過ぎて外に開いてしまったことでインサイドから簡単にやられてしまい、崩れてしまいました。昨日の韓国戦では1発目のディフェンスが良く、自分たちのブレイクにつなげる展開ができましたが、それが今日は出せませんでした。今日の試合は自分たちのバスケットができませんでした。 』

 いよいよ吉田選手たち世代と下の世代たちが全日本中心になる時代が近づいてるような気がする。しっかり休んだらまた未来見据えて始動してください。

 

『 #7 矢野 良子選手(トヨタ自動車アンテロープス)
 欲を言えば、もう少し自分が流れを変えられば良かった、という部分はあります。ゲームの最初が悪いとなかなかペースをつかめないです。もう終わってしまったので、いろいろ言っても仕方がありません。自分にとってはこの大会が最後だと思っていました。その中で自分の仕事はできたと思っていますので、本当に悔いはありません。
 前回の世界最終予選は悔いの残る試合でした。今回はコートに出たら自分に出来ることをやろうと思って、1本1本を最後だと思ってプレイしていました。その点は4年前とは違って、悔いなくできたと思います。
 (後輩たちへ向けて)やっぱり何かが懸かるような試合は、気持ちの面でしっかり持ってるつもりでも、出だしで0-4などと先手を取られてしまうと、簡単に1本を返せないパターンになってしまいます。ゲームの入り方が悪い試合は、最後まで引きずることが多いです。その時に思い切り良くシュートに行ったり、前からプレッシャーをかけるディフェンスをするなど、悪い流れを切るプレイができる選手が出てくれば、そして気持ちが前に出てくれば、出だしが悪くても試合を通して流れをもっと自分たちに引き寄せることができるはずです。若い選手たちには、気持ちを前に出すことや粘ることをこの試合で学んでくれていたら良いなと思います。 』

 矢野選手もほとうにご苦労様、長い間全日本引っ張ってくれました。全日本は引退しても、WJBLではできる限りプレイして後輩たちにまだ伝えてもらいたいことがたくさんある。

 

『 #13 大神 雄子キャプテン(JXサンフラワーズ)
 北京オリンピックを逃してから、何が足りないのかなと思ってこの4年間、いろいろなことをやってみようと取り組んできましたが、まさか世界最終予選前に怪我をするとは思っていませんでした。これも何か自分に与えられた試練だと思い、この3ヶ月間ロンドンオリンピックだけを目指してきたのですが、このような結果になってしまいました。自分の4年間の行動や取り組み方、どこまでやっていけば良いのか、間違えだらけだったのではないかというようないろんな思いが今はあります。日本代表としてこのユニフォームを着ている限り、結果を求められるので、本当に責任を感じています。 

 

 いまはただただゆっくりと休んで心身ともに回復に専念してください。まだまだ大神選手の力と精神力は全日本に必要です。日本バスケ界がプロ化されるまで、プロ初年度コートで溌剌とした姿見せてください。

 

 

 これからまた4年後の2016リオデジャネイロ(ブラジル)オリンピックまで長い道のりのスタート切る。今度は大神世代が大ベテランで吉田世代が中堅ベテラン、間宮から長岡世代が躍動してどのような全日本女子チームができるのだろうか?

 

 つくづく感じた世界高さの壁、この高さを乗り超えるようなバスケ追究しない限り日本バスケに未来はない。

 

 

 

 


世界最終予選サバイバル4→2~因縁の韓国戦、本日ラストゲームVSカナダ深夜0時から

2012年07月01日 | 全日本バスケ

 

 

 この何十年か、アジアにおいてバスケットをリードし続けた韓国、オリンピックも過去3大会連続で出場している。アジア大会においていつも大きな壁として日本の前に立ちはだかった「日本は韓国にどうしてこんなに勝てないのか?」技術的にも精神的にもいろいろな理由、原因を模索し続けた歴史がある。韓国バスケがいかに強いか、バスケ関係者は痛いほどわかってる。

 

 特に、女子ではWJBL(トップリーグ)ヘッドコーチ・ACコーチに韓国人コーチをこの20年何人も登用している。日本女子バスケ界はいろんな意味で韓国に追いつけ追い越せとたくさんのことを学んできた。同じアジア地域として、体格的にも同じであるのに世界の強豪国といい勝負する。現在のFIBAランクは9位である。昨年アジア最終予選の準決勝、日本VS韓国では3ピリまで日本のほぼ勝ちゲームで14,5点リードしてたにもかかわらず、最終ピリオドでまさかの大逆転喰らった。

 

 韓国の精神性の強さは、サッカー・野球・バレー等他のスポーツにおいても同様に表れている。韓国文化が育んだ独特なメンタリティーは明らかに日本とは異なる型だ。この韓国にFIBA国際試合で勝ったのが3回だけ。この3回でいずれもオリンピックに出場している。10年前だったろうか、アテネ五輪アジア最終予選、ホームコート仙台で韓国とダブルOTの末アテネ出場を決めた「仙台の奇跡」は有名な話。これほど韓国に勝てなかった歴史あるだけに、正直また韓国かと思ってた。

 

 

 

 

 

 世界最終予選ノックアウトラウンド1  日本 ○ 79-51 × 韓国

 

 

 前日、FIBA世界ランク4位のチェコ相手に頑張ったディフェンスシステムがそのまま韓国戦出だしから全開で効いた。皮肉にもこのプレッシャーマンツーディフェンスは丁AC(トヨタHCで韓国人)指導のもと、この数か月で獲得したチームディフェンスであった。あの韓国がTO連発する、スティールからイージーレイアップ得点決まる。リバウンドも思うように獲れて信じられなかった。昨日までの3ゲームでほとんど見られなかった速攻がバンバン出る。違うチーム見てるみたいだった。1ピリの日本FG%が88%?えー??こんな数字ってあるの???

 

 「ディフェンスは嘘つかない」、全日本選手たちの中にチェコ戦で手ごたえつかんだこのチームディフェンスが拠り所になった。大神のミドル、吉田のドライブ(初スリーおまけつき)、間宮のミドルとポストプレイ、田中のスリー、高田のミドルまで飛び出して理想的なバランス良いオフェンス続いた。1ピリを29-4と圧倒した。しかし、解説の萩原美樹子も言っていたが、韓国の底力を知ってるだけに2ピリ30点台にリード広げても安心感はなかった。3ピリ中盤までスターター引っ張り続けて、残り15分は完全にベンチメンバーで戦うことができた。

 

 

 

 試合後の選手コメントを紹介したい。(日本バスケットボールHPより)

『 内海 知秀ヘッドコーチ
 昨日のチェコ戦同様にディフェンスが、今大会を通じて安定してきています。今日の試合でもしっかりとディフェンスを頑張り、それを得点につなげられたことが良い形となって先手を取ることができました。韓国はベテラン選手が多く、僅差の試合になるとゲームの作り方が巧いチームですので、序盤から点差を離せたことで良い展開でゲームを進めることができました。明日は我々がずっと目標にしてきたロンドンオリンピック出場を決める最後の戦いです。しっかりと勝ちにいかねばならない大事なゲームになります。そのためにも、ディフェンスをしっかり頑張ることが一つのキーになると思います。
 ●#13 大神 雄子キャプテン(JXサンフラワーズ)
 韓国は最大のライバルであり、バスケットだけではなく日本と韓国の試合は特別ですし負けられない戦いです。両者がプライドを賭けて戦った中、思い切って倒せたのは、過去の試合を含めてしっかりと自分たちが前に進んでいることを韓国に見せつけることができたと思います。丁コーチのためにも、この韓国戦は大事にしようとチームみんなで話し合っていました。丁コーチが教えてくれたスティールの仕方を積極的に出したことで、みんながスティールすることが出来ました。オフェンスは内海ヘッドコーチ、ディフェンスは丁コーチ、スカウティングは小嶋コーチと、それぞれのコーチの言うことをしっかりと選手たちができたことで、また次につながるという実感があります。
 ●#12 吉田 亜沙美選手(JXサンフラワーズ)
 昨日の試合は出だしが本当に悪い中、3点差まで詰めることができたことは自分たちの力であり、ずるずると行かずに諦めないで戦う姿勢を取り戻せた試合でした。今日の入り出しは大事にしようとしていましたし、昨年の長崎で逆転負けした試合を経験した選手たちにとっては、やっと気持ちが吹っ切ることができる試合になりました。気持ちが上回って勝つことができました。この大会に入る前、丁コーチからは10得点、アシスト7~8本、スティール4~5本を平均的に獲ってこいと言われてきましたが、やっと取ることができました。韓国との対戦はモチベーションが上がりますし、今日負けたら終わりという試合で、日本の強さを見せられましたし、自分としても気持ちを強く持って試合に入ることができました。シュートを落としても良いから積極的に行こうと決めていました。流れが悪くなった時に自分のドライブが効いてくると思っていましたので、自分を信じてプレイして良かったです。

 明日はいよいよ最終日。最後のオリンピック出場国が決まります。ラストゲームに立つのは、我らがハヤブサジャパン 女子日本代表チームとカナダ代表。昨年の国際親善試合で3連戦を戦い、2勝1敗で勝ち越しています。その時、カナダ代表のアリソン・マクネイルヘッドコーチは「次に会うのはロンドン。それまで会う必要はないので、お互いにロンドンの切符を獲得し、現地で会いましょう」とコメントを残して日本を発ちましたが、その約束は果たすことができず、明日直接対決となり、勝った方のみがロンドンオリンピック出場を果たします。ここまで来たら、日本に吉報を届け、オリンピックの切符を持って帰るしかありません。日本vsカナダの最終戦は、7月1日(日)18:00(日本時間2日0:00)よりティップオフ。この試合もNHK BS1にて生放送されます。ぜひ、最後までご声援をお願いいたします。』

 

 

 

 もうひとつのノックアウトラウンド1ゲームは、58-41でカナダがアルゼンチンを下した。カナダもサイズあるチームでしょうが、お互い相手のことより自分たちの良いところをどこまで発揮できるかで勝負が決まる超短期決戦。この半年の全日本女子コーチ人事ドタバタ劇思うとよくここまでたどり着けたと実感する。(足の甲)疲労骨折から無謀にも1か月で復帰した大神がゲーム中もコート上でもの凄い声とリーダーシップ発揮してる。8年前のアテネ、弱冠20歳で大抜擢された大神、チームのエース級だった矢野(SF)この2人だけがオリンピック経験した選手だ。何としても今日深夜0時、カナダ破ってオリンピック出場経験繋いでほしい。日本女子はU-21、U-18世界大会レベルで結果出してる若手選手たくさんいる。世界最終予選、過酷な試合日程も最終日だよ。泣いても笑ってもこれが最後の最後、ラストチャンス。昨日の1ピリのように弾けてほしい。

 

 

 ゲームキャプテン大庭、アジア最終予選で顔面骨折という大怪我から見事復帰して全日本#4つける。後半落ち着いたゲームメイクと持ち味の走力みせてくれた。あとはロングショットだけ。頑張ってもらいたい。

 

 

 


オリンピック出場決定戦~女子バスケ運命の一戦VSチェコ結果・・・本日韓国戦

2012年06月30日 | 全日本バスケ

 

 

 こんなに頑張ってるのに、何度も何度もチャンスものにできない。波がもうすぐそこまで来てるのに掴めない、乗れない。なんとももどかしい状況が続いた。

 このような我慢比べが世界大会なんだ・・・「わあー! あーー!! う~~ww あれ?? ウソだろ!! おい馬鹿!!」と声にならない悲鳴何度も起きてしまう。

 

 普段はレフリーに対して絶対文句言わない姿勢まで崩れてしまい、「そりゃおかしいだろ!」(出だし吉田のスリーチェックの手)両手あげてボールマンに寄せたナイスディフェンスの手吹かれてしまう。この世界最終予選割り当てられる審判の方々が、国際審判でどれほど有能なお方かわかっていても、3人のジャッジに一貫性感じることができず、コールあった瞬間の選手「えー!!」という驚きの表情に同情し、何度も起こる状況につけ首かしげてしまった。

 

 日本ディフェンスは、予選リーグ2試合より格段よくなった。激しいマンツーマンで足元入り、トラップしかけ、すさまじいローテーションでミスマッチ怖がらずボール中心に5人が追い込む。前半だけでチェコのTO(ターンオーバー)が10個超える。これほどパスミス誘いながらイージーな速攻に持ち込めない。序盤のシュートリズム悪すぎた。チェコのアグレッシブなプレッシャーに、普段あり得ないところから出てくる長くて高い手(リーチ)にシュート打つ感覚ためらってしまう。それとも、ものの見事にブロックショット喰らってしまう。

 

 

 

 

 【ロンドンオリンピック出場決定戦】

  クロアチア ○ 59-56 × カナダ

  チェコ    ○ 53-47 × 日本

  トルコ    ○ 72-58 × アルゼンチン

  フランス    ○ 80-63 × 韓国

 

 この結果、本日30日、「日本VS韓国」、「カナダVSアルゼンチン」の最後1枠決めるための敗者復活予備予選ある。このゲームに負けるともちろん終了である。勝者同士で明日1日、ラストゲームありこの4チームから1チームだけオリンピック出場を果たせる。

 

 日本のディフェンスは足がよく動くようになった。出だしの1ピリ、日本4点しか取れなかったことは大きな敗因ではない。逆にチェコ13点リードしたため、チェコオフェンスがじっくり時間かけてこのリード保とうという展開になってくれた。もっとガンガンインサイド攻められボールインサイドへ入れられる展開の方が嫌だった。問題は第一にリバウンド・ルーズボール。第二に外角(スリー)シュート打つためのオフェンスシステム。この2つが最後まで修正できなくて、これだけディフェンス頑張ったのに、それに相応しい得点挙げること出来なかった。

 

 制限区域内のチェコ198cmセンターに獲られたRebは仕方ないにしても、ロングRebはバックコート陣がルーズボールとしてもっと確実に獲らなくてはいけない。日本は5人でディフェンスReb備えるため、ほとんど速攻らしい速攻が出ない。アーリーオフェンスでないと外角ロングショット打てる状況作れなかった。チェコのディフェンスへの戻り早いのと日本人シューターに対して離さないところは、よく対策して来た。シューターに対してワンマンプレス気味にディナイしてくるのであれば、バックスクリーンとかダウンスクリーン多用してワイドオープンな状況作れないのかと思った。あと、センター間宮がみせたハイポストあたりでのピックで、スクリナー(間宮)がゴールへカットしての裏スペース突いたプレイ(見事成功した)。ああいう裏のスペース突いたバックドア的なカッティングがボールサイドスペース空けるために有効であると感じたのだが・・・日本女子はフレアスクリーンからの外角シュートはうまいと思うが、ボールサイドではしつこいチェコディフェンスに簡単にシュート打てない。そこからの思い切ったドライブでヘルプサイドディフェンス引っ張り出せないのかな・・・鋭いドライブできそうな選手が大神と吉田しかいない感じする。そのドライブが孤立してシュートブロック覚悟の単発になってしまう。ゴール攻めたプレイからの連続的な合わせプレイシステムが足りないと思うのだが・・・インサイドポストになかなかボール入らない状況では、単純に1on1ドライブか、ドリブルスクリーンもっと使えないだろうか?

 

 

 

 

 藤原・田中のスリー、間宮のインサイドには明るい材料を感じる。もちろん、ディフェンス面で吉田・大神の頑張りも好材料であったが、ほとんど休みなしの5連戦に体力・気力がついていけるだろうか?心配だ。

 

 何の因果か、長年のライバル韓国とサドンデス予備予選戦うことになるとは・・・韓国これまでの試合状況、スタッツでしか見ていないが、アジア予選のときより少し元気ないような結果にみえる。この4チームによる地獄のようなスケジュール試合では、何より大切なことが気力、精神性の強さだと思う。みんな条件は同じ。最後のチャンスに懸けて欲しい。

 

 本日、夜0時からBS-1で「日本VS韓国」あります。応援するしかありません。

 

 

 

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オリンピック世界最終予選女子バスケ~A組2位通過、いよいよ決定戦VSチェコ

2012年06月28日 | 全日本バスケ

 

 

 日本国内での反響や注目度はいまひとつ盛り上がりに欠ける。夜のTVスポーツニュースやネットのスポーツ記事でも紹介される時間やスペースが小さい。

 これが日本国内における全日本バスケに対する現状や現実の評価でもあると思う。この30年近く末端ではあるが、バスケの指導・普及に関わった人間からすると少し寂しさ感じる。

 

 今回の女子バスケ世界最終予選グループAからDまでの試合すべて消化して、いよいよベスト8からベスト4への準々決勝が明日29日行われる。

 

 まずは予選リーグ結果から

 

  A組 1位トルコ(FIBAランキング21位) 2位日本(FIBA15位)   

  B組 1位チェコ(FIBA4位)      2位アルゼンチン(FIBA12位)

  C組 1位クロアチア(FIBA31位)  2位韓国(FIBA9位)      

  D組 1位フランス(FIBA8位)    2位カナダ(FIBA11位)

 

 明日の準々決勝は

 

  ① A組1位トルコ VS B組2位アルゼンチン  ② A組2位日本 VS B組1位チェコ

  ③ C組1位クロアチア VS D組2位カナダ   ④ C組2位韓国 VS D組1位フランス

 

 この準々決勝一発勝負で勝った4チームはオリンピック出場である。

 負けた4チームで①VS③、②VS④を行い、その勝ちチーム同士で最終1枠を決める決定戦がラスト1ゲームだけ行われる。

 

 予選リーグ2ゲーム経て各チームの戦力状況からすると、

 世間的予想では、①アルゼンチン ②チェコ ③カナダ ④フランス が抜ける可能性大きいと言われてるが・・・

 わからないな。

 特に、③はクロアチア、①は地元の利生かしてトルコかもしれない。日本と韓国だって、ディフェンスと3Ptシュートバンバン当たればひょっとすると感ある。

 予選リーグこの8チームの結果スタッツみると、あまり差がないことがよくわかる。いずれもロースコアの勝負だから世間の予想通りに行かないゲームが4ゲーム中2ゲームくらいに起こるのではないかと予測している。

 

 

 

 

 日本は予選リーグ初戦、対トルコ戦、動きが硬かった。トルコビッグウーマン2人にインサイド攻められ、コンパクトにしたディフェンスは外角の3Ptショット許し序盤、前半は明らかな苦戦強いられた。本来もっと入るはずの外角シュート、ミドルショットも外しまくり、第3ピリオドで唯一見せ場(6点差)あったものの、トルコの高さと勢いにやられた感じする。WJBLで絶好調だった大庭&藤原のスリーが深刻だ。そのかわりインサイド陣の間宮(C)と高田(PF)がよく健闘して10cmくらいの身長差克服できそうなインサイドプレイ見せてくれた。結果は、トルコ65-49日本と意外に差がついた。チームディフェンスに工夫が欲しい。ディフェンスRebもっと確実に取れる頑張りが必要だ。

 大神の怪我からの不十分な復帰、ビッグセンター渡嘉敷の怪我によるメンバー外れが大きく響いた状況である。アジア最終予選時のチーム状況のほうが数段よかった。高さに対するスピード、様々なプレスディフェンスのチェンジングと世界ランク一桁の中国と韓国に善戦した。予選リーグ最終戦(対プエルトリコ)も厳しいのかなとみていたら、昨日は前半は同じようにショット不調で間宮と高田のインサイド1on1が素晴らしく、ファウルもらいFTでつないだ。プエルトリコのインサイドがあまり強くなくトルコ戦よりリバウンド取れていたのでなんとか30-28とゲームにはなった。プエルトリコはガード2人が得点源でハイピックやウィングから2メンピック、ドライブペネトレイトションはうまかったが外角ショットの正確性ないことに助けられた。吉田が相手のエースガードに良いディフェンスで頑張ったと思う。後半、やっと大神の1on1からのミドルが決まりだし、最年長アテネ戦士矢野(SF)のスリーや貴重なReb、速攻出始めて10点前後リードした。その間も間宮ハイポストからのゴールアタックドライブ、ミドルショット素晴らしかった。やはり日本はアウトサイドから大神のドライブ、間宮&高田のポストプレイ、矢野・田中・大庭・藤原のスリーショットがある程度揃うと勝負できる。

 

 

 

 

 吉田も間宮も高校時代からたまにプレイ見てきたから、世界とここまで戦える選手になったかと妙な感慨ある。吉田は十代、コート上のおてんばガードで、どのゲームでも男の子のように暴れてた。得点能力あるガードだった。今は、PGとしてアシスト・ゲームメイクに開眼してる感じだが、昔のように得点取りに行くドライブ&ショットもっと見たいな。間宮は高校時代、線が細く気持優しいプレイでテクニシャンぽくみえたが、ミドルはよく入っていたな。間宮のインサイドワーク、急成長にはほんとうに驚かされた。高田とともに気持ちの強さがよくプレイに現れていて頼もしい選手になった。予選リーグ2ゲーム終了地点では、全選手中、間宮が得点王だよ。平均23.0点(1位)、9.5Reb(4位)と凄い活躍だ。

 

 明日29日の準々決勝、勝てなかった4チームは過酷な敗者復活戦だ。最後1枠を30日1ゲーム(負ければ終了)、勝ち残った2チームで7月1日に運命のラストゲーム。最後2チームは1週間で5試合戦うことになる。まさに地獄のようなサバイバルゲームシステムだ。8か国どのチームも明日を最終ゲームにしたいだろう。

 

 29日、日本時間22時45分からBS-1で生中継「日本VSチェコ」、応援しましょう!

 

 

 


オリンピック世界最終予選女子バスケ~全体概要と世界情勢

2012年06月26日 | 全日本バスケ

 

 

 バスケット競技において、日本レベルから見た世界レベルは随分高いとことにある。男子などははるか彼方にある感じだ。アメリカの後姿さえ少しも見えない状況だと思う。

 男子は世界各国でのプロリーグ発展、複数のNBAバスケプレイヤー誕生に伴い、本家アメリカでさえ簡単には勝てないほどスペイン、アルゼンチンなどバスケ強豪国が台頭してる。

 

 それに引き換え、女子はこの数年アメリカが抜けているが、男子ほどの格差はないように感じられる。今回女子のロンドンオリンピック世界最終予選概要の前に、男子・女子のFIBAによる世界ランキング仕組み次のようである。

 1 ランキング計算方法

  大会の重要度を(A)、順位に応じたポイントを(B)とし、出場した大会毎に(A)×(B)でポイントを計算し加算していく。(A)、(B)は男女共通である。

   重要度(A)  世界選手権・オリンピック「5」、U-19・U-21世界選手権「1」、アメリカ選手権「0.8」、ユーロ選手権「1」、アジア選手権「0.3」、アフリカ選手権「0.2」、オセアニア選手権「0.1」

   ポイント(B) 金メダル「50ポイント」、銀メダル「40ポイント」、銅メダル「30ポイント」、4位「15ポイント」、5位「14ポイント」・・・・・・18位「1ポイント」

 

 2 2012年4月末現在ランキング

   <男子>

2011年大陸選手権終了時点の上位20カ国[1]
順位変動国・地域ポイント
1 増減なし  アメリカ 852.0
2  スペイン 730.0
3  アルゼンチン 673.0
4  ギリシャ 488.0
5  リトアニア 426.0
6  トルコ 302.0
7  イタリア 272.0
8  セルビア 232.0
9  オーストラリア 224.0
10  中国 219.7
11  ロシア 213.0
12 増加2  フランス 195.0
13 増加3  ブラジル 184.0
14 減少2  ドイツ 182.0
15  アンゴラ 178.0
16 減少1  プエルトリコ 157.6
17 増減なし  スロベニア 157.0
18  ニュージーランド 147.0
19  クロアチア 134.0
20  イラン 83.1

    <女子>

2011年大陸選手権終了時点の上位20カ国[2]
順位変動国・地域ポイント
1 増減なし  アメリカ 940.0
2 増加1  オーストラリア 740.0
増減なし  ロシア
4  チェコ 478.0
5  スペイン 450.0
6  ブラジル 376.0
7 増加1  中国 247.0
8 減少1  フランス 240.0
9 増減なし  韓国 226.0
10 増加1  ベラルーシ 195.0
11  カナダ 163.2
12  アルゼンチン 163.0
13 減少3  キューバ 136.0
14 増減なし  ギリシャ 135.0
15  日本 121.5
16  ニュージーランド 116.0
17  リトアニア 112.0
18 増加1  ラトビア 101.0
19 減少1  マリ共和国 81.8
20 増加2  ナイジェリア 73.6

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここで、今回の女子世界最終予選枠は「5」である。すでに7カ国は次の順番で決まった。

 まずは、開催国「イギリス」、2010年世界選手権優勝国「アメリカ」、2011年アフリカ選手権優勝国「アンゴラ」、アジア選手権優勝国「中国」、アメリカ選手権優勝国「ブラジル」、ユーロ選手権優勝国「ロシア」、オセアニア選手権優勝国「オーストラリア」

 

 残り5カ国の代表権争いで予選を次のグループに分かれた。

 

【最終予選出場国】

大会
2011年ユーロ選手権 4  クロアチア
 チェコ
 フランス
 トルコ
2011年アメリカ選手権 3  アルゼンチン
 カナダ
 プエルトリコ
2011年アフリカ選手権 2  マリ共和国
 モザンビーク
2011年アジア選手権 2  日本
 韓国
2011年オセアニア選手権 1  ニュージーランド
 

 

【グループゲームラウンド】 (各グループ上位2チームがノックアウトラウンドへ進出)

<グループA>

  トルコ、日本、プエルトリコ

 

<グループB>

  チェコ、ニュージーランド、アルゼンチン

 

<グループC>

  クロアチア、韓国、モザンビーク

 

<グループD>

  フランス、マリ共和国、カナダ

 

【ノックアウトラウンド】

 各グループ1位・2位の計8チームで1回戦(1ゲームのみ)行い、勝てばベスト4でオリンピック出場確定。1回戦負けた4チームでプレーオフ1回戦(1ゲームのみ)行い負ければ終了、勝ちチーム同士でプレーオフ2回戦(1ゲームのみ)行い、勝ったチームが最後1枠の出場権を得る。

 

 この12チームの中では、おそらくチェコが頭一つ以上抜けて強い。続いて、フランス、韓国、カナダ、アルゼンチンとやはりFIBAランキング通りの強さ感あるが、チェコ以外は一発勝負であればわからないと思う。日本は予選リーグよい組に入った。トルコとの1位通過一騎打ちになる可能性高い。現地26日(火)19:00から、日本時間26日25時(深夜1時)からBS-1で生中継である。ライブで観てみようと思う。

 

 

 


女子オリンピック世界最終予選~決戦の地トルコへ

2012年06月25日 | 全日本バスケ

 

 

 早いもので本日、6月25日からFIBA女子バスケットボールオリンピック世界最終予選が開幕した。

 昨年秋、アジア代表枠(1)決める最終予選で高さの中国に完敗(惜敗?)して、テクニックの韓国にも惜敗(逆転負け)してアジア3位の日本女子。アジアからは2・3位が世界最終予選に参加できる事になっていた。

 

 ■チームスタッフ
  団長 鈴木 秀太(公益財団法人日本バスケットボール協会)
  チームリーダー 高橋 雅弘(公益財団法人日本バスケットボール協会)
  ヘッドコーチ 内海 知秀(公益財団法人日本バスケットボール協会)
  コーチ 丁 海鎰(トヨタ自動車 アンテロープス)
  コーチ 小嶋 裕二三(デンソー アイリス)

 ■選手
  #4 大庭 久美子(デンソー アイリス)  SG 169 24 △(前回アジア予選代表選手) 
  #5 田 真希(デンソー アイリス)   PF 184 22 △
  #6 間宮 佑圭(JXサンフラワーズ)   C 185 22 △
  #7 矢野 良子(トヨタ自動車 )      SF 178 33 ■(オリンピック出場経験選手)   
  #8 田中 利佳(JXサンフラワーズ)   SG 174 29
  #9 久手堅 笑美(トヨタ自動車 )     PG 165 27 △
  #10 藤原 有沙(デンソー アイリス)   SF 175 24
  #11 木林 稚栄(JXサンフラワーズ)   PF 184 22 ☆(初選出)
  #12 吉田 亜沙美(JXサンフラワーズ) PG 165 24 △ 
  #13 大神 雄子(JXサンフラワーズ)   SG 170 29 △ ■
  #14 篠原 恵(富士通 レッドウェーブ)   C 184 20 ☆
  #15 山田 久美子(JXサンフラワーズ)  C 192 33

 

 最終的に上記12名の代表選手になった。前回のアジア最終予選からコーチ陣は全員、選手もかなり入れ替えがあり、代表選手は8か月で半数変わった。うーん・・・私がいまさらあれこれ言っても仕方ないが、これではコーチ3氏の所属チーム連合軍じゃないの?

 やはり前HC中川氏が築いてきた選手選考の流れがプツリと切れた。課題の高さ対策、フィジカル対策は克服できるのであろうか?

 

 

 

 

 ■放送チャンネル
   NHK-BS1

 ■放送スケジュール
  ◇6月27日(水) 1:00-(2:49) → 急遽、26日(火)19:00からBS1で生中継! 応援よろしくです!!
    ロンドンオリンピック世界最終予選 予選ラウンド〈1〉 「日本」対「トルコ」

  ◇6月27日(水) 22:45-(0:49)
    ロンドンオリンピック世界最終予選 予選ラウンド〈2〉 「日本」対「プエルトリコ」

   ※放送時間は日本時間。その後の放送日程については、日本の勝ち上がりによって決定。

 

 

『 3月14日に始動し、4月1日から国内強化合宿、海外遠征を重ねてきたハヤブサジャパン 女子日本代表チーム。
 最終強化合宿は、予選ラウンドで対戦するトルコ、プエルトリコを想定しながらの対策に時間を費やし、最終メンバー12名の選考も兼ねながら、最終調整を行いました。
 しかし、すべてがスムーズにいったわけではなく、選手、スタッフともに頭を悩ましながら、できる限りのことを必死になって詰め込む日々。技術面もさることながら、精神的な部分では、丁コーチに「お前らは日本代表としてのプライドが足りていない」と激しく叱責されることもありました。
 その言葉を受け、「選手全員が見直さないといけないところでした。日本代表が厳しいのは当然であって、自分たちが甘かったと感じています。スタッフが強い気持ちをもっていることに対して、私たちはプレイで返していかなければいけません」と反省を述べたのは司令塔・吉田亜沙美選手。
 他の選手も同じ意見であり、練習前には日の丸に黙祷し、意識を高める日々を送ってきました。葛藤しながらも、納得のいくまで目一杯練習に取り組んできたハヤブサジャパンは、初戦のトルコ戦に良い形で大会に入れる準備ができました。
 決戦へと向かう内海 知秀ヘッドコーチは、「4年前、北京オリンピック出場を賭けた世界最終予選で負けています。そのリベンジをできるチャンスを与えていただいたからには、どうしてもオリンピックの切符を獲りたい気持ちは強いです。今回のスタッフ陣も、この大会に賭ける意気込みは非常に強いものがあります。この布陣で何としてもオリンピックの切符を勝ち獲りたいです。周りから見ると、時間がないとか、大神が怪我をしており渡嘉敷もいないなど言われるかもしれませんが、これらの理由のせいにならないように、与えられた時間の中で精一杯、努力をしてきました。先日、女子バレーボールがオリンピック出場を決めましたが、我々も『団体競技がオリンピックに出ないと盛り上がらない』と、皆さんからよく言われます。バスケットが最後のオリンピック予選を行う競技ですので、何がなんでも切符を獲ってきたいです。バスケット界はもちろんですが、スポーツ界全体にとっても力になれるようにしっかり頑張ってきます」と意気込みを語りました。
 これから始まるロンドンオリンピック世界最終予選は、ハヤブサジャパンの夢へ向けた通過点であり、オリンピックの切符を獲ることは最低限やらねばならないことです。目標はあくまでロンドンオリンピックに出場し、そこで1試合でも多く勝ち、活躍することです。全てのバスケットボールファミリーを代表して、そしてみんなが行きたい舞台であるオリンピックへの出場権を勝ち獲るためだけに、ハヤブサジャパンは戦ってきます。
 FIBA女子オリンピック世界最終予選(ロンドンオリンピック世界最終予選)は、6月25日(月)に開幕。
 ハヤブサジャパン 女子日本代表チームは、初日に試合がなく、初戦は6月26日(火)19:00(現地時間)、日本時間では27日(火)1:00より、トルコ代表と対戦します。』(日本バスケットボール協会HPより)

 

 

 予選ラウンド初戦が開催国のトルコか・・・FIBAランキング日本は15位、トルコは21位と実力伯仲。3週間前のトルコ遠征最終調整ゲームで、初戦戦うことになってたトルコ代表と練習試合。

『 立ち上がり、日本は間宮の得点で先制点を挙げるも、すぐさまトルコに内外バランス良く攻撃され、開始3分で2-8とリードを奪われる。しかし、日本はディフェンスのプレッシャーを強めて相手を苦しめると、そこから高田の得点や速攻で得点に結びつけ、試合の主導権を奪い返す。その後も好ディフェンスを見せる日本は、相手の得点を抑え、攻撃では川原や藤原の3Pシュートでリードを広げていく。5点リードで迎えた後半、勢いの止まらない日本は、第3ピリオドで相手を4点に抑え、田中の3Pシュートなどで13点差まで広げる。最終ピリオド、追いあげたいトルコはセンター陣を機能させ、インサイドの得点で5点差まで詰め寄るが、日本も藤原の3Pシュートや高田の連続得点で応戦し、苦しい場面を乗り切る。結局63-53、リードを保った日本が10点差で勝利し、白星を飾った。 』

 

 なんで本番直前に対戦相手と練習試合するのだろうか?

 不思議だ。お互い手の内を隠したゲームになったのだろうか?

 なんかちょっと嫌な予感するのだが・・・とにかく高さ克服するスピーディーな展開としつこいプレスディフェンス、外角シュートがポイントになる。

 

 健闘を祈る!!

 

 

  


全日本女子ロンドンオリンピック世界最終予選概要

2012年02月18日 | 全日本バスケ

 

 全日本女子「Road to London」世界最終予選の全貌が明らかになった。やはり大幅なメンバー変更があり、以下の20人全員がベンチに入れるのだろうか?ベンチは14~16人くらいに絞られるのだろう。健闘を祈る。

 

 ■選手
  矢野 良子(トヨタ自動車 アンテロープス)
  山田 久美子(JXサンフラワーズ)
  名木 洋子(富士通 レッドウェーブ)
  橋本 和子(三菱電機 コアラーズ)
  田中 利佳(JXサンフラワーズ)
  大神 雄子(JXサンフラワーズ)
  久手堅 笑美(トヨタ自動車 アンテロープス)
  諏訪 裕美(JXサンフラワーズ)
  藤吉 佐緒里(シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
  藤原 有沙(デンソー アイリス)
  吉田 亜沙美(JXサンフラワーズ)
  川原 麻耶(トヨタ自動車 アンテロープス)
  高橋 礼華(新潟アルビレックスBBラビッツ)
  大庭 久美子(デンソー アイリス)
  田 真希(デンソー アイリス)
  木林 稚栄(JXサンフラワーズ)
  間宮 佑圭(JXサンフラワーズ)
  渡嘉敷 来夢(JXサンフラワーズ)
  篠原 恵(富士通 レッドウェーブ)
  長岡 萌映子(札幌山の手高校 3年)


  ※赤色は前回のアジアオリンピック予選時のメンバー(9名のみ)


 ■大会日程
  2012(H24)年6月25日(月)~7月1日(日)

 ■開催地
  トルコ・アンカラ

 ■出場枠
  12チームのうち、上位5チームが第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)の出場権を獲得する

 ■参加チーム
  マリ(FIBA AFRICA 3位)
  モザンビーク(FIBA AFRICA 5位)
  アルゼンチン(FIBA AMERICA 2位)
  カナダ(FIBA AMERICA 3位)
  プエルトリコ(FIBA AMERICA 5位) ←FIBA世界ランク24位
  韓国(FIBA ASIA 2位)
  日本(FIBA ASIA 3位) ←FIBA世界ランク15位

  トルコ(FIBA EUROPE 2位) ←FIBA世界ランク21位
  フランス(FIBA EUROPE 3位)
  チェコ(FIBA EUROPE 4位)
  クロアチア(FIBA EUROPE 5位)
  ニュージーランド(FIBA OCEANIA 2位)
  ※セネガル(アフリカ)、キューバ(アメリカ)の欠場により、モザンビーク、プエルトリコが繰り上げ出場

 ■予選ラウンドグループ
  【グループA】 トルコ、日本、プエルトリコ
  【グループB】 チェコ、アルゼンチン、ニュージーランド
  【グループC】 クロアチア、韓国、モザンビーク
  【グループD】 フランス、カナダ、マリ

 ■競技方法
  【予選ラウンド】
  出場12チーム3チームずつの4グループに分け、1回戦総当りを行い、各グループの上位2チームが準々決勝に進出する
  【準々決勝】
  予選ラウンド各グループ上位2チームの合計8チームで準々決勝を行い、それぞれの勝者4チームがオリンピック出場権    を獲得
  敗者は残りの1チームを決定するため準決勝を行う
  Game13:A1 vs B2
  Game14:B1 vs A2
  Game15:C1 vs D2
  Game16:D1 vs C2
  【準決勝】
  準々決勝敗者4チームで準決勝を行い、勝者が決勝に進出する
  Game17:Game13敗者 vs Game15敗者
  Game18:Game14敗者 vs Game16敗者
  【決勝】
  準決勝勝者が決勝を行い、勝者がオリンピック出場権を獲得する

 ■日本 試合日程
  6/25(月) 休息日
  6/26(火) 予選ラウンド vsトルコ
  6/27(水) 予選ラウンド vsプエルトリコ
  6/28(木) 休息日
  6/29(金) 準々決勝
  6/30(土) 決勝トーナメント
  7/1 (日) 決勝トーナメント

 

 

 

     

           


2012オールジャパン~いよいよ男女ベスト4勝ち上がり

2012年01月06日 | 全日本バスケ

              < 2012 ALL JAPAN 女子ベスト4勝ち上がり >

   

 2012オールジャパン女子は、昨日ベスト4が出揃った。注目の準々決勝デンソーVS金沢総合は、前半終わってデンソーリードが9点差という接戦になった。全日本代表C /Fでもある高田を33分(31得点)も使わざるを得ないほど金沢総合は頑張った。

 何でも高校代表チームがベスト8に残ったのは、男女通じて史上初だとか。金総の積極的なマンツーマンディフェンスが効いて、WJBL3位のデンソーを前半39点に抑えたから素晴らしい。それだけ高校女子のレベルがアップしているということを示してくれた。

 金総のセンター宮澤は22得点で高田に次ぐスコアリングリーダー。この4月からは地元神奈川の富士通でしたっけ、即戦力でWJBL通用しそう?な気がする。40分交代なしで4ファールで最後までプレイして大したもんだ。最終スコアはデンソー86対62金沢総合。

 WJBL4位富士通・5位シャンソン対決の準々決勝は、もつれにもつれた激戦だったみたいだ。1点差でシャンソン勝利。これで、四強がJXサンフラワーズ・トヨタ・デンソー・シャンソンとなり、いよいよ明日(7日)準決勝。

  代々木第一体育館 メインコート

   13:00  JXサンフラワーズ VS シャンソンVマジック

   15:10  デンソーアイリス VS トヨタ自動車アンテロープス

 

 

             < 2012オールジャパン 男子ベスト4勝ち上がり >

   

 男子ベスト8勝ち上がりは、結果JBL8チームであったが、昨年まで4連覇してるアイシンVS青山学院大の戦いは、前半非常に面白かったみたいだ。第1ピリオド19対13でアイシン6点リード、第2ピリオドは一時期、辻の連続スリーで逆転したみたいだ。JBL王者アイシンに火がついたのか?前半終わって37対33のスコア。これってJBLでよく見られるスコアじゃないの?第2ピリオドは18対20で青学が2点リードしてる。3年比江島が21点、4年辻が20点で十分通用している。アイシンのスコアリングリーダーは助っ人外国人のケビン・ヤング26点だから、比江島・辻の洛南高校卒コンビがいかに頑張ったかわかる。後半も崩れることなく85対68のなんと17点差で終了している。助っ人外国人使えなかったら、JBL下位チームだったら、いい勝負してたんじゃないのだろうか?と思わせるほどの青学大活躍であった。

 準々決勝の残り2試合は現在進行形で、第3ピリオド途中でパナソニック64対57リンク栃木は最後までわからない。この試合後、トヨタVS東芝がある。第1シードのトヨタが優勝候補筆頭であると思うが、一発勝負だからどうなることか?明日の準決勝アイシンVS日立も開けてみないと予想がつかない好勝負になると予想する。

  男子7日 準決勝 代々木第一体育館 メインコート

   17:00 日立サンロッカーズ VS アイシンシーホークス

   19:00 パナソニック・リンク栃木の勝者 VS トヨタ・東芝の勝者

       (追加更新)→パナソニック VS トヨタ自動車アルバルク

 

  毎年オールジャパンは男女とも、明日の準決勝4ゲームが一番白熱して見ごたえがあります。時間のある方、足を運べる距離にある方、是非とも代々木第一体育館に行かれてみてください。チケット情報は、日本バスケットボール協会のHP「オールジャパン2012」で確認できます。代々木第一は広いのでたぶん当日券あります。

 

 

 

 


2012オールジャパン組合せ~3日目女子Best8決定戦、男子は明日Best8

2012年01月03日 | 全日本バスケ

                       < 2012 ALL JAPAN  男子組合せ > 

        

 

                     < 2012 ALL JAPAN  女子組合せ >

     

 

 

 毎年恒例の全日本総合バスケットボール選手権が、1月1日元旦から代々木第一体育館(Y1)と代々木第二体育館(Y2)で始まった。男子注目は4連覇中のアイシンが5連覇を果たせるのか、現在JBLリーグ戦単独首位(アイシンは1勝差の2位)で好調なトヨタがこれまでの雪辱を晴らせるのか?もう一つの個人的注目は、関東リーグ、インカレで優勝を争った青山学院大と東海大が明日(1/4)ベスト8を懸けてJBLシードチームと対戦する。青山大VSアイシン(Y1・13:00)、東海大VSパナソニック(Y2・19:00)大学トップレベルこの2チームがJBLトップチームとどこまで戦えるのか?

 

 

 一方、女子は本日ベスト8決定戦でさっそく高校インターハイ優勝校金沢総合がやってくれた。凄いぞ!高校旋風!!昨年の札幌山の手快進撃(山形大と愛知学泉大に競り勝ちベスト8決定戦で優勝したJXと対戦)が記憶に新しいが、5日Y1・15:00からのデンソーVS金沢総合高校のベスト4決定戦が楽しみだ。今年はウィンターカップ優勝校札幌山の手がどうして出場していないんだろう?辞退したのかな・・・あとは、筑波大がシャンソンに敗れた(55ー82)から大阪人間科学大が新潟アルビレックスにどうなるのか?

 

    

        < 金沢総合高校 ○ 69-50 × 秋田銀行(社会人1位) >

     金総ファイト!#7宮澤頑張れ!!星澤監督高校ラスト采配?

 

 

 


速報全日本女子 第2回 FIBA U-16アジア選手権~全勝「優勝」

2011年12月11日 | 全日本バスケ

           

 

 

 

      先程、速報が入った。いやはや凄いです。

     12月4日から11日まで、中国で開催された第2回FIBA ASIA女子 U-16大会

     全日本女子がぶっちぎりの全勝優勝を果たした。

      この結果、来年8月に第2回U-17世界大会出場が決まった。アジアからはもう一つ

     2位韓国も出場。

 

         アジアレベルⅠ予選ラウンド

        12/4             日本 ○   92対87 × 中国   

             5             日本 ○   94対45 × インド

             6             日本 ○ 107対77 × 台湾    

                   7             日本 ○ 102対27 × フィリピン

            8             日本 ○   83対67 × 韓国

                  10 準決勝 日本 ○   84対55 × 台湾  韓国 ○ 79対78 × 中国

            11 決勝   日本 ○ 102対56 × 韓国 

      

      日本は、予選ラウンド初戦だけ中国と競ったものの、第2戦からはしり上がりに調子上げ

     決勝は全員出場、ほぼ全員得点の完勝だった。強すぎ。

      選手の皆さん、スタッフの皆さん、おめでとうございます。お疲れ様でした。

 

       ヘッドコーチ 林(足羽高校) 

       アシスタントコーチ 鈴木(昭和学院)、遠香(東京成徳中)、萩原美樹子(JX)

       #4 中村(柴田女子)   #5 畠中(大阪薫英)    #6 馬瓜(桜花)

       #7 永井(足羽)      #8 山田(桜花)       #9 酒井(桜花)

       #10 宮崎(聖カタリナ) #11 萩尾(桜花)       #12 井澗(桜花)

       #13 赤穂(昭和学院中) #14 三木(駒沢女子中) #15 田中(日野第一中)

      

      準決勝もう一カードは、韓国が中国に1点差の逆転勝ちだったみたいである。

     何か女子の世代は確実につながったものを感じる。世界へ向けて。

     これはきっと偶然じゃない。来年の6月までいろんな意味で注目、応援しよう!

 

 

     


全日本女子監督交代劇~その理由は?

2011年12月09日 | 全日本バスケ

                  

 

 

 

      一昨日、唐突にさらりと全日本女子代表チームの監督交代ニュースが出た。

     「えっ!何なのそれ・・・」と思われた方が多いのではないだろうか。

     「どうしてこんな時期に?」と。

 

      この数年、中川氏がヘッドとしてロンドン五輪へ向けて計画的に選手選考、強化を図ってきた。

     9月のアジア予選をみても、中国・韓国に敗れはしたものの、内容的にはステップアップ

     してる印象を持っただけに、何が原因で交代劇なのか正直わからない。

      1stラウンドアジア予選枠は「1」である。全出場枠は「12」、各大陸予選枠は「1から3」で

       まだ7チームしか決まっていない。来年6月の最終予選で上位5チームが決まる。

       全日本女子の力からすると、最終予選に臨めて(アジア3位)順当だと思うのだけれど・・・

 

      3月までWリーグを戦い抜いている内海氏、丁氏、小嶋氏に予定外の負担をかける

     意味合いがわからない。

       中川氏に何の問題があったのだろう?

      何の発表もないからちょっと想像がつかない。代表メンバーの半数(6名)を若手発掘して、

     アジア断トツ力あると目された中国に十数点差まで喰らいつき、韓国には先行して

     勝てる勝負になるところを落としてしまったものの、中川氏の手腕をかっていたのだが・・・

     残念だ。全日本女子今後の課題も、選手、コーチともピタリ共通認識してる感じであるように

     見えたのだが。

        

      ちょっとギャンブルじゃないのかな。準備期間はあと半年ちょっとだよ。

     全日本レベルで新しいシステムを導入するには、時間が大丈夫だろうか?

     Wリーグ首位・2位のヘッドコーチだから、選手の特徴やプレイはよく把握してるだろうけど、

      選手選考からやり直すのか?

      日本協会はこの件に関して、もう少し説明責任を果たしてもらいたい

        返す返す残念な事態になってしまった。

        それでも全日本女子を思い切り応援したい。

 

            PS 内海、なったからには命懸けた大勝負してくれよ。結果がすべてだ。それしかない。

          頼るんじゃないぞ。魂を注入してくれ。技術じゃないぞ。 

 

 

 

     


アジアU-16男子バスケ選手権結果~結果より育成過程

2011年11月16日 | 全日本バスケ

              

 

 

      第2回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会が10月29日終了した。

     上位2チームに与えられるU-16世界選手権は逃したものの、3位決定戦でフィリピンを

     94-81で下して銅メダルを獲得した。前半は、32-31の互角。

       ゲームキャプテン金子(明成)のスリー、インサイド陣の杉浦(大濠)・馬場(富山一)、

      フォワード新川(京北)が活躍したみたいだ。ヘッドコーチは、本丸中の富樫氏。

      全試合通じてチームトップ平均得点は、15.4点の杉浦、2番目は14.4点の馬場。

      13年ぶりの表彰台(3位以内)だそうである。

     しかし、準決勝の中国戦、215cmのセンターはじめ中国の高さに圧倒されて、

     43-82の完敗。決勝の韓国VS中国も52-92で中国の圧勝。若手アジア男子では、

     中国が抜けている。

      この高さの壁を超えられる何かないと、世界では戦えない。最大かつ永遠のテーマ。

 

       一方、女子U-16アジア大会は、まもなく12月4日から中国・済南市にて開催される。

     女子の高1・中三の世代はどうなんだろう? U-18の世代がよかっただけに注目したい。

 

      トップの指導者は、もちろんお分かりかと思うが、十代の世代は結果より育成する過程を

     特に重視してもらいたい。

     個人スキルの基本技術中心に、平面的にいかに速くみせられるオフェンス・ディフェンスを

     できるのか。勝ちに直結する技術修得より、全日本が目指すチームスタイルのヴィジョン

     学ばせてもらいたい。女子はある程度、明確につながっている感じがする。

      男子の方はどうなんだろう?

      「全日本代表→U-24代表→U-18代表→U-16代表」と繋がっているのだろうか?

      あと、男子の全日本ヘッドコーチは誰が引き継ぐのだろう?

      再スタートのトップ組織体制編成は、進んでいるんだろうか?

 

      ?ばかりで申し訳ないが・・・

 

 

                         


全日本女子バスケ世界最終予選へ向けて

2011年10月13日 | 全日本バスケ

 

   全日本男子のロンドンへの道は、世間的にほとんど注目されないまま静かに幕を閉じた。
  男子は、いったいいつオリンピックに出場したんだ?
  調べたところ、1976年モントリオールオリンピック。35年も月日が経つの・・・
  これでは期待されないのも当たり前か、おまけにアジア選手権の結果を調べてさらに唖然。
   この十数年すべて5位~10位の成績で、アジアにおいてさえも取り残された感がある。
  バスケットは、学校教育やアマスポーツの中でも競技人口がトップランクだろ。

   日本人にそんなに向いていないスポーツ競技なのか?

   そんなことはないでしょう。サッカーがあれだけ世界と戦えてるのだから・・・
  アジア予選で日本が負けた相手国は、国内でプロリーグが盛んに行われているチームばかり。
  体格的には日本と変わらないフィリピンにどうしてズルズルと競り負けたのでしょう?
  フィリピン選手たちは、日本選手より稼ぎが少ないかもしれないがバスケでメシを食べてる
  プロ選手。日本はプロ化さえトップのゴタゴタで実現できないバスケ後進国と認めざるを得ない。
  男子のことはもうやめよう。愚痴っぽくなるから・・・

   全日本女子は、アジア最大のライバル中国と韓国に負けはしたが、その内容において
  アジアトップの力を有する可能性が高い。来年2012年6月下旬からの世界最終予選に向けて
  8ヶ月余り、今回の戦いを十分に分析し振り返り、全日本チームとして練習に励んでほしい。
  中国、韓国ともにベテランから若手まで幅広い年齢構成のチーム。日本も高3の長岡筆頭に
  ビッグセンター渡嘉敷(20)と若い芽が使えそうな雰囲気がある。

   日本と中国の試合を観てたぶん誰もが思う率直な感想は、高さの違い。202センチのセンター
  のみならずフォワードも長身だ。やけにリバウンドを取られていた。獲得リバウンド総数が
  中国34本に対して日本16本。準決勝は、よく14点差で収まったものだ。
   しかし、日本とサイズ的に遜色のない韓国が、中国に対して敗れはしたもののリバウンドでは
  10本も上回ったと後に知って驚いた。平均身長で10センチ上の相手に互角以上のリバウンド。
  世界を相手にする場合、最終的にはこれなんだろうね。

   高さの中国、巧さの韓国に対して、日本はスピードと激しいディフェンスを売りに
  対抗しようとした。その通りだと思うが、韓国の巧い部分ではない、泥臭くても体張った
  リバウンド、ルーズボールに飛び込む凄まじいまでの精神力・執着心って、日本も参考に
  ならないだろうか?


   敗戦後、大神の悔し涙と泣きながらのインタビューを見て、
  女子は世界最終予選、5位以内をもぎ取るかもしれないと思った。

   ヨーロッパ、アメリカ大陸、アフリカ大陸、アジア、オセアニアの1位通過5チームが
  まもなく揃うだけ。あと、ヨーロッパ・アメリカは2位~4位、アフリカ・アジアは2位~3位
  オセアニアは2位のみ、計12チームによる最終予選。上位5チームにロンドンオリンピック
  出場が与えられる。どの試合も激しい接戦になるだろうな。