「忘年会」シーズン、組織全体のものから小さな部署のものまで何回かある。
お酒の好きな人、全く飲めない人まで同じ人間なのにどうしてこれほど大差あるのだろう。
遺伝的要素と性格的要素と家族的要素で決まるのか・・・不思議だ。
アルコールがかなりまわるとある地点で記憶を失うタイプがいる。寝ているわけでないのに
むしろすごくはしゃいでいたのに、翌日全然覚えていないと言う。「嘘だろう」とつき詰めても、
「いやほんとに覚えてないんだ」と言う。幸せなやつなのか、危険なやつなのか不明である。
泣き上戸、笑い上戸、話し上戸と人の対応も様々だ。普段おとなしくて無口なタイプが
豹変することもあるし、変わらないタイプもいる。しかし、何らかの発見があったりして、
「飲み会」という場が人間関係の潤滑油になったりする。
今年はあと2回くらいある。年が明けたら仕事始めになって少し経つと、「新年会」?
いやはや日本人は日頃のストレスを発散させる「飲み会」が好きな人種だ。
外国では「パーティー」と言えばよいのだろうか?
迷った時に自然といい手が指せることを、将棋では「指運(ゆびうん)がある」と言う。
運とかツキというものは、必ずあるものだろうか?
ある方が言うには、自らの努力の積み重ねで作られた『地運』と
ほんとうに偶然に降って湧いてきたような『天運』があるらしい。
この天運というのは自然現象に似ていて、不公平に訪れるらしい。
ビギナーズラックというのは、まさにこの「天運」。
何も知らなくて無欲の成せる行為から天運を引き寄せたらしい。
勝負師といわれた人の中には、この運に気づいたり、引き寄せたりすることができるらしい。
しかし、この天運には継続性がないから、真に大事な運は「地運」を意識して作る努力や工夫を
することだという。天才棋士といわれる羽生善治氏がこんなことを言ってる。
「いろいろな棋士の方々が、あえて損をしたり、人に何かをあげたり、
役に立つことをしているのを見ると、ツキをためているように見えることがある。」
創造→進化→発展→停滞→後退→破壊→再生→上昇
自然界の輪廻転生になにか似ている。
晴れの日もあれば、風の強い日もあり、雨の日もある。暑い季節、寒い季節、台風の季節、
自然に対して人が思う良い、悪いは、繰り返すことで本当の良さがよく実感できるみたいだ。
前進することだけが本当の良さではないということだろうか・・・