「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・2日目

2017年08月19日 | 泊まりがけの山登り



 
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 本来は、朝飯を弁当にしてもらって、未明の4時に烏帽子小屋を早立ちしようと考えていましたが、小屋の手違いで5時30分に小屋で食事を取った後、6時前に出発しました。













 先ずは、1時間30分ほど先の三ケ岳を目指します。天候は曇天。周囲がガス(霧)で見えなくなったり、突然陽が差したりと、変化の大きい天候が一日中続きました。三ケ岳の次は、2時間ほど掛けて、野口五郎小屋を経由して、野口五郎岳を目指します。







 雪渓の雪解け水を飲料にするために集めている山縣さん。そうした周辺には、お花畑が見られることが多く、目を楽しませてくれます。













 野口五郎小屋を経由して、野口五郎岳に到着。次は、2時間30分ほど歩いて、水晶小屋を目指します。崩落箇所もあり、気の抜けない登山路を歩きます。









 水晶小屋にリュックを置き、サブザックに飲料等を入れて、往復1時間10分の日本百名山・水晶岳へ向けて出発。頂上は、手狭な岩場。長居はせずに、水晶小屋に戻りました。周囲は、ガスったりガスが切れたりを目まぐるしく繰り返す天候。







 水晶小屋から、宿泊地の三俣山荘までは、計画では2時間50分かけて鷲羽岳を超えて行く登山路でしたが、鷲羽岳を巻くように付けられた登山路ですと、2時間10分で、40分短縮できることから、こちらのルートを選択。鷲羽岳は、百名山ですが、どちらも既に登った山だったからというのも理由の一つです。







 稜線から沢に沿って下り始めます。この沢は黒部川の源流であり、この沢に沿って様々な花が咲いていました。登山路は、沢状態だったり、ぬかるんでいたり、沢を渡ったりと、変化のあるルートです。











 山に囲まれた谷の日暮れは早い。時間的にもこのルートの最後の通過者が私でした。足の踏ん張りが効かなくなった頃、注意していたにも関わらず、転んでしまいました。私の右手と顔は、右手の草に突っ込んだ形で転びました。驚くべきは、右手が宙に浮いた状態だったこと。草の向こうは、谷に向かって崖になっていたのです。重いリュックが私の体をもう少し前へ押し出していたら、崖から落ちてしまう状態で体は止まっていました。危ない!どんな状況でも、目的地に到達する自信は、長い登山歴で持っていました。けれども、崖から落ちて怪我をした状態では、極めて困難な状況になったはず。前回のブログで半歩間違えば、私の最終章ともなりかねない事態」と綴ったのは、この転倒のことでした。

 そこからは、より慎重に登山路を歩きました。黒部川源流の沢から離れ、稜線の三俣山荘への登りが最後に待っています。三俣山荘には、6時ちょっと前に到着。遅い私を心配して、山縣さんは山荘から下りて待っていてくれました。こんなに遅く山小屋に入るのは、始めてのことでした。

 暮れかけた稜線に出ると、槍ヶ岳が見えました。この日は、水晶小屋で宿泊することも出来ましたが、三俣山荘まで進めて良かったと思いました。それは、山縣さんが太郎平から薬師岳往復が可能になる日程だからです。今年、太郎平から薬師岳往復を計画していましたが、予定が変更となり実施できなかったそうです。三俣小屋は満員で、布団1枚に2人が寝る状況でした。では、次回は3日目を綴ります。







マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・1日目

マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・3日目

マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・4日目

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