「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーのお出かけ:娘と立山黒部アルペンルートを巡る・・・2日目

2018年08月16日 | 泊まりがけの山登り

 8月8日、この旅の二日目は、山歩きです。まずは、繰り返し登ているコースである室堂から一の越山荘を経由して雄山を往復することを考えました。しかし、宿泊地が雷鳥沢だったことから、宿泊地から大走谷を直登して稜線に出て、大汝山を超えて雄山に到達し、一の越山荘に下り室堂ターミナルを経由して宿泊地へ戻る周遊コースを計画しました。午前中は、山の稜線もはっきりと見える快晴でした。昼近くから稜線に雲が出て、曇り状態となりました。









 キャンプ場から板の橋を渡り、大走りの登山路までちょっと分かり辛い道が続きます。娘は、板の橋をおっかなびっくり通過しました。今の子どもは、こうした危険性のある場所の経験がとても少ないと思います。大走りの登山路を歩き始めれば、道は明瞭でした。ただ、娘のように山を歩きなれていない者は、岩がゴロゴロした登山路をどう歩いたらよいか迷いながら歩いていました。

 この山域にはチングルマが多く、ただし花状態のものよりも、多くは放射状に穂を広げた実の状態になっていました。娘は、高尾山系金時山や丹沢の大山に登ったことがありますが、今まで経験した山のスケールとは格段に違う山の規模に圧倒されているようでした。大走りコースは、ひたすら登りで、稜線まで標準で2時間30分ほどかかります。











 登るにつれて、疲れも出てきて早く戻りたいと言い出しました。この状態で、周遊することに危険を感じ、かつ私自身が疲労を感じ、稜線に出て引き返すことにしました。下りは、標準で1時間30分ほどです。私達は登り3時間下り2時間ほどかかって歩きました。ほぼ3000mレベルの山に登った娘にとっては、十分な山歩きといった気分だったようです。

 初心者の下りは危険なので、怪我をするのは下りの方が多いことを話し、最後まで注意力を働かせて歩くように頻繁に言いました。実際崖側に転んでしまえば、下まで転がってしまう可能性のある場所もあります。登山路脇にある雪渓に行って、ペットボトルを冷やして飲ませました。夏に雪があり、天然の冷蔵庫です。これも、子どもにとって新鮮な驚きだと思います。ただ、雪渓は喜んで走り回ってはいけない。中が空洞で踏み抜いたら怪我をしてしまうことを注意しました。







 無理して疲れ切って登山路を歩かせるよりも、よかった山登りだったかなと思います。私自身は、大汝山も雄山も繰り返し登っているので、目的を外しても構いませんでした。ただし、何かあった時には、娘をおんぶして下りるエネルギーがなかったことも、計画を途中で変更した理由でした。その点は、とても気になることでした。

 山荘に無事に到着して、ちょっと遅い昼飯に白エビラーメンを注文して、山を見ながら食べました。白エビは、ホタルイカと並び富山湾の名産です。山荘の食事は残してばっかりでしたが、ラーメン好きな子でしたので、おいしいと言って完食しました。ただ、残念ながら白エビがラーメンに入っているわけではありませんでした。

 食後少し休んでから、温泉に入りました。山歩きの後に温泉に入浴するのは、とてもリラックスできて幸福も感じます。その後、布団を敷いてゴロゴロしながら本を読んだりしていました
。山荘周辺にもチングルマが咲き、雪が残っている場所もあります。午後は曇りましたが、登山中はとても良い天気で、娘にとって気分の良い山歩きができました。

マッキーのお出かけ:娘と立山黒部アルペンルートを巡る・・・1日目

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