「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・4日目

2017年08月26日 | 泊まりがけの山登り



 
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 北アルプス縦走最終日。私は太郎平小屋から折立に下り、バスで富山駅へ向かう途中、亀谷温泉に下車して入浴し、富山駅から北陸新幹線で東京へ帰ります。相方の山縣さんは、計画したけれども実行できなかった、太郎平小屋から薬師岳を往復する計画を実行するために、太郎平小屋にもう一日延泊します。

 薬師岳は、およそ30年前に立山から縦走して登りました。体力があれば、私もご一緒したのですが、今回はその余力がありませんでした。そこで、私たちは、ここからは別々の行動をとることになりました。

 小屋で朝食を取り、6時過ぎに分かれて各自の計画を実施しました。天候は、ちょっとあいまいな状況でしたが、私の方は、折立まで3時間30分ほどの歩きとなります。3日間の多くの登山路が初めてでしたが、この下り中心の登山路は、繰り返し通っています。今回の体調を考え、10時20分発のバスに間に合うように、6時過ぎに小屋を出発しました。





 結果的には、折立に9時前に到着。そして、お盆用の時間で、バスは9時40分発となっていました。いずれにしろ、間に合いました。転ぶこともなく、休みもあまり取らないで歩くことができました。一つ下の画像は、今回の山登りの終点、折立の登山路入口。





 途中下車した亀谷温泉は、山の中のホテルが行っている日帰り温泉で、山の温泉情緒はありません。温泉に浸かる瞬間、日焼けや擦り傷がヒリヒリと痛みました。しかし、これもビールの苦味のように、私には感じられました。湯船に体を伸ばせば、そこは天国でした。ついさっきまでの山歩きが、既に思い出になって、走馬燈のように浮かんできました。

 体を洗って、衣類は全て着替えました。私は、いかにも山に登ってきたといった汗臭い服装で帰りの電車には乗りたくありません。これは、若い頃からの習慣です。

 さて、今回の山登りは、どうだったでしょうか。当初の目的は達成しました。けれども、日頃の運動不足を痛感した山登りでした。また、疲労もあったのでしょうが、不自然な転倒を二回してしまい、問題も感じました。また、すべての日程で、昼食をとる元気がなく、昼食抜きで行動しました。結果的には、体力と登山計画のミスマッチということでしょう。ただし、日本列島全体が天候不順の今年ですが、その状況の中で雨具を使用する必要が無かったのは、ラッキーでした。



 ところで、最近の登山者は、ストックを用いて歩く人がとても増えました。ある時期から、高齢者がストックを用いることが増えました。それは、岩崎元朗さんが高齢者に対してストックを使うことをテレビの中で奨励したからでしょう。最近では、年齢に関係なくストックを2本用いて登っています。また、男女ともスパッツをはいて、短パンで歩いている登山者が増えました。

 30年ほど前、ヨーロッパアルプスを10日間かけて、登った経験があります。その時、ストックを用いて一般ルートをトレッキングしている老若男女を、車窓から眺めることができました。一般的な登山路でも、途中で雪渓を越えることが多いからだと感じました。そのスタイルが、現在日本の山登りの一般的なスタイルになっているのは驚きです。

 それから、山岳部やワンゲルの部員ではない一般的な人が、小屋泊まりではなく、テント泊をして北アルプスを登っていることに驚かされます。テント関連の装備がとても軽くなっていますが、それでも食糧なども運ぶ必要がありますので、大きなリュックが必要です。年間を通したアウトドア生活の普及と、一般的な日本人の体力の増進が、その理由でしょうか。

 夏の楽しみであり、課題でもある夏山登山を無事に終えた充実感虚脱感を感じる今日この頃です。肘と膝の擦り傷は、大袈裟にかさぶたができました。生徒が、「その傷どうしたの?」と、聞いてきます。腰の周囲の筋肉が、今回は長く痛みを感じます。山登りに必要な筋肉が弱っていただけではなく、日常的に重要な筋肉が減退していたようです。体調を万全にして、再び夏山登山にチャレンジする計画を立てたいと思っています。

マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・1日目

マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・2日目

マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・3日目

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