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ロースクール留学(していた)日記

米国ロースクールLLM卒業生の日常→アメリカ駐在員の日常

運転免許のはなし

2013-11-16 18:15:55 | アメリカ生活関連
すこし前の話になりますが、DCの運転免許を取得しました。
日本を出る時に国際免許を取得はしていきましたが、厳密にはこれはDCに来てから30日(確か)だけしか使えないことになっています(条約上は1年有効なはずだけども)。
まぁ、DCは渋滞がひどく、バスなんかは歩いたほうが断然早いこともざらにあるので、地下鉄を使えば十分で車は必要ないですが、身分証としては大変重宝します。

さて、DCは日本の免許を持っていさえすれば、諸州に比べると取得が楽でして、”他州(他国)の免許のコンバート”という手続きで、筆記試験だけ受かりさえすればよく、実技試験を省略することができます。
詳細はこちら
ちなみに他州に引っ越した場合にもアメリカの運転免許からのほうがコンバートが楽そうなので自分もDCにいるうちにとっておきました。残念なのはビザと同じ期間しか運転免許の有効期間を書いてくれないことです。。。

1.ソーシャルセキュリテイオフィスにいく
必要書類としてソーシャルセキュリテイナンバーの証跡が必要ですが、学生ビザでは働くことができませんので、原則としてSSNを取得することができません。そこで、SSNオフィスに行って、SSNが発行できないことの証明をもらうことになります("Denial Letter")。

2.大使館にいく
大使館で日本の運転免許証の翻訳証明を作ってもらいます。
詳細はこちら

3.DMVにいく
・知識試験を受ける(+受験料を払う)
DMVではまず知識試験を受けます。
日本と同じく簡単な交通法規の問題ですが、細かい数字も問われたりするので、常識だけではまず受かりません。
(大抵の問題はカンでもいけると思いますが、合格に必要な25問中20問の正解は難しいかと)

日本人が混乱するのは、数字がマイル、フィート、インチだったりすること、こっちは右側通行であること、微妙に日本とルールが違うことがあることであることでしょうか。
対策として、DMV(DC交通局)のサイトでマニュアルを読んだり、無料のサンプルテストを受けたりすることになります。

いずれにせよ、なにより困るのが、
・問題文に意味が曖昧なものが紛れていたり、
・論理的におかしい(例:ほかの問題の解との矛盾、選択肢の場合分けだと必ずしも「正」と言えないとか)
と思われるのがあること。

そのほか、マニュアルと試験問題とでルールの整合が取れていないことがありました。
(例:何回連続で不合格だと1年間試験受けられなくなるか?の回数が6回と4回とで異なっていた)。

とりあえず、何も深いことを考えずに問題を暗記したほうがいいです。妙に深読みすると間違えてしまいます。
ちなみにテストは英語のほかの言語もいくつか選択ができますが、残念ながらDCは日本語はありません。

・視力検査を受ける
合格するとその場で視力検査です。自分は数字の羅列を読み上げるだけでした。


・書類審査を受ける(申込書を出す+登録料を払う)
視力検査が終わると、書類審査です。F1ビザの留学生の場合、次の書類が必要です。
-申し込み書
-パスポート
-ビザ
-SSNのDenialLetter
-日本の運転免許証原本
-運転免許証の大使館訳
-I-20
-I-94
-アパートの賃貸借契約

このあとその場で写真撮影をして、すぐに運転免許証が発行されます。



とスラスラ順調にいったように書いていますが、DMVオフィスの火災報知機がなってこの寒空の下に数十分間も追い出されるなど、涙なしには語れない?免許取得までの道のりでした。。。