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ロースクール留学(していた)日記

米国ロースクールLLM卒業生の日常→アメリカ駐在員の日常

受験終了

2014-07-31 07:38:06 | NY BAR
昨日、2日間のNY BARが終わりました。あとは結果を待つのみです。
想像していたよりも難しい問題や良問が多かったなぁという印象ですが、いちおう本番のパフォーマンスも自分の実力は出し切ったと思いますので自己満足しています。後はこれが結果につながるよう祈るのみです。。。いずれにせよ振り返り等は帰宅後にしたいと思います。

ところで今年のNYBARは(も?)いろいろとトラブルがあったようです。いちばん大きなトラブルは初日の論文試験が提出できないこと!

・参考:Processing Issue Delays Bar Exam Submissions(ABC News)

幸いなことに、私自身は大きな影響はありませんでしたが、初日の論文試験のファイルアップロードがサーバーダウンにより実施できないというトラブルが多くの人に発生しました。試験規則上は時間までに答案を提出しないと「0点」(=不合格確定)になりますので、みんなパニックに陥っていたようです。かなりJD生向けの掲示板でも荒れていました。しかもファイルがアップロードできない場合の代替策として指定されていた答案提出方法もダウンしていて機能せず、挙句の果てに問い合わせ電話もつながらないということでした。結局、ほとんどの州で提出期限を延長したようですが(NYも)、なぜか私は期限延長の連絡が一切来ませんでした。提出済みだったからかなんなのか知りませんが、おそらく誰にも連絡せず、こっそりとウェブサイトに延長の旨掲示しただけなんじゃないかと思います。

そのほか、私の受験したNYの会場では二日目に謎の金属音がずーっと鳴り響いていました。耳栓をしてもうるさかったですし、周りの受験生もイライラしてました。あとインディアナ州では試験会場の隣でロックバンドのライブリハ?があったそうです。

さらに私のいたNYの会場では受験者が1名失神して搬送されたそうです。さらにフロリダの会場では二日目のMBEの最中に発狂した学生が大声で叫び会場外に連れ出される事件があったようです。

BAR EXAMは人体に有害ですね。おそろしや。

ーーーーーーーー以下、雑記ーーーーーーーーーー
・NYBARの会場は寒いと聞いていましたが、やはり冷房ガンガンです。私の斜め前に座っていた白人男性はランニングに短パンという信じられない格好でしたが、きっと彼はアラスカ出身でしょう。(室温は20度以下だったと思います。)
・ホテルは試験会場の近くを取った方がいいです。私の会場は開放が毎回おそくて午前と午後の間の試験時間の休憩時間が40分くらいしかなかったのですが、その間にランチとトイレをすますとすると、会場の長い列に並ぶのは結構厳しいです。したがって、一番安全な方法は会場近くのホテルを取っておいて、ホテルの自室でどちらも済ますことかと思います。
・初日の入場審査とトイレは鬼のように混みます。テーマパークのアトラクション並です。もし持ち込み禁止品を持ってきていた場合(鞄とか)はまず荷物を預けるラインに並んで、そのあとに入場審査のラインに並ぶことになりますが、合計すると1時間は超えると思われます。
・すくなくない人数の親御さんが会場に来ていました。メンタル的なサポートもあるのでしょうが、どうやらランチなどの手配のロジ周りの支援に入っていたようです。ホテルが近くにない場合はそういう方法もあるのかもしれませんね。

残り3週間

2014-07-07 22:23:30 | NY BAR
こんにちは。いよいよ本試験まで3週間となりました!あっという間ですね、ほんと。

本日バーブリの模試も終わりましたが、とりあえず例年の平均ラインよりは得点できていたようです。
本番もひとなみに択一やエッセイができていれば受かる(ハズ)と信じて、そろそろ自分を追い込んでいきたいと思います。

ということで、そろそろブログを書いている余裕もなくなってきましたので、勝手ながら試験終了までお休みとさせていただきたいと思います。次は8月にお会いしましょう。

では。

勉強記録7

2014-07-03 08:20:47 | NY BAR
続いて、定期進捗。残り26日になりました。
早く楽になりたい一方で、もっと時間がほしい気もします。

1.MBE(全米択一)
・解いた問題数累計:1792問
先週は本番の試験作成団体であるNCBEの最新の過去問を購入して解いてみました。ネット上で回答するかたちでして、すぐにスコアリポートも出してくれます。実際の試験では200問のうち190問が実際に採点され、10問は将来の使用のための実験台となっていますので、今回購入したサービスで出てくるスコアレポートも予想値にすぎないのですが、こんな感じになりました。

今回解いたものだと平均値は136点(200点満点)になるそうなので、149点は平均以上と言えそうです。180分の時間制限を145分で解いたので、見直しの時間は取れるかもしれません。
画像中の青い帯が私のスコアの分布で、赤線が平均らしいので、契約法はこのテストの平均を下回っていることになります。

内訳はカウントしてくれていないので、自分でカウントしたところこんな感じでした。本番より簡単といううわさも聞きますが、本番と同じ問題なので、誤差は10点以内といううわさも聞きました。

合計:70問/100問(70%)
 憲法   :13問/16問(81.25%)
 契約法  :10問/17問(58.82%)
 刑法・刑訴:14問/17問(82.35%)
 証拠法  :11問/16問(68.75%)
 不動産法 :10問/17問(58.82%)
 不法行為法:12問/17問(70.59%)

いちばん慣れているはずの契約法で沈んでしまいました。不動産法は同じ正答率で平均ラインに分布されていますので、アメリカ人も不動産法は苦手なことが見て取れます。
また、不法行為法は7割近くとってかろうじて平均より上ですので、難易度が低いといえると思います。

実際に問題を解いていても、憲法、刑法、不法行為法はくみし易いです。
契約法や証拠法は事実の評価で判断を誤るときがありますが(解説にも納得がいかないことも)、刑法も不法行為法も発生した事象は明らかですし、憲法は最高裁判例に似せた事例くらいしか出てきません(科目の性質上仕方ないですけど)。刑訴法は捜索・差し押さえのルールが細かいので混乱しやすいですけど、証拠法よりは御しやすいです。


ちなみに問題集を解いていると「こんな事例よく考え付いたな」とか「アメリカらしいな」とか「これはありえないでしょ」というものがたくさんあり、くすっと笑わせてくれることも。

今日はハンバーガーSHOPのドライブスルーでハンバーガーを二つ買おうとしたら、店員に「あなたの前のお客さんでラストオーダーです」といわれ、激怒してドライバーが発砲した事例に遭遇しました(しかも客に弾が当たる)。

来週月曜日は本番と同じく200問の択一模試がありますので、とりあえず日本人の基本戦略に沿って、択一で平均ちょい上を目指したいと思います。

2.エッセイ(NY論文)
第1回:4点(40点/100点)ー刑訴法 ※受講者平均4点(40点)
第2回:55点/100点ー契約法 ※受講者平均40点
第3回:55点/100点ー会社法 ※受講者平均50点
第4回:??-不法行為法(採点待ち)

解いてみた又は構成を考えた数(上記4本含む):30問
どんな論点を問題にしているかをチェックしたもの 総計146問(過去問題集すべて)


とりあえず、本番の試験では50点(5点)取れればいいらしいので(MBEの点にもよりますが)、まぁまずまずといったところ。以前40-45分では500ワード程度が限度と書きましたが、よく覚えている論点であれば750ワードまで書けました。ただ、見直し時間をほとんど取っていないので、そちらに時間をまわすと700ワードくらいが限度かもしれません。

ネットのJD生の書き込みではバーブリのエッセイの採点は本番より厳しい(学生に勉強させるため)とかいう評判を目にしますが、正直、私は採点がゆるいと思っています。この採点をどこまであてにしていいのか不安です。

いずれにせよ民訴法、家族法、相続法、信託法などなどの非MBE科目ではまだ十分に論文を書ける気がしませんので早めに整えていきたいと思います。


3.MPT(NY論文…架空の資料を与えられて90分で見解書などを作るテスト。法務担当者向け研修に使えそう。)
・第1回:40点 ※受講者平均50点
とくに大きな進捗なし。
解いた問題合計:2問


4.NY択一(NY州法に関する択一テスト…MBEとルールが異なることも多い!)
とくに大きな進捗なし。
解いた問題合計:41問

独立記念日前日

2014-07-03 08:09:42 | アメリカ生活関連
こんにちは。このブログを書いている現在こちらは7月3日です。

明日はインディペンデンスディです。

どんなイベントがあるかすこしワクワクしていますが、調べてみたところ、それほど派手なものはないようです。
※DCイベントリスト(英語)

アメリカ人は大好きそうな日だろうにと思ったら、こんな記事(日本語)を見つけました。
参考(News Week日本版):アメリカの「独立記念日」が「花火とBBQだけ」である理由とは?


ちなみにブログではリポートしていませんが、DCは結構イベントが多く、全米中から警察官が集まってパレードをしてみたり、退役軍人がパレードをしてみたり、なにかと興味深い催しが見られることが楽しいです。


7月4日はバーブリも休みですのでどこかにいくかもしれません。