男のジャニーズファンの独白

独白=ひとりごとで、[毒を吐いて]いるわけではありません^^男ファンから見たあれこれを綴ります。

村上へ

2008年03月23日 23時55分34秒 | 日記系

 今日は、この前手に入れた「ちろり」で〆張鶴を燗つけて呑んでました…そう、この週末は村上へと出かけていました。

 週末は新潟でも文句の付けようのない天気…新聞で、この週末「SL村上ひな街道号」が運行されるとの記事を見て、村上+ヒナなんてエイターの皆さんが聞いたら喜びそうなネーミングということで、ふらっと駅で指定券があるかと聞いてみたら空いてたので出かけてみました。

 今回、使っているSLも客車も、前に会津に向かうときに乗った「ばんえつ物語号」のものが出張してきていたので、動き始めたら売店に向かい、オリジナル地ビールを展望車でゴクリ^^

 村上駅に着いたら、高校生がお出迎え…男子はりりしい袴姿、女子は浴衣姿でパンフレットとかを配ってましたが、さらに駅前に出たら広場では獅子舞の披露とかすっかりお祭りムード…そして、最近イベント会場によく出没しているユルキャラの「トッキッキ」の姿も…このトッキッキは、2010年に新潟で開催される国体のマスコットですが、着ぐるみになるとニョキッと突き出た足で可愛さ半減ってとこでしょうか^^;

 でも、子供達には大人気でしたね^^

 さて、実は、村上という街は由緒正しい城下町なんですが、その城下にかつて商人なんかが住んでいた町屋というのが残っていて、そこに伝わるひな人形とかを町屋の中に飾り、訪ねてくる方に見ていただこうというのが今回のイベントの趣旨…JR東日本では「酒田の街でなぜ京言葉?」というCMなんかやっていますが、その酒田と同じく村上も北前船の影響を色濃く受けているので、江戸時代の頃に京から持ち込まれた豪勢なひな飾りが残ってるんですねぇ。それらを地元では愛着を込めて「人形さま」と呼んでるそうですが、3/1~4/3まで人形さまは各町屋を彩っているそうです。MUも今回村上に出かけることになって、こういう事があるって知ったんですけどね^^;

 町屋が広がる一角ですが、どこかで見たような風景…そう、MUの生まれ育った盛岡にもこのような街並みもありますねぇ。道路中央に通っている、消パイさえ無ければ、盛岡との違いはあまり分からないかも^^;…あ、新潟以外の方に「消パイ」について説明しよう!消パイとは、「消雪パイプ」のことで、パイプの中を地下水が流れていて、パイプに付けられた孔から水が噴き出し、雪を溶かすという仕掛けのものです。

 さて、とある町屋に寄ってみると、観光ポスターに使われた築300年近くになる家とのこと…跡継ぎらしき若いお兄さんが一生懸命説明してくれるのをふむふむと聞いてました。

 さあ、皆さんには手前と向こうとの段飾りで違いが分かりますか?実は、向こうには三人官女がいないんですねぇ…遠目でも向こう側の二段目にいるのは五人囃子ってのは分かりますよね?実は、三人官女は明治以降に出てきたものらしく、向こう側は江戸時代の頃に作られたので三人官女はいないとのこと。

 さすが年季の入った立派な梁で作られていて、上には明かり取りの窓が付いてました。

 実は、こちらの家は現役の酒屋さんで、目の前のひな飾りも気になるけど、MUとしては背後の棚に並ぶ〆張鶴も気になるところで…お兄さんに「こっちの味はどうですか?」と聞いてみると、「ボクはまだハタチ過ぎたばかりなので…味はあそこの飲んべえに聞いてください」とのことで、お父様へとバトンタッチ…またひとしきり酒談義を交わし、結局晩酌用のリーズナブルな本醸造瓶を買って帰りました。

 まあ、普段生活や商売している一角に人形さまが飾ってあるので、ふと奥を見ると家族がご飯を食べてたりと生活臭が感じられますが、身近な資源を活かして町おこしや観光客を呼び込んでいる皆さんの姿は素晴らしいものだと思います。

 まだまだ地方も捨てたものじゃないですよ…ここだけじゃなく、東京からほんの少しだけロケに来たアイドルを手作りでもてなす街も日本のどこかにはありますしね^^

 あ、今日は単なる旅行記になってしまいましたね

コメント (4)
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