子供たちに受け継がれている 鳥追い の行事。
娯楽の少なかった雪国の冬。小正月の行事でしたが今年は土曜日にやってきました。
「♪さーどが島まで追ってった」 と、鳥追い歌を歌いながら家々を回り、お菓子をいただきます。
お年寄りに聞くと二番の歌詞は、
「♪ 一番にっくい鳥は~ドウとサンギ(鷺)と小雀 」
ドウとは朱鷺のことです。 朱鷺のえさはドジョウやタニシ。
稲株を踏み荒らす害鳥だったようです。
佐渡島まで追われた朱鷺は絶滅しました、が、
佐渡朱鷺保護センター館長の言葉によれば、「 国境は人間の都合で勝手に引いたもの、古来朱鷺は佐渡と大陸とを行き来していた。」
大陸から帰ってきた朱鷺は繁殖を続け、今年も放鳥が行われます。
ほりのうち地区に 新道島集落 があります。新道島のドウとは朱鷺の事だと言われています。
昔はドウの巣、ドウの島とよばれるほど朱鷺がたくさんいたそうです。
いつの日か魚沼にもまた朱鷺が群れ飛ぶ日が来るかもしれません。
写真は2009年2月に海を越えて魚沼に帰ってきた朱鷺です。