花狂~偉大なる先人達の孫~

戦後食糧難の時代、魚沼に花を根付かせた先人達。60年もの時が流れ私達がその孫世代。今日も日々花を育てています。

定期総会開催

2009-04-23 23:15:00 | 産地魚沼
平成21年4月22日
桜の時期を終え、農業が本格化した春の日に
魚沼市長をはじめ多くの関係機関からのご出席を賜り
盛会にほりのうち花き園芸組合定期総会が開催されました。
100人近い組合員が出席され、新しく始まった平成21年度に
向けての多くの取り組みが承認されました。


議長には、後継者 渡辺強氏が選出されました。


関係機関からも、厳しい時代の中で花の可能性を信じて農業に誇りを
持って頑張って欲しいと激励が多くありました。

記念講演として、京都生花株式会社 営業推進部 部長 近藤和博氏から
来市頂き講演を賜りました。
手競りから機械競りへと変わり、仕事が変わってきた。
近藤氏は、お客様の台車へ花を積み、花の名前を覚えた
お客様の台車へ花を積み、自分の顔や名前を覚えてもらったんだと
下積み時代の話をしながら、デジタル時代になっても
受け継がなければいけない大切なものが沢山あると教えて頂きました。

百年産地を目指すという当組合に対して
具体的な目標を持ち、行動して行って欲しい
柔軟な気持ちで行動できる多数派になって行って貰いたいと
心のこもった熱意溢れる講演を頂きました。

始まりの春を迎えた産地では、また活気溢れる畑が戻り
花は日々育ってきております。
また、気を引き締めて喜ばれる花を心と共にお届けして行きたいと
思っております。

産地広報 鈴木

保全隊

2009-04-23 07:10:05 | 花を作り続ける若者たち






 先日、農地と水の保全隊で作業した時の様子です。ファームポンド(農業用の貯水池)の清掃や農道の整備をしました。

 この設備は、平成6年の大干ばつを教訓に造られたもので、約80ヘクタールの圃場に水を供給しています。この設備が稼働してから、水を運ぶ手間から開放され、ユリの品質も格段に向上したと思います。
 とても役に立っている設備ですが、保守管理を怠ると本領を発揮できません。そこで利用者全員で保全隊を組織して、設備の保守管理にあたっています。
 ファームポンドの底に溜まった落ち葉や泥を外に出して、高圧の水で洗い流していくのですが、小さいものでも800トン、大きいもので1500トンもの水を溜める水槽なので、なかなか骨が折れます。それでも、みんなで協力して2時間半ほどで、無事に作業を終えることが、出来ました。





 これで今年もきれいな水を使うことが、出来そうです。

                    広報委員