社長のひとりごと

~第2弾!本きもの松葉社長のブログ~

期待値

2013-10-17 11:05:12 | 日記
今月の終わりに赤サンゴの催しを開催するので、仕入れの為に8月に高知県に行ってきました。
日帰りでしたので飛行機で行ってきましたが、ちょうど高知竜馬空港についたのがお昼前だったので、少しおなかが空いていました。
お出迎えに頂いたのが、当地のサンゴ商社様の担当者の方でした。
「お昼ごはん予約してありますので~」と言われたので心の中で「やった~!」と思い、すごく楽しみになりました。
僕は勝手に高知と言えば「カツオ」やろなあ。カツオのたたき定食とかかな・・・勝手に想像を膨らませていました。
最近カツオのたたき大好きなので。とりあえず、サンゴの仕入れより頭の中はカツオでいっぱいです。
小一時間程車で走ったころに(もうおなかは激減り)、ここですよ!とレストランに連れてきてもらいました。
お部屋を取っていただいてたみたいなので、「いよいよおいしいカツオが食べれる!」と期待満々になりました。
勢い勇んでメニューをみると、どこにも「カツオのたたき」なんか載っていません。裏も見ましたし、テーブルの端にある立っている紙も壁になんか書いてないかも、全部見渡しましたが、カツオの匂いは全くしません。
メニューのお勧めは「お昼の石焼ビビンバ定食」「ハンバーグ定食」・・・
メニューの端っこのほうに変なコックさんの絵が描いてあって、「カレー!」と言ってます・・・なんやそれ~
いつもならばそれでいいんです。カレー好きやし。しかし、なぜか僕は勝手に大きな期待をしていて、高知やし、おいしいカツオのたたきを想像していたのです。おまけに予約しているなんて言われたもんだから・・・
10年ぐらい前に、一度行ったときに同じような状況で、高知県の郷土料理の皿鉢(さあち)料理が出てきたもんで、その記憶が残っていたのか・・・その時本当においしかったので・・・
普通、期待するんちゃうん~!予約もなんもないなら牛丼でもラーメンでもいいんです。でも、「予約しています!」で期待値を最大限に引き上げられたので落胆は予想以上に大きく、シャアないからすねてしまってその変なコックの絵が言ってる「カレー」にしました。
一緒に行った部長は石焼ビビンバ定食・・・
しかしこれは先方の作戦だったのか、昼ごはんで期待値を極限まで下げられていたのでサンゴの仕入れは逆に期待を大きく上回るものでした。
でも、どうしてもカツオが頭から離れず、この無念を晴らしたい!そういう強い思いを抱きましたので、今月末の催事のお土産を「産地直送カツオのたたきとポン酢(有名)」にしました!最後は催しの宣伝になってしまいました。

しかし、期待値というのは難しい。
期待される側になると、期待値を低くしすぎると母体が集まらないし、高くしすぎると母体数は増えるけど、期待が外れたときに落胆も大きい。「最大限の期待値と最大限の期待に応える」がいちばんいいんですけどね。
自分が期待することも同じで、最大限に期待すると大変です。期待通りに行くことなんてそもそも非常に稀だし。期待は理想だし。
まあ、期待どおりに行こうと努力すればいいし、期待外れでも案外いいこともいっぱいあります。
カツオは期待外れでしたが、カレーはおいしかった。
コメント
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