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本日は改姓なり!

うだうだな日記ですがどうぞよろしく

名古屋城のカヤ

2017-02-12 21:40:35 | 天然記念物
前回のブログで、近鉄特急に乗ってどこかに行って来た話を書きましたが、行って来たのは名古屋市でして、今回から3回にわたって‘名古屋市文化財巡り’を書いていこうと思います。
まず、最初に向かったのが日本100名城にも選定されている名古屋城なんですが、2013年12/26付けのブログ‘東海’で紹介しているように、すでに名古屋城には訪れた事がありまして、その時には天守にも登り、復元された天守と言えど、城郭自体の威容に感心しました。
今回訪れた目的は城ではなくて、名古屋城内にあるカヤの木でして、その名の通り名古屋城のカヤと呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。
前回、訪れた時には天然記念物に興味がなかったので、全く見もしなかったわけなんですが、やはり興味が出てくると、名古屋市に行ったついでに見ておこうと思い立ち寄った次第です。
樹齢が600年以上と言われ、この木から成るカヤの実は、御三家である初代尾張藩主、徳川義直(かの徳川家康の息子ですね)が大阪夏の陣に出陣する際に、武勲を記念して食したそうで、その後、尾張藩主は、毎年正月にその実を食べて新年を祝ったそうです。
上記写真を見て頂いてもなかなか立派な木(天然記念物に指定されているので当然ですが)なんですが、太平洋戦争時の空襲で焼失した天守同様、このカヤの木も半分以上が焼けてしまったそうですが、現在は樹勢も回復しているそうです。
さすがに名古屋城へ来て、天守や櫓には目もくれず(今回、城関連の写真は1枚も撮影していませんからね)、普通の人から見れば、変わり映えのしない木の写真を撮影している私は、奇妙に映ったかも知れませんが、興味と言うのは人それぞれですからね。

さて、名古屋城を出た後は、同じく名古屋市の別の場所に向かったんですが、どこに向かったかは明日以降のブログにて紹介したいと思います。

建屋のヒダリマキガヤ

2016-09-14 20:57:08 | 天然記念物
先週の土曜日から日曜日にかけては、本ブログでは毎度お馴染みの母方の田舎に帰省しておりまして、日曜日に実家に戻って来た(母は昨日帰って参りました)んですが、その帰り道、ちょっと寄り道していこうと思った場所がありまして、それがこのところちょくちょく見に行っております天然記念物です。
今回立ち寄ったのは、兵庫県養父市にあります‘建屋のヒダリマキガヤ’と呼ばれるカヤで、ヒダリマキガヤという種に限定すれば、全国最大の巨木だそうで、カヤの中でもなぜヒダリマキガヤと呼ばれるかというと、通常のカヤの場合は、種子の外殻と内殻に直線状の筋が入るそうなんですが、ヒダリマキガヤは、左巻の模様が付くんだそうで、全国的にも非常に珍しく、その多くは国指定や都道府県指定の天然記念物に指定されているそうです。
なかなか堂々たる巨木で、地元では‘かやのきさん’と呼ばれ親しまれているそうなんですが、この‘建屋のヒダリマキガヤ’がある場所は、明治14年(1881年)京都府知事に就任し、現在国の史跡に指定されている水路である琵琶湖疏水を完成させた事でも知られる北垣国道(詳しくはインターネット等でお調べ下さい)の生家があった場所だそうで、北垣家の前庭に植わっていた樹木が、この‘建屋のヒダリマキガヤ’なんだそうで、北垣国道の父は村の庄屋を務めていたそうですが、自宅にこれほどの樹木があった家というのはどれほどの家だったんだろうと思いますね。
ここ最近、文化財等の‘○○巡り’にとうとう天然記念物も加わって、個人的にマイブームな感じになっていますが、実は兵庫県にあります国指定の植物の天然記念物は、私の母方の田舎付近の都市に集中していますので、ぜひとも近いうちに全て制覇したいものですね。

八ツ房スギ

2016-09-03 11:25:24 | 天然記念物
先日、週の初めから台風が日本列島に近づくという話だったので、週末の休みの内に近場でどこかに行って来ようと思い、行って来ましたのが、奈良県宇陀市にあります桜実神社です。
私が寺社に行くと毎度の事ながら‘文化財巡り’かと思われますが、今回は文化財ではありますが建造物ではなく、これもまたもやですが、天然記念物を見て参りました。
しかし、前々回のブログ‘八代の大ケヤキ’でも紹介しましたが、寺社仏閣に大木というものはつきもので、今回見て来た‘八ツ房スギ’と呼ばれるスギも非常に立派な大木でした。
名前の由来ともなっている八ツ房とは、大小8つの幹が1ヶ所から生え、さらに絡み合ったりしているところから名付けられたようで、大小6つのスギ株の基部が互いに癒着したものだとか、1つの株から8つの幹に分かれたのだとか言われているようですが、いずれにしても8つもの幹が集中しているのは非常に珍しく、普通のスギと異なり樹皮も赤みがかった色をしているので、天然記念物に指定されているのも納得と言った感じでした。
また、この‘八ツ房スギ’には古代史にまつわる伝承があり、神武天皇が八咫烏に導かれて大和国(現在の奈良県ですね)を平定した際に陣を張っていた場所が‘菟田の高城’と呼ばれる我が国最古とも呼ばれる城跡(‘八ツ房スギ’がある桜実神社からすぐ近くにあります)で、その陣が張られた時に植えられたのがこの‘八ツ房スギ’だと伝えられているそうです。
神武天皇はあくまで神話上の人物だと思いますが、その伝承を信じれば、樹齢は2500年以上という事になってしまいますが、現地にありました説明版には樹齢までは明記されていませんでした。

さて、八ツ房スギを見学した後は、同じく宇陀市にあります今度は毎度ながらの重要文化財に指定されています建造物に向かったんですが、どこに向かったかは明日以降のブログにて紹介したいと思います。

八代の大ケヤキ

2016-08-29 21:53:42 | 天然記念物
前回のブログでも予告しましたが、盆休み中は、本ブログでもお馴染みの母方の田舎へ家族共々帰省しておりまして(ま、父方の田舎も隣町なので顔は出して来たんですが)、買い物や檀家の寺への挨拶、墓掃除&墓参り等々で、それなりに忙しかったんですが、暇を見つけて田舎の近辺の観光スポットに行って参りました。
行って来たのは、兵庫県朝来市にあります足鹿神社という神社で、私が寺社に行くと‘また、文化財巡りか’と思われるかも知れませんが、今回は文化財ではありますが建造物ではなく、天然記念物を見に行って参りました。
ここのところ、ちょくちょく天然記念物を見に行ったりもしていますが、今回は5/6付けのブログ‘野間の大ケヤキ’で紹介したのと同様、樹齢1,000年を超える大ケヤキで‘八代の大ケヤキ’と呼ばれています。
足鹿神社の御神木とされ、幹回りが10m弱もある大木なんですが、かつては樹高が30mもあったそうで、その後台風で主幹が折れてしまい、足鹿神社の境内拡張工事の影響からか、幹に空洞が出来たりして、樹勢が衰退したそうです。
ただ、近年、国や県の保護を受けて大規模な樹勢の回復処置や、枝の支え等も付けられ、私が訪れた時も樹木自体は、いびつな形をしていましたが、葉は青々と茂っていて、その独特な容貌と相まってなかなか迫力ある樹木でした。
実は朝来市内には、もう1件、天然記念物に指定されている樹木があるんですが、また帰省した際に暇を見つけて訪れたいですね。

さて、八代の大ケヤキを目に焼き付けた後は、もう1件同じく朝来市内にあり、今度は毎度ながらの重要文化財に指定されている建造物(と言っても今回は少々変わり種ですが)に向かったんですが、どこへ向かったかは明日以降のブログにて紹介したいと思います。

薫蓋クス

2016-06-18 21:42:35 | 天然記念物
今日は良いお天気でしたが午後は用事で家にいなければならなかったので、午前中に散歩がてら近場にドライブに行って参りました。
行って来たのは、門真市にあります三島神社という神社なんですが、私が寺社に行くと‘また文化財巡りか’と思われるかも知れませんが、今回は文化財ではありますが建造物ではなく、天然記念物を見に行って参りました。
5/6付けのブログ‘野間の大ケヤキ’で、豊能郡能勢町にあります樹齢1,000年にも及ぶケヤキの木を見てきましたが、今回は同じく樹齢1,000年を超えるクスノキの木で、薫蓋クスと呼ばれています。
幹周りは10m以上あり、大阪府内にあるクスノキの木としては最大だそうで、三島神社の社殿の前に堂々たる風格で御神木のように植わっているんですが、幹の太さといい、うねっているような枝といい、非常に驚かされました
また、上記写真をみてもらえればわかると思うんですが、三島神社自体がそれほど大きな境内があるわけではないんですが、薫蓋クスが神社自体を覆っているように見えるほど枝も伸びていて、さすがは日本国内でも有数のクスノキの木だと思いました。
大阪府内で天然記念物に指定されている樹木は、野間の大ケヤキ、薫蓋クスの他にもまだあるので、何かの機会に訪れてみたいものですね。