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本日は改姓なり!

うだうだな日記ですがどうぞよろしく

太田の大トチノキ

2018-06-26 22:06:03 | 天然記念物
5月も‘文化財巡り’三昧の月でしたが、負けず劣らず6月もそうでして、6月半ばの土日に、1泊2日で石川県、福井県に行って参りました。

というわけで、今回から7回ほどは、石川県、福井県での‘文化財巡り’の話題を書いていく事になりますので、お付き合いのほどお願い致します。

まず、最初に訪れたのが、石川県白山市にあり、国の天然記念物に指定されています太田の大トチノキです。
この太田の大トチノキに行くと決めてから、インターネット等で前もって場所や道のりを調べたんですが、国道から林道に入ると車でも快適とは言えない道のりと書いてあったので、どんなもんだろうと思ったんですが、いざ行ってみるとその通りで、林道に入ると砂利道になり、ところどころ舗装がしてある所もあったんですが、確かに快適とは言えない道のりで、朝早かったのもありますし、山中という事もあり、途中で野生の鹿にも出くわしまして、私がこれまで訪れた国の天然記念物の中では、最も過酷な道のりでした。
ただ、太田の大トチノキは、すぐ道沿いにあり、車を運転しながらその姿が見えてきた時は、さすがは日本で最大のトチノキにして、新日本名木100選にも選定されているだけあり、その雄大さには感心してしまいました。
車を降りて、写真を撮りつつ、まじまじと太田の大トチノキを眺めていましたが、ここまでの過酷な道のりとは対照的に、太田の大トチノキの周辺は、見学者のために整備がされ、周囲のどこからでも見学できるようになっています。
しかしながら、自然豊かな山中という事と、朝早く、途中で野生の鹿に遭遇した事もあり、まさか熊なんか出てこないよなと写真を撮りながら、周りもかなり気にしていたんですけどね。

さて、太田の大トチノキを見学した後は、同じく白山市にあります文化財に向かったんですが、どこに向かったかは、明日以降のブログにて紹介したいと思います。

伯耆の大シイ

2018-05-16 21:14:22 | 天然記念物
前回のブログの最後でも紹介しましたが、この日は、早朝から母方の田舎を出て、鳥取県に向かいました。
ただ、当初の予定では、最初に国の重要文化財に指定されています住宅に向かう予定だったんですが、思った以上に車が空いていて、その住宅は、見学できる時間が何時からというのが決まっていたので、その場所に着くまでに車を運転しながら、その住宅が見学できる時間までに、他の場所にも向かえるんじゃないかと思い、急遽、予定を変更して向かったのが、鳥取県東伯郡琴浦町にあり、国の天然記念物に指定されています伯耆の大シイです。
その地にあります春日神社という神社の神木として人々に崇敬されてきたそうで、樹齢は推定1,000年とされていて、平成元年(1989年)には、環境庁の調査で、島根県松江市にあります志多備神社のスジダイと共にシイノキの巨木日本一になっていた事もあり、新日本名木100選にも選定されています。
斜面に根を下ろしているんですが、幹の見事さもさることながら、それ以上に素晴らしいのが、春日神社内の山道を覆い尽くすように横に広がった枝でして、上記写真ではわかりにくいと思いますが、その迫力は圧倒的でしたね。
しかしながら、前回のブログでも書きましたが、こういった国の天然記念物に指定されています樹木を見学している時は、本当に他の見学者に会うような事はないですね・・・ま、今回は朝早かったというのもあるんですが。

さて、伯耆の大シイを後にして向かった先は、当初の予定通り、同じく鳥取県内にあり、国の重要文化財に指定されています住宅に向かったんですが、どこに向かったかは、明日以降のブログにて紹介したいと思います。

糸井の大カツラ

2018-05-14 20:28:04 | 天然記念物
今回も前回からの続きで、兵庫県篠山市にあります追手神社のモミを後にして向かった先は、同じく兵庫県内の朝来市にあり、国の天然記念物に指定されています糸井の大カツラです。
前回のブログの最後でも、チラッと紹介しましたが、糸井の大カツラのある場所は、母方の田舎から車で40分ほどの場所で、前々から行ってみたかったんですが、糸井渓谷と呼ばれる渓谷のかなり奥にあり、途中、舗装されていない道路を通っていかなければならない場所もあり、なおかつその一帯には、最近、ツキノワグマも出没しているという話もあって、母から‘1人で行かない方がいい’と言われていたんですが、今回、母はゴールデンウィークの前半から田舎に滞在していて、後半、私が1人だけ母方の田舎に帰省するこの機会に母に黙って、訪れてきた次第です。
確かに、途中から未舗装の道路になり、それが糸井の大カツラのある場所まで続いていて、対向車が来たりしたらどうしようとか思っていたんですが、着いた時に見えた糸井の大カツラには感動しましたね。
主幹は朽ち果てているんですが、その周囲を80本ほどの「ひこばえ」が、朽ち果てた主幹を保護するような形で覆っており(上記写真参照)、今回の文化財巡りで見たような1本の樹木とは異なりますが、その美しい大カツラは、国内でもまれにみる樹木との事で、個人的には、何かファンタジーの物語にでも出てきそうな樹木だと感じました。
現地の説明板の解説によると、昔、この地方の「おお日照り」に際し、名僧を招き雨乞いをしたところ、この樹木に法衣をかけて祈願し干害を救ったと伝えられているところから、土地の人はこの樹木を‘衣木’とか‘大木さん’と呼んで尊んでいるんだそうです。
また、樹木の周りには、ベンチやトイレも設置されていましたが、今回、訪れた国の天然記念物に指定されている樹木、3件いずれを見学している際にも、人っ子1人見学者には、遭遇しませんでしたけどね。
しかしながら、この日は、最初に訪れた京都国立博物館以外は、国の天然記念物巡りになりまして、特に最後に訪れた糸井の大カツラは、母方の田舎に帰省するたびに、行ってみたいなと思っていたので、やっとこさ念願叶った次第です。

さて、この日の‘文化財巡り’はこれで終了で、この後は、母方の田舎に向かいまして、翌朝、早朝から1人で、今度は鳥取県の‘文化財巡り’に出掛けたわけなんですが、どこに向かったかは、明日以降のブログにて紹介したいと思います。

追手神社のモミ

2018-05-12 22:39:36 | 天然記念物
今回も前回からの続きで、兵庫県篠山市にあります日置のハダカガヤを後にして向かった先は、同じく篠山市内にあり、日置のハダカガヤと同様、国の天然記念物に指定されています追手神社のモミです。
モミというと、クリスマスツリーを連想される方も多いと思いますが、直立している幹の迫力は圧倒的(上記写真参照)で、説明板の解説によると、日本で最大級の規模を持つモミだそうで‘千年モミ’とも呼ばれているそうですが、落雷で頂上部が破損しているにも関わらず、30m以上もある樹高は素晴らしく、見上げる形で下から眺めていました。
ただ、平成25年(2013年)に詳細調査が実施された際に、樹幹内部の空洞化や、基部の亀裂が見つかり、倒壊の危険性が明らかとなった事から、保護のために支柱が設置されていまして、これからも大事にしていって欲しいところですね。

さて、追手神社のモミを後にして向かった先は、この日の最後の‘文化財巡り’で、母方の田舎から車で40分ほどの場所にある文化財に向かったんですが、どこに向かったかは、明日以降のブログにて紹介したいと思います。

日置のハダカガヤ

2018-05-10 20:43:29 | 天然記念物
今回は前回からの続きで、京都市東山区にあります京都国立博物館で開催されていました‘特別展 池大雅 天衣無縫の画家’を後にして向かった先は、兵庫県篠山市にあり国の天然記念物に指定されています日置のハダカガヤです。
ハダカガヤという名称がついていますが、ハダカガヤというカヤの種類はなく、通常カヤの実は、固い殻に覆われているらしいんですが、このハダカガヤの実には、それがなく、渋皮のみで、このようなカヤは世界中でも、この1本しかないのではと言われていて、しかも、このハダカガヤの実を植えても、普通のカヤにしかならないそうで、そういう意味でも大変貴重な樹木なんだそうです。
現地にあった説明板の解説によると、室町幕府を開いた足利尊氏が、建武3年(1336年)に豊島河原合戦で後醍醐天皇方の新田義貞、北畠顕家(どの人物も詳しくはインターネット等でお調べ下さい)に敗れた後、九州へ落ち延びていく途中で、この地に立ち寄り、殻をむいたカヤの実を神前に捧げて武運長久を祈ったそうで、その実が成長して、この日置のハダカガヤになったと伝えられているそうです。
樹木の貴重さにより、国の天然記念物に指定されているのだとは思いますが、樹木自体も立派(上記写真参照)で、磯宮八幡神社という神社の境内内にあるんですが、大事にされている感じがしました。

さて、日置のハダカガヤを後にして向かった先は、同じく篠山市内にあり車で30分ほどの場所にある文化財に向かったんですが、どこに向かったかは、明日以降のブログにて紹介したいと思います。