本願寺月光蟲です。
本の感想を書こうと思ったんだけど・・・・。
この本描いた田房 永子さんは不思議な人だ。
かなり前からこの人の漫画を読んだりコラム等の文章を呼んできました。
元々田房さんの漫画は偶然「おいちわさま」という漫画をミニコミ専門の店で手に取ったのがきっかけ。(後にタコシェで数回見かけた事があるんだけど声かけれず)。
鳥の漫画だったんだけど不思議な漫画で。
その後、エロ本のルポ漫画やネットに巣食う馬鹿な男のレポートなどのミニコミを出したりしていて。
その漫画が凄く面白かったし変な人を見つける才能も凄いというか。
フェミニン系の思想も垣間見えるけどエロ本の仕事やオンラインゲーで変な男と相手にしたりとバランスが非常に面白い人だと思ってたりしたんだよね。
その時期某SNSに田房さんがいる事を知り即友達申請を丁寧にお願いをして日記が読めるようになり、そこで文章も面白いのも再確認。
田房さんはとにかく「男の軽いエロ行為」等に物凄くこだわっていて、特に痴漢や子供番組に対する厳しい意見を書き連ねていて。
それが凄く面白いんで何回かコメントを男だてらに書いてたりして。
だが、こっちとしてはただの読者な上「男」という身分である上、非常に緊張してコメントを書いてたりしていた。
なんかこう男である事が申し訳なるような感じで(笑)
だが、田房さんがよく書いている「男の無意識なエロ行動」や「男は軽く考えてるが女は非常にゲンナリするエロ行為や言動」などは男の私にしてみれば興味深いものであったのと、「気を付けよう::」みたいな空気になり少し落ち込むというか(笑)
痴漢の話題は特に男と女の意識の差が浮き彫りになるような感じで。
私は過去一回も痴漢をした事ないんだけどそれでも「なんか、、こう、、、男ですいません・・」みたいな感じになるのよね。
田房さんの文章は非常に恐い反面的を得てる事が多いので男からしてみると恐くなったりする(笑)
で、この本とこの1冊の前の本は母と子供ネタ。
そして少し性欲等のネタもまじえている。
いつもの田房さん節みたいなものが随所に入ってる良い本です。
だけど気になる点が数個。
●絵が昔と全く違うのは商業出版だから?
●自分の事は物凄く不細工に描くのね
て、漫画の趣旨とは違うとこが気になってしまった。
あと、うまく説明できないんですけどそもそも子育て漫画や家族の悩み漫画は昔からあるし別に面白ければなんでもいいんだけど、子育て漫画を書く前は色んなテーマを書いてたのに子育て漫画を描くようになると、子育て漫画ばっか、になる作家ばかりでしまいに読むのがしんどくなってくんだよね。
専門書みたいになっていくし。
田房さんにはそうなってほしくなかったりする。
でもふと思ったのだけれど、商業出版で「母がしんどい」とか「ママも人間」みたいな事を描いて少し売れたりすると、変な読者が凄まじく多くなるイメージあるんだよなあ。
自分の意見を書いてくれた、とか勘違いしまくりで実のとこは「ただの自分勝手な解釈」してくる奴が凄まじく多い気がする。
子育て漫画や家族ネタ漫画の読者って病的な人が多い気がする。
とか言うと「男がうんたらかんたら・・・うるせー」と言われかねない?かも・・・?(汗
でも、田房さんの漫画好きなんだよなあ。
て、本の感想になってねえな・・・。
今日の1冊
「ママだって、人間」 田房 永子 (著)
母がしんどい
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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。
自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)