ブギーナイツの館 - 青春の蹉跌から超暇人への道までを記すブログ

のんきな人です。とにかくどうでも良いブログ。
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今日の1冊 人間仮免中 卯月 妙子 (著)

2012-08-23 21:56:39 | 今日の1冊
最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。


読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。

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人間仮免中 卯月 妙子 (著)

漫画。
90年代初頭鬼畜ブームというのがありまして。
色物アダルトビデオが「抜くためにあるはずなのに、あまりにもマニア向けすぎて無理」みたいなものが量産されてた時代があります(今はカルトビデオとしてプレミアなどがついてたり)。
まあ、私もそういうものをわざと見たりしてたわけですが、エロとして過激っていうより「どんだけ無茶できるか?」みたいになっていくわけ。
しかもタテマエ上アダルトビデオなので裸なわけで。
そんな中、当時のサブカル連中(今とは全く違うサブカルの定義でした)主に男子がこぞってびびったのはv&rという会社。
ココはある意味天才〔笑)ばかり揃っていた。
人間博覧会みたいなビデオばっかでみんな楽しんでた。
ゲロを吐くだけでなく「俺は好きな色をゲロで出せる」とか「包茎手術の皮を食べる」とか「メキシコのマフィア相手にやる」とか「障害者しか出てこないエロビデオ」とか。
発売禁止も多く、笑うためやホラー映画みたいな感じで観るみたいな。

その会社のビデオで「ミミズを食いながらセックス」だの「大を食べたあとちゅーしながらやる」とか、もちろん女優もクローズアップされるわけです。
その女優の一人がこの著者。

今では「偽者めんへら」ばかりな世の中なんだけども、この方は「本物」。

めんへら、なんて聞くと被害妄想的な自意識過剰な連中で偽者が9割なわけだが彼女はさらに加害妄想。


それを精神科と恋愛で治していこうとする涙ぐましい漫画。


自分勝手な連中が得をしてめんへら気取ってる世の中な中彼女はほんとに病気である。
そもそもミミズ食いながらセックスとか・・・「性癖は千差万別」と言っても常人(人数比率)ではできない。

例えばひとつの村で50人殺して埋めてたような殺人鬼に近いような、そんな感じです。やはり「あきらかにおかしい」部類なわけです。


自殺未遂(彼女の場合ほんとの自殺未遂)のくだりもあるんだが、その自殺の理由が


彼に大人のおもちゃがほしいとメールしたけどしばらく返信がない



この理由で歩道橋からダイブ。顔面が凄まじい事になる。
加害妄想もひどく、いわゆる「キチガイ」。

だからこそかわいそうに思う。


あんま大きな声で言えないけれど、アマゾンの書評は褒めちぎっている。
私が思うに褒めている人の大半は「あたしも似たようなもの」とか「もっと不幸なやつがいるから見世物としてかわいそう」とか言ってるにすぎない。
だからこそ高得点ばかり。

だからアマゾンの書評はあてにならん。


「本物」のキチガイというものは本人は苦しいわけだが、家族や恋人のほうがはるかに傷ついている。
こういう「本物の人が立ち直ろうとする本」は素晴らしい内容です。
が、大半の読み手が「自称キチガイ」とか「ただのなまけものだけどめんへらと言うとみんなが甘やかす」から褒めちぎる。


めんへらばかりがこういう本を手にとり、表面上都合の良い部分だけを切り取り自分にあてはめる。

自称めんへらではなく、「本物の精神病」というのを普通に頑張って生きてる人にのみ読んでほしい本かもしれません。

お勧めです。





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今日の1冊 甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実 中村 計 (著)

2012-08-23 21:40:55 | カレー
最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。


読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。

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甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実 感想

甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実 中村 計 (著)

1992年夏、星稜vs明徳義塾で今メジャーリーガーの松井が試合中一回も打たせて貰えず全打席ファーボール。
この試合生で見てたけど「んー」と誰もが思った試合。
その後の高野連(偽善団体w)も「勝てば良いものではない」みたいなコメントが出たのを覚えてる。
ファーボールだけの支持を出した明徳の監督は「地元の応援を背負ってるから」というもの。

野球としては全くつまらん、でも「勝負」というものはこういうものなんだろうな、と当時思ったんですよね。

で、この本が面白いのは「とっくに過去」になった関係者全てにインタビューをしているとこ。

松井の当時の気持ち
明徳のほうの全打席ファーボールの支持を受けいうことを聞いた投手の気持ちを筆頭に色んな人に今だから言える気持ちをレポートしている。
かなり興味深い回答ばかりです。
「勝負したかっただろうな」とか誰もがそう想像するが、現実に明徳ナインは全く違う気持ちであったのが興味深い。

ネタばれになるからいわないけれど、相手の投手の天然ぶりが凄く良い味だしています。


スポーツ好きな人じゃなくても凄く面白く読める本だと思います。
スポーツは個人戦も面白いけれど、チームで戦うというのは一人ではないからこそ面白いなあ、と。

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じゅんじゅん散歩 高円寺南

2012-08-23 13:44:43 | 散歩
本願寺淳です。
散歩が日課です。
ちぃ散歩、ゆうゆう散歩のぱくりです、はい。
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高円寺界隈に住んでもう人生の半分がすぎました。
雑誌やネットの情報だと「何をしてもよい空気」とか誤解してる人が多く、住民はイライラしています。
例えば、街を汚して帰るとか、変な連中が路上占拠したりね、実は地元住民の大半はイライラしてます。
で「またバカがバカな事してんなー」という感じの街になっています。
散歩するときは高円寺に限らずマナー守ってな。

いや、ほんと高円寺にたまに来る連中は誤解してる人多すぎ。
地元のパンクスや劇団員だのだって迷惑してる有様だもんなー。
ちなみに高円寺の路上で何かやってる連中は高円寺の人じゃないから。
地元の若い連中はちゃんとしたたまり場があるしね。
遠くから高円寺にきて騒ぐ連中はもう少し自重してほしいです。

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高円寺は狭そうで実は物凄く広い。
駅を真ん中にしたら南口、北口とわかれるが直進で考えたら5キロ以上はありそう。
細かい路地にも色んな店が。

高円寺南。
北に比べると少し物価が高いです。
まあ、少ししか違いはないでしょうが。
駅出て南口を出ると改装されさわやかになった広場があり、ぱっと見栄えてない感じにみえますね。


駅出て右、そこにパール商店街。まあ南口のメインストリートで初めて来た人はたいていここを見ますね。
高円寺の良さというのはココの通りはメジャーなお店ばかりなんでとりあえずここらへんでお茶やご飯が無難に食べれたりするところですね。
北と違いここの通りはチェーンが多くあんま街の個性は出てません(笑)

で、ここのパール商店街は屋根があるんですが、実際屋根ありの道は非常に短い。

高円寺南の面白いとこは屋根無しゾーンからなんですよねー。
実際屋根無しゾーンから商店街の先っぽまではかなりの距離があります。
そこには個人経営のお店ががあり、まあ想像どおりの高円寺があるわけ。
初めてきた方は屋根あたりで引き返したりしますが、真っ直ぐ行くほうが刺激的なのです。

これは商店街ですがちょこちょこと面白い店ありますね。
ここは卵専門店。かなり流行ってますね。


屋根を越えると様々な小さいお店が。



雑貨屋は下北沢と違いリーズナブル。


誤解されがちな高円寺ですがアウトドアに向いてるお店も多いです。


貧乏人には最高だけど「なんかこれ怪しい・・・」と思うような物も。


陶芸教室も実は生徒が多く、夜はかなりにぎわってたり。


昔ながらの美味しいコーヒーやビール飲める喫茶店も多いです。
ココは美味しいけど土日は混んでて座れたためしがない・・。


こういうテイクアウトのお店も多く、うなぎ専門のこの店は物凄く安いです。


帽子専門店


個人経営の薬屋さんも実はかなり多いと思います。


高円寺といえば古着などのイメージがあると思います。
確かにあるんですけども、実際下北沢のほうが多いです。
高円寺の古着ってのはカジュアルというよりホントに中古服ですな。


古本屋もやはりちょこちょこあります。



新宿にもある「三平ストア」なんですがココもなんだかなあ、と思う安さが。
大きな声でいえませんが、「んー・・・・」という品揃え。

高円寺は若いやつから老人まで混在しまくる街なんですが、商店街出口にあるお米屋さんはかなりお洒落で、30歳以下の連中が頑張って米売ってます。
店も綺麗なんですが品揃えとサービスが凄く良いです。

金米本舗 さんてお米屋さんは色々な種類の米もあり精米もしてくれるし後はねー、ご飯に合う瓶詰め(青とうがらしの味噌漬けが私はお勧め)も多いです。
若い店員さんが頑張ってるので好感がもてるし、店は老若男女のお客さんが集まるように見えます。



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次はあんま紹介したかーないけどディープな感じを。
基本的に、「少し横入ったとこ」ですね。

高円寺は彫り師さん達が多いです。しかもヤクザとかの和彫りではなくいわゆるタトゥーですね。
それはまあ良いんですが、最近増えてるのが、合法ハーブ。

「なんかなあ・・・・大人はともかく20代のガキがこういうのかっこいいと思い込むのはほんとガキだなあ」と思ってたりしますが、これもアングラ文化で法律に触れませんからね。
自己責任で。
でも、結局「合法」とわざわざ言うのもおかしいわけでして、いわゆる「入り口」になるガキが多く問題になってんだよな。
まあ、良いか悪いかはわかりません。






あと、ビッチとうだつの上がらない男女が本能だけでつどうわけのわからん商売も少しありますね。

しかもこの店の真横が問題だ、気の毒ってわけではないけどさ隣に食いモン屋あんだよ、ほんとすぐ真横。

↑いや、経営者をどうのこうの言うつもりはないけど、食えない。
というかまともな感覚してたら風俗の前をとおりたかないよ。

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商店街、屋根なし商店街ではなく、南口から出てまん前は道路です。
その道路沿い、道路から少し入ったとこにもわりと店がありますね。



パンク専門店。
安いのでお勧めです


で、ここの通りはラーメン屋も多いです。
ココのお店、ほんと名前が謎なんですよねー・・・。

横浜なのか新宿なのかもうカオス(笑)

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しかし、高円寺の変なとこはですね、少し前に「街をあげてラーメン屋の街にしよう」というのがありまして。
この近辺でいうとですね、2つ先に荻窪という街があるんですがそこがラーメン屋多いんですよ。
荻窪が東京ラーメンの聖地みたいになってるのに「何故?」と思うような街おこし(笑)
で、高架線下にラーメンストリートってのがありまして・・。






↑駅ビルといいますかその中にあるんですが「ストリート」に4件・・・。
しかもみんなチェーン店、、、、どうなんでしょうコレ。
高円寺をラーメンの街にしたいのにチェーン、、、正直失敗してるような。
そりゃ美味しい店もあるんだろうけど。確かにラーメン屋多いです。
でも大半はチェーンか「さびれた名前だけ中華という名のラーメン屋」ばかりなのよね。

余談ですが、、、一時期「高円寺をカレーうどんの店にしよう」みたいな話がありまして、その計画どこに消えたのか謎です!!!!!!正直カレーうどんのほうが戦略的に良いと思うのだけどなー。

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高架線下あたりのエリアは「昔ながらのお店」が多く古臭いけども老舗ばかりです。











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南口でも大量にお店があり、本気で探索したいなら1日でもたりません。
お金はあまりかからないけれど。

そんで北口もあわせると探索には凄い時間がかかります。
高円寺に遊びにくるなら最低1日はみとくと良いですよ!!!


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今日の1冊 物乞う仏陀 石井 光太  

2012-08-23 01:13:00 | 今日の1冊
最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。


読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。

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物乞う仏陀 石井 光太  感想

物乞う仏陀
石井 光太 (著)


最近は不景気のせいか海外旅行が少なくなってるみたいですね。
まー、日本でも見たい場所いくらでもあるもんなー、と。

日本のやばいエリアというか貧民街と言ったらどこを思い浮かぶだろう?
色んな場所が思い浮かぶとしたら多分それは危険エリアだ。
よく、日本人が海外で殺されたりする事件があるが、事故みたいなモン(いきなり拉致とか)もあるわけですが、そうじゃない場合も日本人には多いといわれている。
そう、ようは「そんな時間にあの場所に一人で歩くなんて襲われて当然」みたいな。

確かに世の中には「悪意」の固まりのみで生きてる人がいる。
日本の危険地帯、思い浮かぶ場所があるとしたらそれは多分正解。
そういう場所に行かざるをえない場合は注意深くなるのが当然。
日本の場合でもかなり危ない場所は案外多い。

この本のレポートは危険地帯ではない。

障害者と乞食エリアだ。

悪い言い方で言うけど世界(主にアジア)の乞食エリア、障害者エリア(乞食+障害者ダブルもある)のレポート本。
ジャーナリスト的見地と見世物的見地と両方からの視点で読める。
ジャーナリスト、見世物、両方の気持ちで著者は紹介してるんだけど、自分の中での差別意識を反省するとこが多々あり興味深く読めます。

私が衝撃を受けたのが、「ハンセン病しか住んでない村」だ。
この本にはそこの章に衝撃を受けた。
乞食や障害者の場合、しかもアジアだしまあ想像できるんだが・・・・。

ハンセン病だけの村・・・。
しかもアジアの奥だからまともに教育を受けてないため、近くにいくとうつると思う人が多く・・・。
国もそこを放置しているとまずいと思うのか「きかないクスリ」をたまに渡すだけ、という有様には少しびびった。

売春婦なんかがエイズになろうがどうでもいいんだが、こういう病気の場合はやはり他国といっても凹みますね・・・。

日本に住んでるぶん、どうしても見世物気分になってしまうけれど笑えず、「どうにかなんねーのか、、、、」と本気で思うような内容ばかりです。

日本の渋谷で遊んでる千葉のギャルとかに読ませてやりたいです。

読後感は悪いけれどお勧めです。




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