翼くんのYoutubeチャンネルにゆいちゃんがゲスト出演。
会うのは高校生の時みんなでディズニーランドに行って以来7年ぶりだという。
『にほんごであそぼ』の話
結衣「カムパネルラのさ」
翼「でた!クソ長台詞ね」
結衣「永遠に座ってたよね」
翼「マジで(撮影に)8時間ぐらいかかった」
2005年10月24日放送『にほんごであそぼ』
「銀河鉄道の夜」九、ジョバンニの切符より 5分30秒
ジョバンニ:つばさ(小林翼)
カムパネルラ:ゆい(與那覇結衣)
ナレーション:榊寿之
「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでもいっしょにに行こう。僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸(さいわい)のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。」
「うん。僕だってそうだ。」カムパネルラの眼にはきれいな涙がうかんでいました。
「けれどもほんとうのさいわいはいったいなんだろう。」ジョバンニが云いました。
「僕わからない。」カムパネルラがぼんやり云いました。
「僕たちしっかりやろうねえ。」ジョバンニが胸いっぱい新らしい力が湧くようにふうと息をしながら云いました。
「僕もうあんな大きな暗(やみ)の中だってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たちいっしょに進んで行こう。」
「ああきっと行くよ。ああ、あすこの野原はなんてきれいだろう。みんな集まってるねえ。あすこがほんとうの天上なんだ。あっあすこにいるのぼくのお母さんだよ。」
カムパネルラは俄(にわ)かに窓の遠くに見えるきれいな野原を指して叫びました。
ジョバンニもそっちを見ましたけれどもそこはぼんやり白くけむっているばかり、どうしてもカムパネルラが云ったように思われませんでした。
なんとも云えずさびしい気がして、ぼんやりそっちを見ていましたら、向こうの河岸に二本の電信ばしらが、丁度両方から腕を組んだように赤い腕木をつらねて立っていました。
「カムパネルラ、僕たちいっしょに行こうねえ。」ジョバンニが斯(こう)云いながらふりかえって見ましたら、そのいままでカムパネルラの座っていた席に、もうカムパネルラの形は見えず、ただ黒いびろうどばかりひかっていました。ジョバンニはまるで鉄砲丸(だま)のように立ちあがりました。そして誰(たれ)にも聞えないように窓の外へからだを乗り出して、力いっぱいはげしく胸をうって叫び、それからもう咽喉(のど)いっぱい泣きだしました。
「カムパネルラー!カムパネルラー!!」
もうそこらが一ぺんにまっくらになったように思いました。
ブログに記録し始める前の放送回だったので、収録されているディスクを探すためにDVDを二枚見返し、コメントを書くのが動画投稿から数日後になったし、歌のチャンネル(ツバサ【歌の部屋】)も作って時間がないだろうから、返信は期待していなかったが、大晦日の夜に返信してくれる律義さよ
会うのは高校生の時みんなでディズニーランドに行って以来7年ぶりだという。
『にほんごであそぼ』の話
結衣「カムパネルラのさ」
翼「でた!クソ長台詞ね」
結衣「永遠に座ってたよね」
翼「マジで(撮影に)8時間ぐらいかかった」
2005年10月24日放送『にほんごであそぼ』
「銀河鉄道の夜」九、ジョバンニの切符より 5分30秒
ジョバンニ:つばさ(小林翼)
カムパネルラ:ゆい(與那覇結衣)
ナレーション:榊寿之
「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでもいっしょにに行こう。僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸(さいわい)のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。」
「うん。僕だってそうだ。」カムパネルラの眼にはきれいな涙がうかんでいました。
「けれどもほんとうのさいわいはいったいなんだろう。」ジョバンニが云いました。
「僕わからない。」カムパネルラがぼんやり云いました。
「僕たちしっかりやろうねえ。」ジョバンニが胸いっぱい新らしい力が湧くようにふうと息をしながら云いました。
「僕もうあんな大きな暗(やみ)の中だってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たちいっしょに進んで行こう。」
「ああきっと行くよ。ああ、あすこの野原はなんてきれいだろう。みんな集まってるねえ。あすこがほんとうの天上なんだ。あっあすこにいるのぼくのお母さんだよ。」
カムパネルラは俄(にわ)かに窓の遠くに見えるきれいな野原を指して叫びました。
ジョバンニもそっちを見ましたけれどもそこはぼんやり白くけむっているばかり、どうしてもカムパネルラが云ったように思われませんでした。
なんとも云えずさびしい気がして、ぼんやりそっちを見ていましたら、向こうの河岸に二本の電信ばしらが、丁度両方から腕を組んだように赤い腕木をつらねて立っていました。
「カムパネルラ、僕たちいっしょに行こうねえ。」ジョバンニが斯(こう)云いながらふりかえって見ましたら、そのいままでカムパネルラの座っていた席に、もうカムパネルラの形は見えず、ただ黒いびろうどばかりひかっていました。ジョバンニはまるで鉄砲丸(だま)のように立ちあがりました。そして誰(たれ)にも聞えないように窓の外へからだを乗り出して、力いっぱいはげしく胸をうって叫び、それからもう咽喉(のど)いっぱい泣きだしました。
「カムパネルラー!カムパネルラー!!」
もうそこらが一ぺんにまっくらになったように思いました。
ブログに記録し始める前の放送回だったので、収録されているディスクを探すためにDVDを二枚見返し、コメントを書くのが動画投稿から数日後になったし、歌のチャンネル(ツバサ【歌の部屋】)も作って時間がないだろうから、返信は期待していなかったが、大晦日の夜に返信してくれる律義さよ