KOICHI DOMOTO 2012 “Gravity”長野公演レポ
札幌・神戸・横浜・長野・仙台・名古屋・石川・福岡・大阪の9箇所を回る全国ツアー。
青白い光に包まれた場内に入ると、これも幻想的な演出かと思うくらい霧がかかったように白く煙っていた。(特効リハの名残?)
南ショートサイドに設けられた大きなステージの左右とその上の真ん中に大階段があり、階段上中央の大きなLEDパネルと四つ角のモニタースクリーンにKDロゴが映っていて、時々Danger ZoneのCMが流れる。
席は三階スタンドロングサイド中央付近。三階には初めて登った。
三階席は4列しかなくて、客席のすぐそばに人が横に座って操作する長いライトが廊下をつぶして設置されている。
4年前アリーナ後方でKinKI youコンを見た時よりステージが近い。
「光ちゃん
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光ちゃん
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」とコールが起こる。
Danger Zone ~to the unknown world~
アリーナ中央、黒い円形ステージのセリから登場。(メインステージと円形ステージをつなぐ花道の下を通ってスタンバイしている時に“光ちゃんコール”を聞いていたんだろうな・・・とバックステージメイキング映像的な想像をした。)
降りてきた赤いドットイメージが半球の形になって光一さんを閉じ込める。立体感~
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中に二重丸の線が引いてあるように見えた円形ステージは三段重ねのケーキのようにせり上がるもので、上から見ると踊っている時床がかなり揺れていた。よくあんなところで激しいダンスができるなぁと感心。
黒い花道を通ってメインステージへ。
この曲のダンスを斜め横アングルから見られるというのは貴重
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躄(いざ)るところが一瞬で終わってしまって、あれ?ぽーっ
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としてる間にM字開脚見逃しちゃった
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と焦る。
Fallen Angel
今回のアルバムで一番好きな曲
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ステージ上の階段を登り、大きな青い翼が映ったLEDの前で歌う。
正面から見たら光一さんに翼が生えているように見えるんだろうな。
CDよりも声を張って少し鼻にかかったアイドルボイスで歌っていた。
初めて光一さんを生で見たKinKI youコン三曲目の♪「やめないで、PURE」でもテレビやCDでは聴いたことがないようなアイドルボイス(息を吐かずに声を出している感じ)にびっくりして、長野なんかに来てくれたことが信じられなかったこともあり、本当にここにいるのは本物の光一さんなんだろうかと疑ったのを思い出した。でも今回は二度目だし、「さっきのDanger Zone、あんな風に踊れるのは光一さんしかいない!」と、すぐに払拭した。
Bad Desire
JAM ~Freaky Night~
Lost World
円形ステージへ。
Deep in your heart
赤と緑の細い線の照明と生い茂る葉のビジョンが『獣王星』の世界。斜め横から見ているとメタリックな衣装の広がった裾に隠れていた数色のメタリックカラーの長い布が跳ね上がるのが見えて、極楽鳥の尻尾のようで、それも『獣王星』のイメージに合っている。
ボフッボフッと焔が出る度三階でも熱を感じた。
MC
「長野の会場は360度見渡す限り山!空が広い、空気がきれい」
「ソロでは初めてですね。KinKiのときに一度きたことがあるけど。この会場はお客さんをすごく近くに感じる」
アリーナの男子高校生に
「それ、制服?学校帰り?そっか、今日平日だもんね。なんで俺平日にコンサートやってんだろ。主婦は暇だろと思ってんのかな」
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「IN & OUT」の首振り練習
「このドヘタクソが!」
「フゥー!」といって喜ぶお客さんたちに
「フゥーじゃない、ごめんなさいでしょ」と調教。お客さんたち、よろこんで「ごめんなさーい!」
「よかろう、よかろう・・・おかしい!この関係性」
「次の曲は曲名が言いづらいんですよね。・・・それでは聞いてください『イ・・・ヌのおまわりさん』(客席「歌ってー!」と大拍手)
バンドびっくりしただろうね」
え?バンドどこどこ?と思ったら、細かい金網みたいなパネルで隠されたバンドブースが両脇にあった。二階席の高さにあって中に照明がつくとバンドやコーラス隊が現れるのでJr.マンションみたいだった
invisible
階段の一番上で鳥籠を細くしたような柱リフターに乗って高いところで歌う。美しい人
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フェイクの方を生で歌い、ものすごく声が出ていた。
BPMメドレーはどの曲も大盛り上がり
裸にシルバーのジャケットを羽織った中に金銀の幅のあるロングネックレスをしていて、踊ると揺れてキラキラ、チクビがチラチラ
IN & OUT
VANISH
Slave of love
妖 ~あやかし~
+MILLION but-LOVE
2mくらい高さがあるメインステージの横に張り出した1m弱の段差がある足場に上り(二階席と同じ高さになる)、下手にある着席ブロックのすぐそばに行って歌う。次は上手の足場へ。
MC
IN & OUTについて
「北海道、神戸、横浜、長野ときて、一番良かった。まだまだだけどな!合格はあげよう」とお褒めの言葉。
今日は日帰りと聞いて不満げな声をあげるお客さんたちに
「なに、泊まってほしいの?じゃあ寝床貸してくれる?(ちょっとドキッ
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とするナチュラルな言い方)
いきなり玄関ノックして『すいません、泊めてください』っていったら泊めてくれるの?(客席のあちこちから「いいよー!」「うち来てー!」という声)
堂本光一といえど男は狼ですよ」
アルバムの中で好きな曲は?と聞いて
「ポークビッツ
そんな曲ない」(
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「SUPERSONIC」か
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「LOVE CRIES」の聞き間違いと思われ・・・)
屋良っちと山亮を呼ぶ。
光一
「この後歌う
『Deepness』は屋良が振り付けてくれたんだけど体が小さいから振りが細かい」
屋良「さっきポークビッツっていわれてましたね」
光一
「俺はポークビッツじゃないよ。俺のデンジャーゾーンはデンジャー・・・」
山亮の夢は光一さんのソロコンでセンチメンタルフール(
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「Temperamental Fool 」を間違えて言っている)と
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「犬のおまわりさん」をやることだという。
光一
「屋良、
『犬のおまわりさん』で振り付けってできる?」
屋良「はい!」
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即答
光一さんが
「歌いだしどんなだっけ?」と聞くとお客さんたちが「まいごのまいごの」と歌う。
光一さんが歌う「まいご」はミドドではなく関西弁の「迷子」のアクセントをそのまま歌ったようにミミドだったのでお客さんたちが笑ったけれど、光一さんは気づかず、もういちど頭から同じ音階で歌う。
会場みんなで歌う「迷子の迷子の子猫ちゃん、あなたのおうちはどこですか」に合わせて屋良っちが高速クロスハンド、「どこですか」で頭を抱えて、最後はWhere?という感じのポーズ(Why?のジェスチャー)で締めた。
屋良「いつもケータリングはマネージャーさんに取ってきてもらっているのに今日は自分で取りに行って、給食のお盆みたいなのを持ってお皿にとっている姿が可愛かった。でも取り方ヘタですよね、豚肉ばっかりになってた」
光一
「どの皿に何を入れたらいいかわかんない」
屋良「ものすごい量になってましたよね」
光一
「でも全部食べたよ。食べちゃった」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_l.gif)
「食べちゃった」の言い方が可愛らしかった
しゃっくりが出てしまってお客さんたちがクスクス笑っていたけれど特にしゃっくりには触れず話し続けていた。
等間隔に離れて立っていた三人。少し内側に寄った屋良っちを見咎めて山亮が「屋良っち5.5!」(指定された立ち位置から動くなと言われている?)
光一さんに
「お前ケータリング何か食った?」と聞かれて答えたのにシカトされる山亮「俺に興味ないでしょ!」と詰め寄ると
「山本5.5!」と制される。
山亮、自分に言い聞かせるように「5.5、MCで光一くんに触ってはいけない・・・」とブツブツ。
「楽屋にひとりでいるときでも独り言いってる。今日は一部屋をパーテーションで仕切った楽屋で、なんかしゃべってるのが聞こえたから屋良がいると思って入っていったらひとりだった」
本番前屋良っちがかけていた少年隊の
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「Let's Fight」も聴こえて、楽屋で踊っていたという話。屋良っちが「
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『千年メドレー』も踊ってましたよね」と。
お客さんが「踊ってー!!」と拍手すると
「散々踊ったでしょ!」と却下される。
屋良っちが山亮の手をひいてひっこんだ後姿を見送って
「あのふたり兄弟みたいだな」
KinKi恒例の年末年始コンサートのお知らせ。
「内容は何も決まっていない」というと客席から「アルバムはー?」「新曲はー?」という声。どちらも憮然として
「わかんねぇ」と答え、
「俺に聞かれてもわからないことはたくさんある。そういう話はポーイ!」といって大きく後ろへ放るフリ。
「カワイイー!」と声があがると
「計算だから。君たちよりカワイイ。・・・『えーっ』ていってくれてる!新鮮!最近どこの会場でも『フゥー』ってバカの一つ覚えみたい」
「次に歌う
『Come closer』という曲はちょっと変わった感じの曲ですが、CDで聴いた印象と違うと感じるかもしれない」といって、黒いハットを被ってスタンバイ。
ヅラネタは嫌いなので割愛するけれど、その流れから「あらゆる意味で被ってない・・・デンジャーゾーン」と落としていたことだけ記録しておこう
Come closer
CDで聴いた印象は、カッコイイ曲なのに溜息がセクシーというより背伸びした子どもみたいで、歌い方が「れっちゅれっちゅれっちゅーれっちゅーあー」とか平仮名に聞こえて、チッチッっという音もなんだか可愛らしい感じがしていたのだけれど・・・すいませんでした
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文句なしにセクシーでカッコよかったです。大人のダンスにマッチした大人のファルセットでした。
SUPERSONIC
白×金の衣装が近未来的な空間に似合っている。
照明すごすぎ
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やりすぎ
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あんなに何百本もレーザー走らせたら電磁波浴びすぎて体に悪いんじゃないか
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シャウトが凄かった。
Bluff××
「君を許してかまわない」って歌詞(を光一さんが歌うの)がよくて、オブリガート好きにはたまらなくて、これも今回のアルバムの中ではかなり気に入っている曲。
ステージを緩いカーブの紗幕が覆い、紗のかかった幽玄の世界に閉じ込められた白光一が踊り、階段上のビジョンの中の黒いシャツを着た光一さんがエフェクトのかかった掛け合いパートを歌って、紗幕には黒光一がふたり映し出され、副旋律を歌っている。
Deepness
展開が好きで、オブリガートバンザイ
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で、聴いていて気持ちが良くて、ふと気づくと頭の中で鳴り続けている、これも今回のアルバムの中で気に入っている曲。
Slave Maker
光一さんが
「ハンズアップ!」といって頭の上で手を叩く仕草をしたので客席みんな手を上げてクイーンの
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「We Will Rock You」みたいなイントロ
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でクラップ
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三人連名の作曲で、「月明かりに 揺れ動く~」からは日本人が作ったメロディーかなという感じで、それに続くサビはいきなりリッキー・マーティンみたいなラテンポップスになるという予想外な展開が面白い。
Feel meの「フィ」(頭だけファルセット)が好い
メンバー紹介
LOVE CRIES
天井から消防車の梯子のような花道が三本ゆっくり降りてきてメインステージから橋を歩いて三本の橋がつながったT字路で曲がり、端までくるとヘの字に折れて√のように二階席の高さまで上がる。端でしばらく立ち止まってスタンドに向かって歌う。
裾が広がった青いロングジャケットに白いズボンという王子衣装で颯爽と歩く姿は真横から見ると銀橋を歩くタカラヅカの男役のよう
挨拶
ふたたび「360度山」という話。
ぐるっと体を回転させて見渡したときの様子を再現しながら
「360度山が見えるってすごい!」と話す。
4年前も「民家の間を通ってきて、こんな所にコンサートできるような会場あるんかいと思ったらパーンと開けて、まぁ、びっくりしました、外出たらや、や、や、ね?」(ビッグハットに降り立つと見事なまでに四方八方ぐるっと山脈に囲まれた平野のど真ん中なので山といいたかったらしい)と話していて、
KinKi you コン長野公演レポに「光一さんに360度水色の山のグラデーションを見てもらえたのかなと思ってなんだか誇らしく、嬉しかった」と書いた。
今回「360度」という言葉を使っているのを聞いて首の回る範囲だけじゃなくてぐるりと全方向見てくれたということが判明して嬉しかった。
Silent Night
縦方向の花道橋が降りてきて北スタンド方向へ。
もう一度東西方向にも来てくれて、今度はさっきより高く上がって、手を振りながら三階も端から端まで見てくれた。
アンコール
Bad Desire-remix-
「Bad Bad Bad Bad」のところでマイクを離して手を広げたのでお客さんたちが「バッバッバッバッ」と声を出す。
「あっという間だった。一回じゃ足りない」
長野は一公演だけという意味で言ったんだと思うけれど、お客さんたちが「もう一回」コールをしたので
「もう一回頭から?」
黒いタンクトップ姿の光一さん、
「Danger Zoneの全貌をお見せするために赤ジャケッツを着なければ・・・(ジャケットを持ってきて後ろから着せる係の山亮に)
お前着せるの下手。あと、あの髪型にしてきますんで40分ほどお待ちいただけますか。40分あればあの髪型できます。でもあの髪型は賛否両論あるのでサラ髪でやります。出し切ろう。最後だから乗らずにジーッと穴が空くほど見るもよし、乗りまくるもよし」
Danger Zone ~to the unknown world~
あれだけ踊りまくって、最後にまだこのダンス!!
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・・・人間とは思えない。
「出た、全部出た!乳酸に支配されている・・・すごく気持ちいい」
光一さんが
「横アリから中一日で長野だったのでスタッフは寝ずに仕込みをしてくれました。」といって裏にスタッフがいる方向を見るとお客さんたちから大きな長い長い拍手が起こった。
「僕のコンサートはコール&レスポンスというよりも、堂本光一が作り出す世界にいざなうというもの」自分のソロコンは作り上げた世界に誘(いざな)うスタイルだという話はここの他にもう一回(挨拶かダブルアンコールで)していた。
光一さんが
「ソロの活動はアグレッシブではありませんが」というと客席から不満げな声がたくさん上がる。
「どんなペースでやってほしいの?毎年?」客席から「毎日ー!」の声。
「毎日?アホか死ぬわ」
「長野のお客さんは本当にすごく暖かいですね。この声援があればまたここでできるのではないかと思います。また呼んでください。おそらくまた来ます」
客席大拍手
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「“おそらく”でいいの
他の会場では『えーっ』ていわれるんだけど、新鮮だなぁ。それだけ来るのが珍しいことってことなんだよね。また必ず、お会いしたいと思います。」
ダブルアンコール
退場アナウンスをかき消すほどの光ちゃんコールに光ちゃん再登場。
「『Danger Zone』の余韻のまま帰った方が幸せだよ?Danger Zoneの光ちゃんカッコよかったぁ
って。・・・なんだろな、この感じ・・・あ、アジアツアーの時の感じに似てるんだ!みんな元気いっぱいだね。・・・どうしてほしいの?」
お客さんたちが「歌ってー!」と叫ぶと
「わがままな子たちじゃのう。バンド帰れなくなる」と。でもバンドブースに灯りがついて、出てきてくれたバンドマンたちに向かって
「電車大丈夫? ほんとに帰れなくなるよ?ダメだったらみんなでバスで帰る?」
- so young blues -
メインステージ横の左右に張り出した足場に上ってスタンドに手を振りながら歌う。
6時半に始まって終演は8時50分くらい。