羽生結弦選手がソチオリンピック日本第一号金メダル
(後日追記:これが日本唯一の金メダルとなった)、日本男子フィギュア初のオリンピック金メダルを獲った
前日のショートは演技直前かつてないほどの緊張を見せながらも圧巻のノーミスで国際大会史上初の100点越え1位。
フリー直前の6分間練習はジャンプが重く表情も冴えず、昨シーズンのグランプリファイナル初出場時のフリー前のように心因的な体調不良かと心配した。
冒頭の4回転サルコウは軸も曲がらず回りきったものの転倒、二本目4回転トゥループはクリアに決めた。
トリプルフリップのステップアウトでついた手に体重がかかっているとみなされ転倒扱いの減点(Pチャンも同じように手に体重がかかっているのに転倒減点なし)、ハーフループのコンビネーションは成功したと思ったけれど、三つ目のジャンプトリプルサルコウがシークエンス扱い(基礎点だけでも6点低くなり転倒以上の痛手)とシビアなジャッジを受けながらも後半のトリプルアクセル+トリプルトゥループのコンビネーション、トリプルルッツ等を決め、力を振り絞ってなんとか滑り終えた最後のスピンはレベルをひとつ落としたものの、他のふたつは最高レベルで、不透明な演技構成点ではなく技術点でPチャンを上回り1位を守り抜いた。
プルシェンコがショートの6分間練習で古傷を悪化させてしまい、演技直前に棄権し、引退を表明した。
最後の舞台は完璧な演技で圧倒的な存在感を見せつけロシアを優勝に導いたオリンピック初の団体戦だった。
最初で最後の対決になったショートの後
ゆづは「彼は僕にとって脚が震えるような憧れの存在です。とにかくこの舞台で一緒に滑れたことが本当に嬉しいです」とコメント、そして皇帝の演技をリンクサイドで観戦したフリーの後「試合の演技を生で見たのは初めて。感動した」とコメントした。
そして14日フリー、
大ちゃんも最後のオリンピックを静かな笑顔で終えた。
解説の武史先生の涙声にもらい泣き
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その暖かい手で
しゅうくんを第二の髙橋大輔に育ててください。
ゆづが
大ちゃんに拍手を送ってから入れ替わるようにリンクに入るのが象徴的だった。
大ちゃんの初めてのオリンピックも19歳だった。
ゆづもそのスケート人生で3回のオリンピックを経験するのだろうか。それとも31歳まで現役を続けた皇帝のように4回?
初出場にして「オリンピックの魔物は自分の中にいた」と、その正体を見破った若武者は魔物を飼い馴らす覇王になれるだろう。