明日から3月。
あれから1年も経とうとしていますが
行方不明者数の減り方が緩やかになってきてしまい、
警戒区域に残されているペットは
未だ数百匹はいる、とされています。
3月上旬より、国は「一斉保護」に乗り出すそうです。
(NHKニュースより)
今までに環境省や自治体によって犬441匹、猫526匹が保護されています。
(動物愛護団体さんの保護数は含まれていません)
残り数百匹と言われていますが、圏内の犬の登録数だけで5,800匹だそうです。
実数はその3倍と言われているらしいので、
(単純計算で)17,400匹くらいいる、ということになります。(被災死亡ペット数は含まず)
なので、国はわずか数%しか保護できていないうえ、
数百匹で済む、と予想していることになります。
残った正確な数もわかりませんし、民間で保護されたトータル数など把握できないでしょう。
「数百匹」がどこからはじき出されたのかは不明ですが
少なく見積もってこれくらいでもういいだろう、と引き上げられては困ります。
母犬が生まれた子犬を守って攻撃するケースも出ています。
長期的、変則的に見つけて保護してくれれば、と思います。
しかし。
「一斉保護」なんて言葉、何回も聞いたことありますね~。
チンタラリンと一桁で終わっていたり。笑
一般の人、ボラ団体の人、関連のないお仕事の人、
この1年、危険を顧みず、保護や給餌に走り回っていたのは誰なんでしょうね。
あ、でも何もしてないとは言いませんよ。
国は自治体に任せているのが本当ですし、
その自治体にも限界がありました。
もたつく行政にイラついた民間が動いたのです。
最初からそれぞれ、すぐ動ける専門分野を作っていればよかったんです。
一斉保護する理由というのが、
「繁殖期の春を迎えるとさらに数が増える可能性があるうえ、
野生化したペットが一時帰宅した住民などを襲う危険性がある」から、
だそうです。
どのツラ下げて、です。
本当にニンゲンってのは勝手ないきものです。
4月には、高線量の原発3キロ圏などにはバリケードを作って、公道完全封鎖するそうです。
まあとにかく、それまでには本当~~~!っに全頭保護してくださいよね!!
今までにない大規模な保護活動になるそうですから、期待してますよ。
今後、大災害が起こったら、どうするか。
……(読売新聞より引用)……
『大規模災害時にペットだけが被災地に取り残されることのないよう、
環境省は動物愛護法を改正し、
自治体に対処計画を義務付けることなどを盛り込む方針を固めた。
議員立法の形をとる改正案では、
都道府県が定める「動物愛護管理推進計画」に災害時の対応が盛り込まれるほか、
〈1〉各自治体が委嘱する動物愛護推進員に、飼い主と行政のパイプ役を担ってもらう
〈2〉既存の愛護施設で災害時を想定した人員配置をする――などが追加される見通しだ。
環境省動物愛護管理室は「地域防災計画でペット対策を盛り込んでいる自治体は多いが、
取り組みには濃淡がある。法改正で日頃から備えるきっかけになれば」としている。』
結局はそれぞれの自治体に任せます、ということですね。
詳しい対処計画について住民が突っつきたいなあ。
行政にその覚悟があるかな。笑
やっぱり、ペットを守る最後の砦は飼い主だということに変わりはありませんね。