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テレビ週刊誌一斉廃刊で「紙資源リサイクル大作戦」のススメ?

2006年07月28日 | えとせとら

最近、自分の家で買わなくなったものを挙げてみると、けっこう誰でも似たようなものを購入しなくなっているものだと思う。「ザテレビジョン」「TVガイド」などの週刊テレビ情報誌はその際たるものではないだろうか。

以前は年末ともなれば、年末年始2週間分の番組表と解説が満載されたザテレビジョンやTVガイドの「特大号」が書店の店頭に山積みされ、派手にTVコマーシャルが流され、番組表にマーカーや赤ペンなどで見たい番組、録画する番組などに印をつけていたものだ。しかし、我が家では間違いなく過去2年はこの年末年始特大号を買っていないし、知人などに聞いてみても異口同音に「そういえば」という答えが返ってくる。実際、全盛期には通常でも実売100万部を誇っていた「ザテレビジョン」も、現在ではその半分も売れていないようだ。毎週欠かさず買っている人を見つけるのも、最近では砂浜で落としたコンタクトレンズをさがすのと同じくらい難しいのではないだろうか?

私は10年前にこの媒体の編集部に短期間だが籍を置いていたことがあるが、正直なところ、当時からこのことは予想していた。たとえばもっともニーズの多い「番組表」に関して言えば、すでに「朝日新聞」をはじめ有力一般紙が番組解説入りの週間番組表を掲載するようになっていたし、それ以上に趣味の多様化、地上波放送の陳腐化、スカパー!、CATV、BS、デジタル放送の普及による多チャンネル化、さらにインターネットの普及などで「地上波放送離れ」が加速し、地上波にスタンスをおいたままの編集・販売方針ではいずれ行き詰るのは目に見えていたのだが、果たして結果は私の予想通り、いやそれ以上に深刻な事態となった。現在ではHDDプレーヤーなどもデジタル録画機器を買えば、ボタンひとつで予約が可能なばかりか、番組解説などもきちんと送られてくるから、その普及と反比例する形でテレビ情報誌のニーズはますます低くなるばかりだろう。

こうした時代の変化に合わせた新しい編集方針も、編集や経営のトップに立つ人間が編集部員や番組表作りに携わるスタッフを奴隷同然にみなして連日の長時間労働や休日出勤を強いていた状態では生まれようがなかった。そもそもテレビ雑誌を作っている人間がテレビを見る時間もロクになかったのだから最初からお話にならない。
そして残念なことに、こういう衰退していく媒体のトップを占める人間たちには、編集者としても経営者としても、それ以前に人間としても、頭の中身が旧態依然のシーラカンスみたいな連中が実に多い! いや、シーラカンスならばまだ希少価値があり、水族館で見世物にすればそれなりに稼ぐこともできるし研究材料として世の中の役にも立つから、シーラカンスにとても失礼というものだ。古代から生きているのが同じだけでクソの役にも立たないどころか(まあ生物学とか一部の研究などでは活用されているのでしょうが。それにア○スや○ンチョールといった殺虫剤メーカーもコイツらがいないと困るわけだし=笑)、数々の害悪をもたらす生物……そう、あの「クロ」や「チャバネ」の気持ちの悪~い昆虫と同じである。しかも、こいつらを捕まえられる馬鹿でかい○○○○ホイホイなんかどこにも売っていないんだからむしろ「本家」よりもタチが悪い。何しろ、「Wink」の全盛期、編集会議でその名前が出たら、「いつ来日するんだ?」って部下に聞いたヒトがいたそうだから。相田翔子が外国人だったとは知らなかった(「宇宙人」ではあるかもしれないが=笑)。
まあ、そんな連中が牛耳っている媒体が、時代の変化に合わせてフレキシブルな編集方針や紙面づくりをして大発行部数を保つことなど、ハナからできない相談だったのだ。

正直なところ、こんな先細りで金食い虫の媒体を幾つもの出版社から合計何十万部も発行し続けることは紙資源のムダであり、地球の温暖化を加速させる原因にもなる。ハッキリ言ってどうあがこうと、部数の復活など夢のまた夢だし、それなりの部数を出していながらろくに広告も取れない媒体なのだから、思い切って廃刊してしまったほうが、むしろ出版社は企業としての社会的使命も果たせるというものだ。編集スタッフたちは廃刊で路頭に迷うのが嫌だったら、もっと自分の会社の矛盾点をしっかり分析し、法的にも理論武装をして、「○○ブ○」のトップどもに対して「下克上」でも起こしてみたらどうなのか? 
とにかくテレビ情報誌の現状はどれもこれもあまりに「芸」がなさ過ぎると断じざるを得ない! いつまでもタレントにレモンを持たせていてもしょうがねーだろ?(笑) 



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3 コメント

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税金の二重払い?! (ADELANTE)
2006-07-29 12:19:06
> 何十億円もの税金を免れようとした翻訳者兼出版社オーナーのオバサンよりは、



彼女は元々翻訳者というより、トップクラスの会議通訳者だった方ですね。と言うより、当時日本でも三本の指にはいるといわれた超一流の通訳者です。私も仕事で十数年前にお会いしたことがあります。



彼女はスイスで納税しているはずですから、(もしスイスできちんと納税しているのならの話しですが)税金逃れというより、スイスと日本での税金の二重払いとなります。この辺は、海外在住のミュージシャンと同様に、海外にいながら日本の消費者を相手に稼いでいるという人達は、今後とも多くなりますから制度上の問題でしょう。

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めちゃくちゃ多いです (Ryo Ueda)
2006-07-29 00:09:07
出版社は大手でも同族会社が多いですね。私のかつての勤務先もそうでしたし、護国寺駅近くにある某出版社も……。ファミリーネームをそのまま社名にしているカイシャも多いですしね。しかし、まあ日本の読者を相手に大もうけしながら外国に住んでいることにして、何十億円もの税金を免れようとした翻訳者兼出版社オーナーのオバサンよりは、一応法人税払っているだけマシなのかもしれませんが。

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Unknown (jeter)
2006-07-28 23:33:04
>頭の中身が旧態依然のシーラカンスみたいな連中が実に多い!



某老舗出版社は、てっきり大手広告代理店の子

会社かと思ってたら、バリバリ・コテコテの同

族会社で先日二代目の襲名があったようです。

知りませんでした。

ホント、のんびりした会社で困っちゃってます。

(笑)

フリーのライターさんは、ホントいつ寝ている

んだろうというくらいがんばってもらっている

んですけど...







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