北羽歴史研究会

出羽国北端より奥羽地方と北の歴史を展望し
北羽地方の風土文化作りに寄与する。

矢立峠旧羽州街道明治新道イサベラバードの道

2007-05-10 21:10:51 | 活動情報

明治10年新開通の道を、青森側(碇ヶ関村設置)の説明板は、旧羽州街道と記している。その以前の矢立峠道は、古羽州街道と記す。旧街道と古街道との使い分けが他所の呼称からするとまぎらわしいので、当方では古街道と旧街道=明治新道と呼称することにしている。明治新道すなわち明治11年イサベラ・バードの通過した道である。明治14年には明治天皇行幸路。

国道という制度で明治9年に、秋田~青森までは国道3号線だったので、矢立峠越えの国道3号が新しい付け替え工事をしたということなのだろうか。工事経過の資料、明治9年から12年まで綴りこみの秋田県庁文書には、「矢立峠新道工事」という標題で纏められ、国道3号の文字もないし、羽州街道も文字も一切ない。

5月10日、青森県側湯ノ沢口から入り、旧街道・明治新道の排水溝つくり、それに踏橋かけを7地点、青森側コースの中間点まで作業した。70代高齢者には無理は禁物、あと半コースに4件ほどあるのだが、この次来週ということとする。

青森側明治新道コースは、数年前の状況からすると、当生らも奮闘してきましたが、最近は営林署の作業もあり、かなり変わった。雑木が伐採されて道は広く、明るくなり、笹薮もない。と同時に植生も変わってきた。いまどき草花が咲いてるのは初見なのでないかな。これから蕗、みず、秋の茸などどういう按配なのかは気がかり。ともあれ歩きやすくなり、多くの方々が探訪くだされば、幸甚。

矢立峠の歴史の道を守る会・w


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