北羽歴史研究会

出羽国北端より奥羽地方と北の歴史を展望し
北羽地方の風土文化作りに寄与する。

矢立杉跡に説明板と標柱を立てる 、道跡整備も

2006-09-26 12:49:28 | 活動情報
9月25日歴史の道・古街道矢立杉跡に説明版と標柱を立てました。

説明版は以前から提言あり先に立つものは何とやらで思案中でしたが、とりあえずの手作りとなりました。専門職での本設置は今後に期待します。

矢立杉説明板(写真中央)は矢立峠矢立杉由来と経過の説明を記載。

それに標柱は菅江真澄の道「杉一本をあたり柵してかこひたるは津軽秋田のさかひのしるし也…」(写真右)と 

江戸噺家扇遊亭扇橋詠む「出羽越えししるしをこゝにミちのおくふとしくたちし杉の一本ト」(写真左)の二本です。  

労力奉仕で江帾さんご苦労さん。明治新道の9月の刈り払い、田中實さんご難儀かけました。

第42回実地研修会を終える

2006-09-15 12:31:44 | 活動情報
 9月14日。天候は良し、23名の参加で無事終了しました。湊城安東関係社寺・秋田城跡は9年ぶり、天徳寺・補陀寺は10年ぶり、懐かしいところがあったり、変ったところがあったり、発掘調査と史跡整備が進行中は秋田城政庁跡でした。 初めてのコースは、天王グリーンランド・北野神社、白馬寺・正洞院と平田篤胤墓地でした。秋田港セリオンは昼食休憩、港波止場の風景と地上100m 360度、海と陸地のパノラマ展望も結構、平野部への市街区の拡大が印象的でした。最初の天王でも高さ60mの展望台からパノラマを楽しめた。海・潟・沼と緑林や田園が眼に映るこちらの方が情緒ある感じではあった。

 安東氏の湊城の本丸跡には高さ6mの「湊安東氏顕彰碑」がデーンとたてられている。ここで記念撮影。蒼龍寺では湊安東初代鹿李の位牌と湊城の遺品という「魔よけの面」を拝観できた。松原補陀寺では「安東下国太郎守李」の位牌を拝観。本堂に掲げられた末寺の一覧には、大館玉林寺・二井田温泉寺・比内全応寺・二ツ井梅林寺などが記されていた。補陀寺の屋根には安東氏家紋がつけられている。天徳寺、白馬寺、ともに萱葺きの古い寺のたたずまい。山門、総門もある天徳寺は国重要文化財指定。宗家、東家とも霊廟や歴代墓碑など非公開で残念でした。

 正洞院
 佐竹義宣の正室は那須資胤の娘で那須御前という。天正19年4月18日なぞの自殺を遂げた。法名・正洞院殿明室珠光大姉。義宣は彼女の供養のため、江戸上野の森と久保田城下の地に「正洞院」の寺を建立し、常陸の耕山寺から墓も久保田へ改葬した。その秋田市手形字大沢の地に寺院はすでにないが、彼女の墓碑は現在も残り、小さなお堂に守られている。ここは平田篤胤墓地と同地区にあり、佐竹久保田藩の初めと終りが並存している感慨でもあった。

・この日の研修は15:40に終了し帰途につき、扇田17:40 大館中公17:54 無事到着しました。