平成19年11月10日、大館市の先人を顕彰する会の公開フオーラム「わが地域の先人」が、大館市中央公民館で開催された。大舘市の
比内地区、釈迦内矢立地区、十二所地区、田代地区の発表がそれぞれの地区を代表する形で四氏によりおこなわれた。この報告と意見交換などのあと、10月13から14日開催の「安藤昌益全国フエステイバルin千住」について、同分科会「大館の安藤昌益」報告担当の北羽歴研鷲谷より、千住フエステイバルについての概要紹介が行われた。
内容としては、なぜ足立区北千住での安藤昌益フエステイバルの開催であるのか、稿本「自然真営道」の地、昌益医学の継承の地としてのことなど冒頭に説明。次いで第1日の基調報告…安藤昌益の医学について、特別報告1…安藤昌益の平和思想、特別報告2…安藤昌益の飢餓観、緊急報告…新資料南部藩家老文書による昌益へ入り弟子川村寿庵について岩手県立博物館斉藤氏の報告などにふれた。同日夜の交流会については大館から参加状況やエピソードについて。
翌14日午前の5分科会、1千住の安藤昌益、2八戸の安藤昌益、3大館の安藤昌益、4医学安藤昌益、5思想家安藤昌益について、項目的説明だがそれぞれの観点からの安藤昌益像がある事を紹介した。
大館の安藤昌益では、「安藤昌益をけなし続けた三宅某氏の存在について」の過去の大館地域状況を説明したこと。
午後の、一人芝居と講談安藤昌益発見伝について。
最後に安藤昌益の平等思想を示す「人は万万人なれど一人なり、一人なれども万万人なり」の言葉を紹介して、30分にわたる報告を終えた。