先ほど衣料品店でおしえてもらった源来軒も行列ができていた。屋台からはじめた、喜多方ラーメンの元祖という店だ。その近くにある、喜多方ラーメンでいちばん評価の高い『なまえ食堂』が目的地だ。こちらも行列しているが、源来軒よりも短い。ここと決めてきたので我々も並ぶことにした。画像ではわかりにくいが、行列は看板の下で左に曲がり、お店までつづいているのだ。
1時間10分まって店内に入れた。案内されたのは2階の相席だ。家内は太い手打ち麺570円。
わたしは中華そば550円をえらぶ。こちらは細い麺だ。
ラーメンは注文から12分でやってきた。とてもきれいなラーメンである。喜多方でいちばん淡麗だとのスープを飲んでみると、薄口の淡い味わいだが、淡麗というイメージではなく、ふつう系だ。麺は多く、太い手打ち麺よりもふつうの麺のほうがよい。総じてふつうな印象で、これが喜多方でいちばんなの、というのが私の感想だった。
行列の長さは、坂内、源来軒、なまえ、の順であった。衣料品店のお店の方の押しもあり、せっかく喜多方まできているのに、ラーメンに納得がゆかないので、源来軒に梯子することにした。
14時40分、源来軒にゆくと、昼をだいぶすぎているので行列はなくなっていた。きびきびしてない接客で席につき、ラーメン650円と餃子550円をひとつずオーダーした。いずれも割高な価格設定だ。
まず10分で餃子がきた。大きくて、キャベツとニラのはいったもの。よい味だがちょっと高い。
ラーメンは20分で到着。しっかりとした味があるが、あっさりしたラーメンで、なまえ食堂よりもこちらのほうがいいな。でも、いずれもふつう。
隣りの人の飲んでたビールの突き出しはわらびだった。これはいいね。家内とふたりでラーメンと餃子をたべたが、かなりの満腹状態になってしまった。
食後は喜多方の町を散策する。
市役所までもどり、その先のおたづき蔵通りを見物する。
風情のある建物があった。
そのうちの一軒。食堂と会津漆器のギャラリー兼販売所に立ち寄る。
ギャラリー兼販売所は蔵の中にあった。
こちらは以前はもっと大きくやっていたそうだが、風評被害で縮小したとのこと。会津はまったく関係ないと思うが、それでも影響があったのを地元の方にうかがうと、浮かれた観光気分が、しんとなった。
この後バスにのって駅にもどり、車にのりこんだ。