いごっそうの棲家

以前のblog『オトツマ日記』を改名。オットだけのボチボチ更新雑記。

トイレのメープル&パイン

2007-09-25 23:19:41 | 住・・・いろいろ

 

今月も買ってしまった、 「新しい住まいの設計」

 

 

「行列のできる 建築家スペシャル」だけあって個性的なデザイン満載です。

竣工後もしつこく買ってますが、イケてる家を見るだけで楽しいです。

 

 

 

こんないい雰囲気の家が、ローコストでできてたりすると思わずウチと比べてしまい

ますが・・・ そこは建築家の作品と割り切って、ひたすら感心しきりです。

 

 

 

さて、本題の「トイレのメープル&パイン」ですが、ウチは一階の床はすべて

メープル、二階の床はすべてパインです。両方、無垢材です。

で、一階のトイレもメープル。基本的に塗装は自然系オイル(リボス)ですが

トイレだけはツヤ消しウレタン塗装です。

 

 

レールより上がウレタン塗装、下がオイル塗装です。

テカテカしたウレタン塗装より、できる限りマットな仕上げがほしかったので

ツヤ消しウレタンで!とお願いしました。

見た目は、気にしない人にはほとんどわからないくらいです。

多少、オイルよりはツヤがありますが。

 

 

足触りはもちろんオイルのほうがいいですが、意外とウレタン塗装も

ヒンヤリして気持ち良かったりします。水をこぼしても安心です。

 

 

これは二階のパイン。

上がウレタン、下は無塗装です。

二階は、トイレ付きの洗面以外は水気がないので、思い切って無塗装に

しました。無塗装はオイルと比べても触り心地が違います。

ホント~に普通の板の上を歩いてる感じ!?

無塗装のパインの感触が一番好評で、廊下に転がる来客もいました・・・

 

 

パインは針葉樹なので、広葉樹のメープルより柔らかく、キズも付きやすい

ですが、最近の住宅で人気があるのもわかりますね。

なんといってもローコスト無垢材ですから (笑)

 

 

 

 

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草笛の音次郎  山本一力

2007-09-25 21:26:07 | 小説
またまた再読だ
比較的初期~中期の作品だと思う。
ツマの好きなキャラ(今戸の芳三郎)がちらっとだが出てくる作品です。

あと三年で隠居をし、代貸(副組長)の源地七に跡目を譲ろうと思案している
今戸の貸元(組長)芳三郎は、源七の跡の代貸に誰を就けるか決めかねていた。
源七は組の若い衆音次郎を推す。
しかし、いまいち優男風で渡世人っぽくない音次郎には同意しかねる。
折よく自分の兄弟分の佐原(江戸96キロから遠方)の貸元好之助のところまで
名代として使いを出さなければいけなかったので、その名代に
音次郎を選ぶ。
音次郎は無事に佐原にたどり着くのか・・・そして貸元の名代の名に恥じぬよう
務めることができるのか。
音次郎はこの名代の旅で、代貸としてり資質を試されるのだ。

行く先々で待ち受ける試練や困難を乗り越えて、旅の中で一回りもふた廻りも
大きく成長する音次郎の姿を描いている。

かなり気持ちよく読める作品です。
最初は旅のいろはも分からずにトラブルだらけの音次郎だが、旅籠で
強盗に遭った時も落ち着いた対処でお上や周囲の人間に信頼されたり、
他の組で一宿一飯の世話になっていた時には火事場から子供を助け出して
同じ世話になっている渡世人から慕われて、子分を持つことになったり。
音次郎が短い間に目に見えて男を大きくしていっているのが分かります。
途中で弟分になった真太郎と昌吉とのかけあいもとてもいい。
師弟関係となってはいるが、年齢の近い三人からは男の友情も感じられる。
男同士っていいな。
そう思える箇所が随所に出てくる。

何度も言うけれど、非常に気持ちよく読めた作品でした