いごっそうの棲家

以前のblog『オトツマ日記』を改名。オットだけのボチボチ更新雑記。

アーキテクツ・スタジオ・ジャパン

2008-11-30 00:25:39 | 建物探訪

ASJ高知スタジオのオープンハウスに行ってきました。

この会社は全国の建築家をネットワークし、地元の工務店とコラボして家づくりを

やっていて、何年か前から「未来をのぞく住宅展」というイベントをたまに

開催してます。イベントには高知はもちろん四国、岡山の建築家も参加して

住宅相談などをやっているようです・・・。今更ながらスバラシイ・・・。

こちらでは響建設さんがASJ高知スタジオになってますね。

今回、初めてオープンハウスにお邪魔させていただきました。

写真は響建設さんのHPからお借りしました。

岡山の建築家、久成文人さんの設計した家です。

シルバーとホワイトですっきりした家、という印象で現地に

向かいましたが、丘の上の造成された住宅地にどう見ても

普通っぽくない住宅がありました。

まず、玄関ドアが普通じゃなく、ステンレスかスチールなんだけど

木を横張りしたような表面加工を施したドアで、しかもドアノブがない!?

玄関ドアにノブも引き手もないんですよ!?

よく見ると、フラットな一枚物のドアの側面部分に溝があってソコに指を掛けて

開くようです・・・。初めて見ました。

家の中は、床はパイン、天壁は白に統一されてて、LDの一部の壁が真っ赤。

一見奇抜だけど、家具を配置したりすると意外と受け入れられそうな、さすがの

バランスでした。

特に水廻り、トイレ、洗面、浴室がすごく良かったです。

トイレも浴室もトップライトからの柔らかい光が入ってて、まさに住宅雑誌でも

みてるような至福のひと時でした・・・。

建築家の久成さんとかスタッフがいなかったらもっとリラックスして見られますが

なにぶんテンションが上がってて、後日思い返すと、あと一時間くらいはじっくり

見たかった・・・ といつもため息がでます(笑)

どこをとっても、建築家、久成文人さんのこだわりがさり気なく、かつ大胆に表現された

大満足のオープンハウスでした。

上の写真にもあるように、建築家は雑誌やネットで見てると近寄りがたい雰囲気

ですが、久成さんは風の通り方、採光のこと、間取りのとり方などなど、

熱心に説明してくれて、作品に対する愛着をすごく感じました。

また機会があったら是非お邪魔させください (ー) フフ

 

 にほんブログ村 住まいブログへ ←家づくり情報満載!


橋本設計室 オープンハウス

2008-11-04 22:50:20 | 建物探訪

いってきました、橋本設計室のオープンハウス。

RC造り3階建ての洗練された住宅です。

外観はコンクリート打ち放しのクールな雰囲気で、内装はダークブラウンの床と

造作家具、天井と壁は微妙にベージュがかった珪藻土の白い塗り壁。

さすがに橋本設計室の作品だけあってとことんモダンでクールな空間に

統一されて、前回の『土佐派の家』とはまた違ったイイモノを見せてもらいました。

橋本設計室の橋本さんは、毎月買ってる「新しい住まいの設計」にも時々事例を紹介される

建築家です。高知は県産材をふんだんに使った住宅が圧倒的に多い中、無機質で

都会的な印象が強い建築家さんです。

これは、ブログからお借りした写真。

橋本さんの作品は雑誌で見てて、機会があったら見てみたいと

思ってましたが、今回念願叶うことになり、現場でご本人と話す

こともできました。雑誌でしか見たことなかったから、勝手に雲の上の人

みたいに思ってたけど、すごく気さくで話しやすい方でした。

これから「家づくり」を検討する人が羨ましい・・・

 

にほんブログ村 住まいブログへ ←家づくり情報満載!


『土佐派の家』で餅拾い

2008-10-16 23:25:12 | 建物探訪

高知には、『土佐派の家』という地元の伝統的な素材(土佐和紙、

土佐漆喰、土佐杉など)・手法をベースとして現代の感性と快適さに

あわせてつくられる住宅、があります。

上の写真は『土佐 PARTIII ~美しく住まうために~』という

中身の濃い本です。

 

先日、その『土佐派の家』の完成見学会&餅投げにお邪魔してきました!

もちろん本来の目的は『土佐派の家』見たさでしたが、ランチを食べ

終わったら、餅投げに間に合う時間だったので、まったく近所でもなく

地元から車で15分も離れてる新築祝いの餅投げに参加することに・・・

ここは高知市内なので、餅投げは珍しい行事ですが、沢山の人が来てました。

おそらく、99%ご近所さんばかり(笑) ツマに「あんまり食べないんだから

沢山取っちゃダメだよ!」と言われながら一人で人混みの中に。

ビールも貰える!とのことで餅とビールを2つくらいゲットしようか、

と思いながらいざ始まると、自分の周りに餅とかスナック菓子、

インスタントラーメンなんかがバラバラと落ちてくると、ついつい

必死になって取ってしまい、終わってみると用意していったスーパーの

ビニール袋に満杯とってしまった・・・。お祝いする気持ちは十分あるから

ご近所さんじゃないけど許してください、と言い訳しつつ少し時間を

おいてから見学会に向かいました。

餅拾いの様子はツマblogでも・・・

この写真は、『土佐派の家』のアクシス建築研究所さんから拝借。

ほとんど既製品を使わず、土佐漆喰と土佐杉、桧、土佐和紙、銅板を

使った何とも温かみがある『土佐派の家』は本当に居心地がよかったです。

 

本来、高知の気候風土に適した住居というのはこういうことであり、地産地消、

環境への配慮、という意味でも『土佐派の家』が土佐の『普通の家』に

なってほしい気がした今回の完成見学会でした。

 

それと・・・祝い餅をたくさんいただきまして本当に有難うございました!

 

 

 にほんブログ村 住まいブログへ ←家づくり情報満載!


完成見学会 『5°の家』

2008-09-01 23:05:29 | 建物探訪

週末の新聞にポストカードのような広告が入った。

『5°の家 完成見学会』 GAplusという会社の広告。

自分が家づくりをしていた頃には完成見学会も毎週末どこかで

やってたくらい多かったけど、最近はめっきり少なくなってたから

久々に行ってみました。

 

コンクリート打ち放しの家です。この広告を見る限りコンクリートの塊のような

見た目です。 『5°の家』の5°は、この壁が手前に5°傾いてて、

その傾斜を利用したトップライトによって2階のキチンに自然の明かりが

降り注ぐ、という仕掛けようです。

ご厚意に甘えて撮らせていただいた写真です。

写真の面の方向は南側で、日当たりのいい南を閉じてるように

なってますが、中に入ると東と北からの採光をたくさんのFIX窓とサッシで

取り入れて、すごく明るい空間でした。

隅々まで施主さんと設計さんのこだわりが見られて、隙のないスタイリッシュで

ハイセンスな家です。

 

室内もすべてコンクリート打ち放しそのままの仕上げで、ウチのような

ウッディな雰囲気とは真逆でしたが、家具やステンレスキッチンのシャープな感じといい

アリアフィーナのレンジフードといい、スチール製の階段、造作の浴室とガラスのドア、

物凄く広いテラスと北に抜けた景色の先にある四国山脈、

終始テンション上がりっぱなしで終わってみれば、いまいち落ち着いて

見れなかったのが残念でした(笑)

とはいえ、もともと施主さんのご厚意で見せてもらってるんだから

あまりジロジロ見すぎるのは良くないですね・・・。

いつも見てる建築雑誌に登場するような住まいでしたので、ホント

幸せな時間でした。

施主さんが羨ましい気もするけど、こんな雰囲気の家がこの田舎にも

たくさん建てばいいなぁ、とつくづく思った今回の見学会でした。

 

 

 にほんブログ村 住まいブログへ ←家づくり情報満載!


ガンダムTシャツ買って坂本龍馬記念館

2008-05-06 17:06:53 | 建物探訪

ご近所名所めぐり その2、ということで前回の牧野富太郎記念館

 

引き続き、我が県一番の観光地、桂浜近くの坂本龍馬記念館に行ってきた。

 

 

と、その前にユニ○ロに用があって立ち寄ってみた。

 

毎シーズンやってるコラボTシャツのコーナーを見てると

 

ガンダムのプリントTを発見!

 

 

ガンダムはモロ自分の世代なので、興奮を抑えつつ澄ました顔で

 

全種類をチェックしてると、いつの間にか購入モードに・・・

 

 

か・・・買ってしまった。

 

 

 

 

バリエーションは10種類くらいあったかな?詳細はコチラ

 

最後はジオング完成型との一騎打ちになったが、あまりのジオングの

 

インパクトにびびって、ジムVSザクに決定。

 

 

 

 

このリアルなザクのうしろ姿が精悍です・・・

 

 

しかし、このガンダムTシャツ衝動的に購入したものの

 

いつ着よう・・・別にネタのために買った訳じゃないしなぁ。。

 

 

 

さて、用事も済ませて、GWの入り口にわざわざ混んでる観光地、

 

坂本龍馬記念館に行きました。 

 

 

 

 

太平洋の大海原に向かって突き出た個性的なデザインです。

 

オレンジとブルーのイメージでしょうか?オレンジは、はりまや橋とか

 

よさこいの鳴子をイメージしてるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

建築家の高橋晶子+高橋寛の作品。

 

 

この記念館は、現代文でも読める龍馬の手紙、ピストルの模型、

 

暗殺された部屋にあった血痕のついている屏風、掛軸など、

 

龍馬ゆかりの品の数々が展示されてて、見所十分。

 

龍馬ファンには絶対オススメです。

 

 

 

にほんブログ村 住まいブログへ ←家づくり情報満載!


牧野富太郎記念館

2008-04-21 23:31:11 | 建物探訪

随分昔、小学校の遠足で何度も足をはこんだ牧野植物園に行ってきた。

 

何年か前に一度来たことがあったが、もう一度あらためて

 

来てみたいと思ったのが、併設されている「牧野富太郎記念館」。

 

ここは、高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の

 

業績を膨大な実物資料と映像で展示しています。

 

 

 

で、正直いうと、興味があったのは記念館そのもの。

 

この建築は内藤廣という建築家の設計によるもので

 

数々の建築賞などを受賞している知る人ぞ知る建物なんです。

 

 

 

 

 

 

アプローチを入ると、円形の大屋根というのか、低く弧を描いた鋼製の屋根が

 

あって、デッキの真ん中をくり抜いたように竹林が階下からそびえています。

 

 

 

 

 

 

ここは高知市内を一望できるほどの小高い場所にあって、自然の緑との

 

調和も図りつつ、高知ならではの強力な台風による上からでなく下から降る

 

といわれる暴風雨にも耐え得るように、建物全体の姿勢を低く設計されてます。

 

 

 

 

 

 

 

上からの景色はこんな感じ。木陰とかもたくさんあって弁当持参の方たちも

 

ちらほら居ましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勿論、植物園なので、このようにさりげなく?植物もたくさんあります。

 

 

外観もすばらしいですが、記念館の内部は雰囲気がまた違います。

 

 

 

 

 

 

外観は高さを抑えてますが、ここは傾斜地のようで内部は多少下がって

 

いるのか、天井は高く開放感がタップリです。

 

 

 

 

 

 

内部は木をふんだんに使った造りで、1999年に竣工してから9年の歳月

 

による経年変化で無垢の杉がいい色に焼けてました。

 

 

高知の施設は県産の杉、桧、土佐漆喰、土佐和紙などを使った、いわゆる

 

土佐派の建物が多いのですが、この建物は高知の建築家の設計では

 

ないので、洗練されたセンスの中に高知の風土を巧みに組み込んだような

 

空間でした。

 

 

 

展示スペースの椅子がアアルトのスツールっぽいのもかなり気に

 

なりました。 シンプルな4本足のスツールと別に、同タイプの、背もたれがついた

 

お馴染みの椅子もありましたし・・・

 

ビニールハウスのような植物園にも無造作にスツールは置かれてました・・・

 

もしアアルトだとしたら、県立の施設で何十脚も・・・

 

真相をご存知の方は教えてください!

 

 

 

 

 

 

これが記念館の全貌です。

 

 

それと最後に、記念館の主役、牧野富太郎博士のリアルな研究の一コマも。

 

 

 

 

 

 

牧野博士、かなりリアルです。

 

 

アップも撮らせていただきましたが、載せるのはコチラにしました・・・

 

 

 

 

肝心の植物とか美味しい料理はツマblogでお楽しみください。

 

 

 

 

にほんブログ村 住まいブログへ


オーベルジュ土佐山

2008-03-17 23:47:22 | 建物探訪

週末に、前から気になってたオーベルジュ土佐山にいってきました。

 

ここは山のリゾートとしてわが県でも人気ナンバー1!?のホテル。

 

数ヶ月先まで、休日は予約で一杯らしい。

 

 

今回の目的はもう一つ。オーベルジュの近くでやってた「梅まつり」。

 

この梅林が圧巻!

 

山奥で悪化してた花粉症も忘れ気味で見入ってしまいました。

 

 

 

 

花粉症とは無縁のツマは「イイ香り~」と楽しんでおりましたが・・・

 

この様子は晩婚新妻のお料理奮闘記にて。

 

 

鼻もグシュグシュ、目もショボショボしつつ梅林を抜け出し

 

いよいよオーベルジュ土佐山へ。

 

といっても今回は日帰り温泉としての利用で、残念ながら宿泊では

 

ありません。

 

 

最近お目見えしたアトリエを先に拝見。

 

 

 

 

このアトリエは、ホテルを設計した建築家、細木茂さんの作品。

 

ホテルとはオーナーは違うらしいけど雰囲気をあわせるために

 

細木さんに依頼したとか。 

 

   ㈱細木建築研究所 

 

 

細木さんは「土佐派の家」をコンセプトにしてる建築家のようで

 

このアトリエも、地元の杉と土佐漆喰を中心に自然素材で構成された

 

癒しの空間とモダンなデザインが何ともタマラン雰囲気でした。

 

 

 

 

 

 

さて、こちらが正面ですが、ナントこの日はデジカメを忘れるという

 

悲惨なことを仕出かして、すべてケータイ画像・・・

 

 

 

 

フロントを抜けて、このようなコンクリートの階段で下へ。

 

座り心地のいいソファと、本棚があります。

 

 

このホテルは部屋にテレビがなく、あるのはB&Oのオーディオセットだけ。

 

フロントでCDの貸し出しがあるようだけど、基本的に音楽とか読書で

 

ゆったりした時間を過ごしつつ、土佐山の雄大な自然を楽しんでください。ということか。

 

 

 

 

 

無機質なコンクリートとアイアンの手摺りに、温かみのある

 

ゲストルームの杉の扉。

 

 

 

 

この光のこぼれ具合がタマランです。

 

 

 

さて、一通り館内を見て廻ってからせっかくなので温泉に。

 

山の景色を眺めながらの露天風呂も気持ちよく十分堪能できました。

 

 

 

 

洗面台は無機質なステンで統一。

 

あまり見ない雰囲気で、感激しながら思わず撮りましたが

 

怪しまれるので、ホドホドにしときました(笑)

 

 

 

 

 

リラックスルームも杉板の床と木組みの天井が気持ちいい空間。

 

杉板を裸足で歩いてるだけでリラックスできます。

 

 

 

 

 

 

この隣にある和室の部屋でも十分休憩してから、ツマと「7月くらいで

 

試しに宿泊予約をとってみようか!?」ということで早速フロントに。

 

祝日を絡めての連休狙いっだたので、やはり満室・・・

 

今年中にはナンとしても泊まりにこよう!と誓いつつ帰路につきました。

 

 

 

おまけの一枚。

 

 

 

 

淡い生成り色の土佐漆喰とスイッチプレート。

 

ウチと同じ新金属プレート2型でした! 記念写真です(笑)

 

 

   オーベルジュ土佐山

 

 

 

 

 

にほんブログ村 住まいブログへ