またまた再読だ
比較的初期~中期の作品だと思う。
ツマの好きなキャラ(今戸の芳三郎)がちらっとだが出てくる作品です。
あと三年で隠居をし、代貸(副組長)の源地七に跡目を譲ろうと思案している
今戸の貸元(組長)芳三郎は、源七の跡の代貸に誰を就けるか決めかねていた。
源七は組の若い衆音次郎を推す。
しかし、いまいち優男風で渡世人っぽくない音次郎には同意しかねる。
折よく自分の兄弟分の佐原(江戸96キロから遠方)の貸元好之助のところまで
名代として使いを出さなければいけなかったので、その名代に
音次郎を選ぶ。
音次郎は無事に佐原にたどり着くのか・・・そして貸元の名代の名に恥じぬよう
務めることができるのか。
音次郎はこの名代の旅で、代貸としてり資質を試されるのだ。
行く先々で待ち受ける試練や困難を乗り越えて、旅の中で一回りもふた廻りも
大きく成長する音次郎の姿を描いている。
かなり気持ちよく読める作品です。
最初は旅のいろはも分からずにトラブルだらけの音次郎だが、旅籠で
強盗に遭った時も落ち着いた対処でお上や周囲の人間に信頼されたり、
他の組で一宿一飯の世話になっていた時には火事場から子供を助け出して
同じ世話になっている渡世人から慕われて、子分を持つことになったり。
音次郎が短い間に目に見えて男を大きくしていっているのが分かります。
途中で弟分になった真太郎と昌吉とのかけあいもとてもいい。
師弟関係となってはいるが、年齢の近い三人からは男の友情も感じられる。
男同士っていいな。
そう思える箇所が随所に出てくる。
何度も言うけれど、非常に気持ちよく読めた作品でした
比較的初期~中期の作品だと思う。
ツマの好きなキャラ(今戸の芳三郎)がちらっとだが出てくる作品です。
あと三年で隠居をし、代貸(副組長)の源地七に跡目を譲ろうと思案している
今戸の貸元(組長)芳三郎は、源七の跡の代貸に誰を就けるか決めかねていた。
源七は組の若い衆音次郎を推す。
しかし、いまいち優男風で渡世人っぽくない音次郎には同意しかねる。
折よく自分の兄弟分の佐原(江戸96キロから遠方)の貸元好之助のところまで
名代として使いを出さなければいけなかったので、その名代に
音次郎を選ぶ。
音次郎は無事に佐原にたどり着くのか・・・そして貸元の名代の名に恥じぬよう
務めることができるのか。
音次郎はこの名代の旅で、代貸としてり資質を試されるのだ。
行く先々で待ち受ける試練や困難を乗り越えて、旅の中で一回りもふた廻りも
大きく成長する音次郎の姿を描いている。
かなり気持ちよく読める作品です。
最初は旅のいろはも分からずにトラブルだらけの音次郎だが、旅籠で
強盗に遭った時も落ち着いた対処でお上や周囲の人間に信頼されたり、
他の組で一宿一飯の世話になっていた時には火事場から子供を助け出して
同じ世話になっている渡世人から慕われて、子分を持つことになったり。
音次郎が短い間に目に見えて男を大きくしていっているのが分かります。
途中で弟分になった真太郎と昌吉とのかけあいもとてもいい。
師弟関係となってはいるが、年齢の近い三人からは男の友情も感じられる。
男同士っていいな。
そう思える箇所が随所に出てくる。
何度も言うけれど、非常に気持ちよく読めた作品でした
内容はばっちり覚えているのに
何度も読み返してしまうほど好きです。
音次郎はもちろんだけど
ちょっとずつ出てくる貸元や代貸たちが
とても素敵。
男っぷりに胸がときめきますw
心ときめきます。
今回は、同心や与力にもなかなか男気たっぷりの
人たちがいたでしょう?
江戸っていいわねぇ。いい男ばっかりでなどと妄想してしまいます 笑