巡礼の旅(お遍路&スペイン サンティアゴデコンポステーラ馬巡礼)

当初四国遍路にフォーカスしていましたが、今後巡礼に範囲を広げました。

72番曼荼羅寺

2011年07月14日 | 旅行

 


 71番から4キロ、静かな道を辿ると曼荼羅寺に到着しました。 ここの売り物は西行法師の「笠掛桜」と弘法大師お手植えとされた「不老松」(2002年に枯死、その木を使った弘法大師像に生まれ変わっています)です。 

西行法師は諸国を行脚中、同行した旅人が桜の枝に笠をかけ忘れ、それを見て「笠はありその身はいかになりぬらん あはれはかなきあめが下かな」とよんだという。


西行法師は崇徳上皇の霊を慰める為にこの地に来ておりました。 この先81番の白峰寺にその話があります。 不老松は生きている時は大きな円形の松だったそうですが、松食い虫の為に枯れ死してしまい、その幹を使って弘法大師像に刻みなおしたそうです。 この弘法大師像が風格が出るまでは、こんな素晴らしい松があったという伝説に頼るのかな



納経を済ませて、弘法大師幼少の伝説 捨身ガ嶽禅定のある出釈迦寺に向かいます。