巡礼の旅(お遍路&スペイン サンティアゴデコンポステーラ馬巡礼)

当初四国遍路にフォーカスしていましたが、今後巡礼に範囲を広げました。

これから今年3回目の四国へ行ってきます。 次回は2011年1月からスタートです。

2010年12月13日 | 旅行
これから今年3回目の四国へ行ってきます。 次回は2011年1月からスタートです。

読んでいただいている方ありがとうございます。
これから前回最終の土佐佐賀から足摺岬経由で多分松山あたりまで歩いてきます。

最初の『発心の地』
徳島では何も分からずに歩き始めました。

二回目の『修行の地』
高知では納経ってお経を納めるだから納め札で事足りたとするのはすこし気になり、見よう見まねで写経を納めることにしました。 修行の地高知から帰ってきて、近くのお寺の読経会に入りお経の唱え方と同時にお経の持つ意味にも研鑽してきました。

今度三回目の『菩提の地』
ここではどんなことがあるのか楽しみにしております。

では2011年までお待ち下さい。 よいお年を。


二回目の区切り打ち最後 岩本寺から土佐佐賀まで

2010年12月13日 | 旅行
今回のお遍路は今日で終わりです。 高知市内に戻る前に、次回の為に少し足摺岬のほうに足を伸ばしておくことにしました。 旧窪川町から旧中村市方向に向かうことにしました。 ホテルの部屋で昨日スーパーで買ったお握りで軽く朝食を済ませて歩き始めました。 それにしてもこの旧窪川町2万人の小さな町に大きなスーパーが三つもあります。 大丈夫かなと思ってしまうのですが、朝のこの出勤時沢山の車が旧窪川町に目指してざーーと流れていきます。 そここの町に仕事があるですね。 途中気になる看板がありました。 





大観峰(五在所ノ峯)です。 山伏が護摩修行をした場所や米軍機哨戒所跡があるそうです。 1時間半ならいいかなと考えたのですが、今日は最後というので食料も少なくしているし、道は雑草に覆われておりちょっと躊躇してしまいました。 でも護摩跡なんてなにか楽しそうな雰囲気です。 次回機会あれば訪れてみましょう。 その後に遍路休憩場だったお雪椿もよかったです。 旧窪川町にはお遍路以外になにか心引かれるいい場所があります。

黒潮町を歩いているときでした。道の左側の小高い場所に知恵の神様 文殊堂があり、格好の休憩場所でした。 黒潮町の資料だと江戸時代(安政4年)には既にここにあったそうです。





http://www.town.kuroshio.lg.jp/kouhou/201001/index.html
トップから広報をダウンロードしてその3頁目が文殊堂の紹介記事です。

その先には文政の流人 万六の墓というのがありました、道からすこしはなれており、すこし疲れもありパスしてしまいました。



土佐佐賀駅近くなった国道空き地に身代わり地蔵というお地蔵さんがあり、拝んでいると軽自動車が止まり小母さんが出てきて同じように拝んで、「乗っていく?」「ありがとうございます、土佐佐賀までなので歩いてみます」「頑張ってね」



お昼には土佐佐賀の駅に到着。 今回のお四国はこれで終了です。


今回最後のお寺 岩本寺へ

2010年12月13日 | 旅行


昨晩は大善寺門前の柳屋旅館さんに泊めて頂きました。 門前といわれたのですが本当に太子堂の向いにある古びた、でも心温まる素晴らしい旅館でした。 是非泊まってみて下さい。



ここから岩本寺のある旧窪川町へ一日の距離です。 ただしこの道は国道以外ルートがなく、歩道も充分整備されていないので、怖い道でした。 途中にある休憩所に国土省が置いたアンケートに皆怖かった、歩行者を保護する思想がまったくないと書かれていました。 ここの国道管理は最低です。 四国お遍路を世界遺産にというスローガンをそこらじゅうで見ましたが、このような国道がある限り、とても世界遺産にはならないでしょう。そう標識も惑わせますね。 四万十市67キロ、四万十町21キロ 地元の人なら分かるでしょうけど、四万十市(旧中村市)と四万十町(旧窪川町)って違うですよ。 それが同じ四万十川の中流と河口近くで町か市かのちがい、わかんねーー。




傍を通り過ぎる車に怖い思いをしながらやっとの思いで岩本寺のある四万十町(旧窪川町)に到着。町おこしの最中で、閉鎖された店舗を使って地元アーティストなどが展示をしているのですが、いまひとつ元気が盛り上がらない町です。 岩本寺の副住職の結婚式当夜にあたったせいか、岩本寺の宿坊が閉じており、幾つかの宿にあたったですがみな満杯で、近くにあるビジネスホテルに宿をやっと確保しました。 





ここのお寺には5つのご本尊(不動明王 聖観世音菩薩 阿弥陀如来 薬師如来 地蔵菩薩)がおられるとかでご真言も5つ唱える必要があります。 『おん あみりた ていぜい からうん/ おん ころころ せんだりまとうぎ そわか/おん あろりきゃ そわか/ おん かかかびさんまえい そわか/ のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたら たかんまん』 これだけでも口ごもってしまいます。 そんな読経最中に異なる音がします。 そうJR四国の線路がお寺の庫裏真後ろを通っているです。 これにはびっくり。





お寺での読経が終わってから、門前の和菓子屋さんで三度栗饅頭を頂き、ビジネスホテルなので夕食を自力で確保する必要があり、今日の夕食を買いに出かけました。 時刻がまだ早いのですがもう惣菜の半額セールが始まっており、半額のお弁当と惣菜、それに明日の朝とお昼のお握りを半額で確保しました。 半額セールハンターおじさんになってしまいました。



四国番外霊場 二つ石大師 大善寺

2010年12月12日 | 旅行
別名は須崎高野山、四国八十八箇所霊場番外札所、四国別格二十霊場第五番札所でご本尊は弘法大師です。 伝承によれば、現在寺院がある丘陵は須崎湾に突き出た岬であった。ここには「波の二つ石」と呼ばれる二つの巨石があった。ここを通る際には、通常は山越えて行くのを常にしていたが、干潮時は二つ石の端を通行出来たが、突然の大波にさらわれる事があり「土佐の親知らず」と言われていた。 弘法大師がここに来られたときに死者の菩提を弔うために大師堂を開基したのが始まりという言い伝えです。 



でも一番びっくりしたのはこの二つ石は現在土に埋まって見えなくなり、大師堂の下は海だったのが今は家が立ち並んでいます。 そんなに陸が隆起したのでしょうか。 土佐の浜にはなにか地質学的に大きな力がそれもここ数百年で働いているようです。 太子堂から真下を眺めたのがこれですが、ここがほんの数百年前には海だったとは信じられません。





急な階段を上がった先には小さな本堂、そして海を眺めている弘法大師像などが安置されています。 ここの納経は階段右手のなんとか会館でやっていました。 ただ私の納経帳は寄り道ばかりで余白がなくなり、後は1番霊山寺に戻った分と高野山以外はみんな使い切ってしまったので、別の紙に書かれたものを頂きました。





次の四国番外霊場は愛媛県宇和島市に所在する高野山真言宗の龍光院です。 ここにはどんな言い伝えがあるのでしょうか、興味があります。


新四国曼荼羅霊場 三度栗大師観音寺

2010年12月11日 | 旅行


台風が四国を直撃する可能性もあるというニュースに心配しながら、コンクリート作りの国民宿舎土佐なら来ても大丈夫と思いながらも、時折ニュースをチェックしているとコースが関東にずれて四国はセーフでした。 昨晩もし台風が直撃したらもう一泊とフロントに話をしてあったのですが、これでは出かけるしかないです。 朝食を取った後、フロントで仮予約をキャンセルして出発。今日の予定はまたへそ曲がりなコースです。 須崎にある番外霊場 二ツ石大師 大善寺です。 道すがらにあるですが、あまり訪問する人がいないみたいです。 国民宿舎土佐のある高台から一旦戻って浦の内湾を左にみながらのルートが本来のルートらしいですが、右にみる横浪黒潮スカイラインのほうが、景色もいいので今日はこちらを取りました。 ちょこちょこと登り下りがありますが、そこは自動車道ですから息が弾むこともありません。 約18キロのスカイラインも浦の内湾からのコースと合流して6キロちょっとで須崎の町に入ります。
四国番外霊場 二ツ石大師 大善寺の手前に新四国曼荼羅霊場 三度栗大師観音寺なるものがありました。 また寄り道大好きな私はそこに吸い込まれていきました。  



案内には『弘仁10年頃(820)弘法大師御巡錫ありて、童子の栗を採り居りしを見られ、一箇所望せられしに、童子採りし栗を全部捧げしを嘉賞せられ、年に三度稔る様にと祈念せられ、尚、樹高くては採り難き故、柳の如く枝垂れ、採り易き様にして遣わすと、宣いしとなん。』



そしてこの謂れの原木を探し出して境内に植えたとあり、その三度栗は古木ながらここで大師さんに守られているそうです。 その栗の木がこれです。 でも高くて手は届きそうもないな。(信仰が足らないね)



三度栗は和菓子にもなっており、岩本寺の山門を出たところにある和菓子屋さん松鶴堂にあり参拝の後で頂きました。





納経場もあるのですが、新四国曼荼羅霊場とまた別の霊場を一つだけというのもおかしいかなと考えて今回納経はパス。 地図に従って左回りに歩いて直ぐ四国番外霊場 二ツ石大師 大善寺に到着です。

新四国曼荼羅霊場の公式ホームページは
http://www.mandala88.com/

平成元年に巡礼の聖地,四国の幾千年の歴史を誇る代表的古刹八十八寺が神仏の力を結集し,マンダラ(曼荼羅)の世界を作り上げました。  「知恵」 「愛情」 「和合」 「創造」 「感喜」=マンダラ
四国曼荼羅霊場は五部で構成されています。知恵をおこし(地),愛情をはぐくみ(水),その愛が和合し(火),新しい創造を生み(風),そして歓喜の世界(空)に至る。曼荼羅霊場を巡拝する事により,あなたは,地・火・水・風・空の過程を経て,スーパー パワー(マンダラ)を得ることが出来る。 あなたは釈尊と弘法大師と,はたまた天照大神と…一体になれるのです。 札所の順番は徳島県から始まり香川県、愛媛県、高知県、徳島県となっており、順打ちをすると四国の代表的霊場である四国八十八箇所とは逆方向の巡拝となる。