巡礼の旅(お遍路&スペイン サンティアゴデコンポステーラ馬巡礼)

当初四国遍路にフォーカスしていましたが、今後巡礼に範囲を広げました。

相模新西国三十三観音霊場

2012年04月25日 | 旅行

住んでいる相模地方で「相模新西国三十三観音霊場」巡礼がありました。

こちらをここにアップします。

一番よかったお寺は第二十七番 東海山 龍雲寺です。

 

 

2012年4月20日から4月22日に「相模新西国三十三観音霊場」の巡礼一斉公開がありました。 12年に一度、丑年に開帳される相模三十三観音霊場も歴史は古く、文献を紐解くと起源は徳川吉宗の時代に遡るそうで、今回平塚観光協会のご努力で一斉巡礼が実現しました。

最初に平塚観光協会のご努力に感謝!!です。

相模新西国三十三観音霊場は以下のようになっており、二宮から大磯、平塚、そして北上して秦野までの広い地域に分布してその距離は概略100kに相当します。 分析的にみると面白いことがわかります。 二宮、平塚海岸あたりまでは真言宗のお寺が多く、平塚土屋に入ると天台宗が主となり、最後に曹洞宗となります。 真言宗は十一面観世音菩薩か聖観世音菩薩なのですが、平塚土屋に入ると如意輪観世音菩薩や千手観世音菩薩が主になります。

実際にお参りして心打たれる霊場もあれば、ちょっと首を傾げたくなる霊場もありました。

第一番     梅沢山     等覚院 藤巻寺     真言宗     聖観世音菩薩
第二番     二宮山     成就院     神宮寺 真言宗     十一面観世音菩薩
第三番     小澤山     小澤寺     真言宗     十一面観世音菩薩
第四番     梵音山     正福寺 浜の堂     真言宗     聖観世音菩薩
第五番     日吉山     神宮寺 蓮花院     真言宗     聖観世音菩薩
第六番     生澤山     東昌寺     曹洞宗     聖観世音菩薩
第七番     清生山     観音寺     天台宗     十一面観世音菩薩
第八番     愛執山     普門寺     曹洞宗     十一面観世音菩薩
第九番     自来山     迎接院     浄土宗     十一面観世音菩薩
第十番     相府山     真勝寺     真言宗     如意輪観世音菩薩
第十一番 切通山    西長院     梅林寺 浄土宗     千手観世音菩薩
第十二番 小磯山    金龍寺     真言宗     十一面観世音菩薩
第十三番 永海山    教善寺     時宗     聖観世音菩薩
第十四番 松風山 観音密寺真言宗     聖観世音菩薩
第十五番 松風山 晴雲寺     浄土宗     船越観世音菩薩
第十六番 定円山 海宝寺     浄土宗     聖観世音菩薩
第十七番 花翁山 乗蓮寺     真言宗     十一面観世音菩薩
第十八番 馬入山 蓮光寺     真言宗     聖観世音菩薩
第十九番 樹伝山 しょう名院大松寺 中原観音堂     浄土宗     聖観世音菩薩
第二十番 徳竜山 明王院     天台宗     白衣観世音菩薩
第二十一番 医王山 東福寺 宝積院 天台宗 聖観世音菩薩
第二十二番 花水山 東光寺 観音堂 天台宗 十一面観世音菩薩
第二十三番 叶谷山 観音院 観音堂 天台宗    聖観世音菩薩
第二十四番 瀧見山 青柳院 天台宗    瀧見観世音菩薩
第二十五番 吉澤山 延命寺 天台宗 千手観世音菩薩
第二十六番 吉澤山 妙覚寺 天台宗 准提(子易)観音菩薩
第二十七番 東海山 龍雲寺 曹洞宗 馬頭観世音菩薩
第二十八番 星峰山 正蔵院 天台宗 如意輪観世音菩薩
第二十九番 星光山 大乗院 天台宗 十一面千手観世音菩薩
第三十番 大槻山 光西寺     曹洞宗     如意輪観世音菩薩
第三十一番 白雲山 上宿観音堂 天台宗 千手観世音菩薩
第三十二番 亀王山 太岳院 千手堂 曹洞宗 聖観世音菩薩
第三十三番 亀王山 太岳院 光明寺 曹洞宗 十一面観世音菩薩

ではここから実際に回った感想です。 詳しい記事は平塚観光協会発行の「相模新西国三十三観音霊場」をご覧下さい。

4月20日
第一番     梅沢山     等覚院 藤巻寺     真言宗     聖観世音菩薩
石の階段をあがると檀家の方々が暖かい言葉で迎えて頂きました。 左手の薬師堂内には坂東、秩父、西国100観音さんが安置されており、ここで三つの霊場巡りが出来るようになっています。 案内して頂いた方が、普通は観音さんは左手に花などを持つのだけど、ここに二つだけ右手に持っている観音さんがおられます。 どなたでしょうと気さくに話しかけて下さりました。 お寺の名前にあるように境内には大きな藤棚があり藤の季節にまた訪れてみたくなる、さすが一番のお寺でした。

第二番     二宮山     成就院     神宮寺 真言宗     十一面観世音菩薩
ここは近くにある川勾神社の別当六院の一つで川勾神社とペアで地域の信仰の中心だったお寺です。 きっと明治政府の愚かな政策「神仏分離令」で切り離されたですね。 檀家は14軒とか17軒という話で切り通しの細い道をあがるとそこに民家とそしてお寺があります。 ここの十一面観世音菩薩は胸が開くようになっており、その中に更に胎内佛がおさめられています。 成就院のご好意で中の胎内佛までしっかり拝めました。
お寺で頂いた資料ですと真言が二つあって、オンマカキャロニキャソウワアとオンロケイジンバラキリク、御利益は除病、疫病、滅罪、福徳です。

第三番     小澤山     小澤寺     真言宗     十一面観世音菩薩
ここは第一番藤巻寺から20mほど旧道を下った谷の路地奥にあり、お寺というより観音堂みたいなこじんまりとした観音さんで有志の方々がまもっている地域の観音さんでした。 このような観音さんは幸せだとおもえる気持ちです。

第四番     梵音山     正福寺 浜の堂     真言宗     聖観世音菩薩
二宮体育館近くにあるお堂で昭和54年に町立老人憩いの家を作る際に、その一室をこの観音さんのお住処としてここに移ったそうです。 窓の外は梅沢海岸を前にした広々とした相模湾が広がり、観音講の皆さんからお接待を受けて心和む場所でした。

【ここまで二宮の霊場でしたが、どこも心温かい対応をして頂き、感謝!! 昔住んでいた土地という贔屓目もあるのかもしれませんが、二宮はいいところと改めて思いました】

第五番     日吉山     神宮寺 蓮花院     真言宗     聖観世音菩薩
ここから大磯地区です。 最初はJRの変電所奥にある真言宗のお寺です。 こんなところに真言宗のいいお寺があったという驚きです。 庭にはさんこの松もありました。

第六番     生澤山     東昌寺     曹洞宗     聖観世音菩薩
第八番     愛執山     普門寺     曹洞宗     十一面観世音菩薩
普門寺が廃寺ではないでしょうが、今は建物がないという事で、今回東昌寺の本堂、左側に第六番聖観世音菩薩 右側に第八番 十一面観世音菩薩 一緒にお参りできるようになっていました。 聖観世音菩薩は飾りが右目に被さるような優しいお姿、十一面観世音菩薩はお独りで立たれておりすこし物悲しい感じでした。

第七番     清生山     観音寺     天台宗     十一面観世音菩薩
ここは鷹取山から下ってきたハイキング道を少し小田原厚木道路側に戻る台地の上にあるお寺でした。 やはりここも鷹取神社の別当寺で鷹取神社と一緒に地域を守っているお寺です。 平成20年に火災にあい、今は新しい本堂でのご開帳でした。

第九番     自来山     迎接院     浄土宗     十一面観世音菩薩
ここは驚きでした。 十一面観世音菩薩は今回ご開帳していなかったですが、本尊の大きな阿弥陀仏を見せていただきました。 細い道を上がった台地にある小さなお堂なのですが、その阿弥陀仏の迫力には圧倒される思いです。

第十番     相府山     真勝寺     真言宗     如意輪観世音菩薩
ここのご住職は尼僧で穏やかな方でした。 本尊だけでなく、本尊後ろにある護摩壇など見せていただきました。 他にご詠歌もやっておられるとの事で心の故郷に戻ったような感じのお寺でした。
お寺で貰った資料ですと、六所神社の神宮寺で天平時代の創建の由緒あるお寺だそうです。惜しむらくは大正元年の火災で多くの寺宝を失ってしまったそうです。

食事どころ
第十番真勝寺から第十一番梅林寺に行く途中に大磯町横溝千鶴子記念障害福祉センターすばるがあり、ここには「ティーサロンよこみぞ」があります。 ここでカレーライスとサンドイッチなどの軽食が取れます。 お寺巡りで心安らかになった時にここを利用してみてはいかがでしょうか


第十一番 切通山    西長院     梅林寺 浄土宗     千手観世音菩薩
ここは旧三井財閥別邸跡を利用した神奈川県立大磯城山公園から少しだけ離れた場所にあります。 皆さん迷っていましたが、なんとか探し出しました。 本尊は浄土宗ですから阿弥陀如来、そうですよね。 右手に千手観世音菩薩がありました。 本尊の後ろには大磯町の有形文化財でもある石造りの身代地蔵様があります。 首と胴体が切り離されております。 ご住職の説明で胴体は左利きの人に切られたでしょう。 右肩から左腹にすっぱと切られていました。


第十二番 小磯山    金龍寺     真言宗     十一面観世音菩薩
第五番 神宮寺 蓮花院とこんがらかってしまいました。 たしかご本尊裏まで見せていただいたのにゴメンなさい。


第十三番 永海山    教善寺     時宗     聖観世音菩薩
ここから平塚です。 丁度水道工事をしていて境内をぐるーと回って行くと、山門に「山門不幸」と札がたっています。 住職が亡くなられたです。 中に入るとご本尊はご開帳してませんでしたがご朱印はどうぞご自由にお持ちくださいとあります。 お子さんを連れたお寺のお嬢さんかお嫁さんでしょうか対応していただきました。 山門不幸の中対応していただき感謝です。 そうここは踊る念仏で有名な時宗で珍しい宗派です。

第十四番 松風山 観音密寺真言宗     聖観世音菩薩
ここは薬師院入って右手に木の柱に第十四番 松風山 観音密寺真言宗とあるのでそちらに導かれるように入るとお堂があるのですが、人気(ひとけ)がなくご開帳に参加しているのだろうかと分からないまま、出てきました。

第十五番 松風山 晴雲寺     浄土宗     船越観世音菩薩
ここも街中にある大きなお寺で檀家の方が対応して頂きました。 浄土宗ですからご本尊は釈迦如来で、右手に船に乗った観世音菩薩さんです。 不思議なことに金目観音さんと同じく海中出現された観音さんで、作は弘法大師だそうです。 弘法大師という事は昔は真言宗だったのかなと後で考えたのですが、3時過ぎで雨も降り出したので簡単にお参りして後にしました。 また機会あったら伺ってみよう。

4月21日
第十六番 定円山 海宝寺     浄土宗     聖観世音菩薩
大きなお寺で平塚空襲で聖観世音菩薩は黒く染まっています。 お顔を別に写真に撮ってあり見せて頂くと、気品ある姿です。 戦争が無ければ、素晴らしいお姿だったと思わせる観音菩薩さんでした。

第十七番 花翁山 乗蓮寺     真言宗     十一面観世音菩薩
人気(ひとけ)がなくご開帳に参加しているのだろうかと分からないまま、出てきました。

第十八番 馬入山 蓮光寺     真言宗     聖観世音菩薩
法事があったのでしょうか、21日、22日はご開帳しておらず、ご朱印だけの対応という事でした。

第十九番 樹伝山 しょう名院大松寺 中原観音堂     浄土宗     聖観世音菩薩
4月20日の自宅帰り道に訪れました。 ご住職の奥さんから色々な話を伺いました。 ここも戦災で被害を受け、本堂は昭和27年でかなり傷みがでてきたそうです。 長い参道と山門があり、山門左側に観音堂、右側には古いお墓があり、むかしのお寺にあったものだそうです。
聖観世音菩薩さんは室町時代前半作で海中出現像と伝えられているそうです。

第二十番 徳竜山 明王院     天台宗     白衣観世音菩薩
白衣観世音菩薩修復がなった時に拝観したので、今回はパスしました。 当時は中学生がお手伝いにきており、本堂が西をむいているなどの特徴があります。

平塚市ホームページから
平塚市教育委員会では、平成22年12月10日付けで新たに1件の文化財を、平塚市指定重要文化財に指定しました。明王院が所有する「木造白衣観音菩薩坐像」は法衣垂下形式像盛期の室町時代初期頃(14世紀末ないし15世紀初)の作例で、法衣垂下形式の佳作として新たに市指定重要文化財に指定しましたので、特別公開を行います。
指定日  平成22年12月10日(金)


第二十一番 医王山 東福寺 宝積院 天台宗 聖観世音菩薩
東福寺の駐車場に薬師堂があり、それは素晴らしい薬師如来さんがおられ、昔平塚市の文化財公開で拝観しました。 それが記憶にあり、それかと思ったですが、今回は観音巡礼ですからお薬師さんではありません。 すこし考えればわかることです。(ペコリ) 山門を入ったところに聖観世音菩薩が両手を広げたような木の座に支えられるように安置されています。 案内の方に伺ったですが言われはわかりませんでした。 なにか気になるお姿でした。

第二十二番 花水山 東光寺 観音堂 天台宗 十一面観世音菩薩
ここだけ× 扉に今回の「相模新西国三十三観音霊場」の巡礼のご開帳には参加しておりませんとありました。 何かあったかなと思わせる張り紙で、翌日光西寺で会った平塚観光協会の人の話では中が二つに分かれて、今朝も電話して公開をお願いしたですけど駄目でした。 観音さんは皆さんを救うためなので、そこが内部争いをしたら仏法に反するですねとお話をしました。

第二十三番 叶谷山 観音院 観音堂 天台宗    聖観世音菩薩
これは驚きでした。 澤野さんのお宅高台にお堂があり、ここで観音講をしているそうです。地域の人に愛された観音さん、そのお世話をする人たちに囲まれて幸せな観音さんでした。

第二十四番 瀧見山 青柳院 天台宗    瀧見観世音菩薩
ここの住職は天台声明をしている方で一度講演会で声明を聞かせていただきました。 入って左側には昔の住職が使ったという籠があり、古い歴史を持つお寺です。 滝見観音というと江戸時代なのでしょうか、物憂い顔の観音様でした。
お寺で頂いた資料ですと南北朝時代の作だそうです。


第二十五番 吉澤山 延命寺 天台宗 千手観世音菩薩
坂のうえ、小高いところで見せて頂いたのですが、第二十六番 妙覚寺で観音経フルバージョンを読経した興奮で延命寺さんの事が飛んでしまいました。 ごめんなさい。

第二十六番 吉澤山 妙覚寺 天台宗 准提(子易)観音菩薩
日向岡のトンネルを抜けると直ぐにあるのが第二十六番妙覚寺准提(子易)観音菩薩です。 県重要文化財の脚を4つ持つ山門を抜けた左側に観音堂があり、33観音全部が安置されています。 目の前が黄金色の33観音に満たされており、ここはちゃんと観音経を唱えなくてはいけないという気持ちがふつふつと湧き上がってきました。 世話役に観音経をあげさせて下さいとお願いしたら灯明を2つ点けていただきました。 感謝!!
お寺で頂いた資料ですと、平安時代後期の開山で昔は八剣神社の近くにあったそうです。 子宝、安産の本尊として信仰されていたそうです。

第二十七番 東海山 龍雲寺 曹洞宗 馬頭観世音菩薩
よくあった、よく見つけたという感じです。地図からしてめぐみが岡西のバス停から左、左と辿りながら赤い幡(観世音菩薩)をさがしていると一本あった。 でその先はとみると住宅に入る細い道の上に壊れかけたお堂というか小屋があり、それが龍雲寺でした。 拝ませて下さいとご挨拶をすると中に3人、ちゃんと黒い袈裟を着た方がどうぞといわれるまま本堂(小屋)にはいると、床がたわんで抜けそうです。 ここは相模新西国三十三観音霊場唯一の馬頭観世音菩薩です。 馬頭観世音は馬が草を大量に食べるから煩悩を食べつくすという話と農耕で使役した馬が死んだ時に供養する二つが組み合わさって出来た信仰です。 ここは元々土屋地区へのバス停終点にある松岩寺の隠居寺で檀家はないそうです。 過去色々な歴史を経て今はご老体の住職と奥さん、お嬢さんでしょうか3人で対応して頂きました。 相模新西国三十三観音霊場でもう一度行きたいと聞かれたら、ここが一番の候補になるでしょう。
二日目の巡礼はここで終了です。

4月22日
第二十八番 星峰山 正蔵院 天台宗 如意輪観世音菩薩
神奈川大学に行く道の曲がり角、いつもならここで右折するのを直進すると正蔵院です。 正蔵院に登っていく道で安池さんの奥さんでしょうか、お参りご苦労様ですと挨拶されました。 ありがたいことです。 片膝立てた如意輪観世音菩薩は色気があります。 座禅川のほとりにあり、そのいわれを伺ったところ、確かな話ではないけど、お坊さんが向かい合って座禅したらしいとのこと。
土屋氏と岡崎氏は兄弟だったとか色々なお話を伺いました。

第二十九番 星光山 大乗院 天台宗 十一面千手観世音菩薩
土屋一族の墓、そして昭和54年に皇太子殿下がこのお寺に来られたとか。その辺りに座られただよとお話を住職から伺いました。 この辺りは天台宗が主でそこらじゅうに天台のお寺があるそうです。

第三十番 大槻山 光西寺     曹洞宗     如意輪観世音菩薩
本堂正面にいつもは厨子に入っている如意輪観世音菩薩さんを出していただき、自由に拝めるようにしてありました。 本堂には誰もおられなかったので、如意輪観世音菩薩さんを拝んで次に向かいました。

第三十一番 白雲山 上宿観音堂 天台宗 千手観世音菩薩
秦野駅前の繁華街にこのような観音堂があること自体が驚きです。 本宿上宿自治会が管理しているというのですが、お寺以上に華やかな中で千手観世音菩薩さんが安置されていました。 本当は千手千眼観世音菩薩らしいです。 他に龍のすかし絵など街中にこのような観音堂が残っているのをみると信仰の厚さを思わせます。

第三十二番 亀王山 太岳院 千手堂 曹洞宗 聖観世音菩薩
第三十三番 亀王山 太岳院 光明寺 曹洞宗 十一面観世音菩薩
秦野駅南側からほどない距離にある新築、それも建築家が設計した正方形ガラス張りの本堂です。 ところが赤い幡(観世音菩薩)もなく、張り紙もなし、入り口のカーテンはみな下がっており中をうかがいしる事もできません。 ぐるっと一周しましたが、さてどこかわかりません。 四国88箇所の結願でも似たような思いをしました。 一番のお寺藤巻寺の檀家皆さんの暖かな対応を思うと残念ですね。(これ以上は書きません)

※巡礼中にふと思った事
光西寺にお参りしていた時に丁度各寺院に挨拶をしている平塚観光協会の人と一緒になりました。 今回の配慮にお礼をしている時に70歳ぐらいの歩きでお参りしていた女性が平塚観光協会の人に地図が分からず迷ってしまったと不満をこぼしていました。 四国88箇所巡礼でも言われていることなのですが、迷うも修行の一つ、そこで皆さんのおかげで助けられるので、不満を口にしては駄目ですよとよく言われます。 その年になってもまだ煩悩にまみれているのかなと思うシーンでした。