巡礼の旅(お遍路&スペイン サンティアゴデコンポステーラ馬巡礼)

当初四国遍路にフォーカスしていましたが、今後巡礼に範囲を広げました。

四国88箇所88番大窪寺から四国別格最後の20番大龍寺へ

2012年08月17日 | 日記



昨日大窪寺門前にある民宿に宿泊。 もっと混んでいるかと思ったら宿泊者は二人でした。 皆さん下から上がってきて午後3時のコミュニティバスで下っていくそうで、この山の中で一泊する人は殆どいないというそうです。 でももったいないです。 最後の札所大窪寺でゆっくり自己を見直すことも大事かなとおもうのですが、皆さんそうではないようです。 それだけでなく宿泊名簿をみると、「10mもずるしなかった」なんていう記載をみると、全部歩き通す事がお遍路と間違えているような人がいます。 これは仏修行の一つで、手段より心の持ち方が大事なんて思うのですが・・・・


大窪寺から377号線を竹屋敷まで下り、193号合流点まで走ります。 さぁここで困った。 大龍寺にはどうも二つルートがあるみたい。 平間ダムに下ってそこから登るルートとさぬき温泉から登るルートです。 下るのは嫌だったので塩江温泉近くから登るルートにしました。 ダム工事をしているとかでしたが、行けるようなので登りだしまたがそれは急なルートで全ルートを自転車を押して登るしかない狭い林道です。 時折このような人里離れた場所に農家が一軒建っています。 何がこのような山中で過ごすようになったでしょう。 やっと頂きに来たと思ったら平間ダムからの道が合流。 こちらは広くしっかり舗装されていました。
さすが900mちかい山頂にあるお寺です。 厳しかった登りがおわりほっとしました。 大龍寺は大きな神社とセットになっており、昔の神社とお寺が協力し合っていた時代を思わせます。 ここはチベット仏教の影響をうけているのでしょうか、チベット仏教ぽい幡がたっていました。

 



誰もいない本堂、大師堂で最後のお経を唱えて、納経をしてもらい、先ほどまで苦労した道を快適に高松に向かって下りました。 高松で一泊して今回は京都東寺に行く予定です。


大山寺と大窪寺(最後別格20番大瀧寺への足がかり)

2012年08月13日 | 日記



今日は安楽寺近くの別格1番大山寺を参拝して、四国88箇所大窪寺にある民宿まで行く予定です。 大瀧寺周辺には宿泊施設がないので、大窪寺にある民宿まで今日は足を進めて、明日別格最後の大瀧寺に参拝する予定です。 今日も結構な登りです。 安楽寺の標高が21m 大山寺が451m 下って安楽寺の前を抜けて大窪寺の標高が221m 600mの登りです。 切幡寺を抜けると大窪寺まではコンビニ一つありません。 安楽寺で朝食時にTVが今日の天気は不安定、時折雷がなりますとあまり嬉しくない予報をしていました。 予報だから当らないこともあるさと高をくって出発しましたが、良くない予報はあたるですね。 大山寺の登りにかかるころに雷は鳴る、雨は激しく降ると最悪の天候に、その中大山寺から下ってきたお遍路が二人。 話を聞くと朝一番にタクシーで登り、帰りは歩いているそうです。 長い道を登り続けてやっと山門に、ここで歩きは山門を抜けて真っ直ぐ、車は山門横を抜けて納経場へと。 どちらも納経場に通じていました。 

本堂にお参りして朱印を頂き、後は最後の大龍寺ですね、頑張って下さい。 大龍寺はここより大変ですよと言われてびっくり。 あとで調べたら大窪寺が220m 大龍寺が879m 明日も600mの登り。 別格は毎日が遍路転がしの連続です。 

大山寺から400m快調に下って来たのですが何かおかしい。 後輪ブレーキがまったく利かなくなっていました。 このところの長いダウンヒルで後輪ブレーキの合成シューが焼けて砕けていました。 これではブレーキのない自転車で大龍寺から高松への長い下りは走れません。 どうしようかここで断念かなと考えながら自転車屋を探していると、昔ながらの自転車屋さんが安楽寺前にあるではないですか。

早速事情を話してみてもらうと、4000円で後輪ブレーキの総取替えをしてくれました。 助かった。 これで今日の目的地大窪寺に行って明日の大龍寺もOKです。 約1時間の道草になりましたが助かりました。


慈眼寺から童学寺への峠越え

2012年08月12日 | 日記



 慈眼寺で教えてもらった道で一旦下ってから再度風力発電がある峠まで100m、殆ど車が通らない道で筍の盗掘をしていました。 峠に近づくと大きな風車がゆっくり回っています。 ここまで来たら後は下るだけ、下まで500mを一気に下ります。 やばい、やばい。 後輪のブレーキが過熱からまた利かなくなります。 酷使した前輪のブレーキもゴムが殆どなくなっています。 こんな下りでブレーキが前後輪駄目になったらおしまいですから、そこそこの速度にして下っていきます。 県道に出てから少し焼山寺側に向かいトンネルを抜けると懐かしい道、焼山寺から大日寺への長い長い川沿いの道です。 2年前は足に出来たマメの痛みを我慢しながら歩いた道でしたがゆっくりとした下りですから快適に進んでいきます。 20号線の分岐で懐かしい道から分かれて童学寺に向かいます。 もう気力、体力もなくなる頃になんとトンネルです。 ここを抜けたら童学寺はすぐそこと思ったら、主要道から外れて少しのぼらないといけません。 マジですか。時計をなくしてしまったので農作業をしている人に時間を聞くと4時40分、あと20分で納経場が閉まってしまいます。 汗を拭きながら納経場になだれ込んで納経をしてからお参りしました。 四国88箇所、別格20箇所で初めてで最後の土壇場納経でした。 これから都市部の分かりづらい道を辿り、今日の宿泊所安楽寺に6時にたどり着きました。

明日は1番大山寺に行ってから88番大窪寺までの移動です。


灌頂の滝から童学寺へ

2012年08月11日 | 日記



灌頂の滝を上から見るところまで来るとさすがに慈眼寺も間近でした。 大きな駐車場が上下にあり、大師堂と納経場は直ぐそこです。 ところが本堂は遥か上の穴禅定のところなんですね。 またまたしっかり登る事になります。

慈眼寺の由来は弘法大師が不思議な鍾乳洞を発見しました。(これが今の穴禅定) 洞窟内に巣くっていた悪い龍が忽然として現れ出て、弘法大師めがけて猛然と襲いかかりましたが秘密真言を唱えうち、その法力をもって悪龍を洞窟の奥に封じ込め、十一面観音様を刻み、霊験あらたかな行場としました。
四国八十八ヶ所、第二十番札所鶴林寺の奥の院でもあります。

でも鶴林寺は遥か向こうの山の山頂近くにあり、どちらもなかなかアクセスしづらい場所にあります。 ここ慈眼寺の売りは穴禅定で皆さんそれが観光のスポットになっています。 私は狭い穴に行くのはなんとなく閉鎖恐怖症がありますのでやめて、本堂だけお参りしました。

本堂から下って納経場に来ると、次のグループが穴禅定に入っていましたかと聞かれたので、いえいえ前〃のグループの先頭がやっと出口に戻ってきたみたいで、入り口でアベックがやることもなく案内の方と座っていましたと話したら、あら大変渋滞したわ。 ここは一グループはいると出るまで次が入れません。 次にまた観光バスが来てので、時間調整が必要になったみたいです。 

地図をみると焼山寺近くの神山温泉に繋がる438号線に行く細い道があります。 これをたどれば童学寺へのショートカットになります。 納経場で聞くと行ける。ただしちょっと下ってから風車発電が並んでいる峠までしばしまた登る事になります。 童学寺まで車で2時間とのこと。 峠まで行けば後は下り坂、4時間で行けるかなとあまい予想で峠の道を走り出しました。


別格三番 慈眼寺への道

2012年08月07日 | 日記



しばらくお休みしていました。
別格四番鯖大師から別格三番慈眼寺への道は悩みました。 鯖瀬から立江まで一日かけて自転車で走るのも一つの手なのですが、慈眼寺周辺には宿は殆どないし、第二十番札所鶴林寺の麓まで行く手段もありますが、ここも民宿が一軒しかないので宿としてちょっと、立江寺なら宿坊がありますが、それではちょっと早目に着いてしまうし、戻る日が一日遅れるのでそれもしたくない。 結局鯖大師のある鯖瀬から立江までJR四国で移動してそこから慈眼寺を越えて別格二番童学寺を参拝して安楽寺辺りに泊まれば、翌日別格一番大山寺に参拝して香川に戻るのに都合いいとこのプランで行くことにしました。 この時はまだこのルートの過酷な上り下りまでは頭が回っていませんでした。

鯖瀬を朝6:50分の電車に乗れば牟岐で乗り換えして立江8:48分、9時前に走り出せると踏んだのですが、そこはどっこい、鯖大師には朝のお勤めがあります。 それを振り切っていくほどでもない、なんとか走りきれるだろうという甘い見込みで朝のお勤めを出たら、立江に着いたのは朝10時過ぎ。この1時間が後でぎりぎりになるとはこの時は考えていませんでした。 立江から鶴林寺の麓までは以前お遍路で歩いたことがあるので、道は分かっているし、平らな道を好調に進みます。 心配な事は昨日、一昨日と気が抜けたのでしょうか、携帯と時計を落としてしまい、時間が分からない。 走りながら店を覗き込んで時間を確認しながら走る羽目に。

麓の坂本から急に道が登り坂、農作業をしている方に慈眼寺への道を聞くと、笑ってここから本当の登りです。大変ですよと言われました。 ここから本当に大変でした。 後で調べてみると坂本のから慈眼寺まで高度差380m 勿論自転車に乗って登るなんで無理。 ひたすら押して歩きました。

もう嫌になるくらい登った頃に灌頂の滝に到達。 これでもう慈眼寺は直ぐと思ったら道は非情にも曲がり曲がり登り続け下からみた灌頂の滝を横から眺めるようになりました。 まだ慈眼寺の姿が見えません。